環 境 活 動 レ ポ ー ト 三田尻化学工業株式会社 - エコアクション21

環 境 活 動 レ ポ ー ト
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対象期間:平成25年4月1日
~平成26年3月31日
三田尻化学工業株式会社
山口県防府市大字浜方27-1
http://www.mitajiri.co.jp
平成26(2014)年5月 9日 発行
Mitajiri Chemical Industry Co.,Ltd.
1
目 次
Page
1.環境方針
3
2.取組の対象組織の概要及び活動
4
3.環境マネジメントシステム
5
4.中期環境目標と環境活動計画
6
5.環境活動目標と実績
8
6.環境活動の結果に対する評価及び対策
9
1.二酸化炭素排出量の削減
9
2.廃棄物排出量の削減
10
3総給水量(使用水量)の削減
10
4.グリーン購入の推進
10
5.化学物質の適正管理
10
7.次年度の取組内容
10
8.環境関連法規への違反、訴訟等の有無
11
9.代表者による全体評価と見直しの結果
11
Mitajiri Chemical Industry Co.,Ltd.
2
1.環境方針
私たちは、地球規模で懸念される地球温暖化や、地下資源の枯渇・資源の有効利用への対応
が全人類の共通課題との認識に立ち、当社での化成品の製造・販売等の事業活動における環境
負荷の低減を図るために、全社一丸となって自主的・積極的に、環境保全活動に取り組みま
す。
<環境保全への行動指針>
1.具体的に次のことに取り組みます。
①電力・燃料の消費に伴う二酸化炭素排出量を削減すること
②廃棄物排出量を削減すること
③使用する水資源を節減すること
④グリーン購入法適合品の選別、購入をすること
⑤化学物質を適正に管理すること
これらについて環境目標・活動計画を定め、定期的に見直しを行い、継続的な改善に努めま
す。
2.環境関連法規制や当社が約束したことを順守します。
3.地域や関係団体などと協働して清掃活動や環境美化に努めます。
4.この環境方針は、社員全員に周知するとともに、社外に公表します。
制定日:平成25年 3月29日 三田尻化学工業株式会社 代表取締役 Mitajiri Chemical Industry Co., Ltd.
3
日南本 一成
B0
2.取組の対象組織の概要及び活動
<取組対象組織の概要>
1. 名称及び代表者名
三田尻化学工業株式会社
2. 所在地
代表取締役社長 日南本 一成
本社・第1工場
山口県防府市大字浜方27-1
ヒナモト
カズナリ
第2工場
山口県防府市大字新田414-1
第3工場
山口県防府市新築地町20-7
3. 環境管理責任者及び担当者氏名並びに連絡先
環境管理責任者
技術開発部
秋本 明男
0835-22-3311(内線18)
e-mail:[email protected]
環境管理担当者
管理部
下野 郁夫
0835-22-3311(内線11)
e-mail:[email protected]
環境管理担当者
製造部
安井 義祐
0835-22-3311(内線17)
e-mail:[email protected]
4. 事業内容
業種:①製造業(化学工業)
無機化成品、有機化成品の製造及び販売
主要製品
・中性無水芒硝 ・グラウト材
・除毛剤原料
②貸倉庫業
・接触媒質
一般倉庫
5. 事業規模
H23年度
H24年度
H25年度
6,242
6,134
6,556
519
502
542
従業員数 [人]
20
19
20
敷地面積 [m2]
47,000
47,000
47,000
工場延床面積 [m2]
13,000
13,000
13,000
製品生産量 [t]
売上高 [百万円]
資本金
48,510 [千円]
6. 事業年度
4月1日から3月31日
7. 沿革
昭和10年4月創業 中性無水芒硝の製造販売
昭和61年7月
チオグリコール酸カルシウム(除毛剤原料)開発
平成 8年 4月 超音波探傷用接触媒質「ミタエコー」製造設備完成
平成 9年10月 微生物(ミタバイオ)培養設備完成
平成24年 3月 太陽光発電設備完成(50kw)
平成24年10月 太陽光発電設備増設(50kw)
平成25年11月 7号倉庫建替え
平成26年1月
芒硝粉砕機(パルペライザー)設備更新
<認証・登録の範囲(組織・活動)>
1. 対象事業者名
三田尻化学工業株式会社
2. 対象事業所及び活動
全組織・全活動 (対象外事業所:なし)
Mitajiri Chemical Industry Co., Ltd.
