AutoCAD→MICRO CADAM 図形要素変換

「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
2001.11
□ＡｕｔｏＣＡＤ→ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ図形要素変換
● ＡｕｔｏＣＡＤ →ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ変換時の図形要素の変換対応です。
ＡｕｔｏＣＡＤ図形要素
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ図形要素
線分(ＬＩＮＥ)
線分(ＬＩＮＥ)
点(ＰＯＩＮＴ)
点(ＰＯＮＴ)
円(ＣＩＲＣＬＥ)
円・円弧(ＣＩＲＣ)
円弧(ＡＲＣ)
円・円弧(ＣＩＲＣ)
文字(ＴＥＸＴ)
注記(ＳＵＰＴ)
太線(ＴＲＡＣＥ)
マルチライン(ＭＬＴＬ)
塗潰図形(ＳＯＬＩＤ)
マルチライン(ＭＬＴＬ)
ポリライン[線分のみ]
マルチライン(ＭＬＴＬ)
ポリライン[それ以外] (ＰＯＬＹＬＩＮＥ)
線分(ＬＩＮＥ)・円弧(ＣＩＲＣ) に分解
挿入図形＋複合図形
複合図形を構成する各図形要素に対応するＭＩＣ
ＲＯＣＡＤＡＭ図形要素に分解
(ＩＮＳＥＲＴ+ＢＬＯＣＫ)
備考
※１
※２
寸法線(ＤＩＭＥＮＳＩＯＮ)
線分(ＬＩＮＥ)・円／円弧(ＣＩＲＣ)・注記(ＳＵ ※３
ＰＴ)に分解
水平・垂直
〃
※３
平行
〃
※３
角度
〃
※３
直径
〃
※３
半径
〃
※３
３点角度
〃
※３
基準線(水平・垂直)
〃
※３
楕円・楕円弧(ＥＬＬＩＰＳＥ)
楕円・楕円弧(ＥＬＰＳ)
引出線(ＬＥＡＤＥＲ)
マルチライン(ＭＬＴＬ)
マルチライン(ＭＬＩＮＥ)
複数の線分(ＬＩＮＥ)
マルチテキスト(ＭＴＥＸＴ)
１つ以上の注記(ＳＵＰＴ)
放射線(ＲＡＹ)
線分(ＬＩＮＥ)
スプライン(ＳＰＬＩＮＥ)
マルチライン(ＭＬＴＬ)
幾何公差(ＴＯＬＥＲＡＮＣＥ)
線分(ＬＩＮＥ)・円／円弧(ＣＩＲＣ)・
※４
注記(ＳＵＰＴ)に分解
構築線(ＸＬＩＮＥ)
線分(ＬＩＮＥ)
ライトウェイトポリライン
マルチライン(ＭＬＴＬ)
(ＬＷＰＯＬＹＬＩＮＥ)
ハッチング(ＨＡＴＣＨ)
複数の線分(ＬＩＮＥ)
※１
パラメータファイル設定の[モード設定]−[点]で“変換しない”を設定した場合は、ＡｕｔｏＣＡＤの点
要素は変換しません。
※２
パラメータファイル設定の[モード設定]−[複合図形]で“配置子図として変換”を設定した場合は、Ａｕ
ｔｏＣＡＤ複合図形をＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ子図定義／配置子図(ＢＥＧＤ∼ＥＮＤＤ／ＤＩＴＯ)とし
て変換します。
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1
「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
2001.11
※３
パラメータファイル設定の[寸法線設定]−[寸法線変換]で“ＩＳＯ寸法線(ＤＩＭＩ)として変換”を設定
した場合は、ＡｕｔｏＣＡＤ寸法線をＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭのＩＳＯ規格寸法(ＤＩＭＩ)として変換しま
す。
※４
パラメータファイル設定の[モード設定]−[スプライン]で“直線に分解して変換”を設定した場合は、Ａ
ｕｔｏＣＡＤスプライン形状を線分近似し、複数のＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ線分に分解して変換します。
●下記のＡｕｔｏＣＡＤ図形要素は変換対象外です
属性(ＡＴＴＲＩＢ)
属性定義(ＡＴＴＤＥＦ)
シェイプ(ＳＨＡＰＥ)
３次元線(３ＤＬＩＮＥ)
３次元面(３ＤＦＡＣＥ)
ビューポート(ＶＩＥＷＰＯＲＴ)
ボディ(ＢＯＤＹ)
ＯＬＥフレーム(ＯＬＥＦＲＡＭＥ)
リージョン(ＲＥＧＩＯＮ)
３Ｄソリッド(３ＤＳＯＬＩＤ)
イメージ(ＩＭＡＧＥ)
リモートテキスト(ＲＴＥＸＴ)
円弧位置合わせ文字(ＡＲＣＡＬＩＧＮＥＤＴＥＸＴ)
ワイプアウト(ＷＩＰＥＯＵＴ)
図形要素変換対応にない図形要素
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「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
2001.11
□ ＡｕｔｏＣＡＤ→ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ線種の変換
● パラメータファイルに設定がない場合、下記の様に変換されます。設定がある場合、パラメータファイルの設定内
容が優先されます。
ＡｕｔｏＣＡＤ線種名(半角文字)
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ線種タイプ
