デ ザ イ ン が と て も 格 好 い い 。 し か も 楽 に 振 っ て ハ イ ド ロ ー で

お洒落な熟練ゴルファーに人気の『赤オノフ』が新しくなった。
ソールデザインに大胆な赤が配され、
大人のスポーティさが漂う。
しかもスリムな「はしり系」シャフトが装着され、
さらに飛んでやさしくなった。
海外コースのプレー数日本一、
平野井康さんが
new『赤オノフ』
ドライバー
を試打
文●編集部 写真●大森大祐 撮影コース●越生ゴルフクラブ
ONOFFドライバー赤
SPECIFICATION
ヘッド:6-4Tiフェース、811Ti薄肉精密鋳造ボディ、
アルミ合金ジョイントホーゼル
ロフト
(°)
:9、10、11
ライ
(°)
:60
ヘッド体積(cm³)
:460
長さ
(インチ)
:45.5
重さ
(g)
:300(S)、295(RS)、290(R)、286(R2)
バランス:D2(S)、SR(D1.5)、R(D1)、R2(C7)
シャフト:スムースキックMP-515D
価格:80,000円
シャフトはラボスペックシャフトへのカスタマイズが可能
価格:84,000円
(ラボスペックシャフト装着)
デザインがとて
しかも楽に振っも格好いい。
ハイドローで て
飛
ば
せ
ま
す
!
ひらのい・やすし
1955年8月22日、秋田県生まれ。
170cm、71kg。ゴルフツアー専門
旅行会社「トラベルパートナー
ズ」代表取締役社長。年間のラウ
ンド数は150回以上。アメリカ、ヨ
ーロッパ、アジア、アフリカ、オセ
アニアなど、世界中の名コースで
プレーしている。平均スコアは82。
海外でゴルフをしたい人は平野井
さんにご相談あれ。http://www.
travelpartners-japan.com/
クラウンを軽量化し、その余剰重量を活かした新しい『赤オノ
フ』のヘッドは大きな重心アングルと最適重心高さを実現。
最適スピンとハンドロー弾道でやさしく大きな飛びが得られ
る。新しい『赤オノフ』専用の「スムースキックMP-515D」は
インパクトでしなるだけでなく、つかまり性能も抜群な「はし
り系」シャフト。スリム化したことで空気抵抗を減らし、ヘッド
スピードをアップする。輝きのある外観も高級感をアップ。
002
001
が、すっかりゴルフにはまりました。緑が綺
「それまでテニスやスキーをしていたのです
とになった。
カーの担当となったため、ゴルフを始めるこ
またまゴルフクラブの輸入会社やゴルフメー
を卒業して旅行会社に就職、 歳のときに、
た
ベルパートナーズ」の社長さんである。大学
平野井康さんはゴルフ旅行専門会社「トラ
夏はアイルランドツアーなどを自ら担当して
0ラウンドはしますね。冬はタイやベトナム、
「そのときから今も、年間、海外だけで15
ゴルフツアー専門の会社を立ち上げた。
つまらなくなる。そこで、2001年に独立、
ろな旅行の担当にもなるが、ゴルフでないと
スもプレー。とはいえ、会社員だけにいろい
アンドリュースというゴルファー垂涎のコー
デザインがとても格好いいですね。心をくす
「新しい『赤オノフ』のドライバーはソール
きる機会を得た。
なと関心を寄せてきた『オノフ』の試打がで
そんなときにかねてからお洒落なクラブだ
っていたんです」
ばすなら、これからは日本のクラブだなと思
てるのが魅力で、最初は栃木のリーズナブル
麗な広々としたコースでボールを思い切り打
ルガリアやハンガリーなど、そんなところに
緒にプレーできるのが愉しいです。最近はブ
います。お客様のアテンドだけでなく、ご一
いました」
という評判です。ぜひ打ってみたいと思って
ぐられました。しかもハイドローで凄く飛ぶ
コースがあるのといった国でのゴルフツアー
りの平野井さんにとってはあまりに寒過ぎる。
ブで行われた。バンコクから戻ってきたばか
とはいえ、日に焼けて精悍な表情はやる気に
も企画しています」
試打は2月下旬、埼玉県の越生ゴルフクラ
なコースで毎週のようにプレーしました」
ゴルフが面白くなってくると、仕事にも熱
が入る。自分で企画を考え、