4
3.環境マネジメントシステム
1.エコアクション21(EA21)実施体制
(代表者)
代表取締役社長
日南本 一成
環境管理責任者
EA21委員会/事務局
秋本
日南本社長(委員長)
岡村(副委員長)
下野(委員)
安井(委員)
秋本(環境管理責任者)
管理部門(9名)
製造部門(10名)
下野
安井
2.役割分担表
職 名
所 属
役割・責任・権限
委員長
代表取締役
全体統括、環境方針の設定、環境への取組を実施するための資源の
準備、全体の評価と見直しをする。
副委員長 常務取締役 委員長の補佐及び環境方針に対する提案・助言をする。
全体の把握と環境経営システムを構築・運用し、その状況を社長に報
告する。
環境管理
技術開発部
責任者
ミーティングを月1回開催し、環境目標の達成状況・活動計画の実行状況を
審議する。また文書及び記録類の作成・維持・管理を行う。
管理部
グリーン購入の管理と運用をする。
使用電力量、売電量、水消費量の管理をする。
廃棄物の排出量管理、リサイクル量管理、化学物質量、包装材料使
用量管理をする。
委員
製造部
車両燃料(ガソリン・軽油)、灯油、プロパンガス、A重油消費量の管理
をする。
カイゼン・提案制度を適切に運用し、採用された案件を具現化す
る。
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5
4.中期環境目標と環境活動計画
1.中期環境目標
単位
H23年度
(基準年度)
H25年度
目標
H26年度
目標
H27年度
目標
[kg-CO2/t]
20.0
19.4
(▲3.0%)
19.3
(▲3.5%)
19.2
(▲4.0%)
1-1 購入電力量
[kWh/t]
26.6
23.9
(▲10.0%)
23.8
(▲10.5%)
23.7
(▲11.0%)
1-2 灯油使用量
[L]
1,392
1,350
(▲3.0%)
1,336
(▲4.0%)
1,322
(▲5.0%)
1-3 ガソリン使用量
[L]
373
362
(▲3.0%)
358
(▲4.0%)
354
(▲5.0%)
1-4 軽油使用量
[L]
1,920
1,862
(▲3.0%)
1,843
(▲4.0%)
1,824
(▲5.0%)
[m3]
56.0
54.9
(▲2.0%)
54.6
(▲2.5%)
54.3
(▲3.0%)
[kg-CO2]
629.3
6,922
(1,100%)
6,922
(1,100%)
6,922
(1,100%)
[t]
30.4
27.4
(▲10.0%)
27.1
(▲11.0%)
26.8
(▲12.0%)
[m3]
1,791
1,737
(▲3.0%)
1,728
(▲3.5%)
1,719
(▲4.0%)
[追加
品目数]
0
1
(品目)
1
(品目)
1
(品目)
----
----
適正在庫量
で管理する
適正在庫量
で管理する
適正在庫量
で管理する
環境目標項目
1
二酸化炭素排出量
1-5 プロパンガス使用量
1-6
太陽光発電による温室
効果ガス排出量削減量
2
廃棄物排出量
3
総給水量
4
グリーン購入
該当品目総数
5
化学物質の適正管理
備 考:( )内%は、平成23年度(基準年度)の実績値をベースとして削減率または向上率を示す。
H23年度 CO2排出量
125,088 kg
→125,088kg/6,242t=20.0kg-CO2/t
H23年度 購入電力量
166,096 kWh
→166,096kWh/6,242t=26.6kWh/t
H23年度 総販売数量
6,242 t
※平成23年度の電気事業者別二酸化炭素排出係数:中国電力㈱ 0.657[kg-CO2/kWh]
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15912
※A重油については検討の結果、削減項目には設定せず使用量を把握し、適正な運用を図る。
2.環境活動計画
2-1.二酸化炭素排出量の削減
削減3%
2-1-1 購入電力量の削減
削減10%
20℃(冬季)、28℃(夏季)設定
エアコン設定温度を決め、実行する
サマータイム制(5月~9月は勤務時間帯を30分繰り上げる)を実施する
LED外灯への切替え(平成25年度 22本)
LED蛍光灯への切替え(平成25年度 32本)
