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スーパー中枢港湾選定委員会
第7回会合 平成17年12月7日
資料 7−1
スーパー中枢港湾プロジェクトの
取り組み状況
スーパー中枢港湾プロジェクトの取り組み状況<平成17年度>
7月1日
7月1日 改正港湾法の施行
改正港湾法の施行
7月4日
7月4日 指定特定重要港湾の指定
指定特定重要港湾の指定
(京浜港、名古屋港及び四日市港、大阪港及び神戸港)
(京浜港、名古屋港及び四日市港、大阪港及び神戸港)
横浜港
横浜港
名古屋港
名古屋港
大阪港
大阪港
神戸港
神戸港
7月5日
7月5日
運営事業の申請
運営事業の申請
7月4日
7月4日
運営事業の申請
運営事業の申請
10月3日
10月3日
運営事業の申請
運営事業の申請
9月30日
9月30日
運営事業の申請
運営事業の申請
8月5日
8月5日
認定
認定
8月15日
8月15日
認定
認定
11月16日
11月16日
認定
認定
11月8日
11月8日
認定
認定
12月5日
12月5日
運営事業開始
運営事業開始
(ターミナル運営開始)
(ターミナル運営開始)
12月1日
12月1日
運営事業開始
運営事業開始
(第1バース運営開始)
(第1バース運営開始)
H18年4月(予定)
H18年4月(予定)
運営事業開始
運営事業開始
H18年1月(予定)
H18年1月(予定)
運営事業開始
運営事業開始
1
特定国際コンテナ埠頭 運営事業の概要
認定運営者
(運営事業開始日)
特定国際コンテナ埠頭
運営事業の概要
取扱目標
(目標達成方途)
【横浜港】
横浜港メガターミナル㈱
(平成17年12月5日)
本牧埠頭BC突堤間CT
横浜港本牧埠頭BC突堤間CTを
コストやサービス水準において国
際競争力を有した施設となるよう
運営する
80万∼100万TEU
(船社及び荷主の港湾施設利用に
関わる利便性を向上させ、船舶・
貨物を誘致する)
【名古屋港】
飛島コンテナ埠頭㈱
(平成17年12月1日)
飛島ふ頭南側CT
名古屋港飛島ふ頭南側CTの岸
壁・埠頭用地・(財)名古屋港埠
頭公社整備施設等を一括して借
受け、必要な荷さばき施設を整
備し、港湾利用者の使用に供す
る
100万TEU
(荷さばき機器類の遠隔操作・省
力化、大型・高性能機器類の大量
投入による効率化を図るとともに
顧客の誘致活動を行う)
【大阪港】
夢洲コンテナターミナル㈱
(平成18年4月予定)
夢洲CT
大阪港北港南地区夢洲CTの岸
壁・埠頭用地・(財)大阪港埠頭
公社整備施設等を一括して借受
け、必要な荷さばき施設を整備す
るとともに、これら施設を一体的
に管理運営し港湾利用者の使用
に供する
105万TEU
(上下分離方式(公設民営)、無利
子貸付金の活用、連続3バース一
体的運営によるコンテナ取扱効率
の向上を図るとともにサービスの
向上に努め顧客の誘致活動を行
う)
【神戸港】
神戸メガコンテナターミナ
ル㈱
(平成18年1月予定)
PI(第2期)地区CT
神戸港ポートアイランド(第2期)
地区CTの岸壁・埠頭用地・(財)
神戸港埠頭公社整備施設等を一
括して借受け、必要な荷さばき施
設を整備し、これら施設を一体的
に運営することにより港湾利用者
の使用に供する
120万TEU
(JCL-netの導入、自動ゲートシス
テムの導入、大型・高性能荷役機
器類の適正投入による効率化等
のコスト・サービス向上に努めると
ともに複数港湾との連携や顧客
2
の誘致活動を行う)
スーパー中枢港湾のコスト・サービス水準の目標
∼15年度
(∼2003)
