たおやかで平和な共生社会創生プログラム

TAOYA K A P ro g ra m
for creating a flexible, enduring, peaceful society
博士課程前期・後期一貫
たおやかで平和な共生社会創生プログラム
たおやかで平和な共生
坂越正樹理事・副学長(プログラム責任者)からのメッセージ
この度、広島大学が申請した「たおやかで平和な共生社会創生プログラム」が 2013 年度「博士課程教
育リーディングプログラム(複合領域型・多文化共生社会)」に採択されました。このリーディングプログラム
では、優秀な学生を俯瞰力と独創力を備え広く産官学にわたってグローバルに活躍するリーダーへと導くこと
をめざしています。そのために、養成すべき人物像を明確に設定し、専門分野の枠を越えて博士課程前期・
後期一貫の質保証された博士学位プログラムを構築・展開するものです。したがって、研究者養成を主た
る目的として、深く学問の蘊奥を究める従来の博士課程教育とはまったく異なります。むしろそれを大きく転換
することによって、これまでの博士課程教育では成しえなかった人材養成を実現しようとしています。
私たちが 2014 年 4 月から展開する「たおやかプログラム」では、広島大学が強みを持つ人文・社会系の
分野と科学技術系分野を融合し、幅広い視野と社会に必要とされる専門性を備えた人材を育成します。そ
のために、地域独自の社会と多様な文化を深く理解し、それを踏まえて地域が抱える課題を抽出し、その克
服に必要な先端科学技術をその地で見出し開発して、社会に実装する教育を実施します。
坂越正樹プログラム責任者
さらに私たちが重要視していることは、その教育が学生主導で展開されることです。教員が専門知識を伝達す
るのではなく、フィールドの中で学生自身が地域の課題を体感し、その解決方法を技術的に構築し、それを地
域社会に組み込む方途を探究する、
「学生提案支援型教育」です。とりわけ、人文・社会系、先端技術系、
社会工学・開発科学系といった異分野の学生がチームを組んで、条件不利地域の抱える課題解決に取り
組む「オンサイト・チームプロジェクト」では、異種間格闘技にも似たタフな経験を通して、人間的な成長を遂
げてもらうことになるでしょう。その過程で、大学教員や豊富なキャリアを有するプロフェッショナルメンターは、
学生自身の成長を支援する役割に徹します。
このプログラムは今はじまったばかりです。十分な支援はありますが、誰かが作ってくれた舗装道を快適に走
ることにはならないでしょう。しかし、教員スタッフとともに学生の皆さんが切り拓いていく道は無限の可能性に
つながっています。高い志と気概を持った学生のプログラムへの参加を期待しています。
岡橋秀典教授(プログラムコーディネーター)からのメッセージ
今日の地球上では、グローバル化、情報化、地球環境問題など、社会に多大な影響を与える変化が激しい
勢いで進行しています。個々の地域社会は大なり小なりこれらへの対応に迫られていますが、中にはこの大き
な流れに翻弄され存亡の危機に瀕している社会も少なくありません。それゆえ、多文化が共生するには、その
前提として地球上の個々の地域社会が尊重され、自律性と持続性を獲得することが不可欠と考えます。
本プログラムが創生を目指すのは、このような課題に応えうる「たおやかで平和な共生社会」です。このよう
な共生社会を創出するには、地域の文化を起点として、そこから課題を見出し、技術創生を行い、その成果
が社会に実装され、そこから文化創生へと発展するという、文化・技術・社会が一体となった連鎖的発展
の実現が必須と考えます。
この度、広島大学ではこのような共生社会の創生に資する大学院教育をスタートさせました。地域の社会・
文化を深く理解し、それをふまえて条件不利地域の問題解決のために技術を開発し、その成果を社会に実装
することによって、地域に寄り添う形で多文化共生社会に貢献するグローバルリーダーの育成を目指します。