ＣＯＮＴＩＮＵＯＵＳ
実線(中線)
ＢＯＲＤＥＲ
破線(中線)
ＢＯＲＤＥＲ２
破線(中線)
ＢＯＲＤＥＲＸ２
破線(中線)
ＤＡＳＨＥＤ
破線(中線)
ＤＡＳＨＥＤ２
破線(中線)
ＤＡＳＨＥＤＸ２
破線(中線)
ＨＩＤＤＥＮ
破線(中線)
ＨＩＤＤＥＮ２
破線(中線)
ＨＩＤＤＥＮＸ２
破線(中線)
ＣＥＮＴＥＲ
一点鎖線(細線)
ＣＥＮＴＥＲ２
一点鎖線(細線)
ＣＥＮＴＥＲＸ２
一点鎖線(細線)
ＤＡＳＨＤＯＴ
一点鎖線(細線)
ＤＡＳＨＤＯＴ２
一点鎖線(細線)
ＤＡＳＨＤＯＴＸ２
一点鎖線(細線)
ＤＩＶＩＤＥ
二点鎖線(細線)
ＤＩＶＩＤＥ２
二点鎖線(細線)
ＤＩＶＩＤＥＸ２
二点鎖線(細線)
ＰＨＡＮＴＯＭ
二点鎖線(細線)
ＰＨＡＮＴＯＭ２
二点鎖線(細線)
ＰＨＡＮＴＯＭＸ２
二点鎖線(細線)
ＤＯＴ
ステッチライン
ＤＯＴ２
ステッチライン
ＤＯＴＸ２
ステッチライン
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ０２Ｗ１００
破線(中線)
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ０３Ｗ１００
破線(中線)
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ０４Ｗ１００
一点鎖線(細線)
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ０５Ｗ１００
二点鎖線(細線)
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ０６Ｗ１００
二点鎖線(細線)
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ０７Ｗ１００
ステッチライン
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ０８Ｗ１００
一点鎖線(細線)
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ０９Ｗ１００
二点鎖線(細線)
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ１０Ｗ１００
一点鎖線(細線)
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ１１Ｗ１００
一点鎖線(細線)
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ１２Ｗ１００
二点鎖線(細線)
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「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ１３Ｗ１００
二点鎖線(細線)
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ１４Ｗ１００
二点鎖線(細線)
ＡＣＡＤ＿ＩＳＯ１５Ｗ１００
二点鎖線(細線)
2001.11
※
上記以外ＡｕｔｏＣＡＤ線種はＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ線種タイプの実線(中線)として変換します。
※
ＡｕｔｏＣＡＤ線種が持っているダッシュ(パターン)長さは変換時に無視されます。
※
ＡｕｔｏＣＡＤとＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの両システムで表現できる線種の形状が違うため、変換前後のイ
メージは一致しません。
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「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
2001.11
□ＡｕｔｏＣＡＤ→ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ線幅の変換
●ＡｕｔｏＣＡＤの線幅は下記の様に変換されます。
ＡｕｔｏＣＡＤ線幅 ※１
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ線幅の値
ｍｍ(ｉｎｃｈ)
ｍｍ
ＢｙＬａｙｅｒ
※２
ＢｙＢｌｏｃｋ
※２
Ｄｅｆａｕｌｔ
※２
０．００
なし
０．０５(０．００２)
０．０５
０．０９(０．００３)
０．０９
０．１３(０．００５)
０．１３
０．１５(０．００６)
０．１５
０．１８(０．００７)
０．１８
０．２０(０．００８)
０．２０
０．２５(０．０１０)
０．２５
０．３０(０．０１２)
０．３０
０．３５(０．０１４)
０．３５
０．４０(０．０１６)
０．４０
０．５０(０．０２０)
０．５０
０．５３(０．０２１)
０．５３
