Indicator ss Update

経済分析レポート
2017 年 3 月 3 日
全8頁
Indicators Update
2017 年 1 月全国消費者物価
コア CPI は 13 ヶ月ぶりにプラス圏へと浮上
エコノミック・インテリジェンス・チーム
シニアエコノミスト 長内 智
エコノミスト 小林 俊介
[要約]

2017 年 1 月の全国コア CPI(除く生鮮食品)は前年比+0.1%と 13 ヶ月ぶりのプラスと
なり、市場コンセンサス(同 0.0%)を上回った。2016 年 12 月からの前年比変化幅が
+0.3%pt となり、通常の変化幅に比べて上振れした点も注目される。

2017 年 2 月の東京都区部コア CPI(中旬速報値)は、前年比▲0.3%(2017 年 1 月:同
▲0.3%)と 12 ヶ月連続のマイナスとなった。2 月の東京都区部コア CPI の結果を踏ま
えると、2 月の全国コア CPI は前年比+0.1%と見込まれる。

先行きの全国コア CPI の前年比は、基調として見るとプラス圏で推移するとみている。
当面の焦点は、円安と原油・LNG 高の持続性であり、緩やかな円安と原油・LNG 高が今
後も進行する場合には、2017 年後半以降、全国コア CPI の前年比は+1%を超える水準
まで上昇するとみている。ただし、足下で昨年 11 月以降の円安と原油価格上昇の動き
に一服感が出ている点に留意したい。

以上のような全国コア CPI の動向を勘案すると、円安と原油・LNG 高の追い風を受け、
消費者物価は日本銀行のインフレ目標に向けて緩やかに上昇すると見込まれる。ただし、
それでもなお日本銀行の「2%」というインフレ目標のハードルは高く、今後も総じて
緩和的な政策スタンスが維持されるだろう。
図表1:消費者物価指数の概況(前年比、%)
2016年
6月
全国コアCPI
コンセンサス
DIR予想
▲ 0.4
2017年
7月
8月
▲ 0.5
▲ 0.5
9月
▲ 0.5
10月
11月
12月
▲ 0.4
▲ 0.4
▲ 0.2
1月
全国コアコアCPI
0.5
0.3
0.2
0.0
0.2
0.1
0.0
0.1
東京都区部コアCPI
▲ 0.3 ▲ 0.4 ▲ 0.4 ▲ 0.5 ▲ 0.4 ▲ 0.4 ▲ 0.6 ▲ 0.3
コアコアCPI
0.4
0.2
0.1 ▲ 0.1
0.1
0.0 ▲ 0.2
0.0
(注1)コンセンサスはBloomberg。
(注2)コアCPIは生鮮食品を除く総合、コアコアCPIは食料(除く酒類)及びエネルギーを除く総合。
(出所)総務省統計より大和総研作成
株式会社大和総研 丸の内オフィス
2月
0.1
0.0
0.0
▲ 0.3
▲ 0.1
〒100-6756 東京都千代田区丸の内一丁目 9 番 1 号 グラントウキョウ ノースタワー
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2/8
全国コア CPI は 13 ヶ月ぶりにプラス圏へと浮上
2017 年 1 月の全国コア CPI(除く生鮮食品)は前年比+0.1%と 13 ヶ月ぶりのプラスとなり、
市場コンセンサス(同 0.0%)を上回った。2016 年 12 月からの前年比変化幅が+0.3%pt とな
り、通常の変化幅に比べて上振れした点も注目される。財・サービス別(4 分類)の寄与度の変
化を見ると、
「耐久消費財」、
「半耐久消費財」、
「サービス」がおおむね横ばいとなる中で、2016
年 11 月以降の円安と原油・LNG 高を受けて「コア非耐久消費財(除く生鮮食品)」が全体を大き
く押し上げた。ただ依然として、日本銀行の 2%のインフレ目標や政府の目指す「デフレ脱却」
から程遠い状況にある点には留意したい。他方、季節調整値によって指数の基調的な動きを確
