No.95___5月号

鉄 道 友 の会 福 井 支 部 報
わ
だ
wa
da
(▲ 2003 年 3 月 15 日
JR 小浜線
ち
No.95
chi
小浜駅
平成15年5月号
撮影
森家和治)
JR 西日本小浜線は、3 月 15 日に念願の電化開業が行われ、新型電車が颯爽と営業
を開始しました。当日は沿線の各駅で開業イベントが行われ、新型車に早く乗ってみ
たいという多くの乗客でにぎわいました。
福井支部
URL
ホームページアドレス
http://member.nifty.ne.jp/konohana/
鉄道友の会 50 周年記念全国 JR 乗車リレー報告
岸本 雅行
3 月 15 日の小浜線電化開業の興奮も冷
めやらぬ翌 16 日、50 周年全国乗車リレー
が小浜線・北陸本線で行われました。福井
支部の乗車リレー担当区域は、小浜駅から
敦賀駅を経由して福井・石川県境までとな
っており、まず小浜駅に福井支部会員が集
合しました。11 時 18 分、京都支部の高山
支部長・島本事務局長を始め総勢 18 名が
2 両編成の 125 系新型電車で到着、田中支
部長以下 7 名の福井支部会員が出迎えまし
た。さっそく田中支部長の歓迎の挨拶で引
継ぎセレモニーがスタート、京都支部の高
山支部長の挨拶と続き、いよいよタスキの
引継ぎです。京都支部から福井支部最年少
の埜尻唯一会員にタスキと巨大切符が渡さ
れましたが、福井テレビの取材が入ったた
め、両支部会員ともやや緊張ぎみでセレモ
ニーは進みました。その後、駅長さんも入
っていただき全員で記念撮影、他の乗降客
たちは何事がおこったのかとかなり驚いた
様子でした。この引継ぎセレモニーの模様
は夕方の福井テレビニュースで大きく全県
に放映されました。
撮影の後、11 時 52 分発の同じ 125 系電
車で敦賀に向かって出発、京都支部会員も
敦賀まで同行、室内で楽しく交流会が始ま
りました。2 両編成の電車はほぼ満員で、
両支部会員以外にも鉄道ファンらしき人を
見かけました。車内では全乗客に福井支部
特製の記念ポストカードを配布、突然のプ
レゼントに戸惑った人もいましたが、多く
の人は記念になると大喜びで受け取ってく
れました。
敦賀駅で下車後、敦賀駅前で開催中の電
化開業イベント会場へ直行し、福井支部が
出展した電化記念鉄道展(田中支部長所有
の写真・資料を展示)を田中支部長の案内
で見学しました。会場では鉄道部品のオー
クションも行われ、かなり買いこむ会員も
見られました。昼食は駅近くのレストラン
で福井名物ソースカツ丼を注文、食事をと
りながら京都支部との交流会を続けまし
た。
曇りがちだった空も午後からは雨模様
に、敦賀駅ホームで京都支部会員とお別れ
した後、われわれ福井支部会員は 15 時 10
分発の電車で北陸本線を一路北に向かって
出発しました。この列車には小浜線見学に
訪れた北陸支部松田事務局長ら 5 名も乗り
込み、今度は北陸支部との交流会が始まり
ました。敦賀からのリレーは西口会員が担
当、福井駅で乗り換えた後、最終ルートを
県境へ向かいました。県境手前の牛ノ谷駅
を 16 時 41 分に出発後、先頭車車内で北陸
小浜駅 1 番ホームで京都支部の皆さんと一緒に
撮影 森家和治
支部へ引継ぎ、無事福井支部の任務を終了
しました。大聖寺駅で北陸支部会員とお別
れした後 U ターンして、会員それぞれの
最寄り駅へと向かいました。
朝早くから夕刻まで強行軍の乗車リレー
でしたが、福井支部からは計 11 名の会員
が参加、多くの会員の協力で楽しく充実し
た一日となりました。また、小浜駅から最
後まで、本部理事の加藤孝弘氏に同行して
いただきました。どうもありがとうござい