０．６０(０．０２４)
０．６０
０．７０(０．０２８)
０．７０
０．８０(０．０３１)
０．８０
０．９０(０．０３５)
０．９０
１．００(０．０３９)
１．００
１．０６(０．０４２)
１．０６
１．２０(０．０４７)
１．２０
１．４０(０．０５６)
１．４０
１．５８(０．０６２)
１．５８
２．００(０．０７８)
２．００
２．１１(０．０８３)
２．１１
※１
ＡｕｔｏＣＡＤではバージョンＲ１５(ＡｕｔｏＣＡＤ２０００)のみ線幅を持つことができます。
※２
ＢｙＬａｙｅｒ・ＢｙＢｌｏｃｋ・Ｄｅｆａｕｌｔが持っているＡｕｔｏＣＡＤ線幅に対応するＭＩＣＲ
ＯＣＡＤＡＭの線幅の値で変換します。
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5
「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
2001.11
□ＡｕｔｏＣＡＤ→ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ色番号の変換
●パラメータファイルに設定がない場合、下記の表の様に変換されます。設定がある場合、パラメータファイルの設
定内容が優先されます。
ＡｕｔｏＣＡＤ色番号
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ色情報
色番号
※
※
Ｒ(赤)[％]
Ｇ(緑)[％]
Ｂ(青)[％]
１
１
１００
０
０
２
２
１００
１００
０
３
３
０
１００
０
４
４
０
１００
１００
５
５
０
０
１００
６
６
１００
０
１００
７
７
１００
１００
１００
８
８
５０
５０
５０
９
９
７５
７５
７５
１０
１０
１００
０
０
１１
１１
１００
５０
５０
：
：
：
：
：
５０
５０
１００
０
０
：
：
：
：
：
９０
９０
０
１００
０
：
：
：
：
：
１１０
１１０
０
１００
５０
：
：
：
：
：
１２０
１２０
０
１００
７５
１２１
０
１００
１００
１００
：
０
１００
１００
１００
２５５
０
１００
１００
１００
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ側では色番号は１∼１２０までしかないため、ＡｕｔｏＣＡＤ色番号１２１∼２５５
およびＢｙＬａｙｅｒ・ＢｙＢｌｏｃｋはＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの無指定色(色番号０)として変換します。
上記の変換対応は以下の規則によります。(但し、ＡｕｔｏＣＡＤ色番号１∼１２０)
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ色番号
＝ＡｕｔｏＣＡＤ色番号
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ色の割合赤(Ｒ)
＝ＡｕｔｏＣＡＤ色の輝度赤(Ｒ)×１００÷２５５
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ色の割合緑(Ｇ)
＝ＡｕｔｏＣＡＤ色の輝度緑(Ｇ)×１００÷２５５
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ色の割合青(Ｂ)
＝ＡｕｔｏＣＡＤ色の輝度青(Ｂ)×１００÷２５５
但し、小数点以下の桁は四捨五入します
※
ＡｕｔｏＣＡＤとＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの両システムで表現できる色が違うため、変換前後で表示色は完
全には一致しません。
※
ＢＭＩデータとして変換された場合、ＢＭＩＣＡＤ変換時にＢＭＩデータの色パレットが無視され、ＭＩ
ＣＲＯＣＡＤＡＭ側のシステムで設定されている色パレットになるため、上記の通りにはなりません。
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「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
2001.11
□ＡｕｔｏＣＡＤ→ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ画層の変換
●パラメータファイルに設定がない場合、下記の表の様に変換されます。設定がある場合、パラメータファイルの設定内容
が優先されます。
ＡｕｔｏＣＡＤ画層情報
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭビュー情報
ビュー名(図面の型＝Ｖ２の場合)
ビュー名(図面の型＝Ｖ３の場合)
１番目の画層
ＰＶ
ＰＶ
２番目の画層
０２
０２
：
：
：
１６番目の画層
１６
１６
：
：
：
６３番目の画層
６３
６３
６４番目の画層
６４
６４
６５番目の画層
６４
６５
