保管用 動力制御盤 New-MULTI-S 取扱説明書 目 次 管理責任者様へ 安全上のご注意 ・・・・・・・・・・ 1 各部のなまえ ・・・・・・・・・・ 2 故障の場合の応急処置 ・・・・・・・・・・ 2 制御盤の操作方法 ・・・・・・・・・・ 3 工事会社様へ 設置場所の選定 ・・・・・・・・・・ 4 据付工事 ・・・・・・・・・・ 4 配線工事 ・・・・・・・・・・ 4 電極棒と電極回路の工事 ・・・・・・・・・・ 6 ブザー回路のとり方 ・・・・・・・・・・ 9 警報盤への接続方法 ・・・・・・・・・・ 9 連動回路のとり方 ・・・・・・・・・・ 9 負荷名、警報名の表示方法 ・・・・・・・・・・ 9 進相コンデンサの取付け方 ・・・・・・・・・・ 9 試運転 ・・・・・・・・・ 10 異常時の処理方法 ・・・・・・・・・ 12 この説明書は保守点検の際も活用できますので、制御盤の図面ホルダの中に保管してください。 ■施工会社様へ ・ ・ ・ 施工前に必ずお読み頂き、正しく施工してください。 有資格者以外の方の電気工事は、法律で禁止されていますので絶対に行わないでください。 施工完了後、 この説明書を必ず取扱者様へお渡しください。 安全のご注意 ケガや事故防止のため、以下の点は必ず守ってください。 施工時は必ず主幹ブレーカを切る ∼電源が入ったままの施工は感電の原因になります∼ 配線は正しく行う ∼誤配線は感電・発火の原因になります∼ 施工時に取外した端子カバー・保護カバー・相間バリアなどは、必ず元の位置に戻す ∼取付けないと、感電・短絡事故のおそれがあります∼ 接地線はキャビネットの接地端子に確実に接続する ∼接地工事の不備は感電の原因になります∼ 配線は相・線式・電圧・容量を確認の上、施工する ∼発熱・発火の原因になります∼ 配線は適合した電線・圧着端子および圧着工具を使用する ∼発熱・発火の原因になります∼ 導電部の接続ネジは適正締付トルクで確実に締付ける ∼ネジのゆるみは発熱・発火の原因になります∼ 作業は電源や信号をOFF状態にして行う ∼ONのままでは外部信号や連動回路により突然動作することがあります∼ 壁への取付けや床面への固定は適切な太さのボルトで確実に行う ∼取付け固定が不十分な場合、落下・転倒によるけがの原因になります∼ 屋内形キャビネットは水のかかる場所には設置しない ∼漏電などによる発火の原因になります∼ 禁止 通風口がある場合、通風口をふさがない ∼発熱・発火の原因になります∼ ■施工上のご注意 ● ● ● ● 取付面の水平を確認し、仕様書に示した全ての取付部を適切なボルトで締付け、確実に固定してください。 壁に強度がない場合は壁に適切な補強材を設け、取付けてください。 施工時、機器内部に異物(電線クズやコンクリート壁材など)が入らないようにしてください。 弱電回路は絶縁抵抗測定しないでください。(機器が故障します) 1 ■管理責任者様へ ・ ・ ・ ■各部のなまえ 操作・表示部 主幹ブレーカ 電源表示 ユニット 電流計 リモコン ブレーカ ハンドル リモコン 漏電ブレーカ 制御 ユニット ブザー ユニット ドア 図面ホルダ 図1 フロートレス 液面リレー ■制御盤各部の働き 制御盤は扉を開きますと図1のようになっています。右側は表示・操作機器および自動制御機器 で構成されており、左側は主回路機器で構成されています。 ■故障の場合の応急処置 1.揚水の場合 ☆水槽が空なのに水が揚がらない 給水源に水があることを確認の上、制御ユニットのセレクトスイッチを「試験」にしてください。 手動運転ができます。水がいっぱいになったら「切」にしてください。 ☆水槽から水があふれているのにポンプが止まらない 制御ユニットのセレクトスイッチを「切」にしたうえで、リモコンブレーカのハンドルを「OFF」 にしてください。 ☆モータが回っているのに水が揚がらない ①制御ユニットのセレクトスイッチを「切」にしてください。 ②ポンプの呼び水口に水を入れてください。 ③制御ユニットのセレクトスイッチを「自動」にしてください。 2.排水の場合 応急処置完了後、 すみやかに工事店へ 連絡し、点検・修理を 依頼してください。 ☆水槽から水があふれているのにポンプが回らない 制御ユニットのセレクトスイッチを「試験」にしてください。手動運転ができます。 排水が完了したら「切」にしてください。 ☆モータが回っているのに排水されない ①制御ユニットのセレクトスイッチを「切」にしてください。 ②ポンプの呼び水口に水を入れてください。 ③制御ユニットのセレクトスイッチを「自動」にしてください。 2 ■制御盤の操作方法 ①リモコンブレーカの黄色のスイッチが 「入」 になっていることを確認してください。 ● もし、 黄色のスイッチが 「切」 またはハンドルの部分に赤色の 「点検」 が出ていましたら、透明のハンドルキャップ を開いてハンドルを一旦「OFF」 にし、黄色のスイッチを 「入」 にしてください。 ②多系統の場合は、メインブレーカを「入」にしてください。 ③制御ユニットの操作は、表1によって行ってください。 ※リモコンブレーカが 「ON」 の時は運転表示灯が、 「OFF」 の時は停止表示灯がそれぞれ点灯します。 ※いずれもリモコンブレーカがトリップすると制御不可(故障表示灯OL点滅) となります。 操作方式 表示部形状 操作方法と動作 SCU-A 停止 運転 故障 GL RL OL 押釦操作 ● 切 入 SeSW OFF ON SCU-AB 押釦操作 外部接点制御 セレクトスイッチ ● ● 押釦ON 運転 故障 GL RL OL 自動 OFF ON SCU-AB 停止 運転 故障 押釦操作 GL RL OL 遠方釦操作 手元 遠方 OFF ON 切 セレクトスイッチ 押釦ON を 「手動」 にする を押すとモータ始動 押釦OFF を押すとモータ停止 切 手動 を押すとモータ始動 押釦OFF を押すとモータ停止 ● 停止 を 「入」 にする ● セレクトスイッチ を 「切」 にするとモータ停止 ● セレクトスイッチ を 「自動」 にすると外部接点にて モータ自動運転 ● ● を 「手元」 にする を押すとモータ始動 押釦OFF を押すとモータ停止 セレクトスイッチ を 「切」 にするとモータ停止 ● セレクトスイッチ セレクトスイッチ 押釦ON を 「遠方」 にする を押すとモータ始動 遠方押釦OFF を押すとモータ停止 遠方押釦ON SCU-B 外部接点制御 フロートレス制御 停止 運転 故障 GL RL OL ● セレクトスイッチ を 「試験」 にするとモータ始動 ● セレクトスイッチ を 「切」 にするとモータ停止 ● セレクトスイッチ を 「自動」 にすると外部接点にて モータ自動運転 ● セレクトスイッチ1 を 「試験」 にするとモータ始動 ● セレクトスイッチ1 を 「切」 にするとモータ停止 ● セレクトスイッチ1 を 「自動」 にすると外部接点にて モータ自動運転 ● セレクトスイッチ2 を 「NO.1」 にすると 「NO.1」 モータのみを自動運転 ● セレクトスイッチ2 を 「NO.2」 にすると 「NO.2」 モータのみを自動運転 ● セレクトスイッチ2 を 「自交」 にすると自動交互運転 切 試験 自動 SeSW SCU-D 停止 運転1 故障1 GL RL 自 動 交 互 OL 運転2 故障2 RL 外部接点制御 OL 切 試験 自動 SeSW1 フロートレス制御 自交 NO1 NO2 SeSW2 表1 *記号説明* GL・・・停止表示灯 RL・・・運転表示灯 OL・・・故障表示灯 SeSw・・・セレクトスイッチ 3 ON・・・押釦スイッチ入 OFF・・・押釦スイッチ切 ■工事会社様へ ■設置場所の選定 1.保守点検の容易な場所に設置してください。 2.直射日光の当る場所は、避けてください。 3.地下室など、湿度の高い場所に設置される場合は、故障の原因になりますので、強制換気を考慮してください。 4.