テキサスでベン・
平野井さんはこれまでに海外で2000コ
プロをも抜いて日本一の海外コース体験者と
てもらう。平野井さんが実物を見て感激する。
ホーガンに会うツアーを行ったり、スコット
いえるだろう。しかもゴルフも上手い。年間
というか、黒の輝きが違いますね。しかもソ
「凄く綺麗なドライバーですね。塗装が重厚
まずは練習場で新しい『赤オノフ』を試し
するツアーなどを立案する。
の平均スコアは 。プレーが海外屈指の難コ
満ち溢れている。
「ホーガンさんが亡くなる前のことですが、
ースが多い中、 台でも回ってしまうのだ。
ース以上プレーしている。おそらく、日本の
教えてもらえるかと思ったら、彼のお弟子さ
ランドにあるゴルフウェアの会社を視察訪問
んが指導してくれました。それがまだ無名だ
「日本で買うよりもリーズナブルですからね。
購入することが多い。
グされているようで、大人のスポーティさを
ルファロメオにアルファレッドがカラーリン
ールのチリレッドの赤が効いている。黒いア
の後、一般のお客様のためにマスターズの観
そんな平野井さんだけに、クラブは海外で
戦ツアーなども企画して、サム・スニードと
っかける気が全然しないのが嬉しいです。そ
ですが、この『赤オノフ』はスクエアで、引
向きのドライバーだとフックフェースも多い
フの虜になってしまう。オーガスタやセント
ンロッドのテクノロジーがあるからこそでき
する。これは世界を席巻するダイワのカーボ
空気抵抗を減らしてヘッドスピードをアップ
シャフトだ。従来よりもスリム化したことで
すだけでなく、
つかまりも抜群の「はしり系」
フトでは振り切れず、
飛びません。そこで、
飛
て、爽快な音が出るように作られている。
字型サウンドスパインとクラウンリブによっ
打球音もヘッド内部のソールに配されたH
るのがいいですね。今使っている海外で買っ
の『TATAKI 』は逆にしっかりと叩け
のようにしなり戻るのがよかったですが、こ
「先ほどの『スムースキックシャフト』は鞭
「構えてみると、実に顔がいい。アマチュア
打ってみると強い当たりが出る。
感じます。飛びそうですね」
今では ㎧ぐらい。これでは外国人用のシャ
れに打球音がいいです。高過ぎず、渋過ぎず、
「シャフトもヘッドのカラーに合わせたいい
たシャフトに振った感じは似ていますが、軽
こうして、ロフト 度のヘッドに2種類の
新しい『赤オノフ』には
いろいろな「ラボスペッ
クシャフト」がカスタマ
イズできる。平野井さ
んに説明するグローブ
ライドの増本嘉伸さん。
こうした役得もあって、すっかり海外ゴル
気持ちの良い打球音ですね。
打球も強いし、
勢
た最高グレードのシャフト。塗装も高級なク
ペックシャフト」をカスタムオーダーできる。
さらにこの新しい『赤オノフ』は「ラボス
なっている。
ングによって太陽の下で輝きを増す仕上げに
リスタルサンドポリッシュイオンプレーティ
いよく上がっていきますので、飛距離が出そ
練習場では弾道を最後まで確かめることは
うです」
できないが、それでも手応えは十分のようだ。
新しい『赤オノフ』は新しいシェルクラウ
ンが軽量化を成し遂げ、その余剰重量を生か
トがある中で、平野井さんは軽いのにしっか
「はしり系」や「たたき系」など様々なシャフ
りと振れる「TATAKI 」が気に入った
してアマチュアゴルファーに最適な重心アン
このため、スピンが最適になり、ハイドロー
模様だ。
グルと重心高さとなるように設計されている。
のやさしく大きな飛びが得られる。
色ですね。ラメが入っていてきらきら輝きま
い分、振り切れます。これもいいですね」
シャフトを装着した新しい『オノフ』をバッ
Rも硬くなくていいです」
すね。Rシャフトもしなっていいですが、S
40
グに入れ、インからのスタートとなった。
10
平野井さんが打ったシャフトは新しい『赤
10
平野井さんはその 番で、いきなりコンパ
新しい『赤オノフ』専用の「ス
ムースキックシャフト」や「ラボ
スペックシャフト」
をスタート前
に練習場で試す平野井さん。
会食したこともあります」