ました。
牛ノ谷∼代償時間の車内で北陸支部に引き継ぎ
撮影 岸本雅行
福井支部で作成した 50 周年記念全国乗車リレーポストカード
福武線活性化に向けての突破口
ふくい路面電車とまちづくりの会
交通ネットワーク研究グループ
利用者の増加に向けて
福武線の活性化の目的は福武線の公共交通機関としての価値を高めることだが、そのた
めにも緊急に取り組まなければならないことは利用者の減少を止め増加に転ずる方策を実
施すること。利用者を増やすためには以下のことが求められる。
①競争力を高めること‥‥‥マイカーから公共交通利用への移転を図る
(・所要時間短縮・運賃値下げ・運行頻度増加・快適性向上)
②潜在需要を掘り起こすこと‥‥移動・利用をあきらめていた人を動かす
(・利用可能なエリアを広げる・バリアフリー化・乗り継ぎ利便性向上)
③新規需要を創りだすこと‥‥移動・利用の要因を創る
(・沿線の住宅建設・集客力のある施設誘致・商店街やイベントとのタイアップ)
乗る運動もたしかに重要なことだが、京福線の例が示すように根本的な解決には至って
いない・万葉線が現在行っているような、市場に大きなインパクトを与えるハード整備の
施策が不可欠と考える。
福武線単独で実現可能なことに限定し、また現状で効果的であり将来に繋がることとし
て、以下のことを提案する。
提案 1.LRV の導入
(別添資料:1)
キーワード)時間短縮
快適性向上
パリアフリー化
メンテナンスコスト削減
財源補助制度あり[近代化補助・バリアフリー補助]
提案 2.三国芦原線との直通運転
(別添資料:2)
キーワード)利用可能エリアの拡大
移動要因の創出(新田塚-駅前商店街・片町・通学・通院・通勤)
相互乗り入れによる相乗効果
提案 3.駅の新設・移設
(別添資料:3)
キーワード)利用可能エリアの拡大
集客力のある施設への接近
将来の P & R 等施設設置、フイーダー交通とのネットワーク構築の布石
提案 4.軌道区間の改善
(別添資料:4)
キーワード)時間短縮
安全性向上(交差点での事故防止)
バリアフリー化
財源補肋制度あり[路面電車走行空間改築事業等]
別添資料:1
LRVの導入
【LRV等による所要時間短縮の可能性】
福井鉄道は、現在、急行で福井駅前-武生新間を 32 分かかっているが、JR の各駅停車
が福井-武生間を 19 分で結んでいることを考えれば、福井鉄道ももっと所要時間を短縮す
ることが可能なのではないか。そう考える人は多い。そこで、それがどうすれば可能なの
かを検討した。その結果浮上したのが、市役所前でのスイッチバックの解消(福井駅前で
のスイッチバックに変更)、軌道強化、複線化、そして LRV(ライト・レール・ヴィーク
ル=高性能軽量低床路面電車)導入である。
そのうち、費用対効果を勘案し、市役所前のスイッチバックの福井駅前への変更、およ
び、LRV 導入を採った場合、高加速性能・高速性能に軌道の状態の悪さを勘案して急行
で 20 分台半ばまでの短縮になる。20 分台半ばとなれば JR との格差は大きく縮まる。福
武線も JR 並みの能力を発揮できなければマイカーとの競争はありえない。車だとこの区
間は昼間時で 40 分以上、朝のラッシュ時になると 50 分∼ 1 時間かかるので、沿線の要所
要所でのパークアンドライド駐車場設置を絡めれば、車社会においても、鉄道が十分なメ
リットを提供することが可能となる。
【LRV導入のメリットとデメリット】
ここで LRV 導入のメリットとデメリットを整理しておきたい。
メリット
① 高速性能、高加速・高減速性能に優れているため所要時間の短縮効果が大きい。
② 軽量車両であることから軌道にかかる負担が小さく、線路のメンテナンス経費の削減効果が大きい。