認すると、全国コア CPI は持ち直しており、全国コアコア CPI(食料(除く酒類)及びエネルギ
ーを除く総合)は横ばい圏で推移していると評価できる。なお、総務省は今月分から、これま
で日本銀行が参考指標としてきた「生鮮食品とエネルギーを除く CPI(全国新コアコア CPI)」
の公表を開始している。
2017 年 2 月の東京都区部コア CPI(中旬速報値)は、前年比▲0.3%(2017 年 1 月:同▲0.3%)
と 12 ヶ月連続のマイナスとなった。前月からの寄与度の変化を確認すると、「半耐久消費財」
と「コア非耐久消費財(除く生鮮食品)」が押し上げに寄与した一方で、「耐久消費財」と「サ
ービス」が押し下げに寄与した。エネルギーに関しては、前年比マイナス幅縮小の動きが続い
ており、
「ガソリン」と「灯油」の前年比が 3 ヶ月連続のプラスとなり、足下でプラス幅が 10%
を超えている点も注目される。ただし、全国に比べてエネルギーのマイナス寄与縮小ペースが
遅く、その結果として、コア CPI がマイナス圏に留まっている。2 月の東京都区部コア CPI の結
果を踏まえると、2 月の全国コア CPI は前年比+0.1%と見込まれる。
図表2:全国 CPI の水準(季節調整値)
103
(2015年=100)
102
101
100
コアコアCPI
99
98
97
96
95
コアCPI
94
1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1
2005
06
07
08
09
2010
11
12
13
14
15
16 17
(月/年)
(注1)コアCPIは生鮮食品を除く総合、コアコアCPIは食料(除く酒類)及びエネルギーを除く総合。
(注2)シャドーは政府の「月例経済報告」において「デフレ」の文言があった時期。
(出所)総務省、内閣府資料、日本銀行資料より大和総研作成
3/8
耐久消費財の一部に円安の影響が出始めている可能性
2017 年 1 月全国コア CPI を財・サービス別の前年比で見ると、耐久消費財(2016 年 12 月:
前年比▲2.4%→2017 年 1 月:同▲2.0%)は 7 ヶ月連続のマイナスとなったものの、マイナス
幅は縮小した。品目別に前月からの変化を見ると、「携帯電話機」と「パソコン(ノート型)」
の値下げがマイナスに寄与する一方で、
「電気冷蔵庫」
「電気掃除機」
「テレビ」の値上げなどが
押し上げ要因となった。特に、
「テレビ」は上昇傾向となっており、その背景として、液晶パネ
ル価格の上昇に加え、円安の影響が出始めている可能性も指摘できる。
半耐久消費財(2016 年 12 月:前年比+0.8%→2017 年 1 月:同+1.0%)は、前月から伸び
率が上昇した。品目別では、
「カーナビゲーション」の値上げや、女性物の一部衣料品などの価
格上昇が押し上げに寄与した。
コア非耐久消費財(除く生鮮食品)
(2016 年 12 月:前年比▲0.7%→2017 年 1 月:同+0.2%)
は 25 ヶ月ぶりのプラス(消費税の影響を除くベース)となった。エネルギー価格(5 品目)に
ついては、
「電気代」
「都市ガス代」
「プロパンガス」
「灯油」
「ガソリン」の全てが前月から上昇
しており、特に「ガソリン」と「灯油」の上昇幅が大きい。
サービス(2016 年 12 月:前年比+0.2%→2017 年 1 月:同+0.2%)は、41 ヶ月連続のプラ
スとなり、伸び率は前月から横ばいとなった。品目別に寄与度の変化を見ると、「宿泊料」「外
国パック旅行」
「火災・地震保険料」が押し上げに寄与する一方、
「通信料(携帯電話)」の値下
げの影響が大きな重石となった。
図表3:全国コア CPI の内訳(消費税除く)