16年度
(2004)
スーパー中枢
港湾の指定
17年度
(2005)
18年度
(2006)
19年度
(2007)
20年度
(2008)
21年度
(2009)
改正港湾法施行
新たな支援制度
横
浜
オペレー
オペレー
ター設立
ター設立
港
本 牧 ふ 頭 地 区
( B C 突 堤 )
古
屋
港
西
部
地
区
( 飛 島 ふ 頭 )
目標達成予定
目標達成予定
12月運営開始
12月運営開始
荷役機械、共同デポ、鉄道積替施設の整備
新ターミナルの整備
名
8/5認定
8/5認定
オペレー
オペレー
ター設立
ター設立
ターミナル供用
ターミナル供用
8/15認定
8/15認定
目標達成予定
目標達成予定
12月運営開始
12月運営開始
荷役機械、24時間フルオープン支援施設、共同デポ等の整備
第1バースの整備
第2バースの整備
第3バース整備
大
阪
港
北 港 南 地 区
神
戸
港
P I Ⅱ 期 地 区
オペレー
オペレー
ター設立
ター設立
11/16認定
11/16認定
ターミナル
ターミナル
暫定供用
暫定供用
ターミナル
ターミナル
完全供用
完全供用
4月運営開始
4月運営開始
目標達成予定
目標達成予定
24時間フルオープン支援施設等の整備
ターミナル
ターミナル
供用
供用
C−12の整備
オペレー
オペレー
ター設立
ター設立
11/8認定
11/8認定
1月運営開始
1月運営開始
目標達成予定
目標達成予定
共同デポ等の整備
PC−18②の整備
ターミナル供用
ターミナル供用
3
名古屋港 特定国際コンテナ埠頭
複合管理棟
ゲートハウス
コンテナヤード及び
トランスファークレーン(RTG)
RTG遠隔操作室
第3バース(計画)
第2バース(整備中)
第1バース
(平成17年12月供用開始)
ガントリークレーン
(22列6段対応モノボックス式メガクレーン)
4
名古屋港 特定国際コンテナ埠頭運営事業開始時の運営内容
◆
◆国
国
•• 岸壁の整備
岸壁の整備
◆
◆ 港湾管理者等
港湾管理者等
•• 背後ヤードの土地造成等
背後ヤードの土地造成等
(土地の貸付)
(岸壁の貸付)
◆
◆ 名古屋港埠頭公社
名古屋港埠頭公社
•• ヤード舗装等
ヤード舗装等
(ヤード等の貸付)
◆
◆ 認定運営者(飛島コンテナ埠頭株式会社)
認定運営者(飛島コンテナ埠頭株式会社)
•• 荷さばき施設等(管理棟、荷役機械等)の整備
荷さばき施設等(管理棟、荷役機械等)の整備
•• 特定国際コンテナ埠頭の管理・運営
特定国際コンテナ埠頭の管理・運営
︵
施設使用指示等︶
‒‒
‒‒
施設の維持管理、賃貸
施設の維持管理、賃貸
オペレーション一元管理
オペレーション一元管理
(施設使用契約・・ヤード、荷役機械)
◆
◆ 港運事業者
港運事業者
•• ヤード等の使用
ヤード等の使用
•• 荷役作業の実施
荷役作業の実施
(港湾運送契約)
◆
◆ 船会社
船会社
•• 岸壁の使用
岸壁の使用
5
横浜港本牧BCコンテナターミナル全景
ゲート
24h全天候対応貨物検査場
ターミナル
オペレーションシステム
トランスファークレーン
総面積50h
延長
390m
水深
-15m
延長1000m 水深-13m
6
横浜港特定国際コンテナ埠頭運営事業開始時の運営内容
◆
◆国
国
• • 岸壁の整備
岸壁の整備
◆ 港湾管理者(横浜市)
(管理委託)
• 背後ヤードの整備
• 荷さばき施設(ガントリークレーン)の整備
• 岸壁、背後ヤード等の管理
︵
施設使用許可:岸壁︶
定期使用許可:最長1年
(施設使用許可:ヤード・荷さばき施設)
ヤード:1年毎、ガントリークレーン:1年毎
