目次 1 • 日本：紡績品に特定アゾ染料使用禁止を正式発布 2 • 米国ミネソタ州：消費品の10種類難燃剤含有量を制限 3 • 米国：24種類化学物質の重要新用途規則を修正島津（広州）検測技術有限公司は、2006 年設立、総合分析機器トップメーカーである株式会社島津製作所の 100％出資会社である島津（香港）有限公司と日本におけるトップレベルの受託分析機関である株式会社島津テクノリサーチとの共同出資で、設立した受託分析会社です。当社は島津グループの経営理念である「科学技術で社会に貢献する」「人と地球の健康への願いを実現する」を継承し、各種受託分析事業を通してお客様に信頼できるデータをご提供することに努めてまいります。お問い合わせをお待ち申し上げております。 [email protected] 島津(広州)検測技術有限公司 SHIMADZU (Guangzhou) Analysis & Technology Services Co., LTD 広州市科学城攬月路 80 号広州科技創新基地 D 区第二層 201-213＃ TEL：8620-32058871 FAX：8620-32068891 E-mail：[email protected] 日本：紡績品に特定アゾ染料使用禁止を正式発布 2015 年 4 月 8 日、日本厚生労働省は第 175 号政令を発布し、『家庭用品中の有害物質管理法』（昭和 48 年法律第 112 号）に対し修正を行い、可分解発癌性芳香族アミンの特定アゾ染料を正式に有害物質とされ、紡績品にての使用を禁止する。該政令は 2016 年 4 月 1 日より正式に実施する。その際、政令規定に一致する紡績品のみ日本で販売することができる。『家庭用品中の有害物質管理法』の修正は以下を含む。 ① 規定によると、禁止の特定アゾ染料の家庭用品の範囲：禁止の特定アゾ染料の紡績品：オムツ、オムツカバー、下着、パジャマ、手袋、靴下、肌着、上着、帽子、寝具、絨毯、テーブルクロス、ネックウェアー、ハンカチ、タオル、バスマット及び関係製品。禁止特定アゾ染料の革、或は毛皮製品：下着、手袋、中着、上着、帽子とカーペット。 ② ガスクロマトグラフ質量分析計の試験を経て、24 種特定の芳香族アミン含有量は 30mg/kg を超えてはならないと制限される。 ③ トリフェニルスズ(TPT)とトリブチルスズ(TBT)を含む家具用品の検査方法を修正し、ガスクロマトグラフ質量分析計でフレームレス原子吸光分析法と二次元クロマトグラフィー分析の代替可能となる。 ④ ホルムアルデヒドを含む家具用品の検査方法を修正し、酢酸 - 酢酸アンモニウム緩衝液で吸光度測定過程の浄化水の代替可能となる。政令実施のため貿易コスト増加のマイナス影響を避けるように、中国紡績工業協会と日本繊維産業協会は既に 2010 年に協力枠組み協定を署名し、共同にホワイトリスト管理システムを立ち上げ、日本向けのホワイトリスト認定を実施した。ホワイトリスト認定を獲得した中国企業は日本に製品を輸入するとき、該システムに入った日本輸入業者に承認され、特定アゾ染料の検査を免除できる。ホワイトリスト管理システムは 2012 年から実行し始め、島津（広州）検測技術有限公司は、ホワイト管理システムが検査試験室の認証要求に一致し、ホワイト検査試験室認証を獲得した。禁止の芳香族アミン物質及びほかの有害化学物質の検査も可能。島津(広州)検測技術有限公司 SHIMADZU (Guangzhou) Analysis & Technology Services Co., LTD 広州市科学城攬月路 80 号広州科技創新基地 D 区第二層 201-213＃ TEL：8620-32058871 FAX：8620-32068891 E-mail：[email protected] 米国ミネソタ州：消費品の 10 種類難燃剤含有量を制限 2015 年 2 月、米国ミネソタ州は SF 1215 及び HF1100 号提案を発布し、児童製品、家具装飾製品と家庭用紡績品の 10 種類難燃剤の含有量を制限した。詳細要求は下表の通り。上記二法案の要求に従って、制限される難燃剤は他３種（発がん性、催奇形性、変異原性）物質或は、環境にマイナス影響を与える物質に代ってはならない。難燃剤 CAS 番号アンチモン 7440-36-0 Deca-BDE 1163-19-5 HBCDD 25637-99-4 SCCP 85535-84-8 TBB 適用範囲 183658-27-7 TBBPA 79-94-7 TBPH 26040-51-7 TCEP 115-96-8 TCPP 13674-84-5 TDCPP 13674-87-8 12 歳以下児童用品、家具装飾製品、家庭用紡績品、マットレス制限要求 ≤100ppm 実施時間 ——メーカーと卸売業者：2017 年 7 月 1 日； ——小売業者： 2018 年 7 月 1 日。島津(広州)検測技術有限公司 SHIMADZU (Guangzhou) Analysis & Technology Services Co., LTD 広州市科学城攬月路 80 号広州科技創新基地 D 区第二層 201-213＃ TEL：8620-32058871 FAX：8620-32068891 E-mail：[email protected] 米国：24 種類化学物質の重要新用途規則を修正 2015 年 4 月 17 日、米国環境保護庁（EPA）は G/TBT/N/USA/985 号通報を発布した。有毒化学物質管理法案（TSCA）第 5(a)(2)章によると、生産事前申告（PMNs）必要な 24 種類化学物質の重要な新用途規則（SNURs）を修正すると提案し、一部の要求が新用途申告（SNUN）を行わない事を許可すると同時に、いくつかの付加要求に対して、SNUN 要求を広げた。EPA がこれら修正を行ったのは、各化学物質の新資料に対し審査を行うことに基づく。該規則の要求によると、任意のメーカー（輸入業者を含む）はこの 24 種化学物質を生産又は加工し、法規規定の新用途に使用する際、ビジネス活動に従事する 90 日前迄に、EPA へ通知する義務が有る。EPA は予期応用の評価機会を提供し、必要であれば、禁止或は制限するための行動を取ることができる。 2015 年 5 月 11 日、承認日と発効予定日はペンディング中である。島津(広州)検測技術有限公司 SHIMADZU (Guangzhou) Analysis & Technology Services Co., LTD 広州市科学城攬月路 80 号広州科技創新基地 D 区第二層 201-213＃ TEL：8620-32058871 FAX：8620-32068891 E-mail：[email protected]