水質検査計画

平成28 年度
水質検査計画
天城町 水道課
~ 目 次 ~
■はじめに ..................................................................................................................................... 1
1.
基本方針 ............................................................................................................................ 2
2.
水道事業の概要.............................................................................................................. 3
2.1 給水状況 ........................................................................................................................ 3
2.2 浄水施設概要 .............................................................................................................. 3
2.3 給水区域図 ................................................................................................................... 4
3.
水源の状況 ....................................................................................................................... 5
3.1 与名間地区簡易水道 ................................................................................................ 6
3.2 松原地区簡易水道 ..................................................................................................... 9
3.3 中部簡易水道(北部地区) ..................................................................................... 12
3.4 中部簡易水道(南部地区) ..................................................................................... 15
3.5 中部簡易水道(当部地区) ..................................................................................... 18
3.6 西阿木名地区簡易水道 ........................................................................................ 21
3.7 中部簡易水道(三京地区) ..................................................................................... 24
4.
定期の水質検査........................................................................................................... 27
4.1 水質基準 ..................................................................................................................... 27
4.2 浄水の検査 ................................................................................................................ 29
4.3 原水の検査 ................................................................................................................ 32
5.
臨時の水質検査........................................................................................................... 32
6.
検査方法(委託内容) ............................................................................................ 33
7.
検査結果の評価........................................................................................................... 34
7.1 病原性微生物に関する項目の評価 ................................................................ 34
7.2 毒物に関する項目の評価 ................................................................................... 34
7.3 健康に関する項目の評価 ................................................................................... 34
7.4 水の性状に関する項目の評価 .......................................................................... 35
7.5 水質異常時の対応 .................................................................................................. 35
8.
検査計画の見直し ...................................................................................................... 35
9.
検査の精度と信頼性保証........................................................................................ 36
9.1 検査の精度 ................................................................................................................ 36
9.2 信頼性の保証 ........................................................................................................... 36
10. 関係者との連携........................................................................................................... 37
11. 原水の検査と水質管理目標設定項目の検査 ................................................. 37
11.1 原水の検査 ............................................................................................................ 37
11.2 水質管理目標設定項目の検査 ...................................................................... 38
12. 水質検査計画および検査結果の公表方法 ...................................................... 38
13. データ.............................................................................................................................. 39
14. クリプトスポリジウム等対策について ........................................................... 41
■はじめに
水質検査とは
水質検査は、水道水が水質基準に適合し安全であることを保証する為に不
可
欠であり、水道水の水質管理において中核をなすものです。
本計画では、水質検査をどこで、どのような項目を、どのくらいの頻度で
行うかを明らかにするとともに、水源別に抱える管理上の問題点も明らかに
しています。このように、水道事業についての情報の透明化を行うことで、
現在、天城町の水道事業が抱える諸課題を知っていただき、水質保全、水源
保護をはじめとする事業経営上の諸問題へのご理解を深めて頂くことを目的
としています。
安全で良質な水道水を供給するためには、徹底した水質管理を行うと同時
に、その一方で、相応のコストが必要となります。そのコストは利用者のみ
なさまから頂く水道料金によってまかなわれています。したがいまして、水
道料金を抑えながら、安全で安心な水をご使用いただくためには、水質検査
を的確に行い、適切な水質管理を行うことが重要です。この水質検査計画に
おいて、本町の抱える水質管理上の問題点をご理解頂いた上で、地域の水質
管理を一緒になって考え、行動していただければ幸いです。
天城町では次年度以降も水質の状況変化に応じた水質検査計画の見直しを
行い、利用者のみなさまにより一層安全で安心な水を供給することに努めて
まいります。
水質検査計画への記載事項
1)
委託の範囲
(①
2)
具体的な検査項目、頻度②試料の採取及び運搬方法③臨時検査の
取扱い)
委託した検査の実施状況の確認方法
1
1.
基本方針
水質検査を行うにあたって、合理的な効率化を図
り、安全性を確保しながら水質検査にかかるコスト
を低減します。「水質基準に関する省令」に定めら
れている水質検査項目におきましても、地域や水源
の特性、水源周辺環境、過去の検査結果を検討の
上、検査頻度の低減を行います。
また、水質管理目標設定項目につきましても、各
地域での農薬等の使用実態を踏まえ、変動を監視す
べき項目について検査を行うか検討します。
原水の水質検査につきましては、水道事業におけ
る水質管理の基本であると共に、その水質変動は、
今後の水源保全の基礎データともなるため、原則、
年次変化を把握できるよう定期的に行います。
水質検査の実施箇所及び頻度につきましても、検
査項目同様にコストと安全性の双方の観点より、最
も合理的かつ効率的な地点と頻度を選定するものと
します。
その他、水質検査に際
しましては、検査及びその結果に伴う対症療法的措
置のみを意識するのではなく、水質管理の観点から
専門機関や関係各位との継続的な連携による水源汚
染の予防措置を重視して、計画及び検査の実施を行
なっていくものとします。
2
2.
水道事業の概要
天城町には 14 ヶ所の水源があり、河川、井戸、ダムから取水していま
す。取水した水(原水)は適切な浄水処理を行い、みなさまの給水栓へと配
水されています。
給水状況
区
分
内 容
給水区域
天城町内
給水人口
6,303 人
普及率
99.9 %
給水件数
3,094 戸
一日最大給水量
2,649 m3
一日平均給水量
2,119 m3
浄水施設概要
浄水場名
与名間地区
松原地区
松原西区
給水区域
与名間
松原上区
前野、岡前
浅間
創設認可
水源種類
浄水処理方法
昭和 44 年
河川水
地下水
緩速ろ過
中部
北部地区
緩速ろ過
塩素滅菌処理 塩素滅菌処理
当部地区
三京地区
当部
三京
平土野、兼
天城、浅間 久
平土野
大津川、瀬
平成 17 年
河川水
ダム水
地下水
河川水
緩速ろ過
緩速ろ過
急速ろ過
急速ろ過
275人
昭和 35 年
河川水
河川水
緩速ろ過
緩速ろ過
塩素滅菌処理 塩素滅菌処理
塩素滅菌処理 塩素滅菌処理
現在給水人口
西阿木名
滝
昭和 40 年
河川水
南部地区
西阿木名地区
1,673 人
4,078人
3
河川水
緩速ろ過
急速ろ過
塩素滅菌処理
277人
給水区域図
赤い点が水源、青い線で囲まれた地域が給水区域を示します。
4
3.
