Adler−Relm細氏網状織内被細胞系機能

2204
Adler−Relm細氏網状織内被細胞系機能
三二法(「コンゴt・,一)赤法〉ノ吟味、
其11「チフス菌免疫家兎二於ケル皮下組織球ノ
墨粒二二試験ト「コンゴー論法トノ比較
金澤讐科大學病理學教室(杉山敏授指導)
研究科學生三好爲一
Tafffeieki 17’lz‘1iosrk1.
(昭和12年3E10日受附)
目
緒
言
次
第3章 総括及ビ考按’
第1章 實験方法及ビ材料
結
第2章.實験成績
論
主要文獄
緒
言
嚢二余ハ葡離繭感染家兎ノR・E・・S・機能ヲ「コンゴー適法=テ,組織脚貧喰倉旨ヲ皮
下組織球墨粒貧喰試験法ニテ槍セリ.今回ハ生菌二代フルニ死菌ヲ以テ庭理セル,即チ「チ
フス菌=テ冤疫セル家兎ノR.E.S.機能及ビ組織球ノ貧喰能ヲ同様二夫々「コン強一赤法及
ビ皮下組織球墨粒貧喰試験法=テ探究セリ.コ・二報ズルトコロアラントス.
第1章實験方法及材料
1.實験動物
2kg内外ノ家兎ヲ選ビ,動物商ヨリ購入等等日間一定食ニテ飼育シ,ソノ健康ナルヲ確メタル後實験
二供セリ1
2波穂織球墨粒貧喰識法
3,「コソゴー赤法
前者ハ第1報二後者ハ第1報及ビ第4報二詳述セシヲ以テ省略ス.
4.冤疫元及ピ冤疫法
本學細菌學敢室所有ノ「チフス菌ノー部ヲ譲り受ケ,寒天尉面=テ37度24時聞培養シ,’生理的食盤水溶
液1cc二1』白金耳ノ割合二浮游セシメ,水浴ニテ56度30分間加熱殺菌セシモノヲ冤疫元トシテ使用セリ.
本冤疫元ヲ家兎ノ耳静脈内二1cc』1回注入セリ,
5,凝集反慮術式
凝集反慮ハ試験管法ニョリ型ノ如クセリ,
第2章 實 験 成 績
以下述ブル4頭ノ家兎=ハ各水浴ニテ56度30分間カロ熱殺菌セシ「チフス菌生理的食塵水浮
C 16 ]
Adler−Reimann亜綱状織内被細胞系機能垂垂法(「コンゴー赤法)ノ吟味
・2205
游液菌:量1白金耳宛ヲ耳静脹ヨリ注入シ,注入前EPチ冤疫前二1回並二注入耳環4日目,第
6日目,第8日自,第10日目,第13日目,第r6白目,第19日目,第23白目,第28日目,第35日目二
「コンゴー赤法話ビ皮下組織球墨粒一三試験洗ヲ施行シテ,R・E・S・ノ機能及ビ組織球ノ貧喰
能ヲ検シ,叉注入前二1回並二注入後第7日目,第21日目,第35日目二凝集反鷹ヲ楡セリ,
第1號家兎
第:1號家兎ノ實験成績ヲ示セバ第1表,第2表,第3表及ビ第1圖ノ如シ.
帥チ菌凝集債ハ封書ノ25倍・ヨリ第1週目ニハ12800倍=昇り,第3週目=ハ6400倍二一リ.
第5週目ニハdi = 3200倍=下ルモ,ソノ下降ハ一々タリ.
雫均貧喰度ハ経過第4日目=ハ激減シテ封照二封シ約23%ノ減少牽ヲ示スモ,次イデ増加
二重ヒ経過第6日目ニハ同一3%トナリ,維過第8日目及ビ第10日目昌ハ最高ノ+28%二達
シ,以後ハ漸次奮二二セリ.