しかし、歳を取ってきて、ヘッドスピードが
った頃のマーク・オメーラだったんです。そ
70 82
40
オノフ』のために設計された「スムースキッ
クシャフト」で、インパクトでヘッドを走ら
新しい『赤オノフ』はデザ
インもスポーティで格好良
く、ボールもつかまって大
きな飛距離が出る。
36
003
004
27
「打球音も高からず渋からずで凄く
いい。スクエアフェースで構えやす
いのもいいですね」と平野井さん。
新しい『赤オノフ』に「スムースキ
ック」と「TATAKI40」の2本の違
うシャフトで振り心地を試す。
新しい『赤オノフ』に専用装着され
た「はしり系」の「スムースキックシ
ャフト」のしなりを活かして飛ばす。
新しい『赤オノフ』に軽量なのにしっか
りとした「TATAKI40」を装着。
「ヘッド
スピードが出ますね」と平野井さん。
目標を狙い澄まし、新しい『赤
オノフ』できっちりと弾道をコ
ントロールする平野井さん。
006
還暦が近づき、ヘッドスピードが落ち
てきた平野井さんにとって、新しい
『赤オノフ』の飛びは若さを取り戻す。
「適正なスピンをもたらしてくれ
るので、アゲンストでも飛距離が
落ちませんね」と平野井さん。
「黒と赤のソールデザインがスポーテ
ィで格好いいですね。しかもやさしくハ
イドローが出ます」とヘッドに感心。
005
クトなスイングからハイドローのいい当たり
ャフトの戻るタイミングが合わず、フェース
い切って振るとRでは柔らか過ぎるのか、シ
回れば、この『TATAKI 』で思い切り
「気持ちよかったですね。暖かくなって体が
野井さんは言う。
SRが一番、正確性も飛距離も出ていた。平
その後は、「スムースキックシャフト」では
客さんとのゴルフが多いですし、難しいコー
い切りの良いゴルフがしたい。でも、
今は、
お
しい『赤オノフ』に『TATAKI 』で思
夢見ていますが、そのときはこのようなやさ
ク、夏はカナダに住んでゴルフ三昧の生活を
気持ちいい。仕事を引退したら、冬はバンコ
打ちたいです。軽くてもしっかり振れるので
く上がるので、フォローの風に乗りました」
「芯を食いましたね。軽く振ったのに勢いよ
す。それも変な引っかかりもなく、高いスト
「芯を食わなくても飛距離が十分に出ていま
スも多いので、軽く振って飛ばせる『スムー
が開いてしまうからだ。
を見せた。シャフトは「スムースキック」の
いクラブで打つのは緊張するもの。
しかし、
結
レートからドローなので、安心して振ってい
番のパー3のあとの 番でも良い当た
芯を食わなくても飛ぶのは、トウヒール部
スキック』がいいかもしれません。どちらに
りとなった。
しても良いシャフトを選べるのはいいですね」
苦しくなるので、この『赤オノフ』は嬉しい
初速が変化しにくく、安定した大きな飛距離
満足げだった。
ーを放った平野井さん。手応えありの感触に
シャフト、「TATAKI 」を装着した新し
『TATAKI 』を愛用する平野井さん。
後半のアウトでも叩ける気持ち良さから
を得られるのだ。このあたりの目には見えな
そして、 番で、平野井さんはもう1本の
を続けている要因だろう。
い細かい設計が『赤オノフ』がロングセラー
野井さん。 番では強く振ったためか、打球
「スムースキックシャフト」に少し慣れた平
はスライスしてしまった。そこで、 番では
「TATAKI 」で思い切り叩いた平野井
飛ばせればセカンドからがかなり楽になる。
607ヤードという凄く長いロング。ここで
い『赤オノフ』を使ってみた。このホールは
るほど軽いのにしっかりしているから全然軽
されているからですね。 g台とびっくりす
なカーボンテクノロジーが『オノフ』に活用
ましたね。それはダイワさんの釣り竿の高度
った固定観念がありましたが、完全に覆され
「私には軽いシャフトだと柔らか過ぎるとい
40
を放つ。
反発エリアが広いんですね。しかもスピンが
ちませんでした。スイートエリアというか、
ですし、打点ブレがあったときでも距離が落
く感じない。でも実際は軽いからヘッドスピ
ど、こちらのシャフトが楽ですね。ヘッドが