水源の状況
天城町には全部で 14 ヶ所の水源地があります。
水源地で取水した水(以下「原水」と呼びます)
は、それぞれの浄水施設を経て水道水(以下「浄
水」と呼びます)となり、各御家庭へと給水してい
ます。
浄水は、原水の水質の影響を大きく受けるため、
本水質検査計画におきましては、各水源地の周辺状
況及び、原水の水質状況をお知らせするとともに、
水源地別に、水質を汚染させる可能性のある要因を
掲載いたします。また、それぞれにおける水質管理
上の問題点も掲載いたします。
具体的には、各水源地別に、水源地周辺図を示す
とともに、水源地の周辺状況について掲載していま
す。ここでの水源ごとの検討の結果を踏まえて、水
質検査の頻度(回数)を決定します。
※1 検査結果:原水の水質検査は、39 項目を検査しています。
※2 基 準 値:浄水の水質について「水質基準に関する省令」で定められている値で、
ほとんどが mg/I(1リットル中に何 mg 含まれているか)で表現され
ています。健康に関する基準値は、人体に影響がない値のさらに 10 分
の 1 を基準としています(詳細は「4.定期の水質検査」を参照)。
5
与名間地区簡易水道
【水源地周辺図】
【水源地周辺状況】
与名間地区簡易水道では、2つの水源地を設置し、十分な水量の確保に努
めています。第1水源地では河川水を取水し、第2水源地では、深さ 50mの
地下水を取水しています。
第1水源地は深い山間部にあり、その周辺および上流域には水源の水質を
悪化させるような人家、施設等はありません。田畑等もないことから、農薬
による影響も極めて少ないものといえます。
第2水源地につきましても、深さ 50m以上の地下水を取水していることか
ら、第1水源地と同様、水質に悪影響を受ける可能性は低いといえます。
また、過去の水質検査結果からも、いずれの水源地も十分に安全な水質で
あるといえます(巻末別表 3 原水データ参照)。
6
【水源地・浄水施設写真】
第1水源地
第1水源地周辺状況
第2水源地
浄水場全景
緩速ろ過施設
配水池
7
【まとめ】
与名間地区簡易水道では、河川水および地下水を
取水しています。河川水を取水している第1水源地
は、山林に囲まれていることから、野生生物からの
影響を受ける可能性が高く、また、枝葉などが取水
口につまる可能性があります。したがって、定期的
に巡回し水源管理を行っています。
地下水を取水している第2水源地では、その取水施設をフェンスで囲み施
錠し、定期的に巡回するなどして適切な管理を行っております。
いずれの水源地についても、その周辺状況は、
産廃処理場や大規模開発等もなく、水源環境に悪
影響を及ぼす可能性は少ないものといえます。今
後も水源地およびその周辺状況での監視を徹底し
て取り組んで参ります。
原水は、与名間浄水場へ送水し、緩速ろ過および
急速ろ過等の浄水施設を経由したのち、次亜塩素酸
ナトリウムによる滅菌処理を行っています。給水栓
水(浄水)における検査結果が年間を通して安定し
ていることから、緩速ろ過等の浄水施設が有効に働
いているといえます。浄水化した水は、与名間配水
池から与名間集落へと配水しています。
8
松原地区簡易水道
【水源地周辺図】
【水源地周辺状況】
松原地区簡易水道では、3 つの水源地を設置し、
十分な水量の確保に努めています。いずれの水源地
も河川から取水しています。
各水源地ともに山間部にあり、その周辺および上
流域には水源の水質を悪化させるような人家、施設
等はありません。田畑等もないことから、農薬によ
る影響も極めて少ないものといえます。
また、過去の水質検査結果からも、いずれの水源地も十分に安全な水質で
あることがいえます(巻末別表 3 原水データ参照)。
9
【水源地・浄水施設写真】
第1水源地
第1水源地周辺状況
第2水源地
第2水源地周辺状況
第3水源地
第3水源地周辺状況
松原第1浄水場
松原第2浄水場
10
【まとめ】
松原地区簡易水道では、河川水を取水していま
す。
水源地は、山林に囲まれていることから、野生生
物からの影響を受ける可能性が高く、また、枝葉な
どが取水口につまる可能性があります。したがっ
て、定期的に巡回し水源管理を行っています。
いずれの水源地についても、その周辺状況は、産
廃処理場や大規模開発等もなく、水源環境に悪影響
を及ぼす可能性は少ないものといえます。今後も水
源地およびその周辺状況での監視を徹底して取り組
んで参ります。
第1水源地と第2水源地で取水した水は、松原第
1浄水場に送水し、緩速ろ過池を経由したのち、次
亜塩素酸ナトリウムによる滅菌処理を行っていま
す。
第3水源地で取水した水は、松原第2浄水場に送
水し、緩速ろ過池を経由したのち、次亜塩素酸ナト
リウムによる滅菌処理を行っています。
いずれについても、給水栓水(浄水)における検
査結果が年間を通して安定していることから、緩速
ろ過等の浄水施設が有効に働いているといえます。
浄水化した水は、松原第1浄水場からは松原西
区、松原上区、前野の集落へ配水しています。松原
第2浄水場からは前野、岡前、浅間の集落へ配水し
ています。
11
中部簡易水道(北部地区)
【水源地周辺図】
【水源地周辺状況】
中部簡易水道(北部地区)では、3 つの水源地を設置し、十分な水量の確保に
努めています。第1水源地および第2水源地では河川水を取水し、第3水源
地では、地下水を取水しています。
第1水源地および第2水源地は山間部にあり、その周辺および上流域には
水源の水質を悪化させるような人家、施設等はありません。田畑等もないこ
とから、農薬による影響も極めて少ないものといえます。
第3水源地につきましても、深層地下水を取水していることから、水質に
悪影響を受ける可能性は低いといえます。
また、過去の水質検査結果からも、いずれの水源地も十分に安全な水質で
あることがいえます(巻末別表 3 原水データ参照)。
12
【水源地・浄水施設写真】
第1水源地
第1水源地周辺状況
第 2 水源地
第 2 水源地周辺状況
第3水源地
第3水源地ポンプ室内
中部第1浄水場
第1配水池
13
【まとめ】
中部簡易水道(北部地区)では、河川水および地下
水を取水しています。
河川水を取水している第1水源地および第2水源
地は、山林に囲まれていることから、野生生物から
の影響を受ける可能性が高く、また、枝葉などが取
水口につまる可能性があります。したがって、定期
的に巡回し水源管理を行っています。
地下水を取水している第3水源地では、その取水
施設をフェンスで囲み施錠し、定期的に巡回するな
どして適切な管理を行っております。
いずれの水源地につ
は、産廃処理場や大規
境に悪影響を及ぼす可
いても、その周辺状況
模開発等もなく、水源環
能性は少ないものといえ
ます。今後も水源地お
視を徹底して取り組ん
よびその周辺状況での監
で参ります。
原水は、中部第1浄水場へ送水し、急速ろ過施設
を経由したのち、次亜塩素酸ナトリウムによる滅菌
処理を行っています。給水栓水(浄水)における検
査結果が年間を通して安定していることから、急速