屋外に設置される場合は、屋外用をご使用ください。 5.塩分、蒸気、腐食性ガス、可燃性ガス、 じんあい等の環境は避けて設置してください。 6. ボイラなどの発熱装置の周辺に設置することは避けてください。 7.振動が常に加わる場所は、誤動作の原因になりますので避けてください。 ■据付工事 ①孔開け工具を用いて適合パイプの孔をあけてください。 ホルソーをご使用の場合は、内器側に函の切粉が入らないよう梱包用のビニールシートでカバーする などの処置を行ってください。 ※内器を分離する場合は、M8のナット4ヶ所を外し内器を外してください。 ②M8またはM10のボルトで壁面に力が均等になるように取付けてください。 ■配線工事 電源配線 ・・・ 電源入線位置は左側上部に設けています。 負荷配線 ・・・ 左側に設けています。 ● 制御配線 ・ ・・ 右側に設けています。 ● ● 1.電源側配線 ①電源入線位置は図2に示すように制御盤の左側上部にありますから、表2の幹線サイズ表を参照して 配線してください。 ②端子ネジの締付けトルクは表4以上の値としてください。締付けが弱いと、発熱など故障の原因になります。 2.負荷側配線 ①負荷端子は図2に示すように制御盤の左部に各ユニットごとに設けていますので、 ブレーカに直接配線してください。 なお、電線の太さは表3を参照してください。 ②端子ネジの締付けトルクは表4以上の値としてください。締付けが弱いと、発熱など故障の原因になります。 3.電極回路、外部操作などの引出し回路の配線(制御配線) ①制御端子は図2に示すように制御盤の右側に各ユニットごとに設けていますので、 納入仕様書の操作端子記号を参照し配線してください。 電線の太さは、1.25 m㎡ ~ 2 m㎡ で配線してください。 フロートレス電極回路の電線は、色別をされますと点検のとき便利です。 ②電極回路の場合は電極棒の位置が制御盤の動作に大きく影響しますので、必ず6ページの 「電極棒と電極回路の工事」 を参照し、工事を行ってください。 ③端子ネジの締付けトルクは表4を参照し、決定してください。 4 幹線サイズ表 負荷電線サイズ表 ● 1本の電線管に 電線3条通線の時 電動機kW 数の総和 締付トルク ● 1本の電線管に 電線3条通線の時 電線サイズ 電動機kW 数の総和 電線サイズ ネジの径 トルク N・m 3 1.6 mm 0.2 1.6 mm M3.5 0.8~1.2 4.5 2.0 0.4 1.6 M4 1.2~1.6 6.3 2.6 0.75 1.6 M5 2.0~2.5 8.2 3.2 1.5 1.6 M6 3.0~4.0 M8 5.5~7.0 * 12 14 m㎡ 2.2 1.6 15.7 22 3.7 2.0 19.5 30 5.5 2.6 23.2 38 7.5 3.2 表2 * ドライバ以外の工具で締付けるネジは 8.0~13.0 N・m 表4 表3 図2 ■配線図 押釦操作 商品出荷時⑤⑥端子間は渡り配線しています。 遠方押釦配線の場合は渡り線を外して下さい。 外部接点制御・フロートレス制御 ※外部押釦を接続しない時は⑤⑥ 間をリード板にて短絡すること 電源 R 1 リモコンブレーカ 電源 5 リモコンブレーカ OFF ON S 2 OFF C 6 切 入 OFF C ON 3 NO ON 運転 7 4 COM OFF S ON NO AL COM 試験 切 R 1 タイマー等 自動 S S 2 8 6 3 手元 8 4 OFF 切 リード板 NO AL タイマー等 R 5 S 2 OFF C 運転 遠方 ON R 1 リモコンブレーカ ON R 5 COM リード板 8 6 3 手元 8 4 OFF 切 遠方 ON RL S NO AX S COM ダミー負荷 ※外部押釦を接続しない時は⑤⑥間をリード板にて短絡すること 異常表示ランプ×1 自動交互 外部接点制御・フロートレス制御 リモコンブレーカ №1 ON OFF C AL 電源 R R S 5 運転 11 №2 ON