SK4087 - 共立電子産業

SK4087
DTMF Generater Kit
このキットは, 電話のプッシュ音である DTMF を発生させるためのものです. 基板上には DTMF
発生 IC だけでなく, キーボードとスピーカーアンプも内蔵していますので非常に便利です.
1
仕様
拡張コードを含む 16 キーボード
スピーカーアンプ内蔵
ライン出力
スピーカー出力
電源電圧
消費電流
2
1Vp-p
0.3W
813V
200mA 以下
製作及び動作試験
組立て前にすべての部品がそろっているかどうか確かめましょう. すべての部品がそろえば, 部
品の種類ごとにそろえます. 半田付けは熱に強い部品または, 背の低い部品から取り付けましょう.
R1 の抵抗から半田付けします. 抵抗の足の幅が約 1cm になるように折り曲げ半田付けします.
あまった足は切り取ります.
抵抗の足の切れ端で, 2ヶ所ある JMP をつなぎます.
ダイオードである D1 の 1N4001 を半田付けします. この部品は, 幅 8mm
A
K
弱に折り曲げます. ダイオードは熱に弱い部品ですので, あまりにも長時間
半田付けをしないように注意します. このダイオードは極性があります. 右
図の通りに方向を間違えないように差して半田付けします.
CRY の水晶発信子は足を折り曲げたりせずそのまま, 基板に差して半田
付けします.
1N4001
IC ソケットを半田付けします. ソケットの切れ込にの方向を基板のシル
ク印刷の切れ込にの方向に合せるようにします. 半田付けを行なう時に足が
多く並んでいますので, 隣りの足とブリッジ (隣り同士がくっつくこと) しな
いように注意して半田付けしましょう. もしブリッジしてしまった場合, しばらく待って部品を冷
してから半田吸い取り線などで半田を取り去ってから, もう一度半田付けします. すべての半田付
けをしてから, LR4087 や LM386 をこの IC ソケットに挿します.
可変抵抗 VR の半田付けは, いままで通り半田付けするとよいでしょう.
電解コンデンサは, 2 種類 5 個あります. C5 のみ 100F の電解コンデン
サですので, 間違いのないようにします. C3 は本機では使用しませんので,
間違って部品を取り付けないようにしてください. この部品も比較的熱に弱
いですので注意してください. また, この電解コンデンサも極性があります.
足の長い方がプラスですので, \+" と描いている方に差しましょう.
IC3 の三端子レギュレータ 78L05 は, トランジスタみたいな形をした IC
10F
です. 取り付け方向がありますので注意して半田付けします.
2
最後にタクトスイッチを半田付けします. 半田付けする前にキー
トップのプラスティックを外し右図の文字を書いておきます. そ
1
4
7
*
のキートップを再びタクトスイッチに取り付けてから半田付け
します.
16 個ありますので,
抜かず半田付けしましょう.
めんどうくさいと思いますが気を
すべての半田付けが終れば取り付けた部品が正しい場所にある
か確かめます.
2
5
8
0
3 A
6 B
9 C
# D
OK でしたら電源を接続してみましょう.
部品表
部品番号
部品名
IC1
IC2
IC3
CRY
D1
R1
VR1
C1, 2, 4
C5
LR4087
LM386N
78L05
3.579545MHz
1N4001
1k
1k
10F 16V
100F 16V
16 ピン IC ソケット
8 ピン IC ソケット
SW116 KC901TC
基板
DTMF Transmitter
0.3W SP AMP
三端子レギュレータ
水晶発信子
逆接防止ダイオード
カーボン抵抗
茶黒赤金
可変抵抗
電解コンデンサ
電解コンデンサ
KEL
KEL
タクトスイッチ
コンデンサ
付属
使用方法
813V の電源を用意して,
本機の POWER と印刷して
いる部分に接続します. この
時 \+" がプラス側, \0" が
マイナス側です. また \SP"
にスピーカーを接続します.
そして電源を ON にします.
タ ク ト ス イッ チ を 押 し て
DTMF 音 (プッ シュ フォ ン
の音) が出力していることを
確認します. もし音がでない
ようであれ, 可変抵抗 VR の
位置を確認しましょう. 左に
回しきっている場合は音がで
ませんので, いくらか右に回
して確かめてみましょう.
SK4087 DTMF Generater
1
2
3 A
4
5
6 B
7
8
9 C
小
DC 8 ∼ 13V
大
電源プラス側へ
* 0 # D
LINE SP
POWER
3
Check
備考
電源マイナス側へ
ピッ
ポッ
パッ
接続図
3
DTMF の音が鳴ったことが確かめられたら, プッシュ回線の電話機をお持ちの方は, この
DTMF 発生器で電話をかけてみましょう. これでかかれば完璧です. ただし, ダイアル回線の電
話ではかかりませんので注意してください.
注意
本機の回路に接続する多くのスピーカーは問題はないですが, 使用するスピーカーによっては, オ
プションであるコンデンサ C3 を取り付ける必要があります.
このコンデンサを取り付けると,
LM386 は通常 20 倍のゲインを有していますが 200 倍のゲインになり, 音量を上げることができま
す. 必要に応じて取り付けてください.
回路図, コネクタ図
4
3
COL1
4
COL2
5
COL3
9
COL4
1
2
3
A
TONE
5
6
ROW1
B
13
7
8
9
C
*
0
#
D
11
ROW2
MUTE
ROW3
STI
OSCout
IC3 7805
1
+
DC 8-13V
C4
10u
1 8
5
R1
1k
10
VR
10k
7
+5V
GND
STI
XMTR
MUTE
SP
OUT
IC2 LM386
CN
2
15
7
8
CRY
3.579545MHz
Vcc
C2
10u
GND
6
ただしC3は
オプション
SK4087 回路図
1
2
3
4
5
C5
220u
ROW4
OSCin
D1 1N4001
6
4
IC1
LR4087
XMTR
12
A
3
16
2
14
4
A
C1
10u
TONE
OUT
C3
10u
CN コネクタ表
電源
信号の基準電位
発振停止入力
ミュートで ON の電源出力 (ミュート時
ミュート出力 (ロジックレベル)
70mA)
SK4087
DTMF Generater Kit 説明書
初版
1996 年 11 月 25 日
共立電子産業株式会社
〒 556 大阪市浪速区日本橋 5 丁目 7{19
TEL (06) 644{4446
FAX (06) 644{6666
e-mail: [email protected]
www: http://www.kyohritsu.com/