ろ過等の浄水施設が有効に働いているといえます。
浄水化した水は、第1配水池から、浅間、天城の
集落へ配水しています。
14
中部簡易水道(南部地区)
【水源地周辺図】
【水源地周辺状況】
中部簡易水道(南部地区)では、2 つの水源地を設置し、十分な水量の確保に
努めています。第4水源地では南部ダムから取水し、第5水源地では、河川
水を取水しています。
第4水源地はダムから取水していることから、安定した水の供給を行って
います。また、ダムの周辺状況につきましても、山間にあるため、水質に影
響を及ぼす可能性は少ないといえます。
第5水源地は深い山間部にあり、その周辺および上流域には水源の水質を
悪化させるような人家、施設等はありません。田畑等もないことから、農薬
による影響も極めて少ないものといえます。
また、過去の水質検査結果からも、いずれの水源地も十分に安全な水質で
あることがいえます(巻末別表 3 原水データ参照)。
15
【水源地・浄水施設写真】
第4水源地
第4水源地周辺状況
第5水源地
第5水源地周辺状況
中部第2浄水場全景
急速ろ過施設
中部第3浄水場全景
緩速ろ過施設
16
【まとめ】
南部地区では、ダム水および河川水を取水してい
ます。
ダム水を取水している第4水源地は、ダム施設を
フェンスで囲み、定期的に巡回するなどして適切な
管理を行っております。
河川水を取水している第5水源地は、山林に囲ま
れていることから、野生生物からの影響を受ける可
能性が高く、また、枝葉などが取水口につまる可能
性があります。したがって、定期的に巡回し水源管
理を行っています。
いずれの水源地につい
産廃処理場や大規模開発
影響を及ぼす可能性は少
後も水源地およびその周
ても、その周辺状況は、
等もなく、水源環境に悪
ないものといえます。今
辺状況での監視を徹底し
て取り組んで参ります。
第4水源地で取水した水(原水)は、中部第2浄
水場へ送水し、急速ろ過施設を経由したのち、次亜
塩素酸ナトリウムによる滅菌処理を行っています。
第5水源地で取水した水(原水)は、中部第3浄
水場へ送水し、緩速ろ過池を経由したのち、次亜塩
素酸ナトリウムによる滅菌処理を行っています。
いずれについても、給水栓水(浄水)における
検査結果が年間を通して安定していることから、
緩速ろ過等の浄水施設が有効に働いているといえ
ます。
浄水化した水は、中部第2浄水場からは瀬滝集
落へ、中部第3浄水場からは、兼久、大津川、瀬
滝の集落へ配水しています。
17
中部簡易水道(当部地区)
【水源地周辺図】
【水源地周辺状況】
当部地区では 1 つの水源地を設置しています。
水源地は山間部にあり、その周辺および上流域に
は水源の水質を悪化させるような人家、施設等はあ
りません。田畑等もないことから、農薬による影響
も極めて少ないものといえます。
また、過去の水質検査結果からも、いずれの水源
地も十分に安全な水質であることがいえます(巻末別表 3 原水データ参照)。
18
【水源地・浄水施設写真】
水源地
浄水場全景
緩速ろ過施設
19
【まとめ】
当部地区では、河川水を取水しています。
水源地は、山林に囲まれていることから、野生生
物からの影響を受ける可能性が高く、また、枝葉な
どが取水口につまる可能性があります。したがっ
て、定期的に巡回し水源管理を行っています。
水源地の周辺状況は、産廃処理場や大規模開発等もなく、水源環境に悪影
響を及ぼす可能性は少ないものといえます。今後も水源地およびその周辺状
況での監視を徹底して取り組んで参ります。
取水した水(原水)は、当部浄水場へ送水し、緩
速ろ過池を経由したのち、次亜塩素酸ナトリウムに
よる滅菌処理を行っています。給水栓水(浄水)に
おける検査結果が年間を通して安定していることか
ら、緩速ろ過等の浄水施設が有効に働いているとい
えます。浄水化した水は、当部集落へ配水していま
す。
20
西阿木名地区簡易水道
【水源地周辺図】
【水源地周辺状況】
西阿木名地区簡易水道では、2 つの水源地を設置し、十分な水量の確保に
努めています。いずれの水源地も河川から取水しています。
各水源地ともに山間部にあり、その周辺および上流域には水源の水質を悪
化させるような人家、施設等はありません。田畑等もないことから、農薬に
よる影響も極めて少ないものといえます。
また、過去の水質検査結果からも、いずれの水源地も十分に安全な水質で
あることがいえます(巻末別表 3 原水データ参照)。
21
【水源地・浄水施設写真】
第2水源地
第2水源地
浄水場全景
浄水場全景
急速ろ過施設
緩速ろ過施設
22
【まとめ】
西阿木名地区簡易水道では、河川水を取水しています。
いずれの水源地も、山林に囲まれていることから、野生生物からの影響を
受ける可能性が高く、また、枝葉などが取水口につまる可能性があります。
したがって、定期的に巡回し水源管理を行っています。
水源地の周辺状況は、産廃処理場や大規模開発等
もなく、水源環境に悪影響を及ぼす可能性は少ない
ものといえます。今後も水源地およびその周辺状況
での監視を徹底して取り組んで参ります。
取水した水(原水)
送水し、緩速ろ過池およ
したのち、次亜塩素酸ナ
理を行っています。給水
検査結果が年間を通して
ら、緩速ろ過等の浄水施
は、西阿木名浄水場へ
び急速ろ過施設を経由
トリウムによる滅菌処
栓水(浄水)における
安定していることか
設が有効に働いている
といえます。
浄水化した水は、西阿木名集落へ配水しています。
23
中部簡易水道(三京地区)
【水源地周辺図】
【水源地周辺状況】
三京地区では 1 つの水源地を設置しています。
水源地は山間部にあり、その周辺および上流域に
は水源の水質を悪化させるような人家、施設等はあ
りません。田畑等もないことから、農薬による影響
も極めて少ないものといえます。
また、過去の水質検査結果からも、いずれの水源
地も十分に安全な水質であることがいえます(巻末別表 3 原水データ参照)。
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【水源地・浄水施設写真】
水源地
水源地周辺状況
水源地周辺状況
浄水場全景
緩速ろ過施設
緩速ろ過施設
25
【まとめ】
三京地区では、河川水を取水しています。
水源地は、山林に囲まれていることから、野生生
物からの影響を受ける可能性が高く、また、枝葉な
どが取水口につまる可能性があります。したがっ
て、定期的に巡回し水源管理を行っています。
水源地の周辺状況は、産廃処理場や大規模開発等
もなく、水源環境に悪影響を及ぼす可能性は少ない
ものといえます。今後も水源地およびその周辺状況
での監視を徹底して取り組んで参ります。
取水した水(原水)は、三京浄水場へ送水し、緩
速ろ過池を経由したのち、次亜塩素酸ナトリウムに
よる滅菌処理を行っています。給水栓水(浄水)に
おける検査結果が年間を通して安定していることか
ら、緩速ろ過等の浄水施設が有効に働いているとい
えます。浄水化した水は、三京集落へ配水していま
す。
26
4.
