平成24年度シンポジウムレポート - 美唄市

グリーン・ルネサンスシンポジウムを開催しました
グリーン・ルネサンスシンポジウムを開催しました
と き
ところ
平成25年1月27日(日) 11:45~15:30
美唄市民会館2階大会議室
主 催
美唄市、美唄市教育委員会
協 力
美唄市学校給食センター
内 容
試食コーナー・
試食コーナー・パネル展示
来場者アンケート調査
食農体験発表
パネルディスカッション
「お米で元気になろう」
ばん や
り
く
こ
コーディネーター:萬谷 利久子 氏
(シニア野菜ソムリエ、農林水産省6次産業化プランナー)
パ ネ リ ス ト:
・ 貞広 樹良 氏(貞広農場代表、東小学校圃場管理者)
・ 小田 勝行 氏(JAみねのぶ 販売企画課長)
・ 佐藤 明子 氏(中央小
・ 紺谷
正樹 氏(東中学校
栄養教諭)
教諭)
たべもの
講演「農業の力・食物
講演「農業の力・食物の力」
講師
試食コーナー
萬谷 利久子 氏
~
ウエルカムランチで腹ごしらえ
~
ご じる
メニュー:おにぎり、呉汁、こめこ団子
おにぎり・・・中央小学校、南美唄小学校
おにぎり
の子どもたちが稲作体験で作ったお米
きらら397とななつぼしを使ってい
ます。
呉汁 ・・・ 地元の野菜や美唄産の大豆
(青雫いう名前の亜鉛を多く含んだ大豆です)
を使って作りました。寒い季節にはぴったりの汁物です。
米粉だんご・・・
米粉だんご・・・本日パネリストの貞広さんから提供していただいた米粉で作ったみたら
・・・
し風の米粉だんごです。
開
会
式
主催者あいさつ
グリーン・ルネサンス推進事業は、美唄市の基
幹産業であります農業や宮島沼をはじめとした自
然環境、さらにアルテピアッツァ美唄といった芸
術文化施設など、本市が有する恵まれた教育的資
源を生かし、子どもたちの実体験を通して「豊か
な心」の育成、人間同士のコミュニケーション、
自ら判断し考える力を養い、将来にわたる生きる
早瀬教育長
力を育むため平成21年度からスタートした事で
あります。
農業を体験してきた子どもたちの感想発表を予定しているほかシニア野菜ソムリ
エ、また農林水産省で進めております「6次産業化プランナー」としてもご活躍され
ております萬谷利久子さんをお招きし、パネルディスカッション、講演会を予定して
います。 これまでの体験学習の中で見せてくれた子どもたちの輝かしい眼、はずむ
声など生き生きとした子どもたちの様子を発表の中で感じ取っていただき、「美唄の
食」「食の大切さ」について考えるきっかけにしていただければと思っております。
食農体験発表
各小学校から代表の子どもたちが、稲作体験についての感想発表を行いました。春
からの田植え、生育観察、稲刈り、はさ架け、脱穀、収穫祭のようすを
それぞれ手作りの資料やスライドなどを使って発表しました。
田植えでは、
コロをまっすぐ引くのがむずかしかった。
田んぼに入るのが始めは気持ち悪かった。
田んぼの中は思ったよりあたたかかった。
田んぼに足をとられて植えづらかった。
稲刈り
慣れてくると上手に刈れるようになった。
鎌を持つときに手が切れないかどきどきした。
しっかり稲を束ねるのが大変だった。
刈るときにガリっという音がして楽しかった。
脱穀
千歯こきは力がいるので大変だった。
足踏み脱穀機はしっかりと稲を持っていないと、もっていかれそうになった。
色々な昔の道具を使って楽しかった。
力のいる作業で昔の人の苦労が分かった。
子どもたちからは、お米を作る大変さ、むずかしさがよく分かった。
作業は大変だったけど楽しかったまたやりたい。などたくさんの感想がありました。ま
