馬主だより 第47号 平 成 23年 10月 17日 発行 (社)ばんえい競馬 馬主協会事務局 ☆ ばんえい競馬題材のNHKドラマ“大地のファンファーレ”今月クランクイン!! ▼ばんえい競馬を題材としたNHKドラマ“大地のファンファーレ”が帯広競馬場において今月か らいよいよ撮影開始。俳優には、連続テレビ小説「おひさま」出演の高良健吾さんと寺脇康文さ んが再び共演。蓮佛美沙子さん、赤木春恵さんや杉本哲太さん、古村比呂さんも出演する。 また、「ゲゲゲの女房」、2013 年の大河ドラマ「八重の桜」で知られる山本むつみさん(旭川市出 身)が脚本を担当。▼ドラマの内容は、一度は勝負の世界から逃げ出そうとするが、心通じ合え る馬との出会いと周囲の支えで挫折を乗り越え、自分の力で未来を切り開いていく――。いま、 それぞれの場所で困難に立ち向かい、自らの生きる場所を勝ち取ろうと戦うすべての人に送る 勇気と希望の物語。▼放送は、道内で来年 2012 年 2 月 17 日(金)前編、2 月 24 日(金)後 編 20:00~20:43 をNHK総合で放送。全国放送は 3 月を予定。詳しくは オフィシャルサイト: http://www.nhk.or.jp/sapporo/drama/ をご覧ください。▼正にばんえい競馬の今の境遇と 重なる・・・自らの生きる場所は、自らが切り開いていかなければならない。うまく行かなくても簡 単にはあきらめない。“意思あるところに道は必ず開ける”のである。困難を克服するには、まだ まだ努力が足りないのか??自問自答を繰り返しながらも志を強く持ち続け、そして何時の日 かばんえい十勝の輝かしい未来に夢を託す!! 平成2 平成23年度 ばんえい競馬 発売成績 発売成績( 成績(累計) 累計) 開催77 開催77日 77日間 OPBM㈱投票グループ資料提供 平成 23 年 10 月 10 日現在 発 区 本 売 金 平成23年度 分 日 数 場 旭川北彩都 ミントスポット北見 直 ハロンズ岩見沢 営 ハロンズ釧路 場 外 ハロンズ苫小牧 ハロンズ名寄 アプスポット網走 オッズパーク 電 五 重 勝 投 競 馬モール 広域場間場外 場外・電投計 合 計 1日平均 額 平成22年度 発売額 予算額 日 数 発売額 77 77 77 1,047,024,000 650,275,500 306,918,900 1,339,334,700 658,312,300 330,941,200 77 77 77 77 243,879,800 291,542,400 77 95,477,100 77 77 77 77 77 77 - - 77 対 比 予算 前年 1,351,710,100 693,660,200 349,771,500 78.17 98.78 92.74 77.46 93.75 87.75 77 299,590,900 83.65 81.40 91,450,000 77 97,630,400 104.40 97.79 105,213,300 125,012,400 67,300,700 1,370,763,300 23,803,000 421,531,400 516,256,100 85,370,400 163,377,000 104,600,900 1,284,660,800 30,776,900 269,587,300 645,615,300 77 77 11 77 77 77 - 103,807,400 156,546,900 14,762,400 1,101,358,100 26,021,100 235,835,900 695,274,400 123.24 76.52 64.34 106.70 77.34 156.36 79.96 101.35 79.86 455.89 124.46 91.48 178.74 74.25 3,926,431,500 3,956,234,500 - 3,774,259,200 99.25 104.03 4,973,455,500 5,295,569,200 5,125,969,300 93.92 97.02 64,590,331 68,773,626 66,571,030 93.92 97.02 77 平成 23 年度該当開催(ばんえい競馬第1回1日目~第 13 回 6 日目まで 77 日間) 平成 22 年度該当開催(ばんえい競馬第1回1日目~第 14 回 2 日目まで 77 日間) -1- ○ 第4回ばんえい競馬検討委員会開催される!! 