定期の水質検査
水質基準
浄水の水質については、「水質基準に関する省令」によ
って供給される基準が定められています。(別表1 水質
基準項目と検査頻度・及び省略の基準参照)
基準は概略、「病原性微生物」と「化学物質」に関する
もので分類されていて、以下のような考え方で設定され
ています。
4.1.1
病原性微生物に関する水質基準の考え方
① 一般細菌
浄水が適切に消毒されているかを示す指標であり、この項目が
大きく増加した場合は、原水への生活排水等の混入の疑いがあり
ます。
1ml 中に 100 個以下であれば、水道水による集団感染等が起
きないことを理由に基準が設定されています。
② 大腸菌
水による感染症の多くが人や動物の糞便を由来とすることか
ら、水が糞便に汚染されていないかを確認するために検査しま
す。
100ml 中に1つもないことが基準となっています。
4.1.2
化学物質に関する水質基準の考え方
毒性等のある全ての物質を検査することは現実的でないため、基準値
の 10%を超えて検出された項目、又は超える可能性の高い項目につい
て、当該基準値を水質基準として定めています。
判断基準となる基準値は下記の考え方で設定されています。
① 健康に影響のある項目(毒性等)
27
50kg の人が毎日2リットルの水を飲み続けた場合でも影響
のない値(又は、影響が出始める値の 10%)が1日の摂取量
の上限とされています。
この上限に対して、水道水以外から摂取することも考慮し
て、上限の 10%(消毒副生成物の場合は水道水以外からの摂
取の可能性が低いため 20%)が基準値として設定されていま
す。
28
さらに、発ガン性物質や影響が不確定な物質の場合は、上限自
体を低く考えて、最終的にもとの上限の約1%が基準値となるよ
う設定されています。
② 生活利用上で困る項目(着色等)
色・濁り・においやその元となる物質などの、
水道水を利用する上で困る項目については、障害
を生じる濃度を基に基準値を設定されています。
浄水の検査
浄水(利用者のみなさまに給水される、原水を処理した
後の水)の検査につきましては、水道法施行規則第15条
(定期及び臨時の水質検査を規定している厚生労働省令、以
下「省令」と略します。)で定めるところにより、下記にて
検査を行います。
4.1.3
1)
水質検査項目と頻度
毎日検査項目
給水されている水に異常がないことを確かめるため、1日1回、色・濁
り・残留塩素の3項目の検査を行います。
・ 色、濁り:試験管に採水して、目視にて確認します。
・ 残留塩素:試験管に採水後、試薬を入れ、着色度合いにより残留塩素
濃度を測定します。(この項目を測ることで消毒が適切に行
われているかを確認することが出来ます。)
2)
毎月検査項目
水道水の安全性を確保するためには、安全等に直接関わる項目について
は、より高い頻度での検査が望ましいところですが、検査頻度が高いほど
負担して頂く料金への影響も大きくなります。そこで、合理的な検査頻度
での検査が必要となります。
長年にわたる全国的な実績から、毎月1回の検査で大きな問題は生じな
いことが経験則として言われており、省令もこの経験をもとに定められて
います。また、省令では、塩化物イオン、全有機炭素、pH、味、臭気、
色度、濁度の7項目については、自動計測機等で連続的に測定を行う場合
は検査頻度を減らせることとなっています。
29
しかしながら、本町においては規模的にも連続測定を行う設備を持って
いないため、検査頻度は減らさず、安全に直接関わる、一般細菌・大腸
菌・塩化物イオン・全有機炭素・pH・味・臭気・色度・濁度の9項目に
ついては、毎月1回検査を行います。
・いずれの項目も詳細な検査を行うため、検
査用の採水容器に採水後、水質検査機関に
依頼して検査を行います。
・毎月検査項目は、病原性微生物の混入を疑
わせる指標と考えられている項目で、毎日
検査と毎月検査を的確に行うことで、水道
水を原因とする病気等の感染を確実に防止するようにしています。
3)
3 ヶ月に 1 回検査する項目
上記1)2)以外の項目については、病原性微生物のように短期的に危
険に晒される項目ではなく、比較的長期間での摂取等が問題となります。
このような項目について、近年の全国的な調査により、年4回(季節変動
を考慮)以上の検査を行えば、毎月1回の検査と同等の結果が得られるこ
とが明らかになったため、省令に基づき、本町においても原則3ヶ月に1
回検査を行います。
但し、消毒剤及び消毒副生成物に起因する項目以外については原水に起
因する項目なので、水源状況が安定している場合には大きな変動はありま
せん。このため過去のデータで基準値を大きく下回っている場合は、水源
状況の安定性を考慮した上で、省令に基づき、下記基準で検査回数を減ら
すことが可能です。
・過去3年間の検査結果が基準値の 10%以下の場合、検査頻度を3年に
1回に低減できます。
・過去3年間の検査結果が基準値の 20%以下の場合、検査頻度を 1 年に
1回に低減できます。
具体的には下記の頻度で水質検査を行います。
・消毒剤及び消毒副生成物に起因する項目については、人為的要因である
こと及び、省令の規定により検査頻度は減らさず3ヶ月に1回としま
す。
・硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素については、省令の規定では検査頻度を減
らすことが出来ますが、肥料や生活排水、工場排水の影響を受けやすい
為、3ヶ月に1回検査を行います。
30
・その他の項目については、水源状況の安定性を考慮した上で、省令の基
準に基づき検査回数を減らして効率的な水質検査を行います。
4)
検査の省略について
H15年に改正された省令では、上記3)の項目の
ほとんどについて、過去の検査結果が基準値の 50%
を一度も超えたことがない場合は、水源の状況に応じ
て検査を省略することが出来ます。しかしながら、検
査を省略した場合でも、定期的な確認のため、3年に
1度程度は検査を行う事が必要です。(結果的に過去3年間の検査結果が
基準値の 10%以下の場合は省略してもしなくても同じ回数となりま
す。)
項目を省略することで、過去3年間の検査結果が基準値
の 10~50%である項目も、3年に1回検査をすれば良
いことになりますが、過去3年間に基準値の 10%を超え