：
：
：
９９番目の画層
６４
９９
１００番目の画層
６４
０Ａ
：
：
：
１２５番目の画層
６４
０Ｚ
１２６番目の画層
６４
１Ａ
：
：
：
１５１番目の画層
６４
１Ｚ
：
：
：
３３４番目の画層
６４
９Ａ
：
：
：
３５９番目の画層
６４
９Ｚ
３６０番目の画層
６４
ＡＡ
：
：
：
３８５番目の画層
６４
ＡＺ
３８６番目の画層
６４
ＢＡ
：
：
：
４１１番目の画層
６４
ＢＺ
：
：
：
９５６番目の画層
６４
ＷＡ
：
：
：
９８１番目の画層
６４
ＷＺ
９８２番目の画層
６４
ＸＡ
：
：
：
１０００番目の画層
６４
ＸＳ
１００１番目以降の画層６４
ＸＳ
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7
「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
2001.11
※ ＡｕｔｏＣＡＤの画層が持っている画層名・線種名・色番号・線の太さ・印刷スタイルは変換時無視します。
※ パラメータファイル設定の[レイヤ／ビュー設定]で、“ＡＣ画層名をそのまま変換”がチェックされている
場合は、ＡｕｔｏＣＡＤ画層名をＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭのビュー名として変換します。但し、ＭＩＣＲＯＣ
ＡＤＡＭ側の制限により、ビュー名が半角２文字を超える場合やビュー名として使用できない文字を含む場
合は、上記の変換を適用します。
※ パラメータファイル設定の[レイヤ／ビュー設定]で、
“要素のないＡＣ画層はＭＣビューとして変換しない”
がチェックされている場合は、
図形要素が存在しないＡｕｔｏＣＡＤ画層はＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭのビュー
として変換しません。その場合、該当する画層は上記の画層数としては適用しません。
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「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
2001.11
□ＡｕｔｏＣＡＤ→ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ矢印図形の変換
●ＡｕｔｏＣＡＤ寸法線(ＤＩＭＥＮＳＩＯＮ)および引出線(ＬＥＡＤＥＲ)の矢印図形は下記のように、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ先端形状と
して変換します。
ＡｕｔｏＣＡＤ矢印名
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ先端形状
なし
無印
閉矢印
１０°矢印
黒丸
丸印
塗潰し矢印
塗潰し矢印 ※４
空矢印
１０°矢印
ティック
斜線
ティック(太)
斜線
開矢印
１０°矢印
白丸１
丸印
白丸２
丸印
直角矢印
４５°矢印
３０度開矢印
矢印
小黒丸
丸印
空白丸
丸印
小空白丸
丸印
四角
無印 ※３
塗潰し四角
無印 ※３
空白データム
無印 ※３
塗潰しデータム
無印 ※３
波形
無印 ※３
ユーザー定義
無印 ※３
※１
ＡｕｔｏＣＡＤとＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの両システムで持っている先端形状が違うため、変換前後の形状
は完全には一致しません。
※２
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの矢印サイズや丸印半径はシステム固定(環境設定ファイル)で持っているため、変
換前後の大きさは一致しません。
※３
該当するＡｕｔｏＣＡＤ矢印図形は、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ先端としては変換されませんが、複合図形と
してその形状は変換されます。また、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ先端形状として変換される場合は、Ａｕｔｏ
ＣＡＤ複合図形(またはＳＯＬＩＤ)は変換されません。
※４
パラメータファイル設定の[フォーマット設定]−[出力フォーマットバージョン]の設定で“Ｖ３倍精度フ
ォーマット(Ｖ３)”以外を設定した場合は、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの先端形状の１０°矢印として変換し
ます。
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9
「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
2001.11
□AutoCAD→MICRO CADAM 変換時の制限事項
１．点（ＰＯＩＮＴ）