◆
◆ 認定運営者(横浜港メガターミナル株式会社)
認定運営者(横浜港メガターミナル株式会社)
• • 荷さばき施設(トランスファークレーン)の整備
荷さばき施設(トランスファークレーン)の整備
• • 特定国際コンテナ埠頭の管理・運営
特定国際コンテナ埠頭の管理・運営
‒‒ ターミナル共同作業の管理業務
ターミナル共同作業の管理業務
‒‒ 荷さばき施設等の維持管理業務
荷さばき施設等の維持管理業務
‒‒ 共同オペレーションシステムの維持管理業務
共同オペレーションシステムの維持管理業務
(施設使用契約・・ヤード、荷役機械)
◆
◆ 港運事業者
港運事業者
• • ヤードの利用
ヤードの利用
• • 荷役作業の実施
荷役作業の実施 等
等
(港湾運送契約)
◆
◆ 船会社
船会社
• • 岸壁の利用
岸壁の利用
7
コンテナ物流円滑化共同利用施設(共同デポ)
○スーパー中枢港湾を構成する港湾間においては、海上コンテナ貨物の輸出入の不均衡や、船社のアラ
イアンス化によるコンテナの相互利用の進展により、横持ち輸送が発生。
○これら横持ち輸送は、港湾間を結ぶ道路渋滞やゲート混雑の悪化を増大。
○そこで、共同デポにおいて、コンテナターミナルから昼夜を問わずコンテナを搬入し、帰り荷を探すコンテ
ナトレーラーの配車とマッチングさせることにより、海上コンテナ貨物の2次輸送の効率化等を推進。
【現状】
荷主引渡し
ゲート混雑
ゲート混雑
陸揚げ
A港
CY
B港
CY
荷主引渡し
陸揚げ
渋滞の発生
【整備後】
陸揚げ
[夜間シャトルサービスの運行]
荷主引渡し
デポ
荷主引渡し
デポ
B港
CY
A港
CY
ゲート混雑を勘案
した相互輸送
臨海部幹線道路の混雑緩和
⇒非効率な交通の排除
陸揚げ
ゲート混雑を勘案
した相互輸送
⇒ゲート混雑緩和
8
神戸港 ポートアイランド(第2期)共同デポの概要
無線ポール (5箇所) ○印
コンテナ物流円滑化共同利用施設
特定国際コンテナ埠頭
照明塔(2箇所) ○印
荷役機械の効率的な運用
を行うために使用される
無線LANの基盤(無線
ポール、電線管)
NO.42
NO.41
PC18
○
○○
○
○○
○
ゲートハウス
管理棟
○
施設へ搬出入するコンテナを管理
するための自動ゲートの基盤(ゲー
トハウス、電線管)
9
24時間フルオープン支援施設
○スーパー中枢港湾プロジェクトの目標「リードタイムを現状の3∼4日をシンガポール港並みの1日程度に短
縮」を達成するためには、コンテナターミナルの24時間フルオープン化の推進が重要。
○港湾運送事業者においては、平成13年11月よりターミナルの364日24時間荷役を実現し、国の検査機関
においても、執務時間外の体制(税関:平成15年7月、植検:平成16年10月実施)を整備するなど、24時間
フルオープンサービスに向けて官民で取組中。
○これら取り組みを推進するため、24時間フルオープン支援施設により、夜間や雨天時等における国の検査
の円滑化を図る。
24時間フルオープン支援施設
24時間フルオープン支援施設整備によるリードタイムの短縮イメージ
夜間や雨天時は、検査でき
ないため、時間が増大。
・夜間や雨天時の検査業務にも対応できる施設の整備
整備後
・
・
・
・ 搬入口
リードタイム
・
・
・
・
・ ・
・
・
・ ・
申告∼許可
・ ・ ・
・
・ ・ ・
入港∼搬入
搬入∼申告
・ 現在
・ 照明
検査室照明
空
調
フルオープンサービス
によりリードタイムを短縮。
間仕切り
植物検疫検査
コンテナ
検査台
入港∼搬入
搬入∼申告
リードタイム
申告∼許可
高床式
リーファープラグ