岡橋秀典プログラムコーディネーター
その教育の軸となるのは、オンサイト教育とリバースイノベーションです。オンサイト教育では、多くの課題を抱
えている条件不利地域を対象とします。その逆境が教育にとって絶好のフィールドとなると考えるからです。具
体的には、貧困・格差に悩む南アジア地域と過疎・高齢化が進む日本の中四国地域をとりあげます。もう
一つの軸であるリバースイノベーションとは、文化が牽引する地域発のイノベーションです。これにより、ボトム
アップ型の価値創生・商品開発・制度設計が行われれば、条件不利地域の活性化に寄与することでしょう。
本プログラムでは、次の三つのコースによりイノベーションの担い手を養成します。総合的な地域課題の解
決に挑戦し、地域文化を創生する力を養う文化創生コース。地域社会のニーズに応じた技術開発を実行で
きる力を培う技術創生コース。複合的な地域社会の課題を発掘、分析し、実装まで導く力を育てる社会実
装コース。
本プログラムが特にアピールしたい特徴は次のとおりです。
① 多様化する地域社会のデマンドに対応できる全学横断の文理融合型教育コースとオンサイト教育による学生提案支援型教育
② 本学が多くの実績を有する南アジアと中四国の中山間地域・島嶼部をフィールドとするオンサイト教育の実施
③ 多文化共生課題の解決を主軸とするオンサイト・チームプロジェクト(学生主導型の異分野協働)の実施とそれにもとづく博士論文の作成
④ オンサイト教育支援・学生のキャリアパス形成をサポートするプロフェッショナルメンター(社会人メンター)
⑤ ラーニングポートフォリオの導入による主体的 PDCA システム
本プログラムを修了した学生諸君が、グローバルリーダーに相応しい自主性、実行力、多角的思考、創造力を身につけ、オンサイト・リバース
イノベーションを推進するリーダーとして広く世界で活躍し、多文化共生に貢献することを期待しています。
1
社会創生プログラム
TAOYAKA プログラムについて
博士課程教育リーディングプログラム
優秀な学生を俯瞰力と独創力を備え、広く産学官にわたりグローバルに活躍するリーダーへと導くため、国内
外の第一級の教員・学生を結集し、産・学・官の参画を得つつ、専門分野の枠を超えて博士課程前期・
後期一貫した世界に通用する質の保証された学位プログラムを構築・展開する大学院教育の抜本的改革
を支援し、最高学府に相応しい大学院の形成を推進することを目的とするものです。
基本理念
世界には、教育・医療といった生活基本サービスを受けることのできない村落や、水・土地の利用権を巡っ
て紛争が絶えない地域、エネルギー・資源を十分に供給できない集落が、今なお残っています。翻って、成
熟社会を迎えた日本でも、教育・医療のサービス享受が困難な限界集落や、人や物の移動権を担保できな
い島嶼部・中山間部の生活交通の確保が、社会問題となっています。今日のグローバル社会は、経済の成
長期と成熟期の縁辺に位置するこれらの条件不利が、地球上に共存・共生することを受け入れる「たおやか
で平和な共生社会」であることが求められています。
そして、近年、いかに辺境の途上国の寒村深くにおいても、携帯電話で通信する村人に出会います。また、
小さな太陽電池パネルで発電され、小型電池に蓄えられたわずかな電力でもあかりに変換できる LED 電球の
普及は、途上国の単調で危険な長い夜を、活気ある有意義な時間へと変えています。現代社会を支える、先
進国で開発された先端科学技術は、期せずして、先進国だけ無く、途上国の社会をも劇的に変貌させる可能
性を持っています。私たちは、このように、困難な課題を抱える地域に寄り添い、ニーズから発想し、先端科学
技術の持つこうした可能性を広げ、より効果的に社会を望ましい方向へ導くオンサイト・リバースイノベーショ
ンを実践します。
オンサイト・リバース イノベーションは、時間と空間の広がりによって多様に育まれた地域独自の社会と文化
