冊子あり（監査報告書） 平成２９年２月２２日 市政記者クラブ 様 監査事務局次長 横井 ℡９７２−３３２２ 定期監査等の結果を公表します 監査委員から、別添の平成２９年名古屋市監査報告書（第１号）を市長・議会へ 提出しましたので、その内容を公表します。その概要は次のとおりです。 なお、監査報告書の内容は、名古屋市公式ウェブサイトの「監査」の項でもご覧 いただけます(http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/ 56-0-0-0-0-0-0-0-0-0 .html)。 １ 監査種別・監査対象 定期監査・行政監査 ①住宅都市局・財政局（工事）、②消防局・財政局（工事） 出資団体監査 公益財団法人なごや建設事業サービス財団始め５団体 公の施設の指定管理者監査 コングレ・名古屋観光コンベンションビューローコンソーシアム ２ 監査期間 平成２８年４月から平成２９年２月まで（今回公表分の全体として） ３ 監査結果 是正改善等を要する指摘事項 合計 ３１ 項目 監査種別・監査対象 定期監査・行政監査 指摘事項 ７項目 住宅都市局・財政局（工事） ５項目 消防局・財政局（工事） 出資団体監査（５団体） ２項目 ２４項目 公益財団法人なごや建設事業サービス財団 ４項目 名古屋市住宅供給公社 ８項目 名古屋市住宅供給公社（工事） ４項目 名古屋高速道路公社 ３項目 若宮大通駐車場株式会社 １項目 公益財団法人名古屋観光コンベンションビューロー ４項目 公の施設の指定管理者監査（１団体） コングレ・名古屋観光コンベンションビューローコンソーシアム - 1 - ０項目 ０項目 ４ 主な指摘事項等の内容 （今回の監査結果に係る主な指摘事項及び意見等を掲げています。事項の詳細やその他 の事項については添付の報告書をご覧ください。） 報告書 監査種別 監査対象 主 な 指 摘 事 項 及 び 意 見 等 ページ 住宅都市局・ 財政局（工 事） 定期監査 行政監査 消防局・財政 局（工事） 公益財団法 人なごや建 設事業サー ビス財団 出資団体 監査 名古屋市住 宅供給公社 指摘事項２(1) 歩行者通路の整備について 歩行者通路における溝蓋の設置にあたり、福祉都市環境整備指針 に基づく必要がある場合は、格子の目が細かい溝蓋を設置すること としているが、格子の目が粗い溝蓋を設置しており、格子部分につ えの先端や車いすのキャスター等が落ち込むおそれがある事例が見 受けられた。福祉都市環境整備指針に基づいて溝蓋を設置する必要 がある場合は、高齢者や障害者をはじめ誰もが安全に通行できるよ う適切な設計及び施工を実施されたい。 3 意見 施設利用者に配慮した施設の整備について 住宅都市局においては、法令や工事監理の方法などの基本的な知 識を身につけるための研修はもとより、完成後の施設や工事中の施 設を活用し施設利用者に十分配慮した施設とするための工事監理能 力の向上を目的とした研修の機会を増やすなど、職員の技術向上を 継続的に図り、施設利用者が安全で安心して使用できる施設の整備 により一層努められたい。 6 指摘事項(1) 産業廃棄物の処理について 産業廃棄物について、消防局が事業者として適正に処理している か確認したところ、委託先の業者は、運搬の許可を受けていたが、 処分の許可を受けていない者であり、産業廃棄物管理票も事業者と して交付していなかった事例が見受けられた。 産業廃棄物の処理にあたっては、事業者としての責務を認識し、 廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき適正に実施されたい。 9 指摘事項１ 現金の管理について サービス財団の現金の管理について確認したところ、収納した現 金を経理担当者 1名のみで取り扱っており、他の職員の確認や承認 等が行われていなかった。また、現金の管理帳簿も承認欄がないな ど、記載事項が不十分で、書式も部署ごとに作成され、組織で統一 されていなかった。 サービス財団にあっては、会計規程に従い出納責任者及び出納員 が現金残高と関係帳簿の照合を実施されたい。また、現金の管理帳 簿の統一を検討されたい。 18 指摘事項５(1) 財産目録の不備について 財産目録における事業未収金等の金額がシステムと一致しなかっ たため、この原因を調査したところ、システムの金額を誤って総勘 定元帳に転記したこと等によるものと判明したが、一部、調査して も原因が不明なものもあった