OFF C AL 21 6 2 7 13 8 23 9 切替 5 R 1 電源 S B 同時 SBZ U/T B 4 S 運転 異常表示ランプ×2 異常表示ランプ×4 2 電源 1 運転 <外部押釦制御の時> 電源 電源 OFF C 8 押釦操作・遠方押釦操作 <外部接点制御の時> リモコンブレーカ ON S 2 8 4 COM 押釦操作・外部接点制御 R 3 NO AL RL AL R 1 R 1 2 S 2 1 B B 電源 Bz U/T SBZ U/T B R R 2 3 4 S B 1 2 3 4 5 1 1 2 3 4 ■電極棒と電極回路の工事 ポンプの運転では電極棒工事の良し悪しが大きく動作に影響しますので、必ず次の事項を参照の上配線を行ってください。 1.電極棒の設定位置とポンプの動き 模 擬 図 電 極 棒 の 設 定 の 長 さ E1: オーバーフロー位置より下に設定してください。 水位がE1までくるとモータが停止します。 E 一 般 揚 水 E2: 取水口より上に設定してください。 水位がE2より下がるとモータが始動し、揚水を開始します。 (GT) E3: 取水口より下に設定してください。 共通線になっています。 E1: オーバーフロー位置より下に設定してください。 水位がE1まで上がるとモータが始動し、排水を開始します。 L 一 般 排 水 E2: 水位がE2より下がるとモータが停止します。 吸水口より上に設定してください。 (GT) E3: 共通線になっています。 吸水口より下に設定してください。 E1: 水位がE1までくるとモータが停止します。 オーバーフロー位置より下に設定してください。 E2: 水位がE2より下がるとモータが停止します。 取水口より上に設定してください。 G 空 転 防 止 (G1T) E3: 共通線になっています。 取水口より下に設定してください。 1: 水位が一旦E’ 2より下がると、 E’ 1まで水位が上がらないと E’ モータが始動しません。 オーバーフロー位置より下、市水口(ボールタップ) より下に 設定してください。 E’ 2: モータが始動の状態であっても、 2以下になると、 水位がE’ 受水槽減水警報を出し、停止します。 吸水口より上に設定してください。 E’ 3: E3 (高架水槽) と共通線になっています。 吸水口より下に設定してください。 6 模 擬 図 電 極 棒 の 設 定 の 長 さ E0: 水位がE0まで上がると満水警報が出ます。 オーバーフロー位置より下に設定してください。 H 異 常 増 水 (G2T) E1: 水位がE1になるとモータが始動し排水が始まります。 E2: 水位がE2より下がるとモータが停止します。 吸水口より上に設定してください。 E3: 共通線になっています。 吸水口より下に設定してください。 E0: 水位がE0まで上がると満水警報が出ます。 オーバーフロー位置より下に設定してください。 J 満 減 水 揚 水 (G3T) E1: オーバーフロー位置より下に設定してください。 水位がE1までくるとモータが停止します。 E2: 水位がE2より下がるとモータが始動し、揚水を開始します。 E3: 共通線になっています。 E4: 水位がE4より下がると減水警報が出ます。 E0: 水位がE0まで上がると満水警報が出ます。 オーバーフロー位置より下に設定してください。 M 満 減 水 排 水 (G3T) E1: 水位がE1までくるとモータが始動し排水が始まります。 E2: 水位がE2より下がるとモータが停止します。 吸水口より上に設定してください。 E3: 共通線になっています。 吸水口より下に設定してください。 E4: 水位がE4より下がると減水警報が出ます。 吸水口より上に設定してください。 I 液 面 表 示 (IT) E1: 水位がE1まで上がると満水警報が出ます。 オーバーフロー位置より下に設定してください。 E2: 水位がE2より下がると減水警報が出ます。 