をふまえて、条件不利地域が抱える課題の克服のために、必要な先端科学技術をその地で見出だし(開発
し)、育む(適用・実装する)循環の原点です。そして、その文化が先導する科学技術の循環こそが、たおや
かで平和な共生社会を創生する道筋であると、私たちは考えます。これらを踏まえ、私たちは、適切な先端科
学技術を、確実にオンサイト・ソリューションへと適用・実装するために必要な、3つのタイプのイノベーターを
育成します。彼らは、多文化共生仕掛人、つまり、共生社会創生のリーダーとして、オンサイトでの文化・技術・
社会共創イノベーションに取り組み、地域社会の条件不利問題解決に貢献することが期待されます。
3つのコースで養成する未来のイノベーター
学生は、学部までの専門に拘らず、志望理由とキャリアプランに応じて、広島大学の高い実績をベースとする3つのコース(文化創生コース、技術
創生コース、社会実装コース)に所属し、高度な専門能力を身につけます。そして、
3つの異なるコースの学生がチームを組み、文化創生、技術創生、
社会実装といった多角的な切り口を持って、条件不利地域が直面する多文化共生課題の解決に挑みます。
文化創生イノベーター
―社会・環境変化や技術革新に適応し文化を創生する人材―
文化を護り、育て、地域振興をデザインする
教員、教育行政職員
オンサイト・メディアで地域のアイデンティティを
発信するジャーナリストや国際NGO職員 など
技術創生イノベーター
―条件不利地域の文化と社会環境における課題に適応する
科学技術を創生する人材―
安価で劣悪環境でも機能する
技術を生み出す企業技術者
多様な価値観や環境変化に技術開発
コンセプトを適応させる
技術移転専門家、起業家 など
社会実装イノベーター
―創生される多様な文化と新たな科学技術が均衡するよう
社会に実装する人材―
厳しい条件下で最適なオンサイト・ソリューションを
みつける行政・開発コンサルタント
価値の異なる利害関係者の合意形成をはかる
政府職員、地方行政職員や
国際協力機関職員 など
文化創生コース
技術創生コース
社会実装コース
地域研究の基礎とアプローチ方法、南アジア地
域をはじめとする世界の文化に関する広範な専門
知識の習得とともに、地域比較や開発問題を含
めた総合的な課題の解決に挑む力を養います。
半導体、電力等の電気電子工学から最適化、
セン
シング、画像処理といったシステム情報学といった
幅広い専門知識の習得とともに、地域社会のニー
ズに応じた技術開発を実行できる力を養います。
科学技術が社会に及ぼす影響や効果への理解、
社会実装に必要なプランニングや経済学に関す
る専門知識の習得とともに、複合的な地域社会の
課題を発掘、分析し、実装まで導く力を養います。
2
TAOYAKA プログラムについて
たおやかで平和な共生社会
技術
創生
広島大学は、平和都市・広島にあり、基本理念の1つに
「平和を希求する精神」を掲げています。本プログラムのタ
イトルにある「たおやかで平和な共生社会」の実現は、こ
Flexible
の広島大学の理念に基づくものであり、平和を希求する
しなやかな社会
本大学こそが取り組まなければならない課題です。たおや
Enduring
かで平和な共生社会とは、様々な課題に柔軟に対応でき
る社会、文化を伝承し、創造する永続的な社会、人々が
安心して暮らせる社会です。
その実現のため、文化・技術・
社会の連鎖的発展を導く人材育成のための教育プログラ
文化・
技術・社会
の連鎖的発展
たおやかな
平和共生社会
地域文化
永続的な社会
Peaceful
安寧な社会
文化
創生
ムを開始します。これは、これまで広島大学が、長きにわた
り取り組んできた平和教育の新たな取り組みでもあります。
オンサイト・リバース イノベーション
から発想する、社会ニーズ対応型のリバースイノベーション
であり、それぞれの地域の多様な課題に個別に対応する
オンサイト・イノベーションです。多様化する文化・社会
への科学技術の解は一つではなく、それぞれの文化や社