4
(前年比、%)
(前年比、%)
3
2
図表4:全国コア CPI の前年比と寄与度
8
3.5
6
3.0
4
2.5
2
2.0
1
0
1.5
0
-2
1.0
-1
-4
0.5
-6
0.0
-2
-8
-0.5
-3
-10
-1.0
-4
-12
-1.5
12
13
14
15
16
コアCPI
半耐久消費財
コア非耐久消費財
サービス
耐久消費財(右軸)
17
(年)
(前年比、%、%pt)
12
13
消費税の影響
エネルギー
半耐久消費財
コアCPI
14
15
16
17(年)
サービス
コアコア非耐久消費財
耐久消費財
(注1)コアCPIは生鮮食品を除く総合、コア非耐久消費財は生鮮食品を除く非耐久消費財、コアコア非耐久
消費財は生鮮食品及びエネルギーを除く非耐久消費財。
(注2)2014年4月~2015年4月における消費税の影響は大和総研による試算値。
(出所)総務省統計より大和総研作成
4/8
全国コア CPI の前年比はプラス圏で推移しよう
先行きの全国コア CPI の前年比は、基調として見るとプラス圏で推移するとみている。これ
は、2016 年 11 月の米大統領選挙後に、円安・ドル高が大きく進行して物価上昇圧力が急速に高
まっているほか、昨年の 11 月末以降の OPEC(石油輸出国機構)加盟国及びロシアなどの非 OPEC
加盟国の減産合意後に、原油価格と LNG(液化天然ガス)価格が強含んでいることによる。さら
に、マクロの需給バランスを示す GDP ギャップがこれまで改善していたことも消費者物価の押
し上げに寄与すると考えている。当面の焦点は、円安と原油・LNG 高の持続性であり、緩やかな
円安と原油・LNG 高が今後も進行する場合には、2017 年後半以降、全国コア CPI の前年比は+1%
を超える水準まで上昇するとみている。ただし、足下で昨年 11 月以降の円安と原油価格上昇の
動きに一服感が出ている点に留意したい。
原油価格については、OPEC が昨年 11 月 30 日に合意した原油減産の順守状況、さらには 2016
年後半から増加基調にある米国のリグ稼働数と米国のシェールオイル生産量、さらには高水準
に積み上がっている米国の原油在庫の動向が注目される。
「電気代」の先行きに関して、2017 年
2~3 月は全 10 社が値上げする予定となっており、円安と原油・LNG 高を背景に値上げの動きが
鮮明になっている。他方、2015 年末から 2016 年夏場にかけての円高に伴う一部の耐久消費財価
格の弱さや、食料品と日用品のプラス寄与縮小がしばらく消費者物価の重石になるとみられる
が、これらの影響も今後は徐々に剥落することとなろう。
また、最近の円安の影響に関しては、2015 年に見られたような食料品、日用品、外食、耐久
消費財を中心とする「値上げラッシュ」が再来する可能性も指摘できる。ただし、2016 年夏場
までの円高局面において値下げに転じたのは耐久消費財に限られ、それ以外については値下げ
の動きが一部に留まっており、現在の為替水準の下では追加値上げをしなくても円安に伴うコ
スト上昇分を吸収できると考えられる。このため、2015 年に比べると、
「円安のみ」に起因する
値上げの動きは、耐久消費財を除いて限定的なものとなる可能性が高い。
以上のような全国コア CPI の動向を勘案すると、円安と原油・LNG 高の追い風を受け、消費者
物価は日本銀行のインフレ目標に向けて緩やかに上昇すると見込まれる。その結果、日本銀行
のインフレ目標実現の想定時期(現在、2018 年度頃)はしばらく据え置かれる公算が大きい。
ただし、それでもなお日本銀行の「2%」というインフレ目標のハードルは高く、今後も総じて
緩和的な政策スタンスが維持されるだろう。他方、政府は、月例経済報告において、消費者物
