~説明力養成研修~ わかりやすく説明する力 を身につける 【説明力養成研修の企画意図(1)】 【現状の課題】 ①説明力は、社内コミュニケーションのみならず、商品説明、営業にも必須。 ②「わかりづらい説明」の原因・構造が不明瞭で、対策も未整備。各自が我流で身につけるしかない。 <①説明力が求められている> ・ 「説明力」 が低下すると、意思の伝達により時間・コストがかかるようになります。 ・誤解や理解不足により、様々な問題が起こります。 ・顧客に商品の内容を理解してもらえず、売り逃しにつながる。クレームが起こります。 <②わかりづらい説明の原因・種類を整理し、体系立ててトレーニングする必要あり> 説明がわかりづらくなる原因は複数あり、そのすべてに対処しなければいけません。 しかし「わかりづらさ」の原因も、その対処法も体系化されていません。その中で、社員が個別に独学で説明力を磨くのは困難です。 話の要点が 見えない 根拠や具体例がなく、 説得力がない 話が支離滅裂で、何を 言いたいかわからない 「なぜか、わかりやすく説明できない……」 使っている言葉が わからない 話が長い 論理の飛躍が 大きすぎる 【説明力養成研修の企画意図(2)】 【現在取られている対策の問題点】 「わかりやすく説明するためのスキル」が、プレゼンスキル、論理力にすり替えられており、 本質的な解決につながっていない。 <プレゼンスキル≠説明力、 論理的思考≠説明力> 説明力を身につけるための対策として、「プレゼンスキルを磨けばいい」 「論理力を身につければいい」 と語られていることがあります。 しかし、「わかりやすく説明する力」は、これらのスキル・能力とは似て非なるもので、直接的な対策になりません。 例えば…… ・説明は、文書・口頭の両方で行われる。プレゼンスキルを磨いても、メールでの説明はわかりやすくならない。 ・説明は、日常的なホウレンソウに用いる。「プレゼンがうまい人」が「説明がわかりやすい人」になるとは限らない。 ・論理的に説明すればわかりやすくなるわけではない。「AだからB、BだからC」は論理的な説明。一方、「AだからZ」も論理的だが、 論理が飛躍しているため、人によってはわかりづらく感じる。 プレゼンテーションスキルを磨くと…… ◎身に付く能力 ×身に付かない 能力 論理力、ロジカルシンキングを磨くと…… 人を惹きつける話し方/説得力/登壇者とし ての適切な振る舞い/資料の作り方/見栄 えを整える/流暢性/「よさそう」に見せるこ と、など 説得に必要なスキルが身につく モレなく・ダブリなく考えること/因果関係を 捉え伝える力/事実と意見の違いを区別し 伝える力など 文章・メールでの説明/ 難しいことをわかりやすくする力/ 日常のホウレンソウ・スキル 相手に合わせて情報を取捨選択する力/ 相手に合わせた言葉を選ぶこと/ 相手に合わせた論理の「行間」に調整する力 日常業務での説明には役立たない 「難しい話をする専門家」になる危険性あり 正しく考えることができる わかりやすく説明するために 必要なこと 【3種類の説明力と、それぞれの対策】 説明力には大きく分けて3種類あります。ひとくちに、「説明ベタ」といっても、抱えている課題は異なります。 そして、わかりやすく説明するための対策も異なります。 課題に応じて、適切なスキルを身につける必要があります。 認識されている具体的症状(例) 必要な対策 話が支離滅裂になってしまう 長く説明しても伝わらない 1.人が理解しやすい流れで、説明すること 説明が自分本位になってしまう 相手が興味を持ってくれない 2.相手が「自分事」になるように、説明すること 社外の方や一般消費者に わかりやすく説明できない 3.相手がわかる言葉と論理で、説明すること 複雑なことを、スッキリと整理して説明する手法を学ぶ 相手が興味を持つポイントを見つけ、それを起点に説明をする方法を学ぶ 難しい内容を噛み砕き、相手に応じて表現・言葉を変える方法を学ぶ 説明力を身につける 具体的プロセス 研修テーマ 研修内容・実施項目 1.