新「コンゴー赤指数モ初期即チ経過第4日目,第6日目=ハ封照二比シ低債ヲ示スモ,経
過第8日目ニハ激増シテ最高値タル約+18%トナリ,以後ハ漸教常態=復セリ.
之ヲ要スルニ第1號家兎=於テハ菟疫元注入=ヨリ型ノ如ク菌凝集債ハ上昇シテ三朔ノ目
的ヲ達セリト言フヲ得ベク,組織球ノ貧喰一門ビ「コンゴー赤法=ヨルR.E.S.ノ機能ハ初
期帥チWrigth氏ノ所謂陰性期=ハ共二低下シ,陰性期ヲ脆スルニ及ビ甚シク高進シ,次イ
デ凝集債ハ’尚比較的高齢ヲ示スニ拘ラズ,組織球ノ貧喰能及ビR.E. S.ノ機能ハ約3週昌シ
テ常態二復セリ.
第1表
(チフス等等疫實験)
第1號家兎 凝集反懸成績
輪轡
25
劉照
50
100
200
400
800
1600
3200
6400
一覧柵柵
嗣柵珊柵
一冊虚血
一町柵柵
幽柵柵柵
噛柵柵柵
一柵朴赫
幽甘十一
12800 25600
封照
十柵帯柵
i:菟上前)7
一十士一
一一=
==
Q1
R5
第2表
経
過
日激
被
検細
胞数
(チフス菌冤疫實験)
第1馨虎家兎 皮下組織球三三貧喰試験成績
喰
貧
率
卒 封ル度
二」
十
粁
柵
柵
・i
1
2
3
4
灘覧二巴率減
照李ノ甲子比
入冤
喰度
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疫兀
封照
100
3(L)
69
28
0
0
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80
18
0
0
0.96
76.80
一23.20
6
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2
75
23
0
0
t21
96.80
一 3.20
8
100
1
43
51(1)
5(2)
0
1.60
128.00
十28.00
10 1
100
0
40(1)
60(1)
0
0
t60
128.00
十28.00
13
100
2(1)
47
51(鼠)
0
0
1.49
119.20
十1920
i冤門前)
0
備
考
1自−
燻ィ
冤モ態
疫漸二
ウi欠復
注回セ
入復リニシ
16
100
0
66
31
3(1)
0
1.37
109.60
十9.60
一19
100
2
65
33(2)
0
0
1.31
104.80
23
100
2
70
28
0
0
1.26
100.80
十4.80
+0.80
28
35
100
1
68
31
0
0
t30一
104.00
十4.00
100
0
71
29
0
0
1.29
103.20
註.括弧内ノ数字ハ「モノチーテン」ノ出現率ヲ示ス.
[ 17 )
注量
白州
十包20
1
ヨ約
リー一
H週
慾間
一
フロニ
’
?e
共外 ・
二観
鰹
フ常
一2206
好
第3表
(チフス十三疫實験)
第エ號家兎 「コソゴー十二試験成績
「赤
四ニル 六後ケ三
分於濃 十ニル
後ケ度 分岡三
経
過
日
新,1
「赤
コ指
ン数
コ指
ソ数
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数
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mg/d1
mg/d1
L
コ“
封ルゴノ
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二「赤率 二「赤ハ
麹艶 封コ指増二=
スン数 )
0
28.27
15.58
55.11
1.815
100
4
6
8
23.54
14.62
62,11
1.610
88.71
26.15
16.29
62.29
1.605,
88.43
27.37
12.76
46.62
2.145
118.18
十
18.18
10
13
16
19
23
22.77
11.57
50.81
1.968
108.43
十
z・8L43
24.80
12.63
50.93
1.964
108.21
・十
8.21
53.69
1.862
102.59
十
2.59
十
0.22
(冤疫前)
’ 14.69
27.36
11.29
11.57
23.54
12.94
54.97
1.819
100.22
26.70
14,90
55.81’
1.792
98.73
,28
28.34
15.38
54.27
1,843
101.54
十
1.54
,, 35
27.78
15.21
54.75
1.826
100.61
・十
0.61
1,27
第1圖 (チフス菌冤疫實験)
第 1 號 家=兎
120
へ
轟11・
ヘ
ロ も
1 鱒’.0’、、
1壼㎜
魏,。
ロ
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〆一_簡6輔
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M
tT,均餓度
r㌧一.「一、一一 新「コソゴー赤指蝕
O 4 6 8 10 13 16 ,19 23 28・ 35
経過日鐵→
第2號家兎
第2號家兎ノ實験成績ヲ揚グレバ第4表,第5表,第6表及ビ第2圖ノ如シ.