た、多くの人たちの手助けがあって、体験が行われたことに感謝していました。
お手伝いいただきました方々に感謝申し上げます。
中央小学校(桑折さんの田んぼを使用)
宮川さん
東小学校(貞広さんの田んぼを使用)
荒井さん
清水さん
後藤さん
峰延小学校(藤井さんの田んぼを使用) 南美唄小学校(天池さんの田んぼを使用)
阿部さん
林(嵩)さん
成田さん
林(大)さん
松村さん
山本さん
茶志内小学校(高橋さんの田んぼを使用)
小谷松さん
山口さん
山田さん
川辺さん
西美唄小学校(美唄試験ほ場を使用)
新谷さん
林
さん
福田さん
パネルディスカッション
コーディネーター
萬谷 利久子氏(シニア野菜ソムリエ、農林水産省6次化産業プランナー)
パネリスト
貞広 樹良 氏(貞広農場代表、東小学校圃場管理者、美唄こめこ研究会会長)
小田 勝行 氏(JAみねのぶ 販売企画課長)
佐藤 明子 氏(中央小学校 栄養教諭)
紺谷 正樹 氏(東中学校
教諭)
萬谷さん
テーマ 「お米で元気になろう!」
子どもたちのためにもっとお米をたべてもらい、
食の大切さを知ってもらう
美唄の大切なお米で幸せになるために、
これから何をしていったらよいか
今日から実行できることを、最後に何かみつけられたらいいなと・・・
みんなで考えていきましょう!
自己紹介を兼ねて、子どもたち体験の感想、これからの美唄の課題などをそれぞれの
立場からお話いただければと思います。
貞広さん
今回初めて、東小学校の米作りの体験の受入をしました。
90名ほどの大人数で、事前準備や当日の流れなど不安が
ありましたが、最終的にお米がとれてほっとしています。
子どもたちが、半年かけ苦労してお米ができ、達成感や
感謝する気持ちや、農業と食の結びつきについてなど感じ
てもらえたかなと思います。
萬谷さん
生産者の立場から子どもたちを受入したことで新しい発見は?
貞広さん
今の農業では手で植えたり、手で刈ったりの作業はしていない。発表ででていたコ
ロは初めて引っ張ったし、刈った稲をわらで束ねるのは、事前に親に習って、教え
るふりして教えてもらっていた。自分も始めての体験ができた。
萬谷さん
田んぼに入ったときのぬるみ感、気持ち悪さ、また脱穀のときの稲が肌に飛んでき
てこしょばゆかったなど、感覚的なものは一生忘れないと思います。
毛穴にしみいる体験をしたんだなぁと、感動したんですけど・・・
貞広さん
土の感触や温度など、肌で自然を感じることはすごくよい貴重な体験になると思い
ます。
紺谷さん
子どもたちは恵まれている。今は、お金を払って体験をやら
せてもらう。
今の子どもたちは、ものを買ってすぐ使える。
物作り、こつこつ物を作る過程が大事なことで、体験のなかで
子どもたちが鎌で刈れるのがだんだん上手になってきたという
過程が大切。
中学校では、2年生で栽培、2~3人で苗を選んで植える。
3年生では花壇作りを行っている。モットーは「花には水やり、人には思いやり」
東中学校の学校農園は全道一だと思っています。
昨年、教育委員会の佐藤主幹と何もないところから、耕運機を使って畑と花壇を作
り、そこから始めている。
大事にしているキ-ワードは「美唄産」
あぐり王国で、美唄産ズッキーニが作付け面積1位の放送がされたり、尚栄高校が
開発した美唄産ズッキーニを使ったチキンサンドがサンクスで販売されたりとか、
美唄で活躍している様子を教育の中で子どもたちに紹介している。
萬谷さん
子どもたちの発表を聞いて、課題もみつけられたのでは、
もっとこうしたらよいのではないかとか、中学校の立場からはどうですか?