休憩時間・昼休み時間は消灯
残業時の不要な照明の消灯
パソコン画面のスクリーンセイバーは5分に設定する
長時間の離席の場合はパソコンの電源をOFFにする
エアコンの使用開始時間をずらす(冷房はAM09:00以降)
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6
デマンド監視装置の取り付けと警報時の適正措置による節電
2-1-2 燃料の使用量削減
ガソリン使用量の削減・・・省エネドライブの実施
削減3%
ハイブリッド車等の導入
燃費20%改善
軽油使用量の削減・・・省エネドライブの実施
削減3%
プロパンガスの使用量削減・・・給湯器の効率的な使用
削減2%
2-1-3 太陽光発電による二酸化炭素排出量の削減
発電状況の把握と設備機器類の適正管理
2-2.廃棄物排出量の削減
削減10%
2-2-1 分別を徹底する
2-2-2 ダンボール紙を再利用する
2-2-3 コピー/プリントアウトはモノクロ優先にする
2-2-4 裏紙を利用する
2-2-5 サイズ、枚数を確認する
2-3.総給水量の削減
削減3%
2-3-1 水を流しっぱなしにしない
2-3-2 寒冷期の凍結対策を徹底する
2-3-3 節水コマの検討と導入をする
2-3-4 冷却水(CAT)の有効活用を図る(検討する)
2-4.グリーン購入法適合品の利用促進及び省エネ機器の導入
2-4-1 グリーン購入法の文具類調査と選択
1品目(文具)
2-4-2 グリーン購入法適合品を積極的に利用(購入)する
2-4-3 水銀灯を更新する際は省エネ型の水銀灯またはLEDを比較検討する
2-4-4 蛍光灯を更新する際はLED化を比較検討する、または導入する。
2-5.化学物質の適正管理
2-5-1 管理簿の作成と適正管理
1品目(2-アミノエタノール)
(別名:モノエタノールアミン)
2-6.地域美化活動の実施
2-6-1 本社敷地内を横断する水路の清掃(2回/年)・・・地区自治会の清掃活動に併せて適宜実施
2-6-2 会社周辺の清掃(1回/年)・・・第3工場・・工業団地自治会の清掃活動に併せて適宜実施
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7
5.環境活動目標と実績
環境目標
1
1-1
1-2
1-3
1-4
1-5
二酸化炭素排出量
購入電力量
灯油使用量
ガソリン使用量
軽油使用量
プロパンガス使用量
太陽光発電による温室
1-6 効果ガス排出量削減量
2
3
4
5
6
廃棄物排出量
総給水量
グリーン購入
化学物質の適正管理
地域美化活動
単位
平成23年度
(基準年度)
平成25年度
目標 (a)
実績 (b)
差
(b-a)
注記
判定
19.4
23.9
1,350
362
1,862
54.9
13.5
21.1
1,404
212
2,007
67.0
-5.9
-2.8
54
-150
145
12.1
(*1)
m3
20.0
26.6
1,392
373
1,920
56.0
(*6)
◎クリア
○クリア
× 未達
○クリア
× 未達
× 未達
kg-CO2
1,629
20,359
25,264
4,905
(*7)
○クリア
kg
30.4
1,791
0
--3
27.4
1,737
2
47.8
1,646
2
kg-CO2/t
kWh/t
L
L
L
3
m
品目数
--回/年
適正管理
適正管理
3
4
*
( 2)
(*3)
(*4)
(*5)
20.4
(*8)
-91
(*9)
0 (*10)
--(*11)
1
(*12)
注記
*
( 1)(*2) H25/4/1~H26/3/31 総販売数量
6,556t
(*1)
H25/4/1~H26/3/31 CO2排出量(88,425kg)
∴88,425kgCO2/6,556t≒13.5[kgCO2/t]
(*2)
H25/4/1~H26/3/31 購入電力量(138,249kWh)
∴138,249kWh/6,556t≒21.1[kWh/t]
接触媒質の生産量(H23年度を100とした場合)
H23年度
100.0
H24年度
111.3
H25年度
134.4
*
( 3)
(前年比1.11倍)
(前年比1.21倍)
*
社用車の更新(ガソリン車→ハイブリッド車)
*