表及ビ圖=見ラル・如ク,第2號家兎ノ實験成績ハ第1號家兎ノソレト大同小異ニシテ,
凝集便ハ上昇シ,組織球ノ貧拳骨及ビ「コンゴー赤法ニヨルR.E. S.ノ機能ハ陰性期ニハ共=
低下シ,陰性期ヲ脱スルニ及ビテハ甚シク充進シ,次イデ約3週ニシテ常態二復ゼリ.’1
第4表
(チフス講釈疫實験)
第2號家兎 凝集反比成績
血清稀
繹倍数25 50
100
纒過
日数
200
400 1 800 1 1600 1 3200 1 6400
12800 25600 i封照
、
封照
i勇疫前)
7
21
35
十
十
一
脚
一
隔
一
一
一
柵
酬
柵
柵
柵
柵
柵
暑
一
}
柵
柵
珊
柵
十丹
冊
柵
柵
骨
一
十
一
柵
柵
柵
十
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一
『
州・
冊.
十十
十
一
糊
一
珊
[ 18 )
十.
r
一
22Q7
Adler−Reimann氏網{伏織内被細胞系機能梼1査法(「コン:ゴr・赤法)ノ吟味
第5表
(チフス菌冤疫實験)
る
ヨ
第2號家兎 皮下組織球墨粒貧喰試験成績
経
過
数
被
検
細
胞
数
封照
100
’日
(冤疫前)
貧
一
十
0
1
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喰
什
柵
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3
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均
貧
喰
100
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W538
151
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t49
116.15
十16.15
124.62
十24.62
114.62、十14.62
1.48
113.85
100
0
52
8
100
1
40
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13
16
100.
0
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100
1
60
39
0
0
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100
1
55
44
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0
23
28
35
100
1
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0
0
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0
69
31
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0
138
143
132
131
100
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0
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52
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0
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0
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1
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6
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ェ於濃 ¥ニル
後ケ度1血9/d1
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十6.15
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101.54
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十 〇.77
99.23
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’
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嵩ず紫ε
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25.96
14.99
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1,732
100
28.27
16.95
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96.30
6
28.04
16.35
58.31
1,715
99.02
一 〇.98
8
24.04
11.76
48.92
2,047
118.19
十 18.19
26.84.
13.06
48.66
ao55
118.65
十 18.65
1423
51.99
1,923
111.03
十 11.03
10
13
一
3.70
16
28.27
15.05
53.24
1,878
108.43
十
8。43
1り
22.ブ7
12.51
54.94
1,820
105.08
十
5.08
23,
27.57
16.09
58.36
1!713
98.90
十
1.10
28
35
23.54
13.10
55.65
i.797
103.75
十
3.75
24.37
13.89
57.00
1,754
101.27
十
1.27
L
[ 19 ]
H週
慾聞
元二
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共外
二観
鰹
フ常
4 「
i冤疫前)
u漸二
ウ衣復
ヨ約
十13.85
(チフス菌発疫實験)
1四ニル 六一ケ度
冤モ態
注回セ
第2號家兎 「コソゴー赤法試験成績
経1
考
ぐ入復ザ ニシ o
」註,矯弧内ノ撒字ハ「モノチーテン」ノ出現率ヲ示ス、
第6表
備
入
二三率減 冤
00
3(t)
注量:
婁三口2 島回ノ2
度
P00
0
難琵ε
4
4
100
封ル度
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二三比
π好
220&
(チフス菌冤罪實験)
第2圖
2 號 家 兎
第
120
ヤ
ノ
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丁
b
N
N
麺4・110
鈎
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、
霧喰,。
髄
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李均負喰度
瀦
一一一一一一
@ 驚f「コソゴー赤季旨敷
O 46S10 13 16 19 23 28 35
縫過 B 敷→
,
第3號家兎
第3號家兎ノ實験成績ハ第7表,第8表,第9表及ビ第3圖二示スガ如シ.
