ヨコトリーツ! - 横浜トリエンナーレサポーター

い の は、﹁ 忘 却 ﹂ の お も し ろ さ や 広
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て言ってしまったら、もうあなたの
大 さ や 深 さ。﹁ 今 回 の テ ー マ は 忘 却
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想像力の泉は枯渇してしまっている
ではなく、﹁情報の海がある﹂と言っ
な ん だ っ て!﹂。 皆 さ ん で こ ん な フ
証拠です。
たほうが正しいような気もする。で
レ ー ズ を 広 め て い っ て も ら え た ら、
は忘却の海がある﹂
。
も、情報化されない多くの忘れ物が
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のタイトルは
ヨコトリ
﹁華氏
の芸術 世界の中心に
きっとあるはず。あなたにも、私に
とても嬉しいです。
というわけで、記憶や情報ではな
く、 ヨ コ ト リ
が注目した
も、そして社会にも。
と こ ろ で、 ヨ コ ト リ
の タ イ ト ル の 冒 頭 に あ る﹁ 華 氏
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現代は情報化時代だとよく言われ
る。 だ か ら 現 代 の 中 心 に は﹁ 忘 却 ﹂
私 は そ こ に 注 目 し た い。 い や い
や、 忘 れ 物︵ =﹁ 忘 却 ﹂︶ の 中 に こ
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﹂ってなに?
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そ大切なものが隠されているのだ
と、様々なやりかたで教えてくれる
近未来社会を見事に活写した
の
イトルから引用しています。大切な
小 説 の 傑 作。 ヨ コ ト リ
これはレイ・ブラッドベリの小説
﹃華氏
度 ﹄︵ 一 九 五 三 ︶ の タ
自分の目には見えないから信じな
いとか、情報化された枠組がないと
サブテキストと言っても過言では
芸術作品に注目したいと言ったほう
安心できないとか、そういう傾向は
な い。 ご 興 味 あ る 方 は、 ぜ ひ 御 一
S
F
が正しいかもしれない。
情報化時代における現代病の典型的
読を。
LOGBOOK
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ことを忘れてしまった人々が住む
な症状ではないだろうか。幽霊なん
DEC.2013
か目に見えないから存在しないなん
VOL.2
ヨコトリーツ! vol.2
MESSAGE
ってなんだ?
Morimura Yasumasa
森村泰昌
【森村泰昌 プロフィール】1951 年、大阪市生ま
れ、同市在住。京都市立芸術大学美術学部卒業、
ゴッホの自画像に扮したセ
専攻科修了。1985 年、
ルフポートレイト写真を発表。以後、一貫して「自
画像的作品」をテーマに、美術史上の名画や往年
の映画女優、20 世紀の偉人たちなどに扮した写
情報化されない大切な忘れ物
横浜トリエンナーレサポーター’
s フリーペーパー
真や映像作品を制作している。
ヨコハマトリエンナーレ2014アーティスティック・
ディレクター。
『ヨコトリーツ !(Yoko-Treats!)』は、「横浜トリエンナーレ」を応援し一緒に盛り上げる活動を行うサポーターによる手作りの
フリーペーパーです。「トリーツ/ Treats」には、「思わぬ喜び、とてもいいもの」という意味があります。横浜のいいもの、
楽しいものをお伝えしたい! ということで名付けました。ハロウィンの決まり文句“Trick or Treat!”