た項目は、より厳しい監視が必要と考えられることから、
検査頻度を3年に1回まで低減できる項目については、基
準値の 50%を目安としないためにも、原則として省略という扱いはしな
いこととします。
表 0-1検査回数の低減と検査の省略の比較
対基準値割合
検査回数
※
(過去最高値)
省略の場合
頻度の低減の場合
1
5%
10%
15%
20%
25%
50%
75%
100%
3年に1回
3年に1回
3年に1回
3年に1回
3年に1回
3年に1回
省略不可(右欄の基準による)
省略不可(右欄の基準による)
3年に1回
3年に1回
1年に1回
1年に1回
1年に4回※2
1年に4回※2
1年に4回※2
1年に4回※2
※1 頻度の低減の場合は過去3ヶ年の最高値。3年以上前の過去の数値が高く、3年以
内の数値が低い場合は「省略不可」であっても検査頻度の低減が出来るケースがあ
ります。
※2 1年に4回は3ヶ月ごとに1回検査することが省令で定められています。
31
4.1.4
採水場所
・給水栓水(蛇口の水)を検査する地点とします。
・水源系統毎の末端の蛇口の水を採水場所と設定し、各検査項目で異なっ
た給水栓が選択されないように注意します。
・鉛の採水に関しては溶出する鉛の影響を確認するため、毎分5リットル
の流量で5分間流して捨て、その後15分滞留させた後、毎分約5リッ
トルの流量で流しながら開栓直後から5リットルを採取します。
原水の検査
原水(水源からの直接取った、消毒等の処理をする前の水)の検査につ
いては、水源状況を把握する上で、定期的な検査によって変動傾向を監視
するため、下記にて検査を行います。
4.1.5
水質検査項目と頻度
原水については、消毒処理による副生成物を除く39項目を年1回検査
します。
また、原水の水質検査の頻度については、省令で定められていません
が、水道水質管理の上で最も重要な情報の一つでもあることから、経年変
化を把握するため年1回行います。
4.1.6
採水場所
各水源地を検査地点とし、各水源地の採水口を採水場所と設定します。
5.
臨時の水質検査
給水栓水(蛇口から出る水)で水質基準に適合し
ないおそれがある場合、臨時の水質検査を行いま
す。以下がその要件です。
① 水源の水質が著しく悪化したとき
② 水源に異常があったとき
③ 水源付近、給水地域及びその周辺において、消化器系感染症が流行した
とき
④ 浄水過程に異常が起こったとき
⑤ 送水管等の工事その他水道施設が著しく汚染されるおそれがあるとき
⑥ 原因不明の色、濁り、pH 異常、臭いなど水質に変化があるとき
⑦ 浄水施設等の新設後の通水開始前
32
⑧ その他特に必要があると認められたとき
また、蛇口での赤水、異臭味など利用者から苦情、水質相談があったとき
も必要に応じた水質検査を行います。
6.
検査方法(委託内容)
毎日検査以外の検査については水質検査機関に
委託して行います。具体的には「水質基準に関す
る省令」
(平成15年厚生労働省令第101号)
の51項目について委託します。
水質検査機関に委託する際には検査について下
記要件を確認することとします。
・厚生労働大臣の登録を受けた者であること。(水道法第20条第3項)
・水質検査結果を評価し、当町の水道に対して助言等を行う見識を有す
る機関であること。(水道技術管理者等が配置されていること)
・検査における精度管理がされていること。(検査施設においてISO9
001等の外部精度管理がなされていること)
・検査方法において下記が遵守されていること。
① 水質検査全般の検査方法については、「水質基準に関する省令の
規定に基づき厚生労働大臣が定める方法」(平成15年厚生労働
省告示第261号)によること。
② 遊離残留塩素及び結合残留塩素の検査方法については、水道法
施行規則第17条第2項の規定に基づき厚生労働大臣が定める
遊離残留塩素及び結合残留塩素の検査方法(平成15年厚生労
働省告示第318号)によること。
③ その他の検査を行う場合は、上水試験方法(日本水道協会)等
によること。
33
7.
検査結果の評価
各家庭へ給水されている水道水(浄水)は、51項目の水質基準項目をも
とに検査が行われています。また、これらの項目には、それぞれ安全と認め
られる水質基準が定められております。水質検査の結果、もし基準を超える
項目があった場合には、直ちに原因究明に努め、安全性を確保たすために必
要な措置を講じます。さらに、検査結果に異常があった場合には、直ちに再
検査を行うこととします。
病原性微生物に関する項目の評価
基準検査項目のうち、一般細菌及び大腸菌の項目に
ついては、直接的に病原性微生物による汚染の可能性
を示すものなので、基準を超えている場合には、直ち
に水質異常時として取り扱い、詳細確認の後、給水停
止等の所定の処置を講じます。また、塩化物イオンな
どの毎月検査を行う残り7項目についても、病原性微
生物との関連が深い指標であるため、検査結果が大き
く変動した場合には、水質汚染の可能性を検討しま
す。
毒物に関する項目の評価
水銀とシアンについては、安全性を考慮して、検出さ
れた量が微量で、仮に長期にわたり摂取したとしても
健康に影響しない値が基準値とされていますが、基準
値を超過した場合には、詳細確認の後、所定の処置を
講じます。
健康に関する項目の評価
健康に関する項目(カドミウ
5項目)については、長期的な
定がなされています。ですが、
あった場合は、直ちに原因究明
化対策を講じます。基準値超過
場合は、水質異常とみなして所
ム、ヒ素、鉛、など2
影響を考慮して基準設
明らかに基準値以上で
を行うとともに、低減
が継続するようである
定の処置を講じます。
34
水の性状に関する項目の評価
性状に関する項目(亜鉛、マンガン、アルミニウ
ム、ナトリウム、鉄など15項目)については、洗
濯物への着色など、利用者の生活活動への障害をお
こす可能性があるため、基準値以上であった場合は、
水質異常とみなして緊急対策等の所定の処置を講じま
す。
水質異常時の対応
水質に異常等が認められた場合には、検査機関と協議の上、必要と思われ
る項目について至急検査を行うこととします。また、給水区域内の自治会長
等へ連絡するとともに、オフトーク放送を通じて、状況の連絡周知に努めま
す。検査結果の内容により必要に応じて給水停止等の所定の処置を講じま
す。
8.