「寒いシーズンや体が硬くなっているときな
さん。ナイスドローで、アゲンストをものと
ドローを放って飛距離を稼いだ平野井さん。
かかり過ぎないために、弾道が高くても伸び
ードが自然とアップするわけですね」
ハイドローでフォローの風にも乗り、ランも
やさしいうえに楽に振り切れるのは嬉しいで
8番はフォローの風にも乗り、230ヤー
たです。力を入れなくても飛ばせるのがスコ
ために開発されたという感じで本当に良かっ
曲がりも少ない。しかもシャフトが日本人の
バーでナイスショットが打ててこそ、スコア
ありがたいです。アマチュアはやはりドライ
アをまとめるには重要だと思っているので、
ド近く飛ばした。最終9番のパー5も左ドッ
アウェイをとらえた。
グレッグのホールに沿うナイスドローでフェ
がありますし、サイドスピンも少ないために
す」
上級者だけに絶えず風を読み、有利な展開
ルになりました」
になるようにショットを放っていく平野井さ
がまとまります。プロなどはグリーンからコ
ホールを終えた平野井さん。この日は常
夏のバンコクから帰国したばかりで、日本の
ース攻略を組み立てると言いますが、やはり
ん。続く4番の打ち下ろしでも大きなショッ
冬の芝に戸惑うシーンもあった。アイアンシ
トをハイドローで上手くフェアウェイに打っ
た。
私のようなゴルファーはドライバーから組み
立てることになるので、やはりドライバーが
ョットやアプローチ、パターが今ひとつだっ
一番大切なクラブになりますね」
たため、スコアは本来の平野井さんの実力通
りではなかったが、それでもドライバーショ
の落とし場所が狭いので慎重に打ちました。
ットが新しい『赤オノフ』によって、今使っ
いですね」
「今年の8月で還暦ですからね。さすがに体
った。
ラウンドはすると思うので、できればこの新
セジンブラのリゾートでゴルフ三昧です。
好きのお客様 人をお連れして、リスボンと
「来週から 日間、ポルトガルです。ゴルフ
そう言って相好を崩す平野井さん。
力が衰えてきたというか、飛距離が出なくな
しい『赤オノフ』を持って行きたい。でも春
しかし、
6番ではドローがかかり過ぎて、
セ
を得なかった。
りました。ですから、やはり少しでも飛ぶク
設計が施されていて、振りやすくて楽に飛ば
『赤オノフ』
は日本人のためによく考えられた
せました。芯を食ったときの快感も良かった
そこで7番ホールからは再び「スムースキ
ん。軽めに振って、思い通りのナイスドロー
ック」のSRでティショットを放つ平野井さ
てきましたね」
ードな感じになってきました。下半身が疲れ
40
井さんだった。
新しい『赤オノフ』に未練たっぷりの平野
からの発売と聞いて、待ち遠しいです」
10
10
10
カンドで左端にあるピンが狙えず、刻まざる
「軽量とはいえ、『TATAKI 』が少しハ
ラブが欲しいです。そういった意味で新しい
ている海外モデルよりも飛んだのが大収穫だ
新しい『赤オノフ』はコントロールもしやす
「このホールは距離があるのに、ドライバー
18
ちました。引っかからずに上手くドローボー
よく出ていた。
もせずに飛ばした。思わず笑みがこぼれる。
40
同じ「スムースキック」のSRをトライ。す
ると、綺麗なハイドローとなった。
平野井さんはヘッドスピードが ㎧と言う
40
「ティを少し高くして高い球になるように打
はもっと速そう。なぜなら、平野井さんが思
が、それは謙遜してでのことだろう。実際に
36
15
ね」
ですね。やはりスピン量が少なめというか適
40
正になるので、アゲンストに強いのでしょう
16
「結構なアゲンストの風の中、220ヤード
の薄肉化とH字型リブのサイズ縮小といった
番でも『TATAKI 』でナイスドロ
も飛びました。今使っているドライバーだと
フェース設計にある。打点がぶれてもボール
40
ベテランの平野井さんでも、いきなり新し
果が良く、思わず笑顔が飛び出す。
けますね」
Rである。
40
アゲンストに弱くて、距離をかなりロスして
12
1番のパー5でも3番のパー4でもナイス
40
14
13
007
008
11