紺谷さん
中学校の立場でいうと、ごはんを食べるならカレーライスではない。
ごはんの美味しさを味わえるのは、白いごはんで、ごはんとめざしとか・・・
お米の美味しさをさらに引き立てると思う。
萬谷さん
白いお米ならではで、白いお米が主役ですね
佐藤さん
中央小学校の栄養教諭ですが、大半は給食センターで勤務
しています。
今の子どもたちは、自分たちが毎日食べているものが何か
を分かっていない。
献立を見ていなければ、フライになれば肉なのか魚なのかが分からない。
お米もどこのお米か、地元のお米なのかと聞いてもぴんときていない。
5年生になって農業体験を通して、お米のがどのように作られているのか、どう
いう成長をたどってお米になるのかを体験をもって知ることはすごく貴重なこと。
自分たちが食べるものがどこから来るのか、誰が作っているのかを知ることは大切
なことだと思います。
萬谷さん
体験をすることでごはんの食べ方がかわる?
佐藤さん
意識はする部分はあるのかなと思いますが、あまり言いたくは無いけれど、給食の
残が多いです。
カレーの時はごはんを食べてくれるが、白いごはんがなかなか食べてもらえなくて、
ふりかけがあったら食べるとか、ごはんに味を付けてたらよいのか。
意識して残さないようにしようとか、お茶碗にごはんをつけたまま食器をさげな
いようにしようとかはしている。
萬谷さん
ごはんをいっぱい残してしまう原因は?
おかずの好き嫌いによってごはんの食べ方がかわる?
佐藤さん
今の子どもは飢える体験がなく、好きなおかずしか箸を付けない。
栄養の話をしても、嫌いなものが出ると無理して食べない。
濃い味にしたりしても、給食では塩分が決められている。
時間があればもっと食べてくれるのか・・・
萬谷さん
給食の食べる時間が短いというがどれくらいの時間ですか?
佐藤さん
小学校では20分くらい
準備の時間もあるので、ゆっくり食べる子は時間が足りない。
萬谷さん
急いで食べるのは消化によくないと言っているのに…
大人でも1時間の昼休みで40分はほしいですよね。
よく噛んでゆっくり食べることが実際むずかしいですね
紺谷さん
中学校では準備から食べ終わるまで 30 分で、食べる時間は 15 分くらいしかない。
萬谷さん
ゆっくり噛んで食べるとごはんの甘味とか感じられるのに、ガァーと食べると美味
しさが伝わりにくいかも知れませんね。
小田さん
JAみねのぶ青年部では、峰延小、南美唄小の 2 校の手伝いを
している。
実際に顔を出していないので、話をきいたところでは、メン
バーは毎年子どもの笑顔を楽しみにしている。
子どもたちの米の学習の発表をみて、逆に青年部が学ぶとい
うことも聞いている。
30代前後のメンバーで、昔ながらの農業を体験していない。
青年部も初めての体験で、指導員の顔をしているが、意外としろうと。
メンバーも農業体験を通じて、昔の人の農業の苦労を再認識している。
萬谷さん
子どもたちにもっと感動してもらうには?
小田さん
子どもたちが土のにおいを感じたり、生物と触れ合ったり、体験を通して美唄の
農業やお米のことを知ってもらい、将来ほこりをもって美唄の農産物を応援して
もらえる社会人になってほしい。
萬谷さん
子どもたちは、将来は峰延の応援団ですね!
他に、子どもたちにたくさんお米を食べてもらうには、消費拡大に向けたみなさ
んの思いとか提案はありますか?
佐藤さん
現実的ではないかもしれないけど、炊きたてのごはんを出せたら良いと思う。
出来れば、各学級でお米を炊ければ・・・
子どもたちは、さめたごはん、冷たいごはんは食べてくれない。
給食センターで作っているので、給食の時間を逆算して早い時間からごはんを炊
いている。
ごはんを入れる飯缶を二重に保温しているが、保温する効果しかないのでさめて
しまう。
萬谷さん
炊き立てのごはん、学校でお米を炊くことは?
紺谷さん
調べてみたら今は行っていない。数年まえに沼田小学校で部分的に実施していた
が、経済的な面や、ワット数の関係で電力が足りなくてブレーカーが落ちてしま
うということで、現在は行われていない。
炊きたてのごはんのかおり、五感に訴えるのは大事なこと。
トマトの苗はトマトの匂いがする。虫が付かないように匂いをだしている。
中学生くらいになると、科学的な視点で説明しないと定着していかない。
子どもたちは体験でしかなく、科学的に理屈をこねて教えることを意識している。
萬谷さん
納得感のある、だからこうなんだということですね!
