2010/08

8月のコース管理データ
コース名称
グリーンキーパー氏名
所在地
ホール数
開場年月日
標高(m)
芝地管理面積(㎡)
その他管理対象面積
従業員数
パート・アルバイト
外注
札幌GC輪厚コース レインボーヒルズGC
龍ヶ崎CC
こぶしGC
琵琶湖CC
若木GC
菊池 大拙
安藤 義雄
渡辺 護
東 浩一
中村 高徳
志村 譲一
北海道
宮城県
茨城県
岐阜県
滋賀県
佐賀県
18
18
1958/8/10
100~132
基
礎
デ
|
タ
コース管理全般に関
して
課題・問題点
芝品種
グ
リ 造成・播種・張芝年
|
ン
刈高(㎜)
刈込回数
コース名称
18
1958/11/3
60
27
1994/4/20
18
1959/11/3
1991/10/10
60
440
164
80
710,000
600,000
422,890
523,000
653,500
404,700
44,000
145,000
247,110
158,862
718,000
697,900
13
10
19
6
6
15
なし
4
なし
内容
気温℃(右平年差)
降水量㎜(右平年差)
晴天日数
曇天日数
雨天日数
降雪日数
18
1992/6/8
8+3
4
9
4
あり
あり
あり
バンカー排水工事
除草剤散布、コース内草
刈り
除草剤散布、松喰い虫防
除
4
なし
24.0
26.9
3.1
27.7
0.2
28.5
28.2
1.5
31.0
0.0
98.9
37.0
-88.0
22.4
-88.3
186.2
123.0
-36.0
138.5
-44.7
21
19
23
20
25
28
1
11
4
3
4
1
9
1
4
8
2
2
高温多湿がもう1ヵ月半も
続いている。特にグリーン
以外も全てC3植物の洋芝
である道内各地のコース
からは深刻な被害も漏れ
聞こえてくる。当コースとて
例外ではなく、毎日の空
模様と天気予報にうなだ
れる毎日である。
7月中旬から8月末まで、
日中、夜間とも気温高く、
湿度異常に高く、風吹か
ず、芝乾かず、徒長し、病
気激発、虫害発生の悪循
環である。洋芝にとっての
最悪期から脱する気配は
まだ見えず、迫り来る大会
に頭を悩ませている。
観測史上特異な2ヵ月で
あることは疑う余地が無
い。
ほとんど毎日、最高気温
が32℃から38℃で推移し
ており、雷は時々鳴るもの
の、8/15日以降は雨が
まったく降らない状態が続
いている。コースは全体的
に乾燥がひどく、毎日散
水に追われている。
暑さのために体調を崩し
ている作業員もおり、熱中
症などに注意して作業を
進めたい。
8月も暑さは厳しく、管理 7月に持ちこたえたグ
体制は気が抜けない状況 リーンも、8月の下旬頃に
である。そんな中、2日に 衰退してきた。
恵みの雨が降る。この雨 頻繁な雨とその後の猛
は局地的な雨であるがす 暑日の連続で、裸地化は
こぶるうれしい雨である。5 していないが、ギリギリの
日の日差しは、雲ひとつな 状態である。
い天候になったこともあり 31日現在、猛暑日が11
特に強く感じられた。1日 日間続いている。
で乾燥気味になったところ 予報では9月の上旬まで
が多く見られた。日差しに この季候が続くとのことで
要注意である。
ある。
暑さ対策のため、連日散 夜温がもう少し下がって
水作業を実施すると、殺菌 くれれば、衰退を抑えるこ
剤の効果が低下するの
とができるが、熱帯夜も続
で、観察を怠らないように いており、予断を許さない
したい。
状況である。
今月も思ったほどの降雨
はなく、降っても2~3㎜程
度のわずかな雨のため散
水作業で忙しい毎日であ
る。今月は半ば以降も残
暑が厳しく、16日は今年
最高の35℃を記録、寒地
型芝草に与えるダメージ
は大きい。
この時期、暑さが長引くと作業計画も狂ってしまう。
散水が届かないラフ、グリーン周囲、バンカー周りが焼
け始めている。
この頃になると、各地でグリーンが焼けてしまったと
か、傷んで使えない状態になったなどの情報が流れ
込んでくる。そのような状況下ではあるが、当コースは
何とか無事に今日まで来ている。しかし、まだまだ安
心するのは時期尚早と言ったところである。
23日に今月の最高気温の35.3℃を記録した。その
後、高温状態が続き降雨もなく四苦八苦する毎日であ
る。
8月に入り、まともに雨が
降ったのは2日だけであっ
た。
厳しすぎる暑さである。
因みに最高気温は瞬間で
はあるが37.8℃を記録し