(「トリック オア トリート!」
=お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!)から連想して、みんながワクワクするような情報交換の場を目指しています。
©Morimura Yasumasa + ROJIAN
横浜トリエンナーレ サポーター’
s フリーペーパー「ヨコトリーツ!」VOL.2 ●企画・編集:横浜トリエンナーレサポーター フリペチーム(入江暢子/上田良寛
/江藤真央/大澤歩/斉藤照子/深野一穂/布田翔太郎/山田崇之)●カバーアート/紙面デザイン:山田崇之 ●編集アドバイザー:藤原ちから ●発行
日2013年12月15日 ●発行元・お問合せ:横浜トリエンナーレサポーター事務局[横浜市中区日ノ出町2-158 黄金町エリアマネジメントセンター内|TEL:
045-325-8654]●横浜トリエンナーレ サポーター 公式サイト http://www.yokotorisup.com
ヨコハマトリエンナーレ2014「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」
会期:2014 年8月1日(金)~11月3日(月・祝)|会場:横浜美術館、新港ピア
(新港ふ頭展示施設)|アーティスティック・ディレクター:森村泰昌
次号予告
横浜トリエンナーレ公式WEBサイト http://www.yokohamatriennale.jp/
横浜トリエンナーレサポーター’
s フリーペーパー
INFORMATION
横浜トリエンナーレ サポーター
4チームの活動報告!
横浜トリエンナーレ サポーターは、課外活動として4つのチーム
に分かれて活動中です。興味を持ったら誰でも参加できますよ!
サポーター公式サイト内ブログでも随時活動報告中!
ヨコトリをますます盛り上げていきましょう!
ヨコトリ開催300日前カウントダウンを終え、息つく間もなく森
村展遠足からの~忘年会か・ら・の~来年も本展へ向けていろ
んな企画をたてていきます! 猫の手も借りたいのは相変わらず
…(笑)私たちと一緒に、みんなでヨコトリをますます盛り上げ
て行きましょう☆ 今後の活動もcheck it out!(平野)
ヨコトリでの実施に向けて発展させていきます!
いつでもメンバー募集中 LOGOBOOK チーム !メンバーの
年齢層は幅広く、現在 15 人程度が所属。11 月 3 日には黄金
町バザールで、11 月10日にはサポーター課外活動において
“手ごたえ”
と
“課題”
をつかんだところで
LOGBOOKを実施し
す。これからどう発展していくのか、乞うご期待!( 山下)
こども向けワークショップなど開催しています!
こどもたちがアートを身近に感じられるように、
こども向けとい
う視点で活動をしています。12月に、企画から運営まで行った
ワークショップを初めて開催しました! こども向けのワークショッ
プを実施するのは、
ほぼみんな初めて。みんなで案を出し、意見
を言い合い、
練習を重ねて、
ひとつずつ進めています。
(伊神)
http://maoeto.tumblr.com
楽しくなくっちゃ始まらないッ!
今 号 は「 L O G B O O K 特 集 」と いうこと で 、黄 金 町 で の
LOGBOOKにフリペ班も参加。当日は「取材」というよりイチ
サポーターの活動に興味を持ったら ・・・
参加者として楽しんでた私たち。いいんです、取材でもなんで
も、
まずは自分が楽しくなくちゃ始まらないッ。そんなフリペ班
横浜トリエンナーレ サポーター
公式ウェブページ
で一緒に遊びたいという新メンバー、募集中です~。
(大澤)
http://www.yokotorisup.com
2月中旬
特集: こども向けアートチームの活動(仮)発行予定
ヨコトリーツ! vol.2
横浜トリエンナーレサポーター’
s フリーペーパー
ヨコトリーツ! vol.2
SPECIAL
で見えてくる。
まちの息吹、
あなたの記憶。
(インタビュアー:大澤)
の見たものなんておもしろくない」と言われる
けど、
僕は言うんです、「あなたが見た風景は
あなたしか見ていないし、
同じものは二度とな
ではどのよう
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い。それを記録して誰かの手に渡ったとき、
特
になるのでしょう?
別なものになる」
って。
な
: サポーターの皆 さんがファシリテート
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プロジェクトを共同開発した、
演出家の市原幹也さんと舞台制作者の
野村政之さん。お二人はどのような思いでこのプロジェクトを立ち上げたのか?
プロジェクト﹂を企画・
たいことを合わせて「まち歩き」をやってみよ
N
││ ヨコハマトリエンナーレ
す る ということなので、横 浜 という 場 所に
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ですが、
このワークショップと、
市原くんがやり
あわせて自分たちのものにしてもらえれば。
N
││お二人が﹁
う、
と。且つ記録して、
それをあとからやってき
開発したきっかけは?