平成 23 年 8 月 30 日(火)帯広市役所会議室において、第4回帯広市ばんえい競馬検討 委員会が開催されました。 当該委員会では、4市によるばんえい競馬開催の廃止に至った経緯や単独開催以降の収 支改善に向けた取り組みを検証し、これまで3回開催した検討委員会での主な意見を集約す るとともに、継続開催に向けた課題解決について、今後の運営や将来的な競馬場のあり方等 様々な意見が出された。また、競馬会計の収入源を馬券以外にも求めるなど、経営改善に 向け、仕組みを根本から見直す必要があるとの認識を確認した。 【第4回検討委員会における意見 【第4回検討委員会における意見要旨 検討委員会における意見要旨】 要旨】 ○ 観光資源として複合的に考えるべき。 ○ 今後、観光機能を含め競馬場をどうしていくのか考える必要がある。 ○ 馬券以外の収入をいかに増やすかが重要。 ○ 業務委託内容の見直しをする必要がある。 ○ 観光の視点では、お客様を迎え入れる体制を強化する必要がある。 ○ 事業の再構築、収支悪化の要因を総合的に精査する必要がある。 ○ 経営改善、コスト配分、再投資コスト等、現在の仕組みや前提条件を変える時期にきている。 ○ 報償費変動制の仕組みは限界、委託業務も入札方式を図るなど、仕組みを変える時期。 ○ 会計構造の見直しには正確な情報が不可欠で、情報が無ければ見直し案に対する市民理解も 得られない。 ○ 責任の所在を明確に委託業務の仕組み見直しが必要。 ○ 平成23年度第1回競走馬共済事業委員会開催!! 平成 23 年 9 月 18 日(日)当協会事務局会議室において、本年度第 1 回競走馬共済事 業委員会が開催されました。競走馬弔慰金給付規程に基づき当該対象事故馬3頭について 審議した結果、全て原案のとおり承認されました。 今回、対象となられた馬主各位には、謹んでお悔やみ申し上げます。 なお、弔慰金の金額等は次のとおりです。 また、「競走中の事故に関する対応」について、確認の不徹底により結果として獣医師に連絡 がとれなかった事案について、今後、再発防止に向け、管理体制に万全を期すよう、当協会 は帯広市に対して問題提起するとともに改善を要請した経過についてご報告いたしました。 馬弔慰金支給対象馬 3頭 内 訳 年齢 馬 ソウヤブラック 4 馬 場 明 業務中 500,000 トカチリキ 6 平 井 幸 男 業務中 500,000 ホシノカガヤキ 2 干 場 正 吉 業務中 600,000 馬 名 主 1,600,000円 (単位;円) -2- 給付別 馬弔慰金 【競走中の事故及び事故後における措置に関する問題提起】(帯広市回答) 1.競走中の緊急対応及び斃死の検案について 競走中の緊急対応については、主催者の責任において行うべきものであり、調教師等に 委ねるものではないと考えております。また、事故後獣医師による速やかな診断がなされな かったことは、連絡の不徹底によるものであり、早急に改善すべきと考えております。 今後、競走中の事故等の緊急対応については、馬場管理委員、裁決委員、獣医師など の連携を強化し、迅速かつ適切な対応を図ってまいります。 2.斃獣処理の対応について 競走中の事故による斃死馬の処理におきましては、今後、主催者の獣医師が検案した後、 死亡獣畜処理指示書を作成し、馬場管理委員を通して調教師に処理を指示してまいりま す。 3.ファンに対する競走中の事故に関する情報案内について 競走馬が事故等により競走を中止し、競走に影響が生じた場合は、裁決委員がファンに 場内放送にてお知らせいたします。 4.斃死馬の保管 競走中に事故等により斃死した競走馬は、馬場管理委員が速やかに走路から搬出しま すが、その後の斃獣処理業者へ引き渡すまでの間の保管場所、保管方法につきましては、 今後、関係者や来場者に配慮したものとなるよう検討してまいります。 5.