平成27年 6月7日(日) 千葉県口腔保健センター

平成27年度
在宅歯科保健医療推進に関する研修会のご案内
「在宅療養における認知症の方への対応
~生き生きとした暮らしの実現に向けて~」
講師
小林 美亜
氏
千葉大学医学部附属病院 地域医療連携部 特任准教授
10年後、認知症者は700万人を超える試算がなされています。その方たちを支える為に多
職種の連携を密にし、よりよい生活ができる環境づくりをめざし、標記研修会を開催します。
開催日程
平成27年
会 場
6月7日(日)
14時~17時
千葉県口腔保健センター
2階大会議室(千葉市美浜区新港32-17)
JR千葉みなと駅より徒歩約15分
「在宅療養における認知症の方への対応~生き生きとした暮らしの実現に向けて~」
小林
美亜(千葉大学付属病院 地域医療連携部 特任准教授)
お申込み
氏名
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職種
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所属
平成27年6月2日(火)までにFAXまたは千葉県歯科医師会ホームページ http://www.cda.or.jp/よりお
申込みください。
お申込み・お問合せ先
千葉県歯科医師会
一般社団法人
FAX:043-248-2977
TEL:043-241-6473
千葉県歯科医師会 在宅歯科医療推進に関する研修会
在宅療養における認知症の方への対応
~生き生きとした暮らしの実現に向けて~
千葉大学医学部附属病院 病院長企画室 地域医療連携部 小林美亜
我が国では、2025 年に認知症者の数は 700 万人を超える試算されている。65 歳以上の高齢者のう
ち、5 人に 1 人が認知症に罹患する計算となる。2012 年時点の認知症者の数は全国で約 462 万人と
推計されており、約この 10 年で 1.5 倍近くになる見通しである。このため、認知症の方が地域でよりよ
く生活できる環境を整えることが急務の課題となっている。
しかしながら、認知症の方に対するスティグマ(偏見)は未だ解消されておらず、認知症=何もできな
い人、迷惑をかける人という見方で対応が行われている実情がある。近年では、認知症の方々が手記
を公表したり、講演したりするようになったことから、認知症の方々がどのような思いで、どのような困り
ごとを抱えて生活しているのか、またそのような状況を自身でどのように克服しているのかといったこと
を知ることができるようになった。認知症の方の当事者の声に耳を傾けることにより、認知症の方が生
き生きと地域で暮らすためのサポートのあり方が見えてくる。認知症の方が必要とされ、生きがいを持
って、社会と関わり続けることのできる環境を創り上げるための具体的な対応について考えたい。