た人も体験できて、
残された記録からまちの
野村政之︵以下、 ︶:二○一二年の四月に僕
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というプロジェクトを一○○
パーセントばっちりやる」ということにフォーカ
スが定まってしまった瞬間、
新たな発見は出に
が関わっている劇 団サンプルの北九州 公 演が
では、まち歩きで創作された地
「
││
ロジェクトにしたいなと思ったんです。
;
があれば
くくなってしまうし。まちを育てていくための
栄養や刺激として、
様子もなんとなく思い浮かべられる、
そんなプ
活動拠点としていた)北九州の枝光に滞在し
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あったので、
ちょっと早めに行って
(市原さんが
たんです。そこで得難い体験をさせてもらった
十年
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k
航海日誌﹂と呼んでいますが、
今日あって、明日ないもの﹂
﹁
B
図を﹁
その中に﹁
A
──まちが「演劇」として見えるというか。か
まれていたため、作品も興味深く鑑賞し、予定終了時間を大幅に過ぎ
つて「鉄のまち」として栄えた枝光がだんだん
この日の航海日誌は、
黄金町に点在する現代アート作品が目印に含
いいな。
調に航海を進め、1 時間半をかけて航海を終了しました。
野村政之(のむら・まさし)1978年生ま
れ、長野県出身。劇団活動、公共ホール
勤務を経て、07年より青年団・こまばア
ゴラ劇場制作。08年よりサンプル・松井
周演出のほぼ全ての作品のドラマター
グを担当。桜美林大学非常勤講師。ア
サヒ・アートスクエア運営委員。
C
自分の思い出
く……胸に浮かぶ思いについて会話を交わしながら、チームは順
市原幹也(いちはら・みきや)1978 年
生まれ、山口県出身。演出家。劇団「の
こされ劇場≡」主宰。前・枝光本町商店
街アイアンシアター芸術監督。まちの
営みから着想を得て、作品の日常性と
関係性を重視する演劇作品が特徴。平
成24年度北九州市民文化奨励賞受賞。
後もあって欲しいと思ったもの﹂
﹁
はなかったものに、新たな息吹を感じてこのまちの将来を思い描
I
:「演劇」というより『 航海 』という「ごっこ
ずっとそこにあってほしいと祈ったり、航海日誌を作ったときに
と朽ちていく中で、
人の営みも変化していく。
B
遊び感 」を 出 してもい
るだろうものが、これからどう変化していくのか想像しながら、
と は、
まちを演劇として見てその要
どんな形で存在していたのか想像したり、昔からそこにずっとあ
:
べて、色々な思いを巡らせます。今はなくなってしまったものが、
A
に重なった/リンクしたもの﹂を必ず記載しますね。
看板・道の標識などを見つけていきます。航海日誌とまちを見比
N
この「まちの変化」自体がドラマだなと。そし
みんなで相談をしながら、航海日誌に書かれた通りに、お店の
C
て僕もそこで「演劇」
に参加させてもらえてい
となる「船長」を決めて、出発。
もって。
は様々です。はじめましてと挨拶を交わし、早速チームリーダー
いかなと。遊びゴコロを
何度も訪れている人も、
メンバー
は 9 名。初めて黄金町を歩く人も、
素をピックアップしていくということなんだけ
航海日誌」
(以下、航海日誌)を片手に、まちを歩きます。チーム
ることが嬉しくて。でもそれは、
市原くんたち
た」ということだけじゃなく、
見た人の
「記憶」
プロジェクトの
この日の体験は、過去に黄金町を訪れた誰かが作った「logbook;
ど、 はその人とまちの交差点なんです。
「見
てるだけのような気がして、
僕もちょっとでも