③ VVVF という新しい制御方式を採用しているため、車両のメンテナンス経費の削減効果が大きい。
④ 低床であるため軌道区間での乗り降りが極めて容易になる。車椅子での乗車や自転車の持込も可能。
⑤ 軌道区間で自動車や歩行者に威圧感・圧迫感・違和感を与えない。
⑥ 音が小さく静かで乗り心地が良い。
⑦ アピール効果が大きく先行して導入している都市では市民の路面電車への関心を呼び起こしている。
デメリット
① 車両の価格が高床車より高い。
② 導入に当たって高床ホームを切り下げなければなちず費用が発生する。
(駅移転なら切り下げ不要)
③ 低床車の床高は高床車の床下機器の高さと変わらないが、除雪態勢は現在同様、或いはそれ以上に
確保する必要がある。
【LRVの導入費用と財源補助制度】
福井鉄道の電車を全便 LRV に切り替
える場合、予備車も含めて 12 編成程度
必要になると考えられる。価格は鉄道
コンサルタントの説明によると、新潟
鐵工タイプ(写真)は 3 両連結の 27 メ
ートルで 2 億 5 千万円。シーメンス社
のコンビーノ(広島タイブ)は 5 車体連
接の 34 メートルで 2 億 5000 万円(現
在の福井鉄道は 34 メートル程度)。速
度は大型のモーターを積めば 90km/h は
可能だろうとのことだった。助成制度
は、LRV 導入に関しては近代化補助が
25 %、バリアフリー補助が 25 %の合計
50 %あるが、これによって LRV の導入
費用は従来の高床車の導入費用とあまり 新潟鐵工タイブ 岡山電気軌道の MOMO
変わらなくなる。
姉妹車が富山県の万葉線に今年 12 月導入される
【従来の高床車の導入】
1 編成(2 両編成・34m)2 億円
助成制度 = 鉄道軌道近代化設備整備補助(サービス向上) 20%(国)+ 20%(地方)
∴ 高床車(1 編成あたり)導入費用 = 1 億 2000 万円
※
それ以外に
(安全対策設備= ATS 等)設置費用の 1/3(国)+ 1/3(地方)
【超低床LRVの導入】
1 編成(3 両編成・27m)2 億 5000 万円
助成制度(上限=高床車の額)
=公共交通移動円滑化設備整備費補助(バリアフリー補助)2 億円×〔25 %(国)+ 25 %(地方)
〕
∴ LRV(1 編成あたり)導入費用 = 1 億 5000 万円
別添資料:2
三国芦原線との直通運転
三国芦原線は歪な線形をしている。新田塚や西福井から電車に乗った乗客は中心市街地
を目前にしながら福井口まで大迂回を強いられ、福井駅の東口に到着する。実需とは明ら
かに違った輸送形態を採る。福井鉄道と田原町経由で直通運転することによってこの欠点
が解消され、三国芦原線沿線にある潜在需要が顕在化する。福井大学や福井病院が中心商
業地区と直結するメリットは大きい。また、海水浴シーズンは武生から福井にかけて乗客
を集め、三国の海水浴場に直通できる。花火輸送も需要は大きい。いろいろな意味で、福
井における鉄道改革の目玉的な施策となる。
別添資料:3
駅の新設・移転
(沿線の潜在需要の掘り起し)
現在の急行停車駅に加え、広域から集客できる可能性のある既設・新設の駅に急行を停
めたり、駅の新設・再配置、駅周辺の街路整備、パークアンドライド駐車場整備等によっ
て需要にサービスを合致させる施策を行うことも必要であろう。例えば、
① 武生市内の吉野瀬川改修事業に伴い、日野川鉄橋西側の農地を開発して新駅とパーク
アンドライド駐車場を設け、武生商業高校・福井工業高専の最寄駅、パークアンドラ
イド拠点する構想がある。急行停車駅とすれば大きな効果が見込まれる。