会に見合った様々な技術が必要です。オンサイト・リバー
スイノベーションの実践、すなわち、困難な課題を抱える地
貧困・格差
の連鎖
域に寄り添い、ニーズから発想し、より効果的に社会を望
ましい方向へと導く課題解決型の技術開発、地域文化と
BoP
ToP
MoP
BoP
リバース イノベーション
ズ型イノベーションとは逆向きの、地域文化・社会の課題
トップダウン イノベーション
オンサイト・リバースイノベーションは、これまでの技術シー
条件不利地域
ペナルティ
先端的科学技術の共創を導く人材育成こそが、たおやか
で平和な共生社会を達成する道筋であると考えます。
条件不利地域でのオンサイト教育の実施
貧困・格差の連鎖から抜け出せない社会、限られた資源
を奪い合う紛争社会、先祖から継承した有形・無形文化
の淘汰・消失を許容する社会、共助・互助サービスを満
先進国型条件不利地域
足に受けられない孤立社会、こうした条件不利地域の社
会においてこそ、オンサイト・リバースイノベーションが必
途上国型条件不利地域
要です。本プログラムでは、インドを中心とした南アジアと、
日本の中山間地域の二つの条件不利地域を教育フィー
ルドとします。そこには、多くの多文化共生課題が存在し、
貧困・格差に悩む
南アジア地域
先進国と途上国が共通して抱える課題も少なくありませ
ん。学生は、条件不利地域の制約条件のもとで、分野融
合の知識を総動員して、多文化共生課題の解決に挑み
ます。
3
過疎・高齢化が進む
中四国地域
社会
実装
習得する能力
自主性
多角的思考力
人文社会分野と科学技術分野の
学識に基づき、地域が抱える具
体的課題からフィールド・デマン
ドを俯瞰し、多様な視点・アプロ
ーチから実行可能な解決策を柔
軟かつ迅速に見出だす能力
実行力
私たちは、多角的思考力、
自主性、
実行力、創造力を備えた、
オンサイト・リバースイノベーション
人材を育成します。
与えられたフィールド・デマンドに
単にソリューションを提供するだ
けではなく、地域社会において
文化や技術が双方向に高め合う
新たなたおやかな共生社会の枠
組みを自ら提案し、創生する能力
異なるバックグラウンドを持つ集
団組織の中で解決策を実行する
具体的計画を企画立案し、代替
案を客観的に分析・評価し、他者
と交渉し、チームを統括し、倫理
観をもって成し遂げる能力
創造力
条件不利地域の制約条件のもと
で、分野融合の知識を総動員し
て、フィールド・デマンドに適応し
た科学技術やそれを支える政策・
制度を開発し、新たな地域文化
の創生を誘う能力
カリキュラム
提案支援型教育
本プログラムは、多様化する地域社会のフィールド・デマンドに機動的に対応できる全学横断型の教育コースとオンサイト教育による学生提案支援
型教育を提供します。
カリキュラム概要
D5
学位論文
QE2
候補者試験
学生企画 国際ワークショップ
D3
QE1
提案審査
オンサイト・リサーチプロポーザル(学生提案)
10名程度のグループによる オンサイト研修
オンサイト・コース ローテーション
リバースイノベーション専門科目
専門科目
専門科目
専門科目
D1
平和共生基礎科目
D0
学生の優先選抜 学部生+海外留学生+社会人
文化創生
技術創生
異分野の視点・
基礎力を養う
オンキャンパス教育
D2
インターンシップ
3コース合同学生チームによる
オンサイト・チームプロジェクト
現場で力をつける
D4
QE3
学位審査
リバースイノベーション実践科目
オンサイト教育
本プログラムは、たおやかで平和な共生社会の創生を目指し、
既存学問分野の枠にとらわれず、大学(オンキャンパス)と現
場(オンサイト)の教育を通じて、広島大学の「平和を希求す
る精神」を強く抱き、文化共生、技術適応、社会変革といった
切り口から多文化共生課題に挑戦する人材の育成に取り組ん
でいます。本プログラムは、異分野協働でのオンサイト教育を
中心とすることを大きな特徴としています。また、多文化共生社