学校でごはんを炊くのは理想で、大きな壁がありますが、対策は何かあります
か?
紺谷さん
お米は美唄産だということ。
おいしさを比較させるために、どれがおいしいお米なのか食べ比べをさせること
を何かの機会に行いたい。
萬谷さん
街として美唄のお米を食べてもらう取り組みをしてると思うが、JAとしてして
いることは?
小田さん
お米ではないが、地産地消の取り組みでは、地元野菜が地域で支持されていて
店の中に直売所をもうけて「農家の野菜」として販売している。
お米については、地元の米が地元で買えない時代があった。
美唄の中で販売する機会を作ってこなかったことを反省している。
現在は野菜と同じく販売し始めているが、地元の米がけっこう売れてきている。
萬谷さん
地元の米が地元で買えない時代があったんですね
自信を持って美唄産の米を食べている方は?
1/3 くらいですね~
もっともっと全員あがるくらいにしたいですね!
萬谷さん
作り手の立場から、美唄のお米をもっと食べてもらうようにするには?
貞広さん
生産者としてはおいしいお米を作ることが前提ですが、生産者と消費者が信頼関
係を築くためには、消費者がどのようなものを求めているのかを知ったり、誰が
作った米なのか情報発信が必要になってくる。
萬谷さん
消費者は、どういうお米を求めているんですか?
貞広さん
味で言えば、ねばり、甘味、価格もあるが、誰が作った米だから買うということ
もある。
大量に流通させていく部分と、別な部分とに分けて提供していく。
生産者と消費者が接点を持って、作り方を知ってもらい農業を理解してもらうこ
とも必要で、米以外の食文化とか農産物の加工、保存法、農業的な食文化、地域
のけしきなども見てほしい。
萬谷さん
敷居が高くて、なかなか直接農家には行きづらいですよね。
もっと気楽に農家に遊びに行く感覚で行けたらいいですね。
貞広さん
直売所は自由に行くことが出来るし、収穫体験とかも行っている。
収穫体験は、それぞれの農家のやり方もあるが、自分のところでは、労力をかけ
ないで、自分で好きなものを採ってきてもらう方法を取っている。
紺谷さん
社会を変えるのは学生、地域を変えるのは高校生。
家庭を変えるのは中学生が持論です。
特に家庭の食生活を変えるのは、中学生であり、中学生くらいになるとレシピを
見て自分で作ることができる。
美唄市の学校給食は美味しいし、冷凍食品を使っていない。
昨年のシンポジウムで、給食のメニューは家庭で作れるとの話を聞き、中学生
が自分で作ってみてたら、美味しさや白いごはんに合うおかずも分かってくると
思う。
萬谷さん
子どもが親に料理を振舞う、家庭内でできる人が料理をする、すてきなシ-ンで
すね!
男の子が料理を作ると女性にとってポイントが高いです!
佐藤さん
今、食生活が良くない方向へ行っている。
一人暮らしの大学生に 1 週間の食事の写真を撮らせたら、1 日 3 食を食べてい
る大学生が非常に少なく、まともな食事をしていない。
おやつみたいな食事だったり、自分でごはんを炊いたことがない。
炊飯器はないし、手のかかる料理をしないのでまな板、包丁もない。
特に女の子は痩身願望があって、太ったらいけないと、ごはんや牛乳は太ると誤
った解釈している。
母親になったときに、低体重児が増えたり、葉酸不足も増えている。
男女問わず、自分でごはんを作れるようにすることが必要。
萬谷さん
美唄は料理上手な子どももいる街!
幼稚園時代から素地を作っていければいいですね。
学校から街へ、生産者の元気にするためのアイデア、提案はありますか?
貞広さん
こめこ研究会で、米粉の普及、研究を行っています。
商品開発は、各メンバーの業者さんが行っていて、
今のところ、米粉パン、うどん、お菓子、ソフトクリームが商品化されている。
これから、レトルトカレー、米粉化粧品の販売をする予定。
アンテナショップで販売するので、地元の人に使ってもらい市外の人にも紹介し
てほしい。家庭でもっと使ってほしい。
昨年、16日を「こめこの日」と制定した。いろいろ使える、8+8で 16 日
また、昨年からは料理講習会を行ったりしている。
今年は、販売箇所を増やしたり、レシピを広く紹介をして行きたい。
萬谷さん
こめこの使い方は?