② 上鯖江を南に 250 メートル程度移動すればサンドームと目と鼻の先の最寄駅として機
能する。もちろん鯖江高校の最寄駅であることにも変わりはない。サンドームでの催
しに合わせ臨時で急行を停めると効果がある。ただ、現在の上鯖江駅を利用している
人も居られ、十分な配慮が必要だろう。
③ 西鯖江駅は鯖江市の東西を結ぶ幹線道路沿いに位置するが、駅をその道路の北側に移設すれば
新たに南北の幹線道路とも接する位置になり、西山公園に近いロケーションとも併せ、好条件
の駅になる可能性がある。
④ 西山公園駅は鯖江市役所の最寄駅ながら微妙な距離があるためアクセスとはなりきれていな
い。そこで駅を 250 メートル程度北に移設して市役所へのアクセスとし、幹線道路とも接続
することにより、新たな役割と機能を担うと考えられる。ただ、現在の西山公園駅を利用して
いる人も居られ、十分な配慮が必要だろう。
⑤ 鳥羽中駅は現在は旧街道沿いの小駅であるが、駅周辺、東西方向の街路整備を行うことによっ
て、周辺に集積している新興住宅街を駅圏に加え、駅圏人口の大きな駅に変身することが可能
である。また、周辺の新興住宅街や集落が奥行きを持って広がっているため、パークアンドラ
イド拠点としての活用も可能性がある。
⑥ 三十八社駅は現在駅前で宅地開発が進められている。商業施設も近く、街路整備次第では、こ
こも近隣の拠点駅になり得る。パークアンドライドの拠点駅としても可能性が大きい。
⑦ 三十八社-浅水間は駅間距離が長い。途中、福井銀行グラウンド北東付近に新駅を設置すれば
福井銀行グラウンドの高度利用の価値も出てくる。またすぐ近くにフクビ化学の本社工場、及
び、隠れた名所孝志寺があり、潜在需要を取り込める可能性がある。杉の木台の中の県営住宅
は浅水駅よりこちらの方がはるかに近い。パークアンドライドも有効だろう。
⑧ ハーモニーホール駅も駅隣接地の駐車場化を行ってパークアンドライド拠点駅化が見込まれ
る。駅とハーモニーホールを通路で直接つなげて一体化することも考えるべきだろう。また、
ハーモニーホールでの催物に合わせて急行を臨時停車させることも考えるべきかもしれない。
⑨ ベル前駅は既にパークアンドライド拠点駅としての有効性を平成 14 年 4 月のさくら電車(越
前時代行列等にともなうパークアンドライドと無料電車の試み)実施によって実証しているが、
実はここを商業拠点、交通拠点として急行停車駅に加えるのも大きな意味がある。
もともと、福井鉄道は沿線に、藤島高校、フェニックスプラザ、福井市体育館、仁愛女子高校、
春山合同庁舎、裁判所、福井市役所、県庁、福井商工会議所、ベル、ハーモニーホール、足羽高校、
鯖江市役所、鯖江高校、サンドーム、福井工業高専、武生商業高校、武生高校と人の集まる施設が
多く、また、考えようによってはセーレンやフクビ化学、信越化学などの工場もあり、福井から武
生まで切れ目のない市街地・新興住宅街・集落が続いており、生活者視点のサービスに改め実需・
潜在需要に細かく向き合うことで、福井鉄道は大いに活性化し経済装置として福井県の経済循環の
拡大に大いに貢献できる資質があると考えられる。潜在的な大きなニーズを確実に取り込むために、
設備の改善を今からやっていかなければならない。そして、今やらなければ福井鉄道に明日はない。
福井鉄道はもともと駅間距離が短いが、これらの潜在在需要に対応しようとすると、さらに駅間
距離が短くなる可能性がある。しかし LRV は従来の鉄道車両より加速性能が優れていることでそ
れをカバーする。利便性と速達性を両立し得るシステムが LRT というシステムである。
別添資料:4
軌道区間の改善
福武線の軌道敷は自動車の通行が禁止されており、電車の走行環境は比較的良好なはずだが、実