総販売数量の増加(前年比106.9%)及び倉庫建替え等によりフォークリフトの稼働時間が長くなった。
( 4)
( 5)
フォークリフトを年度末に1台更新した。(軽油仕様→バッテリー式)(3月)
*
( 6)
プロパンガスを多用する分析・測定等が多くあったこと(微生物検査等)、及び寒冷期の期間が若干長引いたこと
(*7)
太陽光発電量の内、自家消費分 38,454kWh/年
∴38,454kWh×0.657kg-CO2/kWh≒25,264kg-CO2
(*8)
CAT生産量が前年度比約2.9倍と飛躍的に多く生産したため、廃液(産廃:廃アルカリ)量も増加し未達となった。
(*9)
節水コマの取り付け及び節水を社内全員で心掛けたことにより目標をクリアできた。
(*10)
グリーン購入法適合品目:2品目
(*11)
化学物質(PRTR法該当品)は2-アミノエタノールの1品目のみであり、原材料として使用している。
年間使用量: 56~86kg
通常在庫量: 30~48kg以下
⇒管理簿作成による適正な在庫管理をすることとした。
(*12)
会社周辺の除草、ごみ拾い及び溝掃除を実施した。
溝掃除(第1工場):春・秋各1回(合計2回)
除草(第3工場):2回
№1 発電量(パワコン①)60,814kWh
太陽光発電設備
による発電量
№2 発電量(パワコン②)65,718kWh
合計発電量 126,532kWh
CO2排出量 約63,519kg削減したことに相当します!
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8
× 未達
× 未達
○クリア
○クリア
○クリア
6.環境活動の結果に対する評価及び対策
1 二酸化炭素排出量
判 定 ○クリア
評 価
太陽光発電設備がフルに機能を発揮したことによって、大幅にCO2排出量を削減でき
た。
対 策
今後は発電設備がフルに性能を発揮できるように機器管理をするとともに、カイゼンや
創意工夫による生産性の向上及び予防保全を推進していく。
1-1 購入電力量
評 価
判 定 ○クリア
太陽光発電により、購入電力量は削減できた。また、デマンド監視装置を取り付けるこ
とにより電力料金の低減化を合わせて進めており、経費削減が実感できている。
引き続き、生産計画の平準化を図り、過剰なエネルギーを消費しないように努める。
対 策 タイマーやセンサーを効率よく活用し適正な機械稼働時間を設定し無駄を省く。
また、設備機器類のTPM(予防保全)の定着化を図る。
1-2 灯油使用量
判 定
×未達
接触媒質の生産量が前年比121%であったことによりボイラの稼働率は上昇し燃料であ
る灯油消費量が増加したことが未達の主な要因と考えられる。
適切な生産計画とボイラの適切な使用を図り、ムリ・ムラ・ムダの無い生産体制とす
対 策 る。
また、焼却炉は2次燃焼させる場合は焼却が終了したら速やかに止めるようにする。
評 価
1-3 ガソリン使用量
判 定 ◎クリア
社用車(普通車:ガソリン仕様)1台をハイブリッド車に更新したこと、商用車(普通
評 価 車(バン):ガソリン車)1台を軽自動車に更新したことにより燃費が改善され、ガソ
リン使用量を大きく削減できた。
対 策 車に優しい運転を心掛けるよう社内で呼びかける。
1-4 軽油使用量
判 定
×未達
総販売量の増加(前年比106.9%)及び7号倉庫の建替えに伴いフォークリフトの稼働
評 価 率が上昇し燃料の使用量が増加したために目標値を上回ったと考えられる。
フォークリフト(2t:軽油仕様)1台をバッテリー仕様に更新した。(3月)
対 策
車やフォークリフトに優しい運転を心掛ける。
引き続きフォークリフトは使用時以外はエンジンを切る。
1-5 プロパンガス使用量
判 定
×未達
評 価
微生物検査等分析・測定にプロパンガスを多用することが一時的に多くあり目標値をク
リアできなかった。
対 策
ガスボンベが3ヶ所ある。1ヶ所でも減らす方法を検討する。
電気温水器に切り替える方法を検討する。
1-6 太陽光発電による温室効果ガス排出量削減量
評 価
判 定 ○クリア
太陽光発電量設備は工場全体で100kWとなり、CO2排出量削減に大きく寄与してい
る。
対 策 太陽光発電設備による発電量が仕様通りに稼働するよう、適正な維持管理を行う。
Mitajiri Chemical Industry Co.,Ltd.