会の創生にむけたイノベーションリーダーとして活躍するために
必要な力を、従来の専門分野に大きく依存せずに、効率的に
身をつけることができる構成をとっています。平和を希求するマ
インドを教育する「平和共生基礎科目」を基礎として、リバース
イノベーションに必要とされる専門知識をコース毎に習得する
「リバースイノベーション専門科目」、異分野コース協働での実
践型オンサイト教育を行う「多文化共生実践科目」、専門知識
に基づきオンサイト・リバースイノベーションに対する実践研究
を行う
「リバースイノベーション実践科目」から構成されています。
社会実装
オンサイト教育
オンサイト・コースローテーション(D1)
学生は、地域が抱える問題への意識を高めることを目的として、文化創生、技術創生、社会実装の3つのコースそれぞれの研究現場において実施さ
れるオンサイト見学に参加します。学生は、コース毎の視点から問題点を見出し、その解決策について主体的にディベートを行います。
インターンシップ(D1∼D5)
学生は、連携する企業、国際機関、NGO などで、インターンシップに参加します。学生は、インターンシッ
オンサイトで課題を見いだし、
その課題解決のあり方、
自らが大学で学んでいる知識を実践的・
プを通して、
総合的に活かす方策を学びます。
オンサイト研修(D1∼D2)
学生は、国内外の条件不利地域に短期滞在し、具体的事例を学ぶことで、地域社会固有の文化特性
と技術的課題克服の基本的考え方と対処姿勢を修得します。学生は、2つ以上の多文化共生課題を経
験し、異分野の学生とチームとして協力しながら成果をケースとしてまとめます。まとめられたケースは、新
たな教材として蓄積します。
オンサイト・チームプロジェクト(D3∼D4)
異なる3つのコースに所属する学生がチームを組み、産学官やフィールドネットワークの協力を得ながら、独自の発想のもとに、オンサイト・チームプロ
ジェクトを企画、実践します。プロジェクトでは、多文化共生課題に対して、異なるコースの学生が、お互いの専門知識を持ち寄って、多文化共生課
題の解決に挑みます。広島大学の地域研究、国際協力分野が構築したフィールドネットワークと、半導体コンソーシアムを中心とした企業群がオンサ
イト・チームプロジェクトを支援します。
4
プログラム担当者
プログラム責任者
氏 名
所 属
理事・副学長
(教育担当)
(平和・国際担当)
坂越 正樹
専 門
教育哲学・教育思想
アカデミックメンター
文化創生コース
氏 名
岡橋 秀典
友澤 和夫
河西 英通
太田 淳
Funck, Carolin
Maharjan, Keshav Lall
関 恒樹
外川 昌彦
熊原 康博
技術創生コース
氏 名
所 属
プログラム コーディネーター,文学研究科・人文学専攻・教授 併 現代インド研究センター長
文化創生コース主任,文学研究科・人文学専攻・教授
文学研究科・人文学専攻・教授
文学研究科・人文学専攻・准教授
総合科学研究科・総合科学専攻・教授
国際協力研究科・教育文化専攻・教授
国際協力研究科・教育文化専攻・准教授
国際協力研究科・教育文化専攻・准教授
教育学研究科・文化教育開発専攻・准教授
所 属
技術創生コース主任,工学研究科・システムサイバネティクス専攻・教授
石井 抱
工学研究科・システムサイバネティクス専攻・教授
敏夫
工学研究科・システムサイバネティクス専攻・教授
西崎 一郎
工学研究科・システムサイバネティクス専攻・教授
餘利野 直人
工学研究科・システムサイバネティクス専攻・教授
高橋 勝彦
工学研究科・システムサイバネティクス専攻・教授
山本 透
工学研究科・
システムサイバネティクス専攻・准教授
高木 健
工学研究科・機械物理工学専攻・教授
松村 幸彦
先端物質科学研究科・半導体集積科学専攻・教授
三浦 道子
先端物質科学研究科・半導体集積科学専攻・教授
東 清一郎