た。
ベントグリーンには非常
に厳しい暑さであり、7月
末に発生したピシウム病の
回復もままならない。
例年だと20日過ぎから最
高、最低気温も下がってく
るが全然、下がる気配もな
い。過剰なストレスを避け
今はじっと我慢するしかな
い。
今年の8月は、まさに、猛
暑であった。特に、お盆過
ぎからは、平年であれば
少しずつ気温が下がって
くるものだが、今年は、現
在に至るまでその気配す
らない。雨も夕立を期待し
ていたが、なぜか、この地
域だけを雨が避け、中旬
以降まとまった雨は降って
いない。
散水も追いつかなくなっ
てきており、このままの状
態が続けば、秋以降の状
態に、影響が出そうで心
配である。また、旱魃状態
の影響なのか、虫害が多
発している。
グリーンは、風通し等条
件の悪いホールの状態が
思わしくない。無理をさせ
ず、守りの管理に徹してい
る。
コガネムシ幼虫へのカラ
ス食害、ピシウム、ブラウン
パッチなど各種病害、芝
の軟弱化、生育不良、土
壌排水の悪化による根腐
れなど問題山積の月と
なった。本州よりも気温湿
度が低いため一見楽なよ
うに思えるが、ティー、フェ
アウェイ、ラフも全てライグ
ラスの当コースは耐暑性、
干ばつ抵抗性、浸水抵抗
性がおしなべて弱いため
今年のような気象条件下
においてはダメージ大で
ある。来年以降も温暖化
傾向は続くと考え、現在排
水計画策定を進めてい
る。
ベント
この暑さと乾燥害による
被害を懸念している。被害
を最小限度に抑えられる
ように、水管理に注意して
いきたい。
今年の気温が高すぎるこ
ともあり、松木の枯れが目
立ち始めた。例年以上に
枯れる木が増えてきてい
る。
8月上旬は乾燥で萎れる
前に雨が降り、コーライ、ノ
シバの伸びが良かった。
夏場にソッドで張り替え
た芝の手散水作業を、行
わなくて済んでいるのがあ
りがたいと思っていたら、
下旬に入って全く雨が降
らない。
そのため、ラフやフェア
ウェイが枯れてきている。
美観的にあまりよろしくな
いが、優先順位的にフェ
アウェイの手散水は行って
いない。
今はグリーンを枯らさな
いことに集中している。
ピシウム病回復の為、現
在は部分芝の張替えしか
出来ない。気温が下がり
次第、インターシード及び
オーバーシードでグリーン
の回復、整備を行う。それ
以外は極薄目砂、アミノ
酸、糖、カリ、カルシウムな
どを中心に管理を行う。
9月に入っても記録的な
猛暑は続くようである。グ
リーンの更新作業などは、
いつもより、時期を遅らせ
ようと思っている。
猛暑の後は、秋が短くな
る傾向のようである。秋
は、除草剤処理等大事な
作業が、目白押しである。
すべての作業をタイミング
よくできるか不安を感じて
いる。
ベント
ベント
ペンリンクス
ペンクロス
ケイト
ペンクロス
ペンクロス
H5年に10面播種。H6年
に10面張芝
H3年5月
H3年5月
H10年3月。
H21~22年
インターシー
ド(007)
S56年~H11 1993年 9面、1994年 9
年。H19~ 面播種
22年イン
ターシード
(CY-2)
CY-2
1990年3月 2005年6月、 H20年~007をインター
8月
シード
3.8~3.2
4.3
4.3
4.0
4.0
32
31
15
25
28
札幌GC輪厚コース レインボーヒルズGC
龍ヶ崎CC
4.4
31
こぶしGC
4.2
4.2
4.2→4.5
31
31
31
琵琶湖CC
若木GC
液肥3回、粒肥1回
8/3、10:活
性剤散布
藻
ブラウンパッ
チ、炭疽病、
ドライスポット
微量要素2
㏄、リフレ0.5
㏄×2、ハイ
ケルプ、クロ
レラ、カリウ
ム
目土散布0.5
㎜2回、エア
レーション10
㎜
ブラウンパッ 炭疽病
チ、炭疽病、
ドライスポット
中
少
中
少
殺菌剤散布
発生時ス
ポット処理
発生時ス
ポット処理
なし
なし
なし
イプロジオ ホセチル、 殺菌剤2回(炭疽病、ピシウ ピシウム、炭 ピシウム、炭
ン、イミノクタ ポリカーバ ムに対して)
疽病、ブラウ 疽病、ブラウ
ジン酢酸塩 メート2g、ポ
ンパッチ予 ンパッチ予
リオキシンD
防剤
防剤
亜鉛塩、トリ
クロホスメチ
ル0.5g
タマナヤガ シバツトガ なし
なし
なし
施肥・活性剤・抑制剤等
更新作業内容
サッチング1回-1.0㎜、薄 8/16:薄目砂
目砂5回
病害
病害程度
8/3、11:活
性剤散布
病害対策
虫害
虫害程度
グ
リ
虫害対策
|
ン