9
2 廃棄物排出量
評 価
判 定
×未達
CATの生産量は前年比2.9倍であったため生産増に伴う産廃(廃アルカリ)量の増加
により目標値を大きく上回った。
CATでの産廃(廃アルカリ)の過剰分を除いた数量では概ね目標値をクリアしていた模
様である。
対 策 引き続き社内で発生するごみ類は分別を細かく行い再生・再利用・再使用を心掛ける。
物品購入の際は簡易包装に心掛けるよう啓蒙する。
通いフレコンは適正管理を維持する。
3 総給水量
判 定 ○クリア
評 価 目標値はクリアしている。
節水コマを取付けた効果は出ていると考えられる。
対 策 CAT及び接触媒質の生産工程内には冷却水を使用しているが、その冷却水を有効活用す
る方法を検討する。(循環利用等)
4 グリーン購入
判 定 ○クリア
評 価 グリーン購入法に適合する文具を2点選定した。
対 策 引き続きグリーン購入適合品を選定する。
5 化学物質2-アミノエタノール(別名モノエタノールアミン:MEA)の適正管理
判 定
評 価 適正在庫量であり、管理簿も適正に記録・保管されている。
対 策 特になし。適宜(棚卸の際など)適正管理であることを確認する。
○クリア
※コメント
・ガソリン、軽油は主に車両の燃料として消費しているが、1台はコンパクト化、もう1台はハ
イブリッド化したためガソリン使用量は大きく削減できた。
また、フォークリフトも1台を(軽油燃料から)バッテリー式に更新した。(3月更新のため効
果は次年度以降と見込まれる。)
・プロパンガスは寒冷期には瞬間湯沸し器の利用が高まるために消費量が多くなる傾向がある。
日常の分析業務において分析項目によりガスバーナーを多用する場合もある。
・化学物質(PRTR法該当品:2-アミノエタノール(別名:モノエタノールアミン))は、適用法令が複数(消防法
危険物、毒劇物取締法、化管法第1種指定化学物質等)あるため、記録簿による適正な在庫管理
を行っている。
・社内の外灯及び事務所を中心に照明のLED化を実施した。一部は期末に実施したのでLED
化による電力消費量の削減効果は次期以降に徐々に表れると思われる。
7.次年度(平成26年度)の取組内容
H25年度の取組みを継続する。
8.環境関連法規への違反、訴訟の有無
環境関連法規の順守状況をチェックの結果、違反はありませんでした。
工場周辺の住民や自治会からの苦情などはありませんでした。
労基、監督官庁等より違反の指摘、利害関係者からの訴訟はありませんでした。
Mitajiri Chemical Industry Co.,Ltd.