検査計画の見直し
水質検査の実施については、検査計画に従って行いますが、以下の場合は
検査の計画を見直すものとします。
① 水源の変更(新規、増設等)を行った場合。(過去データによる
検討が不可能になるため。)
② 処理方法について、追加又は削除等の変更(ろ過方法の導入や
変更等)が生じた場合。
(過去データによる検討が不可能になる
ため。)
③ 水源周辺に異常が確認された場合。(水源水質の安全が確認でき
る計画に変更)
④ その他検査計画の変更が必要と
認めた場合。
35
9.
検査の精度と信頼性保証
本町においては水質検査設備を保有していない
ため、毎日検査等の簡易な検査以外の水質検査
は、毎年、水質検査機関に委託しています。
このため、検査の精度と信頼性保証について
は、検査機関に対して下記事項を適切に確認する
ことが重要となります。
検査の精度
水質を管理するために行っている検査結果は、正確なデータでなければ成
りません。検査の精度(正確さ)を確保することが、重要であることから、
委託する際には、以下の要件を満たしていることを確認します。
・検査が可能な検査施設を有していること。
・知識経験を有する者が検査を担当し、その人数が5人以上であるこ
と。
・厚生労働省の実施する外部精度管理の結果が良好であること。
信頼性の保証
検査の工程だけではなく、結果の改ざんは言うまでもなく、検体や検査結
果の取り違え等、検査以外での工程(事務業務及び連絡業務等)についても
信頼性の保証が必要であることから、委託する際には、以下の要件を満たし
ていることを確認します。
① 水質検査を行う部門に専任の管理者が置かれていること。(水質
検査部門管理者)
② 専ら水質検査業務の管理及び精度の確保を行う部門が置かれ、
専任の管理者が置かれていること。(信頼性確保部門管理者)
③ 信頼性保証システム(第三者機関の監査を含むシステム)とし
て、ISO9001の認証を取得していること。
④ ISO9001の認証の内容は、水質検査業務及び水質検査業
務に係る事務業務等が含まれていること。
36
10. 関係者との連携
関係者との連係については、下図に示す内容・方法で行います。
厚生労働省
所轄保健所
県生活衛生課
補助事業実施時
断水・施設の損害時など
水質異常時
天城町 水道課
技術的相談
断水・施設の損害時など
登録検査機関
凡例
電話
水質異常時
FAX
水質管理情報提供
協議・説明
通達・報告・お知らせ等
利用者(住民)
11. 原水の検査と水質管理目標設定項目の検査
原水の検査
すべての水源の原水について、毎年 1 回定期的に全項目検査(総トリハロ
メタン、クロロホルム、ジブロモクロロメタン、フボモジクロロメタン、ブ
ロモホルム、クロロ酢酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、臭素酸及びホル
ムアルデヒドを除く)を実施します。
37
水質管理目標設定項目の検査
水質管理目標設定項目の検査については、将来にわたり水道水の安全の確
保等を万全に期する見地から、必要に応じて検査を行うか検討します。ま
た、農薬類については引き続き地域での使用状況を調査して、浄水で検出さ
れる可能性の高い項目を適切に選定することとします。
12. 水質検査計画および検査結果の公表方法
安全でおいしい水を提供するために、天城町では水質検査計画と検査結果
を町役場窓口に備えるなどして、住民のみなさまにお知らせいたします。ま
た、これらの事項につきまして、町民のみなさまからご意見を頂くことで、
より各地域の水道にあった水質検査計画にすることが出来ると考えていま
す。
次の世代にも安心で安定な水道を残していくために、みなさまのご協力を
お願い致します。
天城町水道課
計画案の公表
水質検査計画案の検討
計画案の修正
計
画
見
直
し
計画案への意見
計画の策定
計画の公表
水質検査の実施
水質検査結果
検査結果の公表
検査結果の評価
検査結果への意見
38
住
民
・
利
用
者
13. データ
別表1 水質基準項目と検査頻度・及び省略の基準
番号
省令
番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
1
2
38
46
47
48
49
50
51
10
22
23
24
25
27
28
29
30
31
21
9
11
13
26
3
4
5
7
12
36
37
39
40
41
44
45
6
8
32
33
34
35
14
15
16
17
18
19
20
42
43
項
目
基準値
一般細菌
大腸菌
塩化物イオン
有機物(全有機炭素(TOC)の量)
pH値
味
臭気
色度
濁度
シアン化物イオン及び塩化シアン
クロロ酢酸
クロロホルム
ジクロロ酢酸
ジブロモクロロメタン
総トリハロメタン
トリクロロ酢酸
ブロモジクロロメタン
ブロモホルム
ホルムアルデヒド
塩素酸
亜硝酸態窒素
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
ホウ素及びその化合物
臭素酸
カドミウム及びその化合物
水銀及びその化合物
セレン及びその化合物
ヒ素及びその化合物
フッ素及びその化合物
ナトリウム及びその化合物
マンガン及びその化合物
硬度(Ca、Mg)
蒸発残留物
陰イオン界面活性剤
非イオン界面活性剤
フェノール類
鉛及びその化合物
六価クロム化合物
亜鉛及びその化合物
アルミニウム及びその化合物
鉄及びその化合物
銅及びその化合物
四塩化炭素
1,4-ジオキサン
シス-1,2-ジクロロエチレン
ジクロロメタン
テトラクロロエチレン
トリクロロエチレン
ベンゼン
ジェオスミン
2-メチルイソボルネオール
検査
回数
100 個/ml
検出されないこと
200mg/l
3 mg/l
5.8~8.6
毎月
異常でないこと
mg/l
異常でないこと
5度
2度
0.01mg/l
0.02mg/l
0.06mg/l
0.03mg/l
0.1mg/l
年4回
0.1mg/l
0.03mg/l
0.03mg/l
0.09mg/l
0.08mg/l
0.6mg/l
0.04mg/l
10mg/l
1.0mg/l
0.01mg/l
0.003mg/l
0.0005mg/l
0.01mg/l
mg/l
0.01mg/l
0.8mg/l
200mg/l
0.05mg/l
300mg/l
500mg/l
0.2mg/l
年4回
0.02mg/l
0.005mg/l
0.01mg/l
0.05mg/l
1.0mg/l
0.2mg/l
0.3mg/l
1.0mg/l
0.002mg/l
0.05mg/l
0.04mg/l
0.02mg/l
0.01mg/l
0.01mg/l
0.01mg/l
0.00001mg/l
0.00001mg/l 月 1 回
※ 大腸菌・嫌気性芽胞菌検査
月1回
※ クリプトスポリジウム検査
年4回
39
検査回数の減
省略不可
連続的に計測及
び記録している
場合
↓
検査頻度
1回/3ヶ月
省略不可
水源の水質が大
きく変わるおそ
れが少ない場合
であって、過去
3年間の検査結
果が全て基準値
の
20%以下の場合
↓
検査頻度
1回/年
全て基準値の
10%以下の場合
↓
検査頻度
1回/3年とす
ることが出来る
省略の可否
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
過去の検査結
果が基準値の
50%を超え
たことがな
く、かつ、原
水並びに水源
及びその周辺
の状況から検
査する必要が
ないことが明
らかな場合は
省略すること
ができる
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
「ホウ素」につい
ては、原水が海水
の場合は省略でき
ない
「臭素酸」につい
ては、オゾン処理
の場合及び次亜塩
素酸消毒の場合は
省略できない
施設の薬品等及び
資機材等の使用状
況も勘案する
地下水を水源とす
る場合は、近傍の
地下水の状況も勘
案する
藻類の発生が少
ないことが明ら
かな期間を除く
停滞水を水源とす
る場合は藻類の発
生状況も勘案する
原水
39 項
目
●
●
●
●
●
-
●
●
●
●
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
●
●
●
-
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
別表 2 浄水データ
省令
番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
検査項目
一般細菌
大腸菌
カドミウム及びその化合物
水銀及びその化合物