際には交差点での信号待ち、特に交差点の軌道敷内で待機する右折車両による時間ロスが大きい。
信号が青に変る → 右折車が軌道敷内に入り対向車の途切れを待つ → 電車が接近しドライ
バーは緊張 → 電車が立ち往生 → 右折の矢印信号に変る → 軌道敷内で待機中の 1、2 台
が右折 → 電車が直進 → 信号が赤に変る → 後続の右折車が交差点内に取り残される。
(日
常よく見かける光景)
もし右折車が交通ルールどおりに軌道敷の手前で待機していれば、電車の接近に緊張することも
なく、また 矢印信号でより多くの自動車が右折することが出来たはずである。こうした右折車が
軌道敷内で待機する“福井流”の右折方法は円滑な通行を妨げているばかりか接触事故を誘発して
いるのではないだろうか。
また、電車の信号待ちを考慮して交差点の手前に設けられた電停は右折レーンを確保するため幅員
を広げることが出来ず、道路中央の幅がせまく防護柵や屋根のない電停は利用者を限定している。
公共交通優先信号(電車優先信号)を用いる交差点と電停の改善案は電車利用者ばかりでなく自動
車運転者にも大きなメリットがあると考える。
フェニックス通り交差点の安全性向上案
現 状
改善案
右折通行帯表示が軌道敷内に引かれているため、多
軌道敷内にある右折の通行帯表示を停止線と間違え
くのドライバーは停止線(待機場所)が軌道敷内に
にくいように変更する。
あると誤解している。
少なくとも交通量の多い日中は、路面電車の円滑な
日中は対向車が多く青信号では右折できないため、
運行を確保するために、青現示ではなく矢印信号で
矢印信号が出るまで軌道敷内で待機することになり、
直進・左折現示と右折現示にわける方式に改める。
停車車両が電車の運行の妨げになっている。
(右折の矢印信号が出るまで右折車は交差点の中に
入れなくする)
右折の際青信号で軌道敷手前に停車すると、しばし
ば後続車に警笛を鳴らされる。(後続車が先行して
電車に従来からの音量の大きい鉄道用の警笛(タイ
軌道敷に入ろうとすることも多い。
)
フォン・汽笛音)の他に、軌道用の比較して音量の
小さい電子音警笛(鐘の音等)を備える。
電車が停車中の自動車に接近を知らせる警笛(タイ
フォン)の音量が非常に大きく、ドライバーに余計
更新する信号機に電車優先信号の機能を持たせるこ
な緊張を強いている。
とにより電停を交差点の先に移設し、充分な幅員の
右折レーンを確保する。
交差点の手前に電停があるため電停の幅員を広げる
ことが出来ず、狭く柵のない電停は利用者、ドライ
移設にともない電停の幅員を 2m 程度に広げ、防護
バー双方に緊張を強いている。
(特に夜間や雨天時)
柵・屋根・照明を設ける。
平成15年3月15日
小浜線電化開業ドキュメント
森家
ついに、永年の悲願であった小浜線の電
化開業を迎えることになった。その記念す
べき瞬間を、小浜駅で体験しようと、15
日の朝出発した。しかし、前日の仕事が残
っていたので、出発が少し遅れてしまった。
和治
大混雑で、5 ∼ 10 分の遅れを生じていた。
当日の賑やかな臨時列車の発着も終わり、
その後各駅で行われているイベントをのぞ
きながら帰途についた。
10:00 上中駅に到着
朝の敦賀発の列車に乗り遅れたので、車で
上中駅に向かった。すでにホームには記念
列車を迎える人が大勢いて、手に小旗を持
って待機していた。敦賀で出発式をした列
車が大きなヘッドマークを付けて到着する
と、一斉に旗が振られ歓迎していた。この
列車には、県知事や沿線自治体の関係者、1
日駅長を務めたタレントの佐藤江梨子さん
らが乗車していたようだ。
私はそれを見送った後、JR の路線バス
で小浜駅に向かった。