本例昌於テモソノ實験成績ニハ前2例、ト大差ナク,凝集債ハ上昇シ,組織球ノ貧喰能及ビ
「コンゴP赤法ニヨルR.E.S.ノ機能ハ陰性期ニハ三二低下シ,陰性期ヲ脱スルニ及ビテハ
甚シク充進シ,次イデ約3.週日シテ常態二復セリ.
.,第7表
(チフス菌冤疫實験)
第3號家兎 凝集反懸成績
爺晦茄5・一一㎜鋤㈲
封照
塁寸照
開
一
麟
一
一
一
一
一
一
一
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一
一
一
一
一
一
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一
一
隔
7
柵
柵
柵
柵
柵
什
十
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21
冊
柵
冊
柵
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朴
十
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一
35
柵
柵
柵
冊
什
十
一
一
一
i冤疫前)
12800 25600
第;8表 (チブス菌冤二丁験)
第3號家兎 皮下組織球墨粒食喰試験成績
経過日藪
貧
被槍細胞数
喰
率
李均貧喰度
封ル度
ニ李ノニ均比
一
『0
封照
(冤疫前)
4
十
粁
珊
柵
1
2
3
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1
o
100
2
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o
o
132 1 100
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3
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o
o
1.23 1 93.18
一一一 6.82
6
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1
58 1 41a)
o
o
1.40 1 106.06
十 6.06
8
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2
44; 1 51
3
o
1.55 1 117.42
十 17.42
10
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2q)
47〈i>1 50
,1
o
1.50 1 113.64
十13・64
13
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48 1 49
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o
1.49 1 112.88
十 12.88
16
100
0
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2
o
1.40 1 106,06
十 6.06
19
100
2a)
58 1 40
0
o
1.38 1 104.55
十 4.55
23
28
35
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1(b
0
o
133 1 100.76
十 O.76
100
1
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1(1)
o
1.32 1 100.00
100
1
e
o
1.30 1 98.48
6s 1 3i
註 括弧内ノ歎宇ハ「モノチーテン」ノ出現傘ヲ示ス.
[ 20 )
備考
0
一 1.52
1白
金耳
冤モ態
疫漸二
元次復
注回セ
入復リ
ニシ
ヨ約
リー
食週
憲間
兀二
氣テ
共外
二観
褻上
フ常
22ee
Adler−Reimabn氏白状織内被細胞系機能橡査法(「コソゴー赤法)ノ吟昧
第9表
(チフス菌冤疫實験〉
第3脱家冤 「コソゴー赤法試験成績
四ニル 六後ケ度
経過日数
高〟^d1
封照
i冤疫前) 4
@6
@8
@10
@13
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@19
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│
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P4.62
S8.43
Q,065
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P,982
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Q6.71
P4.17
T3.05
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P08.27
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Q7.84
P5.86
T6.97
P00.80
¥
〇.801
Q5.72
P3.75
T3.46
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¥
747
Q3.07
P2.92
T6.00
。755
。871
。786
P02.58
¥ 2,58
Q7.23
P5.98
T8.69
P!7M
X8.45
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1.55
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0.46
333
第3圖 (チフス菌冤疫實験)
第 3 號 家 兎
120
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翻過日藪→
第4號家兎
第4號家兎ノ實験成績ハ第10表,第11表,第12表及ビ第4圖=示スガ如シ.