10
名古屋港 24時間フルオープン支援施設の概要
1.利用目的
CIQ及び港湾荷役の24時間フルオープン化に対応するため、夜間や雨天時の荷役にも対応できる検査施
設を整備している。
2.施設の内容
・植検税関検査室
:1棟
80㎡
・冷凍ヤード植検室
:1棟
26㎡
・休憩室(複合管理棟内):1棟
277㎡
等
冷凍ヤード植検室
植検税関検査室
複合管理棟(夜間待機室)
11
関西国際物流戦略チームの設置
《広域連携の取り組み》
H17.3.7 :関西の総合的な物流機能強化に関する提言
(関西経済連合会)
<抜粋>産学官が一体となって、関空や阪神港を通じて国際物
流の効率化を支援する各種方策の検討を行う「国際物
流戦略チーム」(仮称)の設置を検討するべき
H17.3.28:国際物流の効率化に関する意見交換会
(関西経済界、関係する国の地方機関、港湾・空港管理者)
(施策推進体制)
主要港湾・空港を抱える各地域毎に国際物流戦略チームの設
置が必要。
第1回幹事会 <ユーザーヒアリング&意見交換>
・港湾物流業務のIT化・効率化を更に促進
・阪神港のアクセス性の向上
・空コンテナ輸送の効率化促進
・戦略チームは実効性ある機動的な対応を
等々
第1回本部会合 <以下の事項を審議>
H17.4.1:今後の国際物流施策の課題
H17.5.13:国際物流戦略チーム第1回幹事会
・国際物流の課題に対し戦略チームとしての対応方針を決定
・戦略チームの運営方針等の決定 等々
(主な意見)
・ハードだけではなくソフト、制度、それを支える人材育成も重要
・神戸港・大阪港の連携、あわせて関空等とも連携が重要
・聖域なし、タブーなしで迅速な対応が必要 等々
H17.6.30:国際物流戦略チーム本部設置・第1回会合
第2回幹事会 <以下の事項を確認>
H17.10.5:国際物流戦略チーム第2回幹事会
・第1回本部会合で決定された短期対応施策の進捗
・新たな短期対応として一開港化の検討を開始 等々
(国土交通省国際物流施策推進本部)
H17.4.2 :関西 国際物流 元気宣言
国土交通省と関西経済界の懇談会
【国際物流戦略チームの構成】
産
学
関経連、商工会議所、船社、
港運・倉庫、フォワーダー、陸運、
内航海運、エアライン等関係者、
日本貨物鉄道(株)、
関西国際空港(株)
等
本部
幹事会
大学・研究機関等、
経済・物流の
学識経験者
官
総合通信局、財務局、税関、
経済産業局、地方整備局、
運輸局・運輸監理部、航空局、
海上保安本部、入国管理局、
検疫所等、港湾管理者
等
本部長:関西経済連合会 秋山喜久会長
代表者(産)、局長クラス(官)などにより構成
戦略に関する意志決定
座長:神戸大学 黒田勝彦教授
実務担当部門代表者(産)、部長クラス(官)などにより構成
戦略を検討(ヒアリング、意見交換等を随時実施)
事務局:関西経済連合会、国土交通省(近畿地方整備局、近畿運輸局、大阪航空局)
<チームの活動方針(ポイント)>
○ビジョン
関西国際空港やスーパー中枢港湾「阪神港」等の活用等を図りつつ、国際
物流の効率化を通じた関西経済の活性化を目指す。
○運営方針
・国際物流戦略チーム本部及び本部の下に設置される幹事会は常設とし、機
動的・ 弾力的に取組む。
・「国際物流戦略チームホームページ」を事務局において新たに設置し、活動状
況を広く広報。
・メールボックス(「国際物流目安箱」)の運用によりユーザーのニーズや課題を
タイムリーに把握。
等
12
関西国際物流戦略チームにおける検討内容
24時間空港である関西空港の特長を活かし、深夜貨物便を呼び込
む施策を打ち出せないか。また、インタクト輸送が拡大出来るような