10
9.代表者による全体評価と見直し
・エコアクション21の認証取得後、社員はエコに関することや環境に対する配慮などに気を配
るなど意識は高まっている。
・太陽光発電装置の増設(50kW)により、直接CO2排出量削減し温暖化防止に寄与してい
る。(カーボンオフセット)
・また、太陽光発電により購入電力量を削減し、更にデマンド監視装置の併用によりコスト削減
を図っている。
・エコ化のためコンパクト化(普通車→軽四)、ハイブリッド化(ガソリン車→ハイブリッド
車)、バッテリー式リフト等を取り入れ社内でのエコ化を推進している。
・年度により販売数量に大きな変動がある製品(CAT)の生産数量が前年比290%であったため
に、生産増に伴う産廃(廃アルカリ)発生量は大きく上回ることとなった。販売量が想定数量よ
りかなり多くなったためであった。
・ガスの使用量はコントロールし難いのでボンベの設置個所を削減し、代替として電気式温水器
等を検討することが良いと思われる。
・水使用量は生産量の増加の割には削減されていた。節水コマや冷却水の流量を抑えるなどの工
夫が活かされている。
・二酸化炭素排出量・購入電力量・灯油使用量・プロパンガス使用量・軽油使用量・廃棄物排出
量などは、軒並み目標値をクリアー出来なかった。
・会議用資料のペーパーレス化が定着し、全ての会議はプロジェクターを利用した方法に変更し
た。(紙ゼロ)
・カイゼン、提案は継続し、採用案件に対して実施率を高める。
・エコアクション21の取り組みを通じ、未来に向けて持続可能な社会を目指すグローバル企業
となるようより良い社内風土の素地をつくることが必要と考える。
・取り組み初年度でCO2削減のまだ実感が掴めていないようにも感じられる。「環境に優し
い」、「エコ」、「省○○」など環境に対する意識を高めるため、今後も種々のエコ活動に参画
し、全社員で目標達成できるようエコ活動を推進したい。
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11
近年の社内での実績
【設備関係】
新規
H18.4
培養設備(温室)
H18.12
第2工場原料石膏ピット前 ダンプ後輪用ガイド
H24.3
太陽光発電設備№1(50kW)・・・自消用、売電用
H24.11
太陽光発電設備№2(50kW)・・・売電のみ
更新
受電設備の更新
H18.1/H2
6.2
焼却炉更新(炉床面積0.5m2未満:規制対象外)
第3工場:外階段修繕
フォークリフト:軽油燃料車→バッテリー車(2台)
3
ミタエコー設備更新(SUSジャケット付タンク1m )
H21.7
第3工場 一般倉庫改装(ドックシェルター倉庫)→賃貸(製パン)
H24.1
第3工場:冷却(チラー)設備、小型貫流式ボイラ(400kg/h)更新
H24.11
石膏工場:積み付けロボット更新
H25.3
バン(普通車、ガソリン車)→軽四
H25.11
7号倉庫建替え
H25.12
社用車(ガソリン車)→ハイブリッド車
H26.3
芒硝粉砕機(パルペライザー)更新
廃止/撤去/処分
H20
不要設備の撤去(旧芒硝生産設備、旧MK生産設備、旧風呂場、トイレ(芒硝工場横))
【廃棄物関係】
電子マニフェストの導入
受電設備に使用していたPCBの処分
【職場環境カイゼン(安全/健康等)関係】
禁煙マラソン
工場内禁煙(喫煙所指定場所)
ラジオ体操(毎朝)
「私たちの約束」(経営理念)の唱和(毎朝)
カイゼン提案の仕組みづくり
ペーパーレス化(会議用資料)
5S作業(月2回)
地域美化活動(年3回)
照明のLED化(本事務所、試験室、会議室、応接室、ミーティングルーム)
エアコン・・・省エネタイプに(順次)切り替え
第3工場 水道管子メーター取付け
【その他】
目標管理(全社員)
1号倉庫:毒劇物保管用倉庫(届出済(St-Ba用))
危険物一般取扱所・・・廃止届
地下タンク貯蔵所(旧重油タンク?)・・・廃止届
掲示板の設置
国旗、安衛旗の掲揚
プランター栽培管理
グリーンカーテン
地下水の利用(散水)
H19.11
Mitajiri Chemical Industry Co.,Ltd.
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