第4.號家兎ノ實験成績モ亦面前諸例ト等シ.
第10表
(チフス菌冤疫實験)
第4號家兎 凝集反転成績
血清稀
羅倍敷
o過
﨎
封照
i冤疫前)
、7
21
35
4。。18。。 i
25
50
100
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200
3200
6400
12800 25600
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十
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一
一
一
柵
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柵
柵
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柵
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一
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柵
柵
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柵
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一
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柵
柵
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一
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柵
柵
十
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口
一
國
輯
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一
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第1俵 (チフス菌牽疫實醐
第94號家兎 皮下組織球墨粒:貧喰試験成績
経
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貧
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100.76
十 〇.76
35
1
註、括弧内ノ鐵字ハ「モノチーテン」ノ出現率ヲ示ス.
第12表
(チフス菌冤疫實験)
、第4號家兎 「コンゴー一dS法試験成語
「赤
四ニル 月後ケ三
分於濃 十ニル
後ケ度 分於濃
過
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「赤
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コ指
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コ“
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1照新1比
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i二「赤金 二「赤ノ減
麹艶 謝コ指扇(
スソ激 こ
o
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55,09
1.815
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18.80
63.60
1.572
86,61
一一一 13.39
13.83
51.15
1.955 ,
107.73
,十 7.73
45.44
2.201
121,26
十, 21.26
11.96
46.50
2.15亙
118,51
十 18,51
26.04
13.62
52,30
1.912
105.34
十 5.34
28.52
13.97
48.98
2.042
112.51
十 12.51
十 7.38
’ 27.81
(三隅前)
4
6
8
27.04
10
25.72
13
16
29.56
23.15
・ 10.52
19
23.54
12.08
51,32
1.949
107.38
23
29.55
16.02
54.21
1.845
101.65
28
35
23.15
12.98
56,07
1.784
98.29
一一 1,71
27.7, 8・
15.61
56.19
工780
98.07
,1 ・一 1.93
第4圖
十 1.65
(チフス菌冤疫實験)
第 4 號 家 兎
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120.
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轟11。
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16 19 23 28
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釦
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フ常
Adler−Reimann氏綱状織内被細胞系機能橡査法(「コンゴー赤法)ノ吟味
2211
省各家兎共二・皮下組織球ハヅノ貧喰能ノ充進二蛇行シテ肥大,増殖一lz 一iJ・帥チ顯微鏡:・ =
現ル・組織球ト結締織成形細胞,トノ.数量的割合ハ貧喰能ノ充進二伴ヒテ組織球ノ方大トナ.
り,食喰力梢旺盛ナル大型圓形乃至大型多角形ノ組織球多敷二出現rセ・り.
第3章 総括及ビ考按
第13表ハ4頭ノ干均成績ヲ示スモノニシテプ平均貧喰度ト薪「コンrf ..赤指歎トノ維過ハ
略SEftシ・共子経過第8日目二二高値ヲ示シ,,ソレヨリ以前帥チ初期ニハ著シク減少シ・¥
レヨリ以後ハ漸次常態値=復セリ.コノ間ノ高息ハ第5圖ノ二見ニヨリ更=明力=シテ,経
過as 4日目ヨリ経過第8日目s至ル曲線ハ共二急峻ナル上昇ヲ,以後ハ緩カナル下行ヲ形成
セリ.爾コVヲ平均セザル各家兎ノ成績二就テ見ルモソノ維過所略土均域績ト似タリ.
而シテ冤疫元注入=ヨリテ家兎ノ三才衰へ,食慾振ハザル時期=ハZF均貧喰度及ビ新「コ
ヒゴー赤指敷ハ著シク減少シ,元物ノ食慾ヲ回復スルや亭均貧血度及ビi新「コンゴー赤指数
ハ急激二増加シ,皮下組織球ハ肥大,増殖ヲ示シ,謀ラズモR.E.S.細胞ノ機能ト家兎∼外
襯歌態トハー致セリ.