目的は、
まちを歩くことで
も入ってくる。
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が耕している畑で採れた作物をもらって食べ
原くんに「今やりたいこと、
ある?」と聞いたら
はなく、
かつてそこにいた人
I
お返しができないかなと思ったんです。で、
市
「まちを記録に残したい」
って。
こと。それがものすごく「演
や、
いた人の心を体 験 する
きて三年くらい。それまでは、
広げて広げて、
劇」だなと。でも、
プロジェク
市原幹 也︵以下 、 ︶:そのとき僕は枝光に
という運動ばっかりしていたけど、
残しておく
は
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K
ト自体を「演劇」だと思って
I
:
「百聞は一見にしかず」
ということで、
LOGBOOKの魅力を知るために、
航海日誌を片手に体験してみました。
演劇的にまちを見ると
LOGBOOKは、ただのまち歩きとは違うらしい。
ひ とつの 見 方の 提 案 。
航海日誌で、
誰かの記憶を追体験
ほしいわけじゃなくて。
参加でき、参加者が育てていく
“作品”
、それがLOGBOOKです。
(LOGBOOKチーム副船長 山下樹子)
畳むような作業をしなきゃいけないなと思い
品”
が作り上げられていきます。航海という遊びを通じて誰もが
ということはしていなくて。そろそろ風呂敷を
航海日誌 』をつくります。この一連のプロセスの繰り返しで
“作
始めた頃だったんです。
ちを歩きます。そして今度は自分の記憶や体験から『 logbook ;
N
: 僕 が お こ なっていたワークショップで
や体験を残した『 logbook ; 航海日誌』を受け取り、それを手にま
「夢←物→語」というのがあって、
例えば意味
を知る旅でもあります。参加者は、誰かがまちを歩いてその記憶
「 気 付 き 」がある。時々
海するような体験です。ガイドブックに載っていない横浜や、自身
のない
〝染み〟
に意味をつけたりしながら、台
ターが繰り広げるLOGBOOKは、横浜のまちを海に見立てて航
参 加した方から「 自 分
LOGBOOK の本来の意味は「航海日誌」です。ヨコトリサポー
本無しでパフォーマンスをつくるというものなん
ヨコトリサポーターLOGBOOKチームの『 LOGBOOK 』について
てしまいました。でも、ただま
ちを歩くこととも、
アート作品
だけを鑑賞することとも違う、
不思議な充足感に包まれて
ゴールを迎えることができま
した。
さてここで、別の航海日誌
でLOGBOOKを体験した方の声をご紹介しましょう。横浜市在住、40
代の女性の方です。
「娘と一緒に初めてLOGBOOKに参加しました。
ってなんだ?
普段まちを歩いているときは、五感を全然使っていないということに
「LOGBOOK」プロジェクトウェブサイト
気付かされました。歩きながら上を見たり何かに注目したり、
見たもの
http://logbookinfo.tumblr.com
を別のものに例えたりするのはとても楽しく、
また新鮮でした。」
そして、その娘さんの声。
「ワークショップやものづくり体験に
参加するのが大好き。今日初めて参加す
サポーターの課外活動で実施されている「 LOGBOOK 」。しかし、この聞き慣れないプロ
ジェクトがどういうものなのか、実際に参加しないとなかなかわかりにくいし、わかりにくい
ものにはなかなか参加しづらい。というわけで、去る11月3日に実施された
『 LOGBOOK in
黄金町バザール』
と、11月10日の「課外活動vol.6∼LOGBOOKを使ってまちを航海しよ
う!∼」に、
フリペチーム取材班も参加。
「LOGBOOK」の面白さに迫ってみました!
