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授 業 科 目 名 GNRC HQOR セミナー
科 目 番 号
時 限
タ ー ム S2
曜 日 集中
上別府圭子(家族看護学分野 教授)
担 当 教 員
Pamela Hinds(Prof. Dept. of Health Quality and Outcome Research)
講 義 室 医学部 5 号館 105 号室(家族看護学演習室)
授 業 開 始 日 平成 29 年 7 月 13 日
患者や家族の治療・ケア、人生の満足度向上のためには、研究者・医療
者は、客観的な治療・ケア指標だけでなく、患者や家族が考える健康の質
(クオリティー)やアウトカムを評価・改善することは必要不可欠である。
本講義では、ヘルスクオリティ・アウトカムリサーチに欠かすことのでき
授業の目的
ない、アウトカム・インジケーターとその作成・評価手法を学ぶ。
本セミナーでは、複数項目により構成される潜在概念の原理や測定方法
を理解し、文献検索やインタビュー調査等の演習を通じ、アウトカム・イ
ンジケーターを作成・評価ができることを目的とする。
授 業 の 方 法 講義 および 演習
7 月 13 日(木)10:00~15:00
1. 構成概念・多項目尺度と指標
1-1. 潜在概念
1-2. 概念と指標の関係
1-3. 項目・尺度作成のプロセス
7 月 14 日(金)10:00~15:00
2. 尺度作成のプロセス
2-1. 項目作成と概念整理
2-2. 教示文・説明文書等の作成
2-3. 回答項目の考え方と作成
授 業 日 程 7 月 20 日(木)10:00~15:00
3. 尺度の評価(1)
3-1. 実施可能性、内容・表面妥当性と評価方法
3-2. Cognitive interview の手法
7 月 21 日(金)10:00~15:00
4. 尺度の評価(1)
4-1. フィールド調査を用いた概念妥当性・信頼性の評価
4-2. 概念妥当性・信頼性の分析
※日程は変更の可能性があります。
Peter M. Fayers 他『QOL 評価学 測定・解析・解釈のすべて』中山書店
池上直己他『臨床のための QOL 評価ハンドブック』医学書院
教科書及び
Cynthia King. Pamela Hinds『Quality of Life : From Nursing and
参 考 書
Patient Perspectives: Theory - Research - Practice』Jones & Bartlett
Learning
出席状況とプレゼンテーション・ディスカッションの姿勢・内容から総合
成 績 評 価
的に評価する。
そ
の
基礎的な研究知識・手法を身に付けていることを前提する(例えば、文献
検索によるシステマティックレビューの仕方、文献の批判的吟味等)
他
更に、基礎的な量的研究・統計手法の知識を前提する(例えば、度数分布
表の作成・平均値と標準偏差の算出、相関係数に関する知識等)