危機管理体制の改善について 今回の事故において、連絡不備などの不適切な対応があったことは、主催者として深刻 に受け止めるとともに、馬主様はじめ関係者の信頼にお応えすることができず誠に遺憾に存 じます。今後、については、別紙フローチャートに従い、責任の所在を明確にし、適切な対応 を図ってまいります。 6.装鞍所における馬体検査について 装鞍所における馬体検査については、これまでも厳正に検査を行ってまいりましたが、引 き続き万全の注意を払いながら、公正確保に努めてまいります。 ○ 第4回公益法人制度改革検討委員会を開催 新法人の定款等について審議!! 平成 23 年 9 月 18 日(日)当協会事務局会議室において第4回公益法人制度改革検討 委員会を開催。これまで、3回に亘り当該委員会において、新公益法人の制度改革の概要、 機関設定、役員等の権限について法律の根拠に基づき新法人の定款を策定すべく様々な 角度から検討し、加えて、監督官庁の指導を経て協議を重ねた結果、今回、現行定款と新 定款案の変更点等を詳細に比較しながら、最終案について審議いたしました。 委員会の結論としては、新法人定款の変更案について、次回、理事会で承認いただき、 臨時総会に提案する方向で進めることを決定しました。 【審議事項】 ○ 一般社団法人移行に伴う定款の変更(最終案)について ○ 一般社団法人移行認可申請の提出書類について ○ 移行に伴う今後のスケジュールについて ○ “平成23年度第3回理事会開催” 定款変更や役員選任等審議のため臨時総会招集を決定!! 平成 23 年 9 月 19 日(月祝)当協会事務局会議室において、平成 23 年度第3回理事会 を開催しました。今回は、臨時総会の招集及び総会に付議すべき事項等について審議をい -3- たしました。審議の結果、10 月 2 日に臨時総会を招集すること。議題については、定款の変 更の承認及びこれに伴う役員選任規程変更の承認、また、監事逝去に伴う役員の選任につ いて、この3議案を臨時総会に付議することを決議いたしました。 理事会の議事については、次のとおりです。 【第3回理事会議事】 日程1 報告第1号 競走中の事故に関する経過報告及び事故発生後における 対応について 日程2 報告第2号 平成 23 年度第 1 回競走馬共済事業委員会の開催について 報告第3号 第 4 回公益法人制度改革検討委員会の開催について 日程3 報告第4号 ばんえい競馬検討委員会のこれまでの主な意見について 日程4 報告第5号 平成 23 年度報償費支給内訳について 日程5 報告第6号 理事の辞任について 日程6 議案第1号 臨時総会の招集及び総会に付議すべき事項について 日程7 議案第2号 正会員の入会申込みについて 日程8 協 議案第1号 ブロック懇談会開催日程の調整について 日程9 其 の 他 ① 会長の動向について(6 月、7 月、8 月) ○ “当協会臨時総会を開催” 新定款変更等について承認可決!! 新監事に道東ブロックの宝田 浩二氏を選任! 平成 23 年 10 月 2 日(日)帯広市内のホテル日航ノースランド帯広において、臨時総会を 開催いたしました。総会に先立ち、過日、逝去されました小北監事を偲び謹んで哀悼の意を 表し黙祷を捧げました。 臨時総会は、村上専務理事が開会を宣し、定足数を発表。続いて仮議長として赤堀副 会長が登壇し、直ちに議長の選出を行いました。議長には、道北ブロック妹背牛町の瀧本 正益氏を選出。また、議事録署名人には、道北ブロックの田中 良一氏と道東ブロック丸毛 清美氏の2名が選出され、早速、議事に入りました。 議案第1号一般社団法人移行に伴う定款変更の承認について、議案第2号一般社団法 人移行に伴う役員選任規程変更の承認について、いずれも原案のとおり全会一致にて承認 可決されました。 また、議案第3号役員の選任については、監事欠員を補うため当会役員選任規程に基づ き、選考委員会による選考の結果、新監事として、道東ブロックの宝田 浩二氏が選任され ました。 なお、当該役員の任期につきましては、定款により前任者の残任期間となります。 【臨時総会会長挨拶要旨】 本日は、時節柄何かとご多忙中にもかかわらず、会員の皆様には多数のご出席をいただき 誠に有難うございます。