いきいきした言葉で航海日誌を作る
写真に写らないまちの営みを記録してみませんか。
あなたの思いをLOGBOOKで綴ろう。
る LOGBOOK も、とても楽しみにしてい
ました。他の人が作った航海日誌をみなが
ら、いろいろなものを見つけたりするのが
誰かが作った航海日誌を片手に、黄金町のま
こえました。まちは開けているけれど、からすの
おもしろかったです。今度は家のまわりで
ち を 2 回 航 海 し ま し た。3 回 目 は LOGBOOK
生息できる環境は残されていると知れました。
」
も LOGBOOK をやってみたい。
というワークショップの理解をより深めようと、
横浜の赤門で知られる古刹の境内に閻魔堂。
人はみな、違うものを見て、違うものを
航海日誌の作成に取り組みました。
こどもの頃、嘘つくと閻魔様に舌を抜かれると
感じます。残念ながら、普段はなかなかそ
航海日誌は五感を駆使して体験するとの事前
脅かされた記憶が蘇りました。
れを実体験としてシェアすることはできま
説明がありましたが、何を行うかは 2 回の航海
40 分ほどの航海を終えて整理を開始。まちか
せん。でもきっと、この LOGBOOK は、
で大まかに理解しています。航海に持参した物
ら受けた思いをいきいきした言葉で表現するのは
こうしていとも簡単に、そして自然に、誰
はメモ用の A4 用紙数枚、筆記具、コンパス(方
難しいものです。きれい・かわいい・面白いなど、
位計)、カメラ。短時間の体験なので改まった準
何と躍動感のない言葉を羅列していることか。ま
備は不要。情報の整理は航海を終えてから行う
「B:10 年後
た「A:今日あって、明日ないもの」
ことにしました。今回は一人で出発。歩いたま
もあって欲しいと思ったもの」
「C:自分の思い出
ちは黄金町周辺、小さな商店や民家が混在する
に重なった/リンクしたもの」の分類も、自分な
下町、私からすれば隣町。
りの尺度を作るのは難しいものです。LOGBOOK
う二つの楽しみ方があります。これが繰り返されて
背丈の異なる男の子・女の子二人ずつが、話
はそのような気付きも与えてくれました。
かが見て感じたものをあなたの体験とし
て、さらにはあなたとあなたの航海仲間の
感動を加えて、新たな物語にしてくれるは
ずです。(入江)
「 L O G B O O K i n 黄 金 町 バ ザ ー ル 2 0 1 3 」で 実 施 さ れた
「 logbook; 航海日誌」の一例。まち歩きをして印象に残ったも
「B:10年後もあって
ののほか、
「A:今日あって、明日ないもの」
欲しいと思ったもの」
「C:自分の思い出に重なった/リンクした
もの」が制作者なりのスタイルで記録されている。
ヨコトリでの実施に向けて LOGBOOK チーム
では「ヨコハマトリエンナーレ2014 」に来場され
いくことで、ひとつの大きな物語をみんなで紡い
をしながら私の前を歩いていました。兄妹にも
LOGBOOK は 弾 力 的 な 解 釈 が 可 能 の よ う で
る皆様に楽しんでいただけるようなオリジナルの
でいきます。いまLOGBOOKチーム内で暖めてい
仲良しにも見えました。この子たちは今しか見
す。言い換えれば、多くのアイディアが受け入
“ 作品”
づくりに参
LOGBOOK を開発することと、
る案としては、
「ヨコハマトリエンナーレ2014 」の
られませんが、10 年後だって見かけたい光景だ
れ可能と言えます。航海した人は「宝探しのよ
加する機会を提供することを目標としています。
2 会場間の地区を巡るLOGBOOK 案と、アート作
LOGBOOKには「誰かが記録した『 logbook; 航海
品を巡るLOGBOOK 案があります。
しかし、アート
し、私のこどもの頃はどうだったかと記憶を辿
うだ」との感想を多く語ります。そして私は、
日誌』を受け取り、その人の視点でまちを航海する
作品鑑賞の妨げにならない実施、所要時間別にメ
りました。
多くのひとに私の思いが伝わる航海日誌を作り
ことで記憶の追体験をする」ことと、
「自分がまち
ニューを用意する必要等、課題もあり検討中です。
商店の大半がシャッターを閉じているのは日
たいとの意欲に駆られました。
曜日だからで、明日には活気が戻るでしょう。
あなたもいきいきとした言葉で、あなたのま
姿は見えませんが、多くのからすの鳴き声が聞
ちの営みを伝えてみませんか。(深野)
を航海し、
『 logbook; 航海日誌 』に記録する」とい
(LOGBOOKチーム副船長 山下樹子)