小野国際交流クラブ第35回(平成 20 年 7 月)例会のまとめ <日時> 平成20年7月19日(土) 16:00∼18:00 <場所> 小野市うるおい交流館エクラ 2階サークル室 1 できるだけ、体験・情報・意見の交流ができるように、世話人(司会)から「出席者は、できるだけ質 問、意見、例会話題関係の体験・情報などの発言をお願いしたい。」との依頼があった。 2 今月の話題:中国(数年前の体験と現在の情報)(村田会員の報告) (1) 配布資料 ① 「私の中国・中国人体験」 (村田のまとめ:A3版1枚) ② 「世界を揺るがす『愛国中国』という妖怪」( 小学館発行隔週刊誌「SAPIO 2008.7.23」 )からの別 紙資料2点。 ③ 3 中国訪問時に撮影した16枚の写真(A3版2枚まとめ) 話の概要(別紙「資料1」参照) (1) 私立大学在職中に中国人留学生獲得・選考のため中国に出張(2001 年∼2004 年までの4年間)で訪れ た7市(上海、南京、北京、西安等)で得た体験 (2) 上海のカラオケ体験(2002 年):中国の「カラオケ」は日本のカラオケとは異なる(中国の「スナック」 は日本のカラオケに相当する)。女性十数人が待ち構えていた。留学生斡旋業者と教員として所属して いる「教授」の名刺を持った人相の極めて悪い男の2名の中国人、日本からの2名の4名がカラオケ 店に行った。結論としては、金がかかりそうなので、短時間ででた。同様の内容なら日本では四分の 一で済む金を払った(ソロ、デュエット、飲み物だけ)。 2004 年5月、上海総領事館の電信担当の日本領事が「ハニートラップ」に掛かり、本国日本との連絡 上の暗号解読資料等の重要秘密情報を出せと脅迫されて自殺した。2002 年当時の村田も同行のA課長 も中国の「カラオケ」についての情報を知っていなかった。 →写真⑪はカラオケ店の内部(関連 記事として、 「週刊新潮 2008.3.20 号「日本人が続続と『身柄拘束』される『北京歓楽街の過剰サービ ス』」に最近の実態が記載されている。」 (3) 在日の中国人留学生(特に女子)は日本人学生よりはるかに熱心。留学で来日するにあたり、本人も 親や親族も金の工面が大変。時には偽の証明書を金で買うことも少なくない。斡旋業者は高額?の手 数料が入りよい儲けになる。中国人は一般には出国したがる傾向がある。 (4) 中国人との付き合い方:食事、贈り物の習慣など (5) SAPIO 2008.7.23(資料)に記載のナショナリズムの特徴と中国のナショナリズムの特徴の違いとそ の理由について説明がなされた。 (6) SAPIO 誌の「チベット、四川大地震で火がついた『外貨叩き』不買運動、義捐金強要の無理無体」で の中国共産党(独裁支配者側)と素朴で善良な人々であると考えられる 95%の一般中国人の相違、特に 地震に対する義捐金・援助物資の横領・横流し、援助を受け取るべき人々に正当に届かない実態、に ついてのレポートがあった。 これに関して、SAPIO 2008.7.9 掲載の曽野綾子氏(日本財団会長、海外法人宣教者活動援助後援会代 表、作家)の記事「飢えた赤ん坊の母親が援助のミルクを売ってしまう。それが世界の現実なのです。」 が口頭で紹介された。 4 質疑応答、各自の体験談交換 (1) 西郷隆盛と征韓論についての発言があり、征韓論の中心とされている西郷の真意を紹介された。 「明治維新後に新政府が朝鮮との国交を望む交渉をしたが、受け付けられず、排日の機運が高まり、 釜山の日本人居留民に対する嫌がらせも起った。その結果生じた征韓論であるが、板垣、江藤、後藤、 副島と共にそれを唱え、その中心人物と言われる西郷は、 「出兵」ではなく遣韓使節として自らが朝鮮 に赴く「遣韓論」を唱えたとも言われている」(以上、「フリー百貨辞典ウィイキペディア」の記述内 容)。これに関する発言であった。 (2) ハルピン、瀋陽(領事館には鉄条網が張りめぐらしてあった)についての体験談 (3) 来日中国人留学生の実態について 中国からの留学生は多数いるが、留学先の国の希望順序がある。アメリカが一番、イギリス等がそれ に続き、日本は何番目かである。日本への留学生の中でも、国公立大学に優秀な留学生が入学する。 自分が勤めていた私立の女子大学は、日本での留学生としては二番手だと思うが、それでも同じ大学 の日本人学生とは心掛けが違う。日本人学生は親から学費、アパート代等を出してもらって、小遣い 稼ぎのアルバイトをやっているかと思うが、中国人留学生(韓国人留学生は親の経済力が中国の場合 より相当上)は、アパート代、学費、生活費などを自分で稼がなければならないことが多い。これだ け苦労しているから、学習意欲は日本人の甘ったれ学生より遥に高い。 (4) 中国の北と南の経済格差について 過去から現在まで、概して北は貧しく、南は豊かである。 5 世話人からの情報提供と連絡 (1) 井上世話人から:資料 ①「あすへの話題」 ②「日中印、アジアで大競争」 についての口頭説明 (2) 村田世話人から: ① 小野市国際交流協会「国際交流のつどいⅠ−①」への参加依頼 (2008 年 7 月 17 日神戸新聞記 事及び小野市国際交流協会の案内チラシを配布) ② 8月例会:8月 23 日(土) ・ 15:00∼16:00 までミャンマーのサイクロン被害等の情報提供(権藤禎真常任理事) ・ 16:00∼17:30 例会:桝谷会員のアメリカ滞在体験談等 ③ 8 月 19 日∼31 日まで、(2)①関係の展示がエクラギャラリーでされる。 6 次回の予定 <日時> 平成20年8月 <会場> 小野市うるおい交流館エクラ 2階 <話題> 「私のアメリカ滞在体験」(仮題) 桝谷正信会員
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