仕組みをつくれないか。
【取り組み状況】
・ 国際物流円滑化モデル事業の検討調査費を平成18年度予算概
算要求中
・ リードタイム短縮およびインタクト輸送対応のための新サービス
を7月以降一部上屋会社が独自に実施
・ 来春に深夜チャーター便の運航及びシャトル便等による共同輸
送を実施予定
・ 平成17年度中に国際物流円滑化モデル事業としての概要を策
定、平成18年度に同モデル事業を開始予定
荷主
環境に優しい国内輸送ネットワーク充実を図るための
モーダルシフトを推進すべきではないか。
【取り組み状況】
・ モーダルシフト等CO2削減と物流効率化に寄与する取
り組みの支援制度を平成18年度拡充予定
・ 関西グリーン物流パートナーシッ プ会議を平成17年度
中に創設予定
・ 「大阪市モーダルシフト補助制度」については平成17
年度実施分として8件の事業を認定
航空輸送
深夜便
効率的な国内外物流を実現するため、国際港湾・
空港と有機的に連携した輸送ネットワークの充実
(モーダルミックス)を図るべきではないか。
【取り組み状況】
・ 高規格幹線道路等については進捗向上に 向け
推進中
・ 国際物流拠点と基幹ネットワークの構築に 向け
調査開始。平成17年度末までに基幹ネットワー
クとボトルネック箇所を抽出し、平成18年度より
対策を実施予定
・ 住民・警察・物流業者と連携したFQP施策の取
組に向け検討開始
輸入共同上屋など施設使用料の空港間格差を是正で
きないか。
外航海運
【取り組み状況】
・ 輸入共同上屋会社の各社が施設使用料の引き下げ
や新サービスの実施または検討中
・ さらなる格差是正に向け、要因を調査、分析し、空港
間格差の是正方法を引き続き検討
内航海運
関西国際空港
配送先
鉄道輸送
阪神港等
コンテナターミナル
ゲート
コンテナ船の大型化、抜港の動向を見通した港湾機能の充実を
図るべきではないか。
【取り組み状況】
・ 最大級のコンテナ船型に対応した係留施設として、神戸港
ポートアイランドⅡ期地区コンテナターミナル(−16m)をH1
8年度予算概算要求中
・ 阪神港スーパー中枢港湾社会実験(IT化による複数ターミナ
ル一体運用)を10月より阪神両港で開始し、一体運用を促進
・ ゲート混雑回避、阪神港間のコンテナ横持ち輸送の効率化の
ための共同デポを神戸港に整備中
ヤードの混雑や24時間対
応について何らかの改善
を図れないか。
ターミナルゲートにおける待
ち時間が長くなっている。こ
のためJCL-netの活用等を
図るべきではないか。
陸上輸送
荷主
空コン輸送の実態
物流関係業者が共同で利用できる効率
的な情報プラットフォームの構築を図れ
ないか。またIT化の具体的メリットが明
示されればシステムの利用が進み、より
効率化が促進されるのではないか。
【取り組み状況】
・ 阪神港スーパー中枢港湾社会実験(IT化による複数ターミナル一体運用)を10月より阪 神両港で
開始。IT化による複数ターミナル一体運用の効果を明確化し、一体運用を促進
・ SCMモデル実験をH18年度予算概算要求中
インランドデポ
空コンテナの搬送の効率化のため、内陸地区に空コ
ンテナのバンプールを設営する等の手段を講じるこ
とができないか。
【取り組み状況】
・ 内陸共同デポ実証実験等実施に向け港運業界に
ヒアリングを実施済み。今後はモデル案等につい
ての協議・検討を実施予定
13
伊勢湾広域連携の取り組み状況
伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会
協議会の構成員が一体となり、中部地域のものづくりを下支えし、