貞広さん
揚げ物、油が吸収されにくいので、小麦粉よりからっと揚がりヘルシー
パンはもちもちの食感、シフォンケーキはしっとり、揚げ物はカリカリ、
これからもっと情報発信していきたい。
萬谷さん
栄養士から、こめこの需用を増やすためには?
佐藤さん
給食でも利用している。から揚げ、シチューなどで使用している。
シチューなどは小麦粉より簡単に作れて、おいしくできる。
萬谷さん
街の人たちが元気なり、みんながパッピーになるようなことは?
紺谷さん
地域をよくするには、美唄を元気にするのは、高校生。
尚栄高校は、現在、定員割れをしていて、人気がないがすばらしい高校。
正しい価値観、人気投票的に判断してほしくない。
中学生を連れて食品加工の見学で行ったが、立派な施設で、本物を見て触って聞
いて子どもたちは生き生きとしていた。
機械科の先生が農耕トラクターを電気自動車にする国家プロジェクトの一員に
なっている。将来的に生徒が関わっていければ・・・
尚栄高校のすばらしさをみなさんにも知ってほしい。
広告、コマーシャルは高校生を使うとよい。
萬谷さん
高校生に美味しいお米を食べる情報を発信してもらったらいいですね。
小田さん
子どもたちが、美唄を少しでも感じとってもらう機会を作ってもらい、大人には
美唄の商品を手に取ってもらい評価をいただき、美唄の応援団を作っていきたい。
お米の加工品のヒット商品がないので、これから取り組みを行っていきたい。
萬谷さん
メイドイン「美唄」共有キーワードとして、パネリストの皆様から一言キーワー
ド、今日からすぐできることを一言ずつ書いてもらいます。
それを今日から出来るアクションとして実行してもらい広めていただきたい。
小田さん:手に取る
手に取る
メイドイン「美唄」を手に取っていただきたい。
佐藤さん:しっ
しっかり食べる
しっかり食べる!
かり食べる!!
メイドイン「美唄」のお米や野菜を、自分で調理して食べてほしい。
小さなうちから、作る
貞広さん:アンテナショップP
アンテナショップPiPaに行ってみてください
アンテナショップPiPaに行ってみてください
美唄のものがたくさん揃っているので、行ってみてほしい。
紺谷さん:地元のものがいいっしょ
地元のものがいいっしょ 意外にあるよ 世界品質「美唄産」
地元のものがいいっしょとみんなで言おう!
メイドイン「美唄」を手に取って広
を手に取って広めて、
手に取って広めて、お米を中心に美唄を元気にしていってほしい
お米を中心に美唄を元気にしていってほしい!
を中心に美唄を元気にしていってほしい!
講
演
たべもの
「 農業の力 食物の力 」
シニア野菜ソムリエ
萬谷
利久子氏
プロフィール
2004 年に日本野菜ソムリエ協会認定の
野菜ソムリエを取得
2009 年北海道で4人目の「シニア野菜ソムリエ」となる
2011 年より、6次産業化プランナーとしての活動を開始
1、
野菜のトピックス
○野菜が高騰しているときに売れるやさいは?
・もやしが人気 通常の倍以上売れている
食べるときはひげを取らない
食感は悪いがひげにビタミンCがある
・カット野菜は割高だけどうれる 価格安定しているきのこ類が人気
・干しえのき、ごぼう茶、トマトなどアンチエイジングやダイエット食品と
して紹介されてブームに
→平取町が史上最高のトマトの売り上げ
カゴメの株価が上がったり、就職の人気ランキングも上がる
・越冬キャベツ 蒸して食べるとおいしい
越冬大根
甘味が増す おでんにはお湯でゆでるだし汁に一晩漬込む
美唄市は野菜の越冬に恵まれた雪環境にある
○グリーンスムージー流行している
*グリーン野菜とフルーツをミックス
4:6
旬の野菜をミキサーで作るフレッシュジュース
*作り方のコツ
最初は葉っぱ一枚から、生で取りづらい野菜をジュースにしてしまう
* 健康&美容パワーは?
