横須賀市休憩所(大楠山、武山)配置適正化実施計画

横須賀市休憩所(大楠山、武山)配置適正化実施計画
第1章 横須賀市休憩所(大楠山、武山)配置適正化実施計画について
1 計画の目的
本市にある公共施設の約6割は建築後 30 年以上となっており、今後建て
替えや改修など、多額の更新費用が必要となります。
そこで、平成 26 年度に施設の適正な配置を実現するための将来構想とし
て、
「横須賀市施設配置適正化計画」
(以下「適正化計画」)を策定しました。
「横須賀市休憩所(大楠山、武山)配置適正化実施計画」は、「適正化計
画」で示した将来構想を実現し、着実に進めるために策定するものです。
2 計画の期間
全体の計画期間は、最終年度を「適正化計画」の計画期間と合わせ、平成
29 年度(2017 年度)から平成 64 年度(2052 年度)とし、その間の目標お
よびそれに向けた考え方・ロードマップを示します。
3 計画の対象施設
本計画の対象となる施設は以下のとおりです。
施設名称
行政
地区
所在地
設置年
経過
年数
大楠山休憩所
西
芦名 3-2375
昭和 33 年(1958 年)
58 年
武山休憩所
西
武 1-3036
昭和 32 年(1957 年)
59 年
1
第2章
休憩所(大楠山、武山)を取り巻く現状と課題
1 現状
(1)休憩所(大楠山、武山)の配置
大楠山・武山ハイキングコースは首都圏から日帰りできる距離に位置し、近
年の健康増進によるウォーキングを手軽に行えることから観光スポットとして
人気があります。
大楠山の標高は 242 メートル、三浦半島の最高峰で5つのハイキングコース
が整備されており、三浦半島の自然を満喫しながら登ることができます。また、
山頂には、売店を兼ねた休憩所があり、平成 27 年度は年間3万4千人が訪れて
います。
武山の標高は 200mで、山頂には三浦半島霊場の一番札所、龍塚山持経寺武山
不動院があります。あわせて、休憩所(呼称:武山アゼリアハウス)を設置し
ており、平成 27 年度は8千人以上のハイカーが訪れています。山頂一帯には、
2000 本のツツジ(アゼリア)があり、5月上旬には武山つつじ祭りが開催され
ます。
(2)休憩所(大楠山、武山)の概要(平成 27 年度)
面積
(㎡)
設備
構造
観光客数
(人)
維持管理費
(円)
大楠山休憩所
52.61
休憩所
鉄筋コンクリート造二階建
34,000
460,000
武山休憩所
62.80
休憩所
鉄筋コンクリート造二階建
8,500
4,000
施設名称
※
維持管理費・・・大楠山(保険料、トイレ清掃委託料、土地借上料)
武山(保険料、電気使用料)
※
取得価格・・・・大楠山 1,500 千円、武山 1,480 千円(ともに京浜急行電鉄㈱より寄付)
2 課題および解決に向けた方向性
(1)課題
観光スポットのひとつとして、ハイカーの利便性や満足度の向上を図るた
め、引き続き休憩所の維持管理を行っていき、老朽化したときには改修工
事を実施する必要があります。
(2)検討内容
現施設の機能を維持するため、施設の延命化を目的とした改修工事の内容
および時期を検討しました。
2
(3)解決に向けた方向性
現施設の延命化を図り将来的に機能を維持するため、適正な時期に必要
な改修工事を実施します。
3
第3章 今後の取り組み
1 平成 64 年度までの目標およびそれに向けた考え方・ロードマップ
大楠山休憩所、武山休憩所については、必要な改修等を実施し、維持します。
(1)施設別・期間別の考え方
施設名称
H29~H36
H37~H46
H47~H64
(中長期)
(長期)
(超長期)
大規模改修
大楠山休憩所
大規模改修
(屋上防水・外壁
(屋上防水・外壁
塗装・電気設備)
塗装・電気設備)
大規模改修
武山休憩所
(屋上防水・外壁
塗装・電気設備)
2 平成 33 年度までの目標および具体的なスケジュール・実行計画
・平成 30 年度以降に大楠山休憩所の大規模改修(屋上防水)を行います。
・平成 32 年度以降に大楠山休憩所の大規模改修(外壁改修)を行います。
(1)改修のスケジュール・実行計画
年度
大楠山休憩所
屋上防水
H29
H30
H31
H32
検討開始
○
大楠山休憩所
検討開始
外壁改修
○
4
H33
H34~