10:25 小浜駅に到着
小浜駅前は、イベントで大盛りあがりで、
人が多くて駅に入るのがやっとであった。
東舞鶴からの祝賀列車は 1 番線から敦賀へ
向けて回送、2 番線に敦賀からの祝賀列車
が停車していた。
10:27 681系3両編成到着
団体客をのせた臨時列車が、3 番線に入線
した。その後、祝賀列車が敦賀に向けて回
送出発し、後を追うように 681 系も敦賀に
向かって回送出発した。
11:08 特急「まいづる」到着
183 系特急車 6 両が 3 番線に到着した。京
都で見慣れた列車が小浜にいるのは、ちょ
っと不思議な感じがすると同時に、京都が
近くなったような気がする。列車は折返し
11:38 に小浜を出発した。
11:45 DE10+「サロンカーなにわ」到着
3 番線に敦賀から団体臨時列車が到着し
た。機関車には大きな電化記念ヘッドマー
クが取付けられていた。30 分停車後、舞
鶴方面へ向けて出発。小浜線の普通列車も
▲ 03 年 3 月 15 日 小浜駅 3 番ホーム
特急「まいづる 4 号」
1ケ月後
小浜線の一日フリー切符を使って、4 月
の末に敦賀∼東舞鶴を往復した。すでに敦
賀にはキハ 28・58 の姿はなく、113 系 4
連が 1 番線で昼寝をしていた。125 系電車
もすっかりなじんでいるようだ。しかし、
ちょっと問題が。このクモハ 125 は 1 両運
転が基本なので、座席数を少なくして定員
を増やしている。つまり、混んでいると座
れないのだ。2 両編成で座席が多かったデ
ィーゼル車では、1 時間以上立っているこ
とは考えられなかったことだ。私も今回途
中下車はしたものの、往復 4 時間座れなか
った。小浜駅では、ドアが開くと列車内の
乗客が降りる前から無理やり乗車して、席
の奪い合いが見られた。舞鶴線の 113 系 2
両編成では、このような光景は見られない。
乗客のマナーもさることながら、今の乗客
数を考えると、1 両編成ではちょっと無理
があるのではないかと思う。これから夏の
観光シーズンに向けてちょっと心配なの
で、十分な対応を期待したい。(おわり)
小浜線電化開業記念
西口 佳志
急行「わかさ」1日だけの復活運転
運転日
運転区間
編成
平成 15 年 3 月 8 日
京都∼敦賀間(小浜線経由)
キハ 28.58 系気動車 6 両編成
▲ 03 年 3 月 8 日
JR 西日本小浜線大鳥羽∼若狭有田
■急行「わかさ」プロフィール
昭和 38 年 3 月 1 日
昭和 38 年 4 月 20 日
昭和 39 年 12 月 1 日
昭和 41 年 3 月 5 日
昭和 45 年 10 月 1 日
昭和 47 年 3 月 15 日
昭和 47 年 10 月 2 日
昭和 61 年 11 月 1 日
平成 2 年 3 月 10 巳
平成 8 年 3 月 18 日
平成 11 年 10 月 2 日
西舞鶴∼金沢間(1 往復)の気動車準急「わかさ」として誕生。
運転区間を東舞鶴・西舞鶴∼福井(2 往復)に変更。
急行「あさしお」(後の急行「大社」の運転こより、西舞鶴∼福井間
(1 往復)廃止。
急行「わかさ」に格上げ。
運転区間を東舞鶴∼敦賀・福井(2 往復)に変更。
東舞鶴発の列車の 1 本を京都発に変更(敦賀行き)。
京都発の列車を西舞鶴発に変更(敦賀行き)。
東舞鶴行きの列車の 1 本を京都行きで運転(敦賀発)。
福井発着の列車の廃止。
西舞鶴発の列車を東舞鶴発に変更(敦賀行き)。
山陰線(園部∼綾部間)電化に合わせて、敦賀発-京都行きの列車を
敦賀発-東舞鶴行きに変更。
舞鶴線電化開業に合わせて廃止(快速列車化)。
急行「わかさ」と125系新型電車が並ぶ車両展示会開催
日時
場所