人が理解しやすい流れで 複雑なことを、整理して説明する手順を学ぶ ・説明する前の準備 説明する (※平均所要時間:2時間) ・わかりやすく説明するための要素 ・相手の前提知識レベルを推察する ・テンプレップの法則に則り、伝えたい情報を並べる 【研修のゴール】 社内のホウレンソウ・スキルが上がる。説明をコンパクトにまとめることができる。 言いたいことを、モレなく、ダブリなく伝えることができる。 2.相手が「自分事」になる ように説明する (※平均所要時間:4時間) 相手が興味を持つポイントを見つけ、そこに絞って説明をする ・提供者の論理、自分本位になってしまう構造を知る ・相手の興味ポイントの見つけ方 ・興味を持ってもらう説明順序 ・4マス説明法 【研修のゴール】 自分本位から抜け出し、相手に必要な情報を提供できるようになる。 相手に興味を持ってもらえる説明ができるようになる。 3.相手がわかる言葉と論 理で、説明する (※平均所要時間:4時間) 理解が難しい内容を噛み砕く手法を学ぶ ・脳が情報を理解する仕組みを知る(「心像」と「スキーマ」を理解する) ・相手が知らないことをゼロから説明する(心像とスキーマをつくる) ・相手が誤解しそうな内容を先回りして指摘する(心像・スキーマを修正する) ・相手が持っている「思い込み」を察し、認識のズレを修正する 【研修のゴール】 専門知識・予備知識がない人にも、理解してもらえる説明力を身につける。 顧客への「説明不足」を未然に軽減する。 各パートのイメージ 相手が「自分事」になるように説明する 相手がわかる言葉と論理で、説明する ●本パートの目的/到達目標 自分の説明内容を相手の興味に重ねて 表現できるようになること ●進め方概要 1.説明相手を特定する 2.その相手の興味ポイントを見極める 3.自分の説明を聞くことが相手のメリッ トになる、というストーリーを組み立 てる 4.その説明内容を ワンフレーズで表す ●本パートの目的/到達目標 専門用語・業界用語を一般用語に置き換えて表現できるようになること ●進め方概要 1.自分の話が、「じつは専門用語だらけ」であることを自覚する(ワーク) 2.人間が情報を理解する仕組みを知る 3.単語を言い換え、表現の幅を拡げる 4.その中から、相手が正しく理解できる言葉を探す 【講師プロフィール】 木暮太一 こぐれ・たいち 一般社団法人 教育コミュニケーション協会 代表理事 経済ジャーナリスト 慶應義塾大学 経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リク ルートを経て独立。 中学生のころから難しいことを簡単に説明することを研究し続けている。大学 時代には、自作した経済学の解説本が学内で爆発的にヒット。現在も経済学部 の必読書としてロングセラーになると同時に、40以上の大学・専門学校で授業 の教科書として採用されている。 「どんな難しいこと、複雑なことでも、わかりやすく説明してくれる」と、メディアか らも高い評価を得ている。国内で唯一、Yahoo!ニュースに個人名で公式連 載を持ち、ニュース解説記事を配信。そのわかりやすさが評判を呼び、書いた 記事は1年間で10回以上、Yahoo!トピックスに採用されている。 【一般社団法人 教育コミュニケーション協会とは】 「“わかりやすい!”は社会を変える」を理念に、説明力 養成プログラムの普及に注力している。 2013年5月設立。 【著作】 『伝え方の教科書』(WAVE出版) 『「分かりかりやすい説明」のルール』(光文社新書) 『今までで一番やさしい経済の教科書』(ダイヤモンド社) 『カイジ「命より重い!」お金の話』(サンマーク出版) 『カイジ「勝つべくして勝つ!」働き方の話』(サンマーク出版) ほか著作39冊、累計120万部。 【メディア出演実績】 フジテレビ「とくダネ!」(準レギュラー)、日テレ「ZIP!」、NHK「ニッポンのジレ ンマ」、NHK「テストの花道」、TOKYOMX「週刊リテラシー」ほか多数
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