点（ＰＯＩＮＴ）
① ＡｕｔｏＣＡＤとＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの両システムで持っている点の形状が違うため、変換前後の形状は一
致しません。
２．線分（ＬＩＮＥ）
線分（ＬＩＮＥ）
-6
① 始点と終点の座標が一致する場合は微小な線分として変換します。（変換精度：１０
）
３．円・円弧（ＣＩＲＣＬＥ・ＡＲＣ）
円・円弧（ＣＩＲＣＬＥ・ＡＲＣ）
① ＡｕｔｏＣＡＤの複合図形中に定義されている円・円弧がＸ方向・Ｙ方向異縮尺で挿入されている場合は、全円
は楕円に、円弧は楕円弧に変換されます。
４．楕円・楕円弧（ＥＬＬＩＰＳＥ）
楕円・楕円弧（ＥＬＬＩＰＳＥ）
①ＡｕｔｏＣＡＤのＲ１２Ｊより下位のバージョンで作成された楕円・楕円弧はデータ上はポリライン(ＰＯＬＹ
ＬＩＮＥ)のため、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの楕円・楕円弧(ＥＬＰＳ)としては変換されません。
② 楕円弧の始角・終角はＡｕｔｏＣＡＤとＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの両システムで持ち方が違うため、変換前後で
一致しません。
５．文字（ＴＥＸＴ）
文字（ＴＥＸＴ）
①制御文字／特殊文字の対応と注意・制限事項
ＡｕｔｏＣＡＤ
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ
制御／特殊文字列(意味)
データへの変換内容
％％ｄまたは％％Ｄ(角度記号°)
半角または全角文字の！
％％１２７(角度記号°)
半角または全角文字の！
％％ｐまたは％％Ｐ(記号±)
文字コード０ｘＥＦの半角文字
％％１２８(記号±)
文字コード０ｘＥＦの半角文字
％％ｃまたは％％Ｃ(直径記号φ)
半角または全角文字の｛
％％１２９(直径記号φ)
半角または全角文字の｛
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制限
事項
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「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
2001.11
ＡｕｔｏＣＡＤ
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ
制御／特殊文字列(意味)
データへの変換内容
％％％(記号％)
半角または全角文字の％
％％ｎｎｎ(ＡＳＣＩＩコード)
文字コードｎｎｎの半角文字
％％０１０(改行コード)
制限
事項
該当文字列の前後の文字列を２つの注記(ＳＵＰＴ)に分解
％％ｏまたは％％０(上線の始点・終点) テキスト制御文字のオーバースコアの開始・終了
％％ｕまたは％％Ｕ(下線の始点・終点) テキスト制御文字のアンダースコアの開始・終了
※１
※１
※１ＡｕｔｏＣＡＤとＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの両システムで上線・下線の機能が違うため、変換前後での形状
は完全には一致しません。
②半角または全角文字の｛ (大括弧)および！(感嘆符)はＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ側では特殊文字となるため、正
しく変換されません。また、半角または全角文字の＄(ドル記号)はＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ側では改行コードの
ため、該当文字を含む文字列は正しく変換されません。
③ＡｕｔｏＣＡＤとＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの両システムが持っている文字フォントが違うため、
変換前後で表示
される文字形状は完全には一致しません。
④文字幅補正モードについて
ａ．ＡｕｔｏＣＡＤの文字は、１文字列内において同一文字幅であっても、表示の際に文字の種類によりそれ
ぞれ異なった文字幅で表示されることがあります。一方、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭでは、１文字列内におけ
る文字幅はすべて一定のため、同一文字幅のデータでも表示上ＡｕｔｏＣＡＤとＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの
文字列全体の幅(文字列の左端から右端までの長さ)が異なる場合があります。
ｂ．パラメータファイル設定の[文字設定]−[文字幅拡縮比率]で“文字幅補正あり”をチェックした場合、上
記の現象を回避し、文字列全体の幅が表示上極力一致するように文字幅を補正して変換します。したがって、
データ上で変換後の文字幅は、変換前の文字幅と一致しない場合があります。