Mattausch, Hans Jürgen ナノデバイス・バイオ融合科学研究所・教授 併 先端物質科学研究科・半導体集積科学専攻・教授
ナノデバイス・バイオ融合科学研究所・教授 併 先端物質科学研究科・半導体集積科学専攻・教授
横山 新
先端物質科学研究科・量子物質科学専攻・教授
角屋 豊
先端物質科学研究科・分子生命機能科学専攻・教授
加藤 純一
社会実装コース
氏 名
藤原 章正
金子 慎治
張 峻屹
市橋 勝
吉田 雄一朗
川村 健介
後藤 大策
川田 恵介
川野 徳幸
久保田 徹
河合 研至
大橋 晶良
塚井 誠人
所 属
専 門
人文地理学
人文地理学
日本史
歴史学
観光地理学
南アジア地域研究
文化人類学
文化人類学
自然地理学
専 門
情報センシング・画像処理
生体工学
システム工学
電力システム工学
経営工学
制御工学
ロボット工学
エネルギー論
デバイス物理
半導体工学
集積回路
半導体工学
光エレクトロニクス
応用微生物学・生物工学
専 門
プログラムサブコーディネーター,国際協力研究科・研究科長・開発科学専攻・教授
社会実装コース主任,国際協力研究科・開発科学専攻・教授
国際協力研究科・開発科学専攻・教授
国際協力研究科・開発科学専攻・教授
国際協力研究科・開発科学専攻・教授
国際協力研究科・開発科学専攻・准教授
国際協力研究科・開発科学専攻・准教授
国際協力研究科・開発科学専攻・准教授
平和科学研究センター・教授 併 国際協力研究科・開発科学専攻・教授
国際協力研究科・開発科学専攻・准教授
工学研究科・社会基盤環境工学専攻・教授
工学研究科・社会基盤環境工学専攻・教授
工学研究科・社会基盤環境工学専攻・准教授
交通工学
環境資源経済学
都市・交通計画
経済学
開発マクロ経済
リモートセンシング
応用ミクロ経済学
経済学
平和学
建築都市環境工学
コンクリート工学
水環境工学
地域計画・統計解析
所 属
専 門
協力教員
氏 名
相田 美砂子
中矢 礼美
櫻井 里穂
副学長
(大学経営企画担当)
,
理学研究科・化学専攻・教授
量子化学・生物物理
国際センター・准教授 併 教育学研究科・教育人間科学専攻・准教授
比較国際教育学
教育開発国際協力研究センター・准教授 併 国際協力研究科・教育文化専攻・准教授 教育開発・国際比較教育学
5
特任教員
文化創生コース
氏 名
所 属
文学研究科・特任准教授
文学研究科・特任助教
国際協力研究科・特任助教
石川 菜央
陳 林
Niraj Prakash Joshi
技術創生コース
氏 名
所 属
工学研究院・特任助教
工学研究院・特任助教
工学研究院・特任助教
顧 慶毅
宮本 秀範
安 豊偉
社会実装コース
氏 名
所 属
国際協力研究科・特任准教授
国際協力研究科・特任准教授
国際協力研究科・特任准教授
近藤 俊明
力石 真
Hyun Junghwan
全体
氏 名
所 属
国際協力研究科・特任講師
渡邉 園子
プロフェッショナルメンター
氏 名
Victorino Aquitania
David Eaton
Abser Kamal
Ram Prasad Dhital
羅 黄順
Hassan Virji
岡本 卓慈
川本 一之
山田 守
森山 昌幸
藤山 浩
大田 孝治
畑野 浩朗
専 門
地理学
条件不利農村の地域研究
条件不利農村の地域研究
専 門
高速画像センシング
太陽光電池制御分野
認識ハードウェア設計分野
専 門
生物資源管理学
都市工学
開発経済学
専 門
国際協力学
所 属
ICLEI・東南アジア地域事務所長
テキサス大学オースティン校リンドンジョンソン公共政策大学院・教授
グラミンシャクティ・マネージングディレクター
ネパール代替エネルギー促進庁・代表執行責任者
Smart Sensys・社長
地球変動に関する分析・研究・研修システム(START)・事務局長
株式会社計測リサーチコンサルタント・代表取締役社長
株式会社中国新聞社・特別顧問
マイクロンメモリ ジャパン株式会社 ヒューマンリソーシーズ GA &トレーニングマネージャー