セレン及びその化合物
鉛及びその化合物
ヒ素及びその化合物
六価クロム化合物
亜硝酸態窒素
シアン化物イオン及び塩化シアン
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
フッ素及びその化合物
ホウ素及びその化合物
四塩化炭素
1,4-ジオキサン
シス-1,2-ジクロロエチレン
ジクロロメタン
テトラクロロエチレン
トリクロロエチレン
ベンゼン
塩素酸
クロロ酢酸
クロロホルム
ジクロロ酢酸
ジブロモクロロメタン
臭素酸
総トリハロメタン
トリクロロ酢酸
ブロモジクロロメタン
ブロモホルム
ホルムアルデヒド
亜鉛及びその化合物
アルミニウム及びその化合物
鉄及びその化合物
銅及びその化合物
ナトリウム及びその化合物
マンガン及びその化合物
塩化物イオン
カルシウム、マグネシウム等(硬
度)
蒸発残留物
陰イオン界面活性剤
ジェオスミン
2-メチルイソボルネオール
非イオン界面活性剤
フェノール類
有機物等(全有機炭素(TOC)の
量)
pH値
味
臭気
色度
濁度
基準値(mg/l)
100 個以下
検出されないこと
0.003
0.0005
0.01
0.01
0.01
0.05
0.04
0.01
10
0.8
1.0
0.002
0.05
0.04
0.02
0.01
0.01
0.01
0.6
0.02
0.06
0.03
0.1
0.01
0.1
0.03
0.03
0.09
0.08
1.0
0.2
0.3
1.0
200
0.05
200
300
500
0.2
0.00001
0.00001
0.02
0.005
3
5.8~8.6
異常でないこと
異常でないこと
5度
2度
与名間
松原第 1
松原第 2
中部第 1
平土野
中部第 2
中部第 3
当部
西阿木名
三京
4
8
12
26
2
4
2
10
6
5
不検出
不検出
不検出
不検出
不検出
不検出
不検出
不検出
不検出
不検出
0.0003 未満 0.0003 未満 0.0003 未満 0.0003 未満 0.0003 未満 0.0003 未満 0.0003 未満 0.0003 未満 0.0003 未満 0.0003 未満
0.00005 未満
0.00005 未満
0.00005 未満
0.00005 未満
0.00005 未満
0.00005 未満
0.00005 未満
0.00005 未満
0.00005 未満
0.00005 未満
0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満
0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満
0.003
0.003
0.002
0.003
0.001 未満
0.002
0.007
0.001
0.002
0.001 未満
0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満
0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満
0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満
0.5
0.4
0.3
0.3
0.1 未満
0.1
0.2
0.2
0.1
0.2
0.08 未満
0.08 未満
0.08 未満
0.09
0.08 未満
0.08 未満
0.08 未満
0.08 未満
0.08 未満
0.08 未満
0.02
0.02
0.02
0.02
0.02
0.02
0.02
0.02
0.02
0.02
0.0002 未満 0.0002 未満 0.0002 未満 0.0002 未満 0.0002 未満 0.0002 未満 0.0002 未満 0.0002 未満 0.0002 未満 0.0002 未満
0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満
0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満
0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満
0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満
0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満
0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満
0.018
0.23
0.16
0.25
0.28
0.30
0.13
0.021
0.08
0.17
0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満 0.002 未満
0.002
0.002
0.011
0.008
0.019
0.018
0.002
0.005
0.002
0.002
0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満
0.004
0.004 未満 0.004 未満 0.004 未満
0.006
0.004
0.004 未満
0.014
0.011
0.013
0.023
0.014
0.016
0.013
0.013
0.008
0.011
0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満 0.001 未満
0.032
0.028
0.039
0.053
0.057
0.057
0.028
0.029
0.017
0.024
0.02 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.006
0.005
0.012
0.018
0.022
0.021
0.006
0.008
0.004
0.005
0.010
0.010
0.009
0.009
0.002
0.002
0.007
0.005
0.003
0.011
0.008 未満 0.008 未満 0.008 未満 0.008 未満 0.008 未満 0.008 未満 0.008 未満 0.008 未満 0.008 未満 0.008 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.03
0.15
0.05
0.06
0.02 未満
0.03
0.02 未満
0.02 未満
0.01
0.02
0.02
0.02
0.02
0.02
0.01
0.02
0.01
0.01
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
24
20
20
21
19
17
18
17
26
21
0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満
36
28
29
29
29
28
20
23
30
24
58
42
37
53
28
33
50
31
75
47
172
0.02 未満
128
0.02 未満
108
0.02 未満
133
0.02 未満
110
0.02 未満
145
0.02 未満
126
0.02 未満
113
0.02 未満
136
0.02 未満
118
0.02 未満
0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満
0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満
0.000002
0.000001
0.000001 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満
0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満
0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満 0.005 未満
0.0005 未満 0.0005 未満 0.0005 未満 0.0005 未満 0.0005 未満 0.0005 未満 0.0005 未満 0.0005 未満 0.0005 未満 0.0005 未満
1.2
1.0
1.0
1.0
1.3
1.3
0.5
1.1
1.1
1.0
7.3
異常なし
異常なし
1 未満
0.7
7.4
異常なし
異常なし
1
0.1
7.8
異常なし
異常なし
1 未満
0.3
7.8
異常なし
異常なし
1 未満
0.3
6.8
異常なし
異常なし
1 未満