取水口より上に設定してください。 E3: 共通線になっています。 取水口より下に設定してください。 7 模 擬 図 電 極 棒 の 設 定 の 長 さ E0: 水位がE0にくると高架水槽満水警報が出ます。 オーバーフロー位置より下に設定してください。 E1: 水位がE1までくるとモータが停止します。 E2: 水位がE2より下がるとモータが始動し、揚水を開始します。 E3: 共通線になっています。 E4: 水位がE4より下がると高架水槽減水警報が出ます。 取水口より上に設定してください。 K 満 減 水 空 転 防 止 (G4T) E’ 0: 水位がE’ 0にくると受水槽満水警報が出ます。 オーバーフロー位置より下、市水口(ボールタップ) より上に 設定してください。 EV: 電磁弁を結線した場合、水位がE’ 0までくると電磁弁が 閉じます。 EVより下がった場合、電磁弁制御出力が解除 ’とEvを短絡 されます。電磁弁を使用しない場合は、E0 してご使用ください。 E’ 1: 水位が一旦E’ 2より下がった場合、 水位がE’ 1まで上がらない と復帰しません。 市水口より下に設定してください。 E’ 2: 水位がE’ 2より下がるとモータが停止し、 空転防止が かかります。 また、 このとき受水槽減水警報が出ます。 吸水口の上に設定してください。 E’ 3: E3 (高架水槽) と共通線になっています。 吸水口より下に設定してください。 2.電極棒の正しい使い方 ①制御範囲(E1とE2の差) は水槽容量の許す限り大きくとってください。 これが小さいとポンプの運転頻度 が多くなり、 モータはじめ関連機器の寿命を縮めるばかりでなく、急に大きな水位変化の起きた場合、 水位の調整ができなくなります。 ②汚物槽などに使用する場合は、電極棒間に異物がからまることがありますので、 単極保持器または電極帯(AF5003、AF5005) をご使用ください。 ③電極棒はステンレス製で腐食には強い材質ですが、附着物などで導通不良になることがありますから、 浄水の場合は年1回、汚水の場合は定期的に掃除されることをおすすめします。 ④電極棒が長い場合は水中での接触を防止するため、電極棒の継ぎ目にセパレータなどを入れて電極棒が 接触しないようにしてください。 ⑤電極保持器の端子部、電極の継ぎ目のゆるみにより誤動作する場合がありますので、締付けは完全に 行ってください。 ⑥電極回路配線と他の電源配線を同一ケーブルで行わないでください。 ノイズにより誤動作することがあります。 ⑦点検の場合、電極間のメガーテストは避けてください。 8 ■ブザー回路のとり方 1.単系統の機種にブザー回路が必要な場合には、 ブザーユニットをご用命ください。 品名 ブザー 型番 品番 ● 外部出力 定格電圧 モジュール SBZ 2 BRD5512K AC200V 2P ユニット SBZ 1 BRD5511K AC100V 2P ブザー回路結線 電源 R K1 R S K2 B 警報入力 外部 ブザー停止 2.ブザー回路の結線方法は右図のように行ってください。 SOL B B P ・接点定格AC250 V 0.5 A(抵抗負荷) ■警報盤への接続方法 1.警報表示盤ネオアラームミニをご利用ください。 (無電圧接点方式) 警報表示盤 ネオアラーム ミニ型 品番 定格電圧 Kc C 4警報用 BRN104 100/200V K1 1 2警報用 BRN102 100/200V K2 2 K3 3 K4 4 フロートレス 液面リレー 2.接続方法は右図のように行ってください。 AC100V ■連動回路のとり方 1.例えば冷却水ポンプとクーリングタワーの連動を行う場合などは、 右図に示すリレーユニットをご使用ください。 品名 リレーユニット 型番 品番 モジュール SRY 2 BRD5812 1P SRY 1 BRD5811 1P 6 5 8 7 X2 1 2 2.その他の接点増幅が必要な場合にも、 リレーユニットを使うと盤にすっきりと収まります。 