噛むように飲む、食物繊維が取れてからだの調子を整える
【スムージーレシピ】
①小松菜+ゴールデンキウィ+みかん+バナナ+(セロリ)+水
②水菜+でこぽん+レモン+水
③パセリ+オレンジ+りんご+バナナ+水
④イチゴ+ナガイモ+ヨーグルト+ハチミツ+牛乳
2、
野菜を摂るとなぜいいの?
ビタミン・ミネラル 抗酸化作用
酵素の働き
消化を助ける
→
→
体をサビさせない
体の発電所
エネルギーを作る
酵素の力は医学的に証明されてはいない
加熱していない野菜や果物を積極的に!
→
加熱をすると酵素の力が失れるので、生の野菜、くだものをバラン
スよく取る。
噛むことの大切さ
今日からすぐできることは、よく噛んで食事をする
噛むことは事前に消化する
3、
元気な人はよく噛んでいる
売れる野菜とブランド化
* 美唄のアスパラ
どこが違うのか
厳しい規格で市場価値が高い
農家が作りやすい品種を作っていない
美唄のアスパラだからという信頼性
日頃から生産者が頑張って、美味しいアスパラができる
*
明井農園のメルヘンカボチャ
月の動きに合わせた栽培方法を行っている 海洋深層水を使用
野菜の代謝に併せて栽培する 信念を持って作っている
*
中野ファームのトマトジュース
品種は桃太郎で、水をあげずに、収量をわざと減らしてジュー
スのためのトマトを作っている
*
昨年 北のハイグレード商品として高いけど売れている
モロヘイヤ(三重県生産量全国 2 位)
本州と北海道のモロヘイヤの違い(品種、大きさの違い)
本州は茎までを食べていて、北海道は葉っぱだけ摘んで食べる
摘果や当たり前の作り方を変えてみる
*
ながいも(十勝川西ながいも)
サイズを追求 4Lサイズ
道内に流通しないサイズが台湾で人気
文化の違いを利用(味など)
*
リサーチが必要
トマトゼリーの売り場
どこで売るべきなのか
プリンじゃなくサプリメントや野菜売り場
ライバルを意識して売り場を決める
スィーツではない
4、
食事の摂り方で栄養の吸収が変わる!
*健康法は千差万別! ボディタイプで栄養の吸収も違う
① 食事に集中!TVや新聞、携帯を見ない
視覚と消化は繋がっている
同時にすると消化の酵素が足りなくなる
食べることに集中して、味も美味しく感じる
② リラックスして食べる
栄養の取れる食事
緊張して食べると消化が良くない
リラックスして、楽しく食べる
だんなさんと食事をしてて楽しい方(いない!)
嫌いな人と食べると栄養吸収が悪い
なるべく嫌いな人とは一緒に食事をしない
③ よく噛むこと
ゆっくり食べる
④ 好きな人と楽しく!嫌いな人と食べると栄養吸収は良くない
4 つのことに気を付けて、美唄の人は笑いながら食事ができるように
なってほしい!
健康情報
人によって体質が違う 鵜呑みにしない
ダイエットの成功者は体質が同じ場合だけ
ボディタイプ
踊らされない
それぞれが違う、たんぱく質の消化能力
カップラーメンの後には、バナナを食べ自分の体に償いをする
〆のラーメンは最悪
消化にエネルギーを取られ、睡眠がおろそかに
疲れが取れない 新陳代謝が悪くなる 寝る前は消化の良いものを
自分の体の声を聞いて、自分の体に合う食事する
くだものたち、野菜たちに助けてもらって自分の体を活性化する
食べるシーンを楽しく提供することが大切!
美唄には恵まれた自然がたくさんあり、すばらしい子どもたちがいる
子どもたちが 100 年後もこの美唄ですばらしい農産物を食べられることが一番
の願いです。
みなさん、是非、子どもたちと街と生産者を応援してください!