第13表
(チフス菌冤疫實験) 4頭平均成績
皮下組織球墨粒貧喰試験成績
「コンゴー赤痢試験成績
霧 灘奪 灘離 酷謬言ず並熱㌶紫‡
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十 18
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十 6
7
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1.38
106
十
6
1.86
105
十 5
23
28
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十
1
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101
1.31
101
十
1
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十 ユ
0
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第5圖 (チフス二三疫實験)
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経過日数→
[ 23 ]
28
35
1
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菌凝集債昌關シテハ4頭ノ準均値ヲ即智シ難キモ,各家兎共皇第1週目ニニ最高債ヲ示シ,
次イヂ極ヌテ徐々=下降シ,實験ノ絡二至リ卒均貧喰度及ビ新「コンゴー赤指数無界二常態
値二復スルモ凝集贋ハ尚相當ノ値ヲ示セリ.
以上ノ干均成績及ビ各家兎個々ノ實験成績ヨリ「チフス菌冤疫家兎二於ケル組織球多糖機
能及ビR.E.S.機能高低ノ経過・・次ノ3期=分チ得ルが如シ.印チ
第1期パ機能減弱期ニシテ,冤疫元注入後ノ数日二相當シ,家兎ノ元氣ハ衰へ,食事ハ不
振トナリ,組織球ノ貧喰機能及ビ:R,・ E・S・ノ機能ハ甚シク減弱ス.コノ時期ハ減弱セシ爾機
能ノ回復ト共二急激二次期二移行ス.
窮2期ハ機能充進期=シテ,前期=於テ減退セシ爾機能側急激陣場進シ,維過第8日目書
冊ハ最高二等シ,鞠貧喰度及ビ新「コンゴー赤指数ハ甚シ稿値ヲ示ス.ゴ塒期sハ家
兎ハ極メテ平骨ニシテ,食慾ヲモ回復セリ.
第3期ハ復饒期ナリ.最高潮二更セシ爾機能ハ経過第10日目玉ヨリ第21日目壷皿亘リテ漸
次正常二復齢ス.
1909年Wrightハ白血球ノ喰単数法=ヨリテ「オプソニン系歎(Opsoninindex)ヲ提唱シ,
更二同法=ヨリテ冤疫過程二陰性期(negative:Phase)ノ存在スルヲ讃明セリ.而シテ陰性期=
開智膣ノ感受性ハ高マリ,「オプソニン系数鑓減少スルナリト.同檬ノ野饗ハ冤疫凝集素,
冤疫ヘモリジン」並日影疫沈降素等二於テモ謎セラレタリ.氏ハ叉陰性期二歩シ陽性期
(positive Phase)ヲモ提議シ,陽性期ハ口紐過程二於テ陰1生期二次イデ來ルモノニシテ,コノ
期=ハ「オプソニン系歎ハ増加シ,他ノ冤疫諸債モ増加スト.最近高崎ハ家兎二膠様質或ハ
免疫元ヲ注入シテ,ソノR.E. S・機能ヲ血管内=注入セル家難赤血球ノ血液中ヨリ浩失スル
時間ニヨリテ槍シ,「チフス菌液1回注入後1時辛目及ビ24時間目ノモノハ菌注入量ノ如何
ヲ問ハズ家職赤血球貧喰時聞ハ延長シテR.E.S.機能ハ減退スルモ,菌液1回注入後7日ヲ
維タルモノ,数回注入シテ家兎ヲ冤疫シ冤疫後5日ヲ経タルモノ,立田数日乃至10数日=亘
りテ菌液ヲ少量宛注入シタルモノニアリテハR.E.S,ノ貧喰機能ハ逆二充進ストイヘリ.佐
川ハ「コラルゴール」,「カルミン」,墨汁ヲ被貧喰物1・シテ,「チフス菌,「パラチフス菌申毒
時二於ケル家兎ノR.E. S.細胞ノ1ナル肝臓星芒細胞ノ異物貧喰作用ヲ追究シ,中等毒素量
1回注射後=於ケル該機能ハ初期ニハ減弱スルモ,1週目頃ニハ著シク充進シ,次イデ正常
二復餓スト報ジ,水木ハ肺炎襲球菌(1型)=テ免疫セシ家兎白血球ノ該菌,四聯球菌並=墨
粒二丁スル貧喰能r・就テ研究シ,初期ニハ貧喰能減退スルモ,次イデ昇進スルヲ認メタリ.