臨時総会の開催にあたり一言ご挨拶を申し上げます。 日頃より、会員の皆様には、当会の円滑な事業推進のために、一方ならぬご支援ご協力を 賜っておりますことに、改めて厚くお礼を申し上げます。 さて、東日本大震災をはじめ、近年多発している我々の予想を超えた自然災害の発生は、 生命、身体、財産に甚大なる被害を与えるにとどまらず、経済にも多大な影響を及ぼし、この ことが公営競技全般にも大きく影を落とすこととなっております。ばんえい競馬も例外ではなく、 その煽りを受け、発売額の減少により、依然として経営状態は厳しい状況が続いております。 ばんえい十勝となり5年が経過いたしましたが、経済環境の変化する中で、先行きが不透明 でありますが、どのような状況下にあっても競馬事業として継続していくためには、その根幹で ある一定の競走馬を維持することが必要不可欠であります。現在も競走馬は減少の一途を辿 -4- っておりますが、これ以上の減少は、根幹を揺るがす事態が懸念されます。 先日は、80年以上の伝統を誇る熊本県の荒尾競馬が年内にも廃止されることが決まりま した。昨年度、収支黒字を計上していた荒尾競馬でさえ廃止となる決断の背景には、5頭立 てのレースなどを見ても競走馬の確保という問題もあったと、伺い知ることが出来ます。 赤字経営が多い地方競馬に再び淘汰の波が押し寄せていることは、言うまでもありません。 ばんえい競馬も、今、歴史的な岐路にあると切実に感じております。 当協会といたしましては、競馬自体の経営状況を危惧しているのは勿論ですが、競走馬確 保については、それ以上に深刻な問題であると認識しております。 今年度の発売推移を見れば、本場、直営場外の落ち込みが予想以上であり、その一方で ネット、電話投票の伸びが顕著であります。このことは、報償費に影響するところが大きく、報 償費変動制の歪みが、ここに来て、我々馬主を相当苦しめる結果となっております。 今年は、賞金の固定化を図り、発売の状況を見ながら四半期ごとに見直すという方法に変 わりました。今も年度当初に決めた賞金額を何とか維持していただいておりますが、一方で発 売の内容は決して改善している訳ではございません。現在、概ね3千万円程度、前倒しで報 償費を支給しているという状況にございますが、今後、何らかの方法で、この財源を捻出する よう、主催者とも協議を重ねているところでございます。また、以前から主催者には、この報償 費変動制の仕組みの改善について強く申し入れしているところで、何とか、早急にその実現を 図って参りたいと思います。 また、一方では、今後においても、特に本場の発売額を伸ばすため、観光資源として、地域 の活力を最大限に引き出して、ばんえい競馬の安定的継続に繋がるよう、より多くの方々の支 援をいただきながら、関係者はじめ地域一丸となって取り組んで行く、本来の意味での全員参 加型の新たな枠組みが必要だとも考えております。 このように、喫緊の課題についてスピード感を持って一つ一つ解決すべく、協議を進めてい るところでございます。 さて、本日の総会におきましては、現在、欠員となっている監事の選任と来年4月を目途に 一般社団法人に移行するための定款の変更。加えて、役員選任規程の変更について、を議 題として、ご審議をいただくことになっております。新公益法人制度においては、法人自らが自 主的・自立的な運営ができる一方で、最低限必要な各種機関の設置やガバナンスに関する 事項については、法律で規定されています。また、定款の内容が、法律等の規定に適合する ものであることが必要であり、これまで以上に、権利、義務が明確化されることとなります。後程、 これらの事につきましては、ご説明申し上げますのでよろしくお願いいたします。 今回の一般社団法人への移行を契機に、これまで以上に公共性の高い事業に積極的に 取り組み、新たな法人の理念に基づき、ばんえい競馬の発展と地域振興に寄与すべく、事業 展開を図って参りたいと存じます。 これまで当協会は、ばんえい競馬と共に半世紀以上に亘り歩んで参りました。紆余曲折の 中、様々な困難や課題を乗り越え今日に至っております。