X1 X1 X2 AC100 V(SRY1) AC200 V(SRY2) ・接点定格AC250 V 3 A ■負荷名・警報名の表示方法 1.負荷名は附属の 「ネームシール」 をお使いください。 表示部と主回路部に各々同一名称を表示してください。 なお、該当する名称のない場合は、白紙のものに記入してご使用ください。 2.右側にMCBなどの送り回路を設ける場合は、主回路用ネームシールを保護板に直接貼り付けてください。 3.警報名称も 「ネームシール」 をお使いください。 ■進相コンデンサの取付け方 ● 主回路機器の下部スペースがある場合、進相コンデンサの収納に利用できます。 結線は主回路ブレーカの負荷側端子から行ってください。 ● 右図のように取付けができる容量は100 μF以下ですのでご注意ください。 9 3 4 ■試運転 試運転の場合は、次のチャートを利用してチェックしてください。 不用意にスイッチを入れますと、故障を起こすばかりでなく、事故につながるおそれがあります。 A.押釦操作 B.外部接点操作 MCBおよび制御ユニットの セレクトスイッチの「切」を確認 MCBおよび制御ユニットの セレクトスイッチの「切」を確認 制御盤へ送電 主幹MCBをON 制御ユニットのセレクト を 「入」 に 制御ユニットの押釦 をON モータ正転 NO 逆 転 U,V,Wの相入換 逆 転 モータ不動作 U-V,V-W, U-Wの電圧測定 OKであれば モータ配線不良 モータ不動作 リモコンブレーカ またはMCB遮断 回路短絡、 配線 のチェック リモコンブレーカ またはMCB遮断 リモコンブレーカ 不動作 操作回路ヒューズ 溶断 リモコンブレーカ 不動作 制御盤へ送電 制御ユニットのセレクト を 「試験」 に 主幹MCBをON NO YES YES 制御ユニットの押釦を OFF MCBをOFF、 または ヒューズを抜取り 盤内配線不良、 営業所へお問い 合せください NO モータ停止 YES 外部操作押釦をON モータ正転 制御ユニットの セレクトを 「自動」 に MCBをOFF、または 制御電源用ヒューズを抜取り 端子R,5をリード線で短絡 外部操作線を外す MCBをON、 または ヒューズを挿入 NO YES 外部操作押釦をOFF モータ停止 NO NO MCBをON、または 制御電源用ヒューズを挿入 YES 端子5,7をリード線で短絡 モータ運転 端子R,5をリード線をとる MCBをON、 または ヒューズを挿入 NO YES 外部操作引出し線 に異常あり、 チェックしてください 外部操作引出線を チェック 制御ユニットのセレクト を「試験」に モータ正転 NO モータ 自動運転 YES OK NO YES 表5 フロートレス盤面チェック 機種 チ ェッ ク 動 作 U,V,Wの相入換 GT モータ不動作 U-V,V-W, U-Wの電圧測定 OKであれば モータ配線不良 G1T MMCB遮断 回路短絡配線 のチェック リモコンブレーカ 不動作 操作回路ヒューズ 溶断 E1とE3を断接→リモコンブレーカON,OFF 1 とE3を接続 ① E’ E 1 とE3を断接→リモコンブレーカON,OFF 1 とE3を接続解除→減水ランプ点灯 ② E’ →リモコンブレーカOFF ① E3とE1を断接→リモコンブレーカON,OFF ② E3とE0を接続→増水ランプ点灯 ① E4とE3を接続 E3とE1を断接→リモコンブレーカON,OFF ② E4とE3の接続解除→減水ランプ点灯 ③ E3とE0を接続→増水ランプ点灯 ① E3とE’ 1 を接続 E3とE4 を接続 E3とE1 を断接→リモコンブレーカON,OFF ② E3とE’ 1 を接続→受水槽増水ランプ点灯 ③ E3とE0 を接続→高架水槽増水ランプ点灯 ④ E3と E’ 1 を接続解除→受水槽減水ランプ点灯 ⑤ E3と E’ 4 を接続解除→高架水槽減水ランプ点灯 G2T G3T YES 制御ユニットのセレクトを 「自動」に 自動運転 