価の基調判断を 2016 年 8 月から 2017 年 2 月まで 7 ヶ月連続で「横ばいとなっている」として
いる。全国コア CPI と内閣府が重視する参考系列(「生鮮食品、石油製品及びその他特殊要因を
除く CPI」)の今後の見通しを踏まえると、2017 年春頃に基調判断を上方修正する可能性が生じ
ている。
5/8
図表5:輸入物価と企業向け価格
図表6:コア指標の推移
(前年比、%)
(前年比、%)
20
2.0
3
15
1.5
2
10
1
5
0
0
-1
-5
-2
-10
-0.5
-3
-15
-1.0
-4
-20
-1.5
-5
-25
4
10
11
12
13
14
15
16
17
(前年比、%)
1.0
0.5
0.0
-2.0
11
(年)
企業物価
企業向けサービス価格
輸入物価(円ベース、右軸)
12
13
14
15
16
コアCPI
コアコアCPI
新コアコアCPI
内閣府の参考系列
17
(年)
(注)企業物価、企業向けサービス価格は消費税を除くベース。 (注1)新コアコアCPIは、生鮮食品とエネルギーを除く総合。
(注2)内閣府の参考系列は、コアCPIから石油製品、電気代、
(出所)日本銀行統計、各種資料より大和総研作成
都市ガス代およびその他特殊要因を除く総合。
(注3)2014年4月~2015年4月は、消費税の影響を除くベース。
(出所)総務省、内閣府統計より大和総研作成
図表7:家計の期待インフレ率(1 年先)●
6
(%)
図表8:全国 CPI のエネルギーの寄与度
1.0
5
(%pt)
0.5
4
0.0
3
-0.5
2
-1.0
1
-1.5
0
10
11
12
13
内閣府(旧)
14
15
16
内閣府(新)
17
(年)
日本銀行
(注1)内閣府の期待インフレ率は消費税の影響を含む、
日本銀行は含まない。
(注2)内閣府と日本銀行の期待インフレ率のいずれに
おいても上方バイアスがあるため、方向や
相対的な水準で評価する必要がある。
(出所)内閣府、日本銀行統計より大和総研作成
13
14
電気代
灯油
エネルギーの寄与度
15
16
ガス代
ガソリン
(注)寄与度は、対コアCPI。
(出所)総務省統計より大和総研作成
17
(年)
6/8
図表9:GDP ギャップと全国コア CPI
6
(前年比、%)
(%)
4
4
3
2
2
0
1
-2
0
-4
-1
-6
-2
-8
-3
-10
-4
85
90
95
00
GDPギャップ(2四半期先行)
05
10
15
全国コアCPI(右軸)
(注1)コアCPIは生鮮食品を除く総合、2014年4月~2015年4月における消費税の影響は
日銀の試算値を用いて調整。
(注2)GDPギャップの予想値は大和総研による。
(出所)総務省、内閣府統計、日本銀行資料より大和総研作成
(年)
7/8
財・サービス別にみたコアCPIの動き
全国コアCPIの財・サービス別寄与度分解
3.5
耐久消費財
(前年比、%、%pt)
0.4
3.0
0.3
2.5
0.2
2.0
0.1
(コアCPIへの寄与度、%pt)
0.0
1.5
-0.1
1.0
-0.2
0.5
-0.3
0.0
-0.4
-0.5
-0.5
-1.0
-0.6
-1.5
12
13
14
耐久消費財
コアコア非耐久消費財
サービス
コアCPI
15
16
17
-0.7
12
(年)
半耐久消費財
エネルギー
消費税の影響
13
携帯電話
冷暖房用器具
耐久消費財
14
15
教養娯楽
その他
16
17
家事用耐久財 (年)
消費税の影響
(注)2014年4月~2015年4月における消費税の影響は大和総研による試算値、コアCPIは生鮮食品を除く総合、コアコア非耐久消費財は生鮮食品及び
エネルギーを除く非耐久消費財。