雑草
なし
病害
コース名称
病害程度
フ
ェ
ア
少
中
中
小~中
中
殺虫剤1回
なし
なし
なし
なし
ヒメクグ、ア
キメヒシバ
ヒメクグ、ア
キメヒシバ
メヒシバ
メヒシバ
メヒシバ
少
少
手取作業
手取作業
手取除草
手取除草
ペレニアルライグラス
コウライ
12.0
12
少
手取除草
手取除草
10
粒肥1回、液肥2回
なし
なし
目砂1回
なし
なし
ピシウム
なし
なし
殺菌剤散布
なし
なし
風神フロアブル
ピシウム菌
による黄化
症は薬剤散
布したことで
終息してき
た。半ばあ
たりから焼け
ていて症状
も回復し、勢
いが感じら
れるように
なってきた
にも拘わらず、ベント芝の
状態はまずまずの状態を
維持している。処暑を過ぎ
ても気温は低くならず、猛
暑に近い気温が記録され
るくらい今年は異常である
コウライ
10.0
10.0
10
8
コウライ
コウライ
10.0
10.0
8
8
なし
なし
なし
目砂
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
葉枯れ病
中
ヨトウ、ツトガ
生育状況は
この時期に
してはそこそ
この状態で
ある。乾燥
害となった
箇所にカリウ
ム水溶液を
散布する。
今年は、厳
しい暑さ
コウライ(一 普通コウライ
部ミッドナイ
ト)
10.0
タフシーバ0.5㏄/㎡、ラン
マン0.5㏄/㎡、ボディブ
ロー0.5g/㎡
少
ピリミホスメ
チル
手取除草
コウライ
13.0
13.0
8
8
少
虫害対策
フ 刈高(㎜)
ェ
刈込回数
ア
ウ 施肥・活性剤・抑制剤等
ェ 更新作業内容
イ
ブラウンパッチ・炭疽病
少
刈高(㎜)
刈込回数
芝品種
ピシウム病
フルベンジ
アミド
ティ、右:バックティ)
雑草
雑草程度
雑草対策
オーバーシード
管理メモ
ピシウム病
なし
管理メモ
更新作業内容
テ 病害
ィ 病害程度
グ
ラ 病害対策
ウ
虫害
ン
ド 虫害程度
ピシウム予 ピシウム、炭そ病
防散布、BP
目土散布0.6 トップドレッシング0.4㎜×1 トップドレッ トップドレッ
㎜×2、スパ
シング0.8㎜ シング0.8㎜
イキング
焼砂
焼砂
なし
倶楽部選手権、倶楽部対 水管理に注 ドライスポッ
抗時のコンディション作り 意
ト、ブラウン
に苦慮
パッチが多
発。水管理
に注意
施肥・活性剤・抑制剤等
液肥2回、活性剤1回、微 液肥(10-0- 液肥(10-0- N0.1-P0.0-K0.1
量要素2回、浸透剤1回
17)、活性剤 17)、活性剤
散布、Ca、 散布、Ca、
K、Si、糖
K、Si、糖
少
雑草程度
雑草対策
オーバーシード
芝品種(左:レギュラー
アミノ酸1.5
㏄、カリウ
ム、活性剤
なし
部分1回
乾燥害発生 なし
ペレニアルライグラス
粒肥1回
コウライ
普通コウライ、姫コウライ、 コウライ
野芝
コウライ
14
15
10
15
15.0
13.0
12
10
7
8
8
7
なし
なし
パーチドレン、部分目砂1 なし
回
なし
ピシウム、カーブラリア
ラージパッチ、ダラース
ポット
なし
札幌GC輪厚コース レインボーヒルズGC
少
コウライ
龍ヶ崎CC
乾燥害
こぶしGC
少
ラージパッチ
琵琶湖CC
少
若木GC
少
病害対策
虫害
フ 虫害程度
ェ
ア 虫害対策
ウ 雑草
ェ 雑草程度
イ 雑草対策
オーバーシード
管理メモ
芝品種
刈高(㎜)
刈込回数
殺菌剤散布
なし
なし
コガネムシ
今のところなし
なし
管理メモ
ヨトウ
中
少
殺虫剤散布
なし
なし
なし
なし
風神フロアブル
メヒシバ、ヒメクグなど
メヒシバ
少
少
なし
修理に追われる
乾燥害発生、散水作業毎
日
ペレニアルライグラス
ノシバ
ノシバ
ノシバ
ノシバ
45
50
40
50
42
4
5
3
7
4
3
ピシウム、ブラウンパッチ
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
中
殺菌剤散布
ノシバ
35
施肥・活性剤・抑制剤等 粒肥1回
更新作業内容
病害
病害程度
ラ 病害対策
フ 虫害
虫害程度
虫害対策
雑草
雑草程度
雑草対策
なし
乾燥害
中
コガネムシ、スジキリヨトウ 今のところなし
なし
ヨトウ
少
殺虫剤散布
なし
なし
風神フロアブル
なし
チドメ ヒメクグ、カヤツリ
チガヤ、ヤハズソウ
少
少
なし
補修に追われる
乾燥害発生
なし
今月も、灌水作業に追わ
れる日が続く