広域的な物流の円滑化に資する施策を積極的に展開
【伊勢湾広域連携施策の推進】
※伊勢湾スーパー中枢港湾育成プログラムの改正
1.ロジスティクス機能の連携
①港湾との連携
ⅰ)伊勢湾としてのデイリーサービスの向上
ⅱ)共同デポによるフィーダー貨物の輸送効率化
ⅲ)インランドデポを活用した名古屋港、四日市港の連携
②空港との連携
2.大規模災害時におけるリダンダンシーの確保
3.物流情報の共有化
4.寄港コストの軽減
5.伊勢湾全体のサービス水準向上のための条件整備
四日市港においても次世代高規格コンテナターミナルを配するとともに、両港
の既存コンテナターミナルの高質化等により、伊勢湾全体の国際競争力を強
化していく。
名古屋港
連 携
四日市港
連 携
✈
【構成員】
[地方自治体]:愛知県知事、三重県知事、名古屋市長、四日市市長
[経済界]:(社)中部経済連合会会長、名古屋商工会議所会頭、
四日市商工会議所会頭
[民間企業]:中部国際空港(株)社長
[港湾管理者]:名古屋港管理組合管理者、四日市港管理組合管理者
[国]:国土交通省中部運輸局長・中部地方整備局長
ものづくり
産業の集積
中部国際空港
共通の背後圏である中部地域の
ものづくり産業を支援
四日市港次世代高規格CTの概要
○ターミナルオペレーター:
四日市コンテナターミナル(株)
平成16年7月23日設立
※四日市港管理組合に認定申請中
○ターミナルの概要:霞ヶ浦ふ頭CT
岸壁 -12∼-15m、延長1280m
ターミナル面積67ha
14
京浜港における広域連携施策の推進 ∼コンテナ輸送効率化への取組み∼
【取り組みの概要】
京浜港では、道路の渋滞やゲート待ち渋滞による経済的損失などコンテナ横持ち輸送における非効率性が広域
的な課題となっている。
このような状況を受け、関東地方整備局等では、効率的な海上コンテナ輸送体系の構築を目的として、官民から
構成される「コンテナ輸送効率化検討委員会」を設置し、京浜港間の横持ち輸送効率化など広域連携施策を展開
している。
15年度
<検討内容>
● 京浜港間のコンテナ輸送
の現状把握(要因、量、
輸送手段)
●具体的な効率化方策
(輸送の時間帯、輸送
手段等)
16年度
<検討内容>
● 産官学からなる委員
会(コンテナ輸送効率化
検討委員会)を設置
● 具体的効率化方策の
検討し先行的にトライア
ル実験を実施
17年度
<検討内容>
● 川崎港での共同デポ
の検討
● はしけ輸送の新たな
手法の検討
● 鉄道輸送の活性化の
ための方策検討
コンテナ輸送効率化検討委員会による検討
<成果・展開>
● 横持ち輸送の実態把
握
・ 年間33万TEU
・ ほとんどがトラック、海
上輸送は少々、鉄道
無し
●効率化方策提案
はしけ、トラック、鉄道輸送
の提案
<成果・展開>
● はしけ輸送について
は東京−横浜間で3
日試行的に実施
● トラック輸送については
ゲート予約制度を東
京・横浜で試行的に
実施
● 鉄道については内陸
輸送の可能性を検討
<成果・予定>
● 川崎港において京浜
港共同デポの実証実
験を実施予定
● はしけ輸送の新たな
輸送方法を実験予定
● 横浜港本牧BCから
の具体的な鉄道輸送
の検討
18年度以降の展開予定
【物流高度化計画(仮称)の実施】
●「関東地域の港湾の基本方針(仮
称)」(平成17年2月予定)に基づき、
港湾物流の基本的戦略を策定
●物流高度化計画(仮称)」の策定に
あたっては、民間・行政等の多様
な物流関係者で連携しての取組み
を予定
●実施にあたっては、既存の「コンテ
ナ輸送効率化検討委員会」の再編
も予定
15