ｃ．パラメータファイル設定の[文字設定]−[文字幅拡縮比率]で“文字幅補正あり”をチェックしない場合、
この場合、データ上の文字幅はそのまま変換し、変換前と変換後の文字幅は一致しますが、表示上で文字列
全体の幅は一致しません。
６．太線（ＴＲＡＣＥ）
太線（ＴＲＡＣＥ）
① ＡｕｔｏＣＡＤの太線は輪郭線のみＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭのマルチライン(ＭＬＴＬ)に変換します。その場合、
線幅は一定で変換します。
② ＡｕｔｏＣＡＤの太線で頂点１∼頂点４の座標で、３頂点が一致する場合は変換しません。
７．塗潰図形（ＳＯＬＩＤ）
塗潰図形（ＳＯＬＩＤ）
① ＡｕｔｏＣＡＤの塗潰図形は輪郭線のみＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭのマルチライン(ＭＬＴＬ)に変換します。その
場合、線幅は一定です。
② ＡｕｔｏＣＡＤの塗潰図形で頂点１∼頂点４の座標で、３頂点が一致する場合は変換しません。
ANDOR.Co.,Ltd．
．
11
「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
2001.11
８．複合図形（ＢＬＯＣＫ）
複合図形（ＢＬＯＣＫ）
①ＡｕｔｏＣＡＤの複合図形／挿入図形はＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの子図定義／配置子図として変換されますが、
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ側での出力バージョンにより、定義できる子図に制限があるため、制限数を超えた場合
は、複合図形を構成する各図形要素を分解して変換します。子図定義の制限はＶ２の場合は(６４−ビュー数)
個で、Ｖ３の場合は制限はありません。
②変換できるＡｕｔｏＣＡＤ複合図形の階層の制限は、出力するＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭのバージョンにより違っ
ています。Ｖ２の場合は(６４−ビュー数)の階層まで、Ｖ３の場合は最大１００階層までです。
③ＡｕｔｏＣＡＤの複合図形名はＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの子図名として変換します。但し、パラメータファイル
設定の[モード設定]−[複合図形]で“ＡＣ複合図形名をＭＣ子図名として変換”がチェックされていない場合は
子図名なしで変換されます。また、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ側の制限により、子図名として使用できる文字に以
下の制限があるため、使用できない文字を含む場合には、システム固定の子図名で変換します。
<出力バージョン＝Ｖ２の場合の子図名の制限>
半角８文字以内の文字列のみ使用可能
空白のみ、または−６３∼６３の数字の名前は使用不可
<出力バージョン＝Ｖ３の場合の子図名の制限>
半角８文字以内の文字列のみ使用可能
空白のみ、または数字のみ(マイナス値も含む)の名前は使用不可
９．ポリライン（ＰＯＬＹＬＩＮＥ）
ポリライン（ＰＯＬＹＬＩＮＥ）
①ＡｕｔｏＣＡＤのポリラインで、すべての頂点でふくらみの値が０の(線分のみの)場合はＭＩＣＲＯＣＡＤＡ
Ｍのマルチライン(ＭＬＴＬ)として変換します。この場合、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ側の制限により頂点数が４
００を超えるものは、複数のマルチラインに分割して変換します。
②ＡｕｔｏＣＡＤのポリラインで、少なくとも１つの頂点でふくらみの値が０以外の(円弧を含む)場合は、頂点間
を線分または円弧に分解して変換します。
③ＡｕｔｏＣＡＤのポリラインが持っている開始・終了幅は変換時に無視され、線幅一定で変換します。
１０．寸法線（ＤＩＭＥＮＳＩＯＮ）
寸法線（ＤＩＭＥＮＳＩＯＮ）
①パラメータファイル設定の[寸法線設定]−[寸法線変換]の設定が
“ＩＳＯ寸法線(ＤＩＭＩ)として変換”
の場合、
ＡｕｔｏＣＡＤの寸法線の定義点よりＩＳＯ寸法線形状を作成します。この場合、以下のようになります。
ａ．変換前後の形状は一致しませんが、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ上の寸法編集機能は使用できます。
ｂ．ＡｕｔｏＣＡＤの寸法線の矢印図形は、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭのＩＳＯ寸法線の先端形状として変換しま
す。変換内容についてはＡｕｔｏＣＡＤ→ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ矢印図形の変換を参照してください。
ｃ．寸法文字については、ＡｕｔｏＣＡＤデータ上の定義点より、寸法値を自動的に算出し変換します。この場