今コレ等諸氏ノ報告ヲ通覧スル=,冤疫實験寒釣テハ白血球ノ貧喰能モ,R. E. S.細胞ノ
貧喰能モ冤疫元注入ノ初期ニハ減退シ,次イデ万進セリ.前述ノ如ク余ノ實験朝講テモ組織
球ノ貧喰騎馬ビ「コンゴー明法ニヨルR.E.S機能ハ同様ノ維過ヲ辿レリ.
而ラバ冤疫元注入ノ初期=於テ何故二R.E. S.機能減弱スルヤトイフ=,コハ死菌及ビ菌
毒素がR・E・S・細胞ノ機能ヲ障碍スルタメニシテ,帥チ注入セラレタル犀菌及ビ菌毒素が先
ヅ疾病防衛ノ最前線タルR.E. S.=作用シ,機能障碍ヲ來ス=ヨルナラン.腸チフス」屍艦ノ
[ 24 ]
Adler−Reimann氏綱賦織内被細胞系機能橡査法(「コンゴー加法)ノ吟味
2213
諸臓器二於テR.lE.S.細胞ノ退行性攣性乃至壌死ヲ起セルハ常=我々ノ維験スル所ニシテ,
か・ル退行性攣性乃至壊死二陥レル細胞二機能障碍乃至機能訣如ヲ來スハ蓋シ可能ノ事ナ
リ.更=腸チフス」ナル疾患ハR.E. S.ノ疾患ナリト稻スルモ過言=非ザル霜ヨリスレバ;
「チフス菌が如何二R.E.S.=機能障碍的=作用スルヤハ推察サルベク,コレニヨリテ「チフ
ス菌注入初期二面ケル:R.E.S.機能ノ減邊ハ首肯サルベシ.次二面毒素=堪ヘシ晶晶ノ障碍
サレシR.E.S.細胞ガソノ機能ヲ回復スルハ,毒素及ビ死菌が無毒化サレ,消化,吸三叉ハ
排泄サル・ニヨルベク,且細胞ハ肥大,増殖ヲ來スヲ以テ聴テR・E・S・機能耐油二復スルニ
止ラズ,却テ刺戟ニヨリ反動的二機能充進ヲ來スナラン.カク充畔引シ機能モ時日ヲ経レバ
三二再ビ正常二復齢スルニ至ルベシ.街琵疫時二R..E. S.細胞ノ肥大,増殖スルハUt =多数
ノ學者ニョリテ認メラレタル所ニシテ,余モ亦顯微鏡鞍ニコレヲ認メタリ.
結
論
血行内二56度30分間加熱殺菌セヅ「チフス菌生理的食白水浮游液菌:量1白金耳順ヲ注入セ
シ家兎ノ組織球貧喰能ノ攣化ヲ皮下組織球墨粒貧喰試駿法ニテ,R.E.S.機能ノ推移ヲ「コン
ゴー赤墨ニテ槍シ,ソノ宮窪成績ヨリ次ノ如キ結論ヲ旧臣リ.
1)菌凝集債ハ12800乃至3200倍ヲ示セリ.