(出所)総務省統計より大和総研作成
半耐久消費財
0.4
非耐久消費財(生鮮食品、エネルギーを除く)
(コアCPIへの寄与度、%pt)
1.2
(コアCPIへの寄与度、%pt)
1.0
0.3
0.8
0.2
0.6
0.4
0.1
0.2
0.0
0.0
-0.1
-0.2
12
13
14
15
16
家具・家事用品
被服及び履物
教養娯楽
自動車関連
身の回り品
その他
消費税の影響
半耐久消費財
17
12
(年)
13
14
15
16
食料
家事用消耗品
保健医療
教養娯楽
たばこ
その他
消費税の影響
非耐久消費財
17
(年)
(注)2014年4月~2015年4月における消費税の影響は大和総研による試算値。
(出所)総務省統計より大和総研作成
一般サービス
0.8
公共サービス
(コアCPIへの寄与度、%pt)
0.5
0.6
0.4
0.4
0.3
0.2
0.2
0.0
0.1
-0.2
0.0
(コアCPIへの寄与度、%pt)
-0.1
-0.4
12
13
14
外食
家事関連
通信・教養娯楽等
消費税の影響
15
16
家賃
教育関連
その他
一般サービス
17
(年)
(注)2014年4月~2015年4月における消費税の影響は大和総研による試算値。
(出所)総務省統計より大和総研作成
12
13
14
家賃
医療・福祉関連
教育関連
消費税の影響
15
16
保険料等
運輸・通信関連
教養娯楽関連
公共サービス
17
(年)
8/8
他の関連指標の動向
輸入物価と企業向け価格
4
名目実効為替と原油価格
(前年比、%)
(前年比、%)
20
3
15
2
10
1
5
0
0
-1
-5
-2
-10
-3
-15
-4
-20
140
(ドル/バレル)
(2010=100)
120
-5
10
11
12
13
14
15
企業物価
70
80
100
90
80
-25
17(年)
16
60
↑
円安
100
60
110
40
120
円高
↓
20
10
11
12
13
14
WTI原油先物価格
企業向けサービス価格
15
130
17 (年)
16
ドバイ原油スポット価格
名目実効為替(右軸、逆目盛)
輸入物価(円ベース、右軸)
(注)企業物価、企業向けサービス価格は消費税を除くベース。
(出所)日本銀行統計、各種資料より大和総研作成
企業物価(最終財:うち耐久消費財)
25
企業物価(最終財:うち非耐久消費財)
(前年比、%)
20
20
(前年比、%)
15
15
10
10
5
5
0
0
-5
-5
-10
-10
-15
-15
-20
10
11
12
13
耐久消費財
14
15
うち国内品
16
17
うち輸入品
(年)
10
11
12
13
非耐久消費財
14
15
うち国内品
16
うち輸入品
17
(年)
(注)企業物価は消費税を除くベース。
(出所)日本銀行統計より大和総研作成
家計の期待インフレ率(1年先)
6
ガソリン価格と灯油価格
(%)
180
(円/リットル)
(円/18リットル)
1,900
170
5
2,000
1,800
160
4
1,700
1,600
150
1,500
3
140
2
1,400
1,300
130
1,200
1
120
1,100
110
0
10
11
12
内閣府(旧)
13
14
内閣府(新)
15
16
日本銀行
17
(年)
12
13
14
15
レギュラー・ガソリン店頭価格
16
1,000
17 (年)
灯油店頭価格(右軸)
(注1)内閣府の期待インフレ率は消費税の影響を含む、日本銀行は含まない。
(注2)内閣府と日本銀行の期待インフレ率のいずれにおいても上方バイアスがあるため、方向や相対的な水準で評価する必要がある。
(出所)左図は内閣府、日本銀行、右図は資源エネルギー庁統計より大和総研作成