合、寸法文字公差や文字枠等の文字飾りについては変換しません。また、寸法文字位置は寸法線上の中央部
に変換します。
②パラメータファイル設定の[寸法線設定]−[寸法線変換]の設定が“単純要素に分解して変換”の場合
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「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
2001.11
ＡｕｔｏＣＡＤの寸法線の各構成要素(複合図形部)を分解して変換します。この場合、変換前後の形状は一致し
ますが、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ上での寸法編集機能は使用できません。
１１．スプライン（ＳＰＬＩＮＥ）
スプライン（ＳＰＬＩＮＥ）
①ＡｕｔｏＣＡＤのスプラインで位数が３∼７のものは、スプライン形状を線分近似し、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ
のマルチライン(ＭＬＴＬ)として変換します。この場合、マルチラインの頂点数が４００を超えるものについて
は複数のマルチラインに分解して変換します。
②パラメータファイル設定の[モード設定]−[スプライン]で“単純要素に分解して変換”が設定されている場合は、
複数の線分(ＬＩＮＥ)に分解して変換します。
③ＡｕｔｏＣＡＤのスプラインでフィット許容差が設定されているスプラインの形状は正しく変換されません。
④ＡｕｔｏＣＡＤのスプラインで位数が８以上のものは変換しません。
１２．引出線（ＬＥＡＤＥＲ）
引出線（ＬＥＡＤＥＲ）
①ＡｕｔｏＣＡＤの引出線は、矢印図形部はＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの文字付矢印(ＡＲＯＷ)に、引出部は、ＭＩＣ
ＲＯＣＡＤＡＭのマルチライン(ＭＬＴＬ)に分解されて変換します。
矢印図形部の変換はＡｕｔｏＣＡＤ→ＭＩ
ＣＲＯＣＡＤＡＭ矢印図形の変換の内容を参照してください。
②引出線パス(引出部)タイプがスプラインの場合は、
その部分はパラメータファイル設定の[モード設定]−[スプラ
イン]の設定内容により変換します。また、スプラインタイプの場合の変換事項は、変換時の制限事項１１．スプ
ラインの内容に準じます。
③寸法スタイル(ＤＩＭＳＴＹＬＥ)の寸法ギャップで設定された値がマイナス値の場合は変換しません。
④引出線が参照している寸法スタイル(ＤＩＭＳＴＹＬＥ)がテーブル部に存在しない場合は変換しません。
１３．幾何公差（ＴＯＬＥＲＡＮＣＥ）
幾何公差（ＴＯＬＥＲＡＮＣＥ）
①ＡｕｔｏＣＡＤの幾何公差は、その各構成要素に分解して変換します。
②幾何公差が参照している寸法スタイル(ＤＩＭＳＴＹＬＥ)がテーブル部に存在しない場合は変換しません。
③幾何公差が使用しているフォントファイルがＡｕｔｏＣＡＤ標準の“ｇｄｔ．ｓｈｘ”以外の場合、記号は変換
しません。フォントファイルが“ｇｄｔ．ｓｈｘ”の場合でも、記号がＡｕｔｏＣＡＤの標準メニューに表示さ
れないものは変換されません。この場合、記号以外の文字のみ変換します。
④文字の傾斜角は０度(固定)で変換します。
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「変換アトム」変換規約（AutoCAD→MICRO CADAM）
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１４．ライトウェイトポリライン（ＬＷＰＯＬＹＬＩＮＥ）
ライトウェイトポリライン（ＬＷＰＯＬＹＬＩＮＥ）
①ＡｕｔｏＣＡＤのライトウェイトポリラインで、すべての頂点でふくらみの値が０の(線分のみの)場合はＭＩＣ
ＲＯＣＡＤＡＭのマルチライン(ＭＬＴＬ)として変換します。この場合、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ側の制限によ
り頂点数が４００を超えるものは、複数のマルチラインに分割して変換します。
②ＡｕｔｏＣＡＤのライトウェイトポリラインで、少なくとも１つの頂点でふくらみの値が０以外の(円弧を含む)
場合は、頂点間を線分または円弧に分解して変換します。
③ＡｕｔｏＣＡＤのライトウェイトポリラインが持っている開始・終了幅は変換時に無視され、線幅一定で変換し
ます。
１５．ハッチング（ＨＡＴＣＨ）
ハッチング（ＨＡＴＣＨ）
①ＡｕｔｏＣＡＤのハッチングは、タイプとして[パターン]･[一時選択]･[カスタム]の３種類がありますが、タイ
プが[一時選択]の場合のみ、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの複数の線分(ＬＩＮＥ)に分解されて変換します。それ以
外の場合は変換しません。
１６．マルチテキスト（ＭＴＥＸＴ）
マルチテキスト（ＭＴＥＸＴ）