過去の歴史を踏まえ、大切なのは、 これからのばんえい競馬をどのように継続していくかであり、関係者全てが英知を結集する機 運を醸成していかなければならないと考えております。 そのためにも、会員の皆様からの率直なご意見に、謙虚に耳を傾けながら積極的な活動と、 より信頼される団体を目指し、『新たな飛躍にむかって』頑張って参りますので、引き続き力強 いご支援ご協力を衷心よりお願い申し上げる次第であります。 結びにあたり、本日、ご臨席の会員の皆様方のご健勝とご繁栄を心から祈念申し上げまし て、ご挨拶といたします。本日は誠に有難うございます。 -5- ○ 第5回ばんえい競馬検討委員会 報告書素案の柱立てを検討!! 平成 23 年 10 月 11 日(火)帯広市役所会議室において、第5回帯広市ばんえい競馬検討 委員会が開催されました。 今回は、検討委員会のまとめとして、これまでの意見を踏襲して報告書の素案について協 議検討いたしました。一つ一つ考え方の確認をしながら、全体として、もっと分かりやすく、強力 なメッセージを盛り込むなど表現の修正点を整理しました。 また、今後のスケジュールとして、次回で最終となる第6回当該委員会において報告書素 案の取り纏めを行い成案として、11月上旬には市長に報告書を答申。11月中旬には所管の 帯広市議会産業経済委員会において報告。帯広市は、この報告書を基に運営ビジョン(仮 称)を年内に策定したい。との見解を示した。 【帯広市ばんえい競馬検討委員会 報告書の柱立て】 はじめに 1.ばんえい競馬の概況 (1) 沿革 (2) 運営体制 (3) 開催状況 2.ばんえい競馬の地域における位置づけ (1) 北海道開拓の歴史を伝える文化としてのばんえい競馬 (2) 観光資源としての可能性 (3) 地域経済への貢献 3.ばんえい競馬の現状と課題 (1) 入場者数、売上について (2) 経営の改善について (3) 馬主、生産者について 4.ばんえい競馬継続開催に向けた課題への対応 (1) 収入確保の方策 ① 本場入場者を増加させるための方策 ② 馬券購入につなげるための方策 ③ 馬券販売収入以外の収入を確保するための方策 (2) 運営手法の見直し ① 業務委託方法について ② 賞典奨励費(変動制)について ③ 行政の主体性の確保について 5.ばんえい競馬の今後のあり方(まとめ) ○ “ばんえい十勝と地域振興を考える講演会”開催!! ~競馬評論家須田鷹雄氏とアルファリゾートトマム総支配人佐藤大介氏による講演会~ 平成 23 年 8 月 26 日(金)帯広市のとかちプラザにおいて、講演会「ばんえい十勝と地域振 興を考える」講演会が開催されました。 講演会は2部構成で、競馬評論家の須田鷹雄氏が「ばんえい十勝を帯広の地域発展に活 用する」、アルファリゾートトマム総支配人の佐藤大介氏が「観光資源としてのばんえい十勝~ リゾート再生を通じた地域振興の視点から」をテーマに講演しました。 須田さんは、「ばんえい競馬」の潜在能力に触れ、観光資源として複合施設化は重要なテ -6- ーマであり、馬券以外の収入源をどう確保するか、今後取り組むべき方向性を確立し、待って いるだけではお客様は来ないので、関係者挙げて営業活動を行い、地元にメリットをもたらす 地域にとってのコンテンツを目指すべきと提唱した。 一方、佐藤氏は、リゾート再生を通じ、お客様のニーズと魅力発信力を重視。ばんえい競馬 のビジョン、コンセプトなど守るべき基本要素を捉えることが重要。他業種からも学べることがあ り、成功例に習い魅力の継続的進化。ばんえい競馬は独自性が高いのでこれを生かすべき。 という趣旨のお話がありました。 ○ ばんえい競馬 “夢馬券” 三連単で最高46万円の高配当出る!! 本年 8 月からばんえい競馬でも導入した三連単の馬券が 10 月 9 日第7レースにおいて最 高の 46 万 1,310 円の高額配当(483 番人気)を記録しました。 これまでは、8 月 15 日第 11 レースの 43 万 6,490 円が最高でした。 なお、2011 年 10 月 9 日終了時点での、三連単 10 万馬券(1,000 倍以上)のトップ 10 は下記のとおりで、10 月に入ってから高配当が続出しております。 