0.1 未満
7.2
異常なし
異常なし
1 未満
0.1 未満
7.4
異常なし
異常なし
1 未満
0.1 未満
7.6
異常なし
異常なし
1 未満
0.3
7.3
異常なし
異常なし
1 未満
0.1
7.4
異常なし
異常なし
1 未満
0.1 未満
(過去 3 年間において、検査結果が最も高かった数値を記載しています)
40
別表 3 原水データ
番号
省令
番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
31
42 ジェオスミン
32
43 2-メチルイソボルネオール
33
34
35
36
37
38
39
44
45
46
47
49
50
51
検査項目
一般細菌
大腸菌
カドミウム及びその化合物
水銀及びその化合物
セレン及びその化合物
鉛及びその化合物
ヒ素及びその化合物
六価クロム化合物
亜硝酸態窒素
シアン化物イオン及び塩化シアン
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
フッ素及びその化合物
ホウ素及びその化合物
四塩化炭素
1,4-ジオキサン
シス-1,2-ジクロロエチレン
ジクロロメタン
テトラクロロエチレン
トリクロロエチレン
ベンゼン
亜鉛及びその化合物
アルミニウム及びその化合物
鉄及びその化合物
銅及びその化合物
ナトリウム及びその化合物
マンガン及びその化合物
塩化物イオン
カルシウム、マグネシウム等(硬度)
蒸発残留物
陰イオン界面活性剤
非イオン界面活性剤
フェノール類
有機物等(全有機炭素(TOC)の量)
pH 値
臭気
色度
濁度
与名間
松原第 1
48
検出する
0.0003 未満
0.00005 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.005 未満
0.004 未満
0.001 未満
0.1
0.08 未満
0.02
0.0002 未満
0.005 未満
0.004 未満
0.002 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.01
0.02未満
0.02
0.01
22
0.005 未満
31
25
96
0.02 未満
32
検出する
0.0003 未満
0.00005 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.005 未満
0.004 未満
0.001 未満
0.3
0.08 未満
0.02
0.0002 未満
0.005 未満
0.004 未満
0.002 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.01 未満
0.02
0.02
0.01 未満
19
0.005未満
27
21
90
0.02 未満
松原第 2
中部第 1
中部第 2
中部第 3
当部
西阿木名
三京
31
0
2
300 以上
31
55
58
検出する
不検出
不検出
検出する
検出する
検出する
検出する
0.0003 未満
0.0003 未満
0.0003 未満
0.0003 未満
0.0003 未満
0.0003 未満
0.0003 未満
0.00005 未満 0.00005 未満 0.00005 未満 0.00005 未満 0.00005 未満 0.00005 未満 0.00005 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.006
0.001 未満
0.001未満
0.001 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.004 未満
0.004 未満
0.004 未満
0.004 未満
0.004 未満
0.004 未満
0.004 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.2
0.1
0.1 未満
0.1 未満
0.1
0.1 未満
0.1 未満
0.08 未満
0.08 未満
0.08 未満
0.08 未満
0.08 未満
0.08 未満
0.08 未満
0.02
0.02
0.02
0.01
0.02
0.02
0.02
0.0002 未満
0.0002 未満
0.0002 未満
0.0002 未満
0.0002 未満
0.0002 未満
0.0002 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.004 未満
0.004 未満
0.004 未満
0.004 未満
0.004 未満
0.004 未満
0.004 未満
0.002 未満
0.002 未満
0.002 未満
0.002 未満
0.002 未満
0.002 未満
0.002 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.001 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01未満
0.01未満
0.01 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.02未満
0.02 未満
0.02
0.02未満
0.04
0.01
0.01未満
0.11
0.01
0.01
0.02
0.04
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
0.01 未満
21
19
20
16
17
21
17
0.005 未満
0.005 未満
0.014
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
28
25
28
21
22
29
23
20
21
39
29
21
31
29
92
78
101
94
80
106
93
0.02 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.02 未満
0.000001 未
0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000006 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満
満
0.000001 未
0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満 0.000001 未満
満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.005 未満
0.0005 未満
0.0005 未満
0.0005 未満
0.0005 未満
0.0005 未満
0.0005 未満
0.0005 未満 0.0005 未満
0.0005 未満
0.5
0.5
0.6
0.4
1.6
0.4
0.5
0.5
0.4
7.3
7.1
7.3
7.4
6.9
7.3
7.3
7.1
7.4
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
3
3
2
1未満
3
2
2
3
3
0.5
0.6
0.3
0.5
1.8
0.5
0.4
0.4
1.3
(平成27年度の検査結果です)
41
14. クリプトスポリジウム等対策について
1.水道原水に係るクリプトスポリジウム等による汚染のおそれの判断
すべての水源から指標菌が検出されたことがある。(レベル 3 及び 4)
2.予防対策
(1)施設整備
レベル3及び4に該当するので、ろ過池等の出口の濁度を常時監
視が可能な高感度濁度計を整備する。
(2)原水等の検査
レベル3及び4に該当するので、水質検査計画等に基づき、適切
な頻度で原水のクリプトスポリジウム等及び指標菌の検査を実施す
る。
ただし、クリプトスポリジウム等の除去又は不活化のために必要
な施設を整備中の期間においては、原水のクリプトスポリジウム等
を3ヶ月に1回以上、指標菌を月1回以上検査する。
(3)運転管理
ろ過池等の出口の水の濁度を常時把握し、ろ過池等の出口の濁度
を
0.1 度以下に維持する。
※
現在、クリプトスポリジウム等の除去又は不活化のために必要な施設
の整備済み(中部第1浄水場・中部第2浄水場)を含め別表3原水デー
タの9浄水場全てにおいて大腸菌・嫌気性芽胞菌検査を月 1 回、クリプ
トスポリジウム検査を年4回実施している。
42
【問い合わせ先】
天城町 水道課
〒891-7692 大島郡天城町大字平土野 2691-1
TEL:0997-85-5395
FAX:0997-82-1101
43
44