①ＡｕｔｏＣＡＤのマルチテキストは、矩形領域に文字列を流し込む機能で、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ側に該当機
能がないため、変換前後の形状は一致しません。
②ＡｕｔｏＣＡＤのマルチテキストの中に含まれる特殊文字は正しく変換されません。
③ＡｕｔｏＣＡＤのマルチテキストの中に含まれる書式コードは正しく変換されません。
１７．構築線（ＸＬＩＮＥ）
構築線（ＸＬＩＮＥ）
①ＡｕｔｏＣＡＤの構築線は、左下点(−２５４０００，−２５４０００)および右上点(２５４０００，２５４０
００)の仮想矩形領域で切り取られたＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの半無限直線(ＬＩＮＥ)として変換されます。
１８．放射線（ＲＡＹ）
放射線（ＲＡＹ）
①ＡｕｔｏＣＡＤの放射線は、左下点(−２５４０００，−２５４０００)および右上点(２５４０００，２５４０
００)の仮想矩形領域で切り取られた、ＡｕｔｏＣＡＤの端点を始点とするＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭの半無限直線
(ＬＩＮＥ)として変換されます。
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１９．その他
その他
① 下記のＡｕｔｏＣＡＤデータ項目については、変換対象外となっています。
ユーザー座標系（ＵＣＳ）
ユーザー座標系
視点（ＶＩＥＷ）
視点
ビューポート（ＶＰＯＲＴ・ＶＩＥＷＰＯＲＴ）
ビューポート
アプリケーション識別（ＡＰＰＩＤ）
アプリケーション識別
シェイプ（ＳＨＡＰＥ）
シェイプ
３次元線分（３ＤＬＩＮＥ）
３次元線分
３次元面（３ＤＦＡＣＥ）
３次元面
３Ｄソリッド（３ＤＳＯＬＩＤ）
リッド
ボディ（ＢＯＤＹ）
ボディ
ＯＬＥフレーム（ＯＬＥＦＲＡＭＥ）
ＯＬＥフレーム
リージョン（ＲＥＧＩＯＮ）
リージョン
イメージ（ＩＭＡＧＥ）
イメージ
ディクショナリ（ＤＩＣＴＩＯＮＡＲＹ）
ディクショナリ
グループ（ＡＣＡＤ＿ＧＲＯＵＰ）
グループ
② 本システムではＡｕｔｏＣＡＤの２次元データのみ対象となっています。ＡｕｔｏＣＡＤデータが３次元データ
の場合、２次元データとみなして変換しますので、変換後の形状が元図と異なる場合があります。また、ビューや
突出方向(オブジェクト座標系)が設定されている場合も同様です。
③ ＡｕｔｏＣＡＤが持つ特性(線種・画層・文字スタイル・寸法スタイル)の名前で下記の文字は使用できません
《Ｒ１４までの制限》
a. 半角カタカナ
b. −(ハイフン)
_（アンダースコア）
$（ドル記号）
以外の半角記号文字
《ＡｕｔｏＣＡＤ２０００での制限》
a. 半角記号文字
< >(不等号)
/(スラッシュ)
¥(円記号)
"(引用符)
:(コロン)
;(セミコロン)
?(疑問符)
,(カンマ)
*(アスタリスク)
￨(縦棒)
=(等号)
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‘(逆引用符)
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□エラーメッセージについて
●変換アトムによるデータ変換の結果は、ログファイルに書き込まれます。このログファイルは変換アトムの［ログ
ファイルの表示...］コマンドより参照できます。
●メッセージコードは次の通りです。
メッセージコード分類
１１００１∼１１＊＊＊
メッセージ内容及び対処方法
システムエラー
・メモリ不足の場合は、他のアプリケーションを終了後、再度変
換を行ってください。
１０１００１∼１０１＊＊＊
ＡｕｔｏＣＡＤデータ読み込みエラー
１１１００１∼１１１＊＊＊
・ＡｕｔｏＣＡＤファイルが何らかの原因で壊れている可能性が
あります。ＡｕｔｏＣＡＤファイルの出力元に連絡し確認して
ください。
１２１００１∼１２１＊＊＊
パラメータファイルエラー
・パラメータファイルの書式に誤りがあります。該当するパラメ
ータファイルを削除後、パラメータファイル設定［ＡＣ−ＭＣ］
でパラメータファイルを設定し直してください。
３０１００１∼３０１＊＊＊
ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ図面ファイルＩ／Ｏエラー
３２１００１∼３２１＊＊＊
・読み込み図面ファイルの場合は、ＭＩＣＲＯＣＡＤＡＭ図面フ
ァイルが何らかの原因で壊れている可能性があります。ＭＩＣ
ＲＯＣＡＤＡＭ図面ファイルの出力元に連絡し確認してくだ
さい。
・書き込み図面ファイルの場合は、ディスク領域がないか、また
はファイルが書き込み禁止になっている可能性があります。デ
ィスク領域がない場合は、ディスク領域を確保してください。
ファイルが書き込み禁止の場合は、別のファイル名で登録して
下さい。
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