【ばんえい十勝 ばんえい十勝 三連単配当レコード 三連単配当レコード】 順 位 日 付 レース 払戻金額 第 1 位 2011 年 10 月 9 日 7R 461 461,310円 310円 第 2 位 2011 年 8 月 15 日 11R 436,490円 第 3 位 2011 年 8 月 15 日 5R 330,350円 第 4 位 2011 年 10 月 2 日 1R 250,090円 第 5 位 2011 年 9 月 23 日 7R 194,530円 第 6 位 2011 年 8 月 15 日 3R 192,260円 第 7 位 2011 年 8 月 14 日 1R 162,640円 第 8 位 2011 年 10 月 8 日 10R 156,810円 第 9 位 2011 年 10 月 9 日 10R 151,330円 第 10 位 2011 年 10 月 1 日 5R 142,010円 ○ 今シーズンナイター開催終了 三連単・三連複導入の効果によりネットの伸び顕著!! 10 月 10 日をもって今シーズンのナイター開催が終了しました。今年度のナイター開催は、 6 月 18 日からの計 51 日間。発売額は、34 億 5,814 万円(1日平均 6,781 万円)で予算比 95.55%、前年比 99.36%となり前半デイ開催終了時(26 日間)、15 億 1,531 万円(1日平 均 5,828 万円)で予算比 90.38%、前年比 92.08%と比較して改善しました。 また、8 月から導入した三連単、三連複の発売効果が売上を押し上げ、特に発売内訳を見 るとインターネット、電話投票の発売額が帯広競馬場の2倍となり、顕著な伸びを示していま す。 ナイター開催で1日当りの予算額を超えた日は、16 日間。三連単、三連複導入後の 30 日 間では、前年を 0.69%上回る結果となり、明るい兆しも見えはじめています。 今後、デイ開催になってもこの勢いを維持して、更に本場、直営場外での売上向上にも期 待をいたします!! -7- ○ 平成23年度 新規騎手免許試験1次合格者1人!! 平成 23 年度騎手免許試験1次合格者が発表となりました。新規に騎手免許試験を受験 した1人が1次試験合格となっています。 なお、10 月 21 日(金)に行われる2次試験(実技および人物審査)を受験し、合格した場合、 騎手の免許が発行されます。これに合格すれば、2012 年 1 月 1 日(日)以降の開催より騎乗 可能となります。 【新規騎手免許試験 新規騎手免許試験1 試験1次合格者】 次合格者】 合格者氏名 たて ざわ なお 所属厩舎 ひさ 金 田 舘 澤 直 央 勇 厩舎 <今後の予定> 2011 年 10 月 21 日(金) 2次試験(実技および人物審査) 2011 年 12 月中旬予定 平成 23 年度調教師・騎手免許試験合格者発表 ○ メガソーラー実験用プラント 帯広競馬場で月内着工! ~発電量当初想定の10分の1に規模縮小~ ソフトバンクは太陽光発電のデータ収集などを目的とした実験プラントを、月内に帯広競馬 場で着工する。複数の国内大手企業も建設に関心を持ち始めている。実験プラントの発電規 模は当初想定の 10 分の 1 に当る 20~100 ㌔㍗、面積も 400 坪程度に縮小となる見通し。 帯広市は、「実験プラントの規模は小さくなる方向で進んでいるが、プラントをプラントで終わ らせずに次の展開(メガソーラー誘致)につなげていきたい」(市民環境部)としている。 一方、競馬場施設所有者の十勝農協連は、理事会において競馬場内に実験プラントを設 置することを了承した様子。 実験用プラントは 10 種類程度の太陽光パネルを設置し、十勝での発電効率についてデー タ収集する。データは公表される見通しだが、ソフトバンクでは、「実験プラントの詳細について は現在検討中。」としている。 ○ 10月15日(土)よりデイ(昼間)開催スタート!! 10 月 15 日(土)より、ばんえい十勝は昼間開催となっております。 発送時刻は、1R発走11時30分、最終12R発走は17時40分が基本となります。なお、開 門時間は10時(各直営場外発売所は10時30分)に変更となっております。 