株式会社バイタルリード・代表取締役
島根県中山間地域研究センター・研究統括監、島根県立大学連携大学院・教授
独立行政法人国際協力機構中国国際センター・所長
中国経済産業局・局長
修了要件・学位
学位
学生が所属するコースに応じて、
以下の学位が授与されます。
また、
授与される学位記には、
「本学大学院○○研究科○○専攻の博士課程
(たおやかで平和な共生社会創生プログラム)
を修了したので博士
(「専攻分野」)
の学位を授与する。」
と付記されます。
文化創生コース
技術創生コース
社会実装コース
博士
(文学)
、
博士
(国際協力学)
、
博士
(学術)
博士
(工学)
、
博士
(学術)
博士
(学術)
、
博士
(工学)
、
博士
(国際協力学)
修了要件
本プログラムは、
本プログラム及び所属研究科所定の単位修得、
かつ、
Qualifying Examination(QE)
に合格した上で、
英文記述された
学位論文の提出により、
学位授与の申請を可能とします。
リーディングプログラム機構は、
本プログラム修了要件を満たすと判断した場合
に、
提出された博士論文内容に関係の深い本プログラム担当教員、
学外外部審査委員から成る審査委員会を設置し、
学位論文審査及
び英語による口頭試問を含めた最終試験を実施します。
Qualifying Examination
●所属研究科の博士課程前期における所定の単位を修得
見込みであること
●2年次修了時にたおやかプログラムの修了要件単位を30
単位以上修得見込みであること
審査項目に含むQE
D3 進学時において、オンサイト・リサーチプロポーザルを通して、リバース
イノベーター候補者として十分な資質があるかを中間審査します。本プログ
ラムの QE を受けるための基準は、右の通りです。
6
たおやかプログラムで学ぶには
アドミッションポリシー
世界的課題である多文化共生社会を実現するには、共生的な地域社会の形成を推進する
自主性、
実行力、
多角的思考、
創造力を備えた人材が必要です。
本プログラムでは、地域の社会・文化を深く理解し、それらをふまえて
条件不利地域の問題解決のために技術を開発し、
その成果を社会に実装することによって、地域に寄り添う形で多文化共生社会に貢献する
グローバルリーダーの育成を目指しており、次のような学生を求めています。
1
横断的知識と技術を
身につけ、社会の発展に
貢献したい人
4
2
条件不利地域の文化や
課題に関心があり、
そうした地域の発展に
貢献したいと強く願う人
3
リーダーとなって,
地域・国際社会で
活躍したい人
意欲、行動力、責任力、
人間力に優れた人
選抜方法
第1次選抜(書類審査) 第2次選抜(口述試験等)
学生支援
就学奨励金の支給(月額 18∼20 万円予定)
一定の収入がある場合(他の奨学金等を受給している学生及び社会人等)は、受給できないことがあります。
(国費留学生やその他の奨学金等を給付されている者は、どちらかを選択していただくことになります)。
就学奨励金を受給する者には本プログラムに対する専念義務があるため、原則的にアルバイト等はできません。
支給額は、学業成績や履修状況等の評価により、学期毎に見直されます。本学の定めるところにより、支給を減額または停止することがあります。
奨励金は課税の対象となります。
研究助成金,学会発表支援金,海外インターンシップ助成金など就学上必要となる経費について,
本プログラムが定める範囲において支給します。
学生募集に関する最新の情報は、たおやかプログラムホームページにてご確認ください。
http://taoyaka.hiroshima-u.ac.jp/
〒739‒8529 東広島市鏡山1丁目5番1号
広島大学たおやかプログラム事務室
Tel : 082‒424‒6152 E‒mail : taoyaka-program@office.hiroshima-u.ac.jp
第 7 版:2015年3月