平成 15 年 3 月 8 日 13:10 ∼ 14:40
敦賀駅 1・2 番のりば
▲ 03 年 3 月 8 日
敦賀釈に到着したリバイバル急行「わかさ」
旧国鉄急行色のキハ 28・58 の堂々たる 6 両編成
▲ 03 年 3 月 8 日
敦賀駅に展示されたクモハ 125 系電車
急行「わかさ」とホームをはさんでご対面
当日はあいにく季節がわりの悪天候で、風雨の強い中にもかかわらず、たくさんのファ
ンが小浜線沿線でリバイバル急行「わかさ」を迎えました。敦賀駅での車両展示会では、
新型 125 系電車との並びを撮影しようと、大勢のファンが集まりました。
また、小浜線色のキハ 28・58、キハ 53 の姿もあとわずかということで、名残を惜しむ
ファンでにぎわいました。
事 務 局 だ よ り
◎ 福井支部平成 15 年度総会のご案内
5 月 11 日(日)11 時∼ 15 時 呉服町コミュニティセンター 2 階会議室
電話
21 − 2299(管理事務所)
福井支部の平成 15 年度総会を上記のように開催いたします。多数ご参加下さいますよ
うご案内申し上げます。3 月 16 日の 50 周年記念全国 JR 乗車リレーのテレビ放映ビデオ
(福井支部会員が登場)などの上映・鉄道模型運転会・福引き大会など楽しい行事を計画
していますのでお楽しみに。また、前号でご案内しましたが、故多田健治氏(福井支都会
員)のご遺族から寄贈していただいた貴重な鉄道関係書籍の配布も行います。さらに、3
月例会で実施できなかった「私の鉄道コレクション」を行います。自慢のコレクションな
どありましたらご持参ください。なお総会では平成 15 年度の役員を改選いたします。新
しく役員をやってみたいという会員の方、事前に事務局までお申し出下さい。11 時半に
昼食の注文をとりますので、昼食希望で遅れて参加される方はご連絡下さい。呉服町コミ
ュニティセンター(呉服町商店街振興組合センター)は、福井鉄道裁判所前電停から西へ
300m ほどの距離にあります。駐車場もあります。会員以外の方の参加も大歓迎です。
※総会参加者には JR ポケット版時刻表(3 月改正版)を無料進呈
◎ 福武線活性化に向けての突破口に関して
今月号に掲載した文章は、ふくい路面電車とまちづくりの会(ROBA の会)が福井鉄
道福武線活性化検討協議会に提言する予定の資料です。会長の内田氏の許可を得て掲載さ
せていただきました。福井支部総会で内容に関して話合い、福井支部としてもさらにすば
らしいアイデアが出せればと思っています。総会当日は、この「わだち」をご持参くださ
い。ご意見・ご感想をお待ちしています。
︽終着駅︾
平 成 1 5 年 は 、 1 月 に ﹁ し ら さ ぎ ﹂、 2
月に小浜線の新型電車の試乗会が実施され、
会員の皆 様にはご多 忙にもかかわず多数 の
ご出 席を賜り、 ありがとうござい ました。
ま た、試乗会 にご案内くださ いましたJR
西日本の 関係者の方々 に大変感謝いたして
おります 。ありがとうございました 。今回、
試乗 会のご連 絡が急であったた め、どうし
ても都合が つかなかった 皆様には、お詫び
申し上げます.
本部 の行事とし て、全国JR乗車リ レー
が 行われて いますが、3月 16日に小浜駅
で京都支 部よりタスキ を受け取り、大聖寺
で無事北陸支部へ手渡すことができました。
当日 は福井テ レビが取材に来 られ、夕方の
ニュースで タスキリレー の模様が放送され
ま した 。
︵文 森家︶
発行 鉄道友の会福井支部 事務局
編集
〒915︱0801
越前市家久町79の30
岸本 雅行
〒916︱0013
鯖江市鳥羽2丁目1の11
森家 和治