【デイ開催発走時刻】 1R 11:30 2R 12:00 3R 12:30 4R 13:00 5R 13:35 6R 14:10 7R 14:45 8 R 15:20 9 R 15:55 10 R 16:30 11 R 17: :05 17 12 R 17: :40 17 注:開催日により発走時間が変更となる場合がございますので、主催者の情報でご確認ください。 ★スカパー放映時間 スカパー放映時間の 放映時間の変更について 変更について 10 月 15 日(土)以降のスカパー放映時間については、下記のとおりとなります。 【放映時間】10:30~18:00(有料放送 10:30~13:00 無料放送 13:00~18:00) 【チャンネル】795ch ○ “平成23年度全道祭典ばんば1才馬決勝大会” ”!! ~雌選抜10月22日(土)、雄選抜10月23日(日)~ 北海道輓用馬振興対策協議会は、平成 23 年 10 月 22 日(土)・23 日(日)の2日間に亘 り、帯広競馬場で、北海道内における市町村ばんば大会などで、優秀な成績を収めている各 -8- 地の1才馬の精鋭達を集め、全道チャンピオンを決める“平成 23 年度全道祭典ばんば1才馬 決勝大会”を開催いたします。昨年度は、口蹄疫発生の影響で、開催を自粛いたしましたが、 関係者の期待も大きく2年ぶりに開催されることとなりました。是非、ご来場いただき将来の名 馬にご声援を!! ○ 祝道東道開通記念 花火打ち上げ19時 競馬場で10月29日(土)“道新花火大会”開催!! 当会「秋化祭」イベント同時開催 ばんえい競馬の魅力をPR! 道東自動車道の夕張-占冠間開通を記念して、10 月 29 日(土)帯広競馬場で秋の夜空 を飾る“道新花火大会”を開催。また、29 日、30 日には、当協会主催の「秋化祭」を同時に開 催し、初心者にばんえい競馬の楽しみ方を紹介するビギナーツアーやばんえい競馬の魅力を PRする。イベントの詳細については以下の広告のとおり。なお、花火大会は雨天時、30 日に 順延となります。 -9- ○ 新馬登録申請日程決まる 11月から申請受付開始!! 今年度の馬登録申請の日程について次のとおり、地方競馬全国協会から示されましたので、 ご案内いたします。なお なお、 なお、申請書は 申請書は、必ず預託予定の 預託予定の調教師を 調教師を通じて必要書類等 じて必要書類等を 必要書類等を添えてご 提出ください 提出ください。 ください。申請に関する詳細については、別紙「馬登録申請日程について」をご参照くださ い。 また、検査日程については、後日、別途ご連絡申し上げますのでご了承ください。 1.申請月日 平成23年11月1日( 平成23年11月1日(火 火)~24年2月29日(水) (水・木曜日は閉庁日です。駐在員の勤務日は掲示します。 ) ○ 馬登録申請等における添付書類にご留意ください!! 馬登録申請等の添付書類の一つである「印鑑証明書」は、発行日より 3 カ月以内のものを 添付することとなっておりますが、今般、期限を超えた証明書の発行日を加工し、3 カ月以内 の証明書であるかのようなものを提出された例が見受けられたという事案がございました。 法律の専門家の意見によれば、この行為は「公文書偽造及び行使」の罪にあたるおそれが あるということで、その罪は、最低でも懲役1年となります。 つきましては、上記のことをご理解いただき、馬登録申請等の添付書類は、調教師とも連 絡を密にし、発行日をご確認のうえ間違いのないよう、所定の手続きを円滑に行うべく、ご協 力賜りますようお願いいたします。 ○ 重賞競走の結果 月 日 重 賞 名 第 36 回 ばんえい大賞典 第 19 回 9 月 18 日 銀河賞 第 47 回 9 月 25 日 岩見沢記念 第 34 回 10 月 9 日 ナナカマド賞 8 月 28 日 馬 馬 主 調教師 タカノテンリュウ 髙山 支征 松井 浩文 ホクショウバトル 井内 昭夫 槻舘 重人 フクイズミ ㈲トーヨーファーム 松井 浩文 ブラックボス 名 原 優勝おめでとうございます!! - 10 - 寛 皆川 公二
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