逆 転 制御盤へ送電 主幹MCBをON NO OK E,L,G,H,J,M,K フロートレス操作 MCBおよび制御ユニットの セレクトスイッチの「切」を確認 モータ運転 MCBをOFF、 または ヒューズを抜取り YES OK モータ正転 電極回路配線を外す フロートレスの種類により 表5に示すように盤面で配線し、 チェックを行ってください 自動運転 NO YES 盤内配線が不良、 営業所へお問い 合せください 電極回路配線が不良、 チェックしてください 10 G4T 自動交互運転回路 MCBおよび制御ユニットの セレクトスイッチの 「切」 を確認 制御盤へ送電 MCBをON 逆 転 U,V,Wの相入換 モータ不動作 U-V,V-W,U-W の電圧測定OKであれば モータ配線不良 リモコンブレーカ またはMCB 回路短絡配線 のチェック リモコンブレーカ 不動作 操作回路ヒューズ 溶断 制御ユニットのセレクトを 「試験」 に セレクトを「No.1」に No.1 モータ正転 セレクトを「No.2」に NO NO No.2 モータ正転 YES YES 制御ユニットのセレクトを 「自動」 に セレクトを「No.1」 セレクトを「自交」 セレクトを「No.2」 No.1 自動運転 自動交互運転 No.2 自動運転 YES YES NO 電極端子を外す YES フロートレスの種類により 表5に示す盤面で配線し チェックを行ってください OK 自動運転 NO YES 電極回路配線が不良、 チェックしてください 11 盤内配線不良、 営業所へお問い 合せください ■異常時の処理方法 1. リモコンブレーカがトリップしたら・・・ 表示 ● 右側制御ユニット・・・ 「故障」 ランプ(オレンジ) フリッカ点灯 ● リモコンブレーカ・ ・・ハンドル部「点検」 となります。 ①右側の制御ユニットのセレクトスイッチを 「切」 にする。 ②トリップ原因を取除いたのち、リモコンブレーカの透明ハンドルカバーを開いて、 ハンドルを一旦「OFF」 にしてください。 ③制御ユニットのセレクトスイッチを 「自動」又は 「入」 の運転状態に戻してください。 2.停電の際には・・・ 表示 ● リモコンブレーカはすべて 「OFF」 になります。 (制御ユニット内に無電圧解放機能を持っています) ①押釦操作の場合は、停電復帰時に 「ON」 の釦を再度操作してください。 ②自動運転の場合は、停電復帰時に再度自動運転状態になります。 3.負荷の保守点検の際には・・・ ①制御ユニットのセレクトスイッチを 「切」 にする。 ②リモコンブレーカの黄色のスイッチを 「切」 にしてください。 ハンドル部に 「点検」 と出たら、制御回路からリモコン操作ができなくなります。 ③負荷の保守点検を行なった後、黄色のスイッチを 「 」 にし、透明ハンドルカバーを開いて、 ハンドルを一旦「OFF」 にしてください。 ④制御ユニットのセレクトスイッチを 「自動」 または 「入」 の運転状態に戻してください。 【ご相談窓口における個人情報のお取り扱いについて】 パナソニック株式会社およびグループ関係会社は、お客様の個人情報をご相談対応や修理 対応などに利用させていただき、ご相談内容を録音させていただきます。また、折り返し 電話をさせていただくときのために発信番号を通知いただいております。なお、個人情報を 適切に管理し、修理業務等を委託する場合や正当な理由がある場合を除き、第三者に開示・ 提供いたしません。個人情報に関するお問い合わせは、ご相談いただきました窓口にご連絡 ください。 12 13 14 パナソニック株式会社 パナソニック エコソリューションズ 電路株式会社 〒571-8686 大阪府門真市門真 1048 番地 TEL(代表)06-6908-1131 859016108 C Panasonic Corporation 2012 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