研究課題名 胸 痛 患 者 に お け る 冠 攣 縮 と 血 中 マ ロ ン ジ ア ル デ ヒ ド 修 飾 low density lipoprotein 濃度の関連についての検討 研究計画の意義 冠動脈(心臓の血管)の攣縮は狭心症、急性心筋梗塞や心臓突然死の原因となり ます。冠動脈の攣縮の診断には薬剤を用いた誘発試験が必要ですが、誘発試験を 行うこと自体に危険があるので、冠動脈の攣縮を診断する危険の小さい方法の 開発が望まれています。マロンジアルデヒド修飾 low density lipoprotein(MDALDL)は酸化コレステロールの一つであり動脈硬化と関連が指摘されていますが、 MDA-LDL と冠動脈の攣縮の関連については明らかになっていません。本研究の目 的は胸痛患者さんにおける血中 MDA-LDL が冠動脈の攣縮に与える影響について の検討することです。これにより冠動脈の攣縮の診断や治療の進歩につながる ことが期待されます。 研究対象者 2009 年 4 月から 2014 年 9 月までの間で胸痛の精査のために心臓カテーテルを 用いた冠動脈の攣縮の誘発試験を行い、負荷試験前に MDA-LDL を測定した患者 さん 研究方法 研究対象者を抽出した後、電子カルテより併存疾患やM血液検査、カテーテル検 査所見などを解析します。本研究は既存の情報を用いるものであり、対象者に新 たな侵襲・介入は行いません。 個人情報の保護 診療情報のなかに含まれる個人を特定しうる情報については、匿名化を行い、情 報が外部に漏れないように管理、保管します。また、研究成果が公表される場合 にも、患者さんが特定できる情報は含まれないように取り扱います。 研究責任者 名古屋市立大学 大学院医学研究科 心臓・腎高血圧内科学 伊藤 剛 本研究に関する代表連絡先 名古屋市立大学 大学院医学研究科 心臓・腎高血圧内科学 TEL 052-853-8221 研究対象者患者さんの研究への参加を拒否する権利 研究に対して問い合わせがある方は、上記までご連絡ください。
© Copyright 2024 ExpyDoc