2)組織球ノ貧喰能及ビ「コンゴー赤法ニヨルR・E・s・ノ機能ハ初期自PチWhght氏ノ出奔
陰性期ニハ減退シ,陰性期ヲ脱スルや甚シク向進シ,充進率ハ卜者二大差ナク,前者ハ亭均
21%,後者ハ平均19%ナリキ.
3)次イデ貧喰能及ビR.E.S・機能ハ漸次蕾二復シ,約3週ニテ常態値二齢ルモ,凝集便
ハ街相国ノ債ヲ示セリ.
4) 今回ノ原初二於テモ皮下組織球墨粒貧喰試験法望蜀ル組織球平均貧喰度高低ノ維過ト
「コンゴr一’・赤法=ヨル新「コンゴt一”赤指藪増減ノ経過トハ略蛇行セリ.
主 要 文獄
1) K. Cronheim : Reticuloendotheliales System und lmmunk6日目erbildung. Zeitschrift fttr Bakter−
iologie, Bd. 132, 1934, S. 204. 2) K. M. Dwolaizkaya−Baryschewa u. N. W. Kagan:
Von der Bedeutung des Reticuloendotholialapparates bei lnfektionsl〈ranl〈heiten. Zeitschrift ftir lm一
皿unitatsforschung u. exp. Therapie.:Bd.73,1932, S.429.
3)P. Gay a. R. Clark:The
reticulo−endothelial system in relation to antibody formation. The journal of the american medical
association. Vol. 83, 1924, P. 1296. 4) G. Jacob : Experimentelle Vertinderungen des reticulo
−endothelialen Systems durch lnfektionserreger. Zeitschrift fUr die gesamt. exp. Mechizin. Bd. 47,
1925, S. 652. 5) E. Metschnikoff: lmmunitat bei lnfektionskrankheiten. 1902. 6) H.
Schaefer−Hieber : Ubcr 1’hagozytose bei al〈uten lnfel〈tionsl〈rankheiten. Deut. Archiv ftir klini.
sche Medizin. Bd, 112, 1913, S. 14. 7) H. Siegmund: Speicherung durch reticuloendothelialen,
zellulsre Real〈tion und lmmunitat. Kl. Wochenschrift. Nr. 52, 1922, S. 2567. 8) R. Tuft :
[ 25 ]
2214・
好
The effect of reticulo−endothelial Cell blockade upon antibody formation in rabbit. The journal of
Llmrrlunology. Bd. 27, 1934, P. 62. i 9) A. E. Wright: Studien ttber lmmunisierung. 1909.
Ip).演田健吾,冤疫盟産生ヨリ見タル網状織内被細胞系統ノ年齢的差異.児科雑誌,414號,1629頁、
ユ1)水木正雄,白血球ノ細菌食喰能二及ボス冤疫ノ影響,第1報.十全會雑誌,6號,41巻,1860頁.■
12),eM田宮吉.冤疫燈形成母地二關ス川研究.大阪醤學會雑誌,第17巻,40頁. 13)岡田鶴也,
肇螺町辮ヲ爾咽子二就キテ・申央騨雛誌・289・ 620頁・it 14)佐J暎二・ge
細胞異物撮取亜二貧喰作用二關スル實験的研究,其1,日本微生物學會雑誌,21巻,3009頁. 15)
高崎交雄,細朕織内被細胞系統ト異種赤血球貧喰作用トノ關係.日本微生物學會雑誌,21巻,345頁.「
16)竹内松次郎,近世細菌學:友ビ冤疫學.前編及ビ後編.
17)渡邊四郎,諸種ノ實験的疾病二
於ケル皮ギ組織球ノ貧喰能ノ攣化二就テ,其5.十全會雑誌,38巻,4203頁.
18)三好爲一,
Ader−Reimann氏綱歌織内被細胞系機能樵査法(ロソゴー赤法)ノ吟味,其1.十全會雑誌,4朧,
41巻,1222頁,其4,十全會雑誌,9號,41巻,2598頁,其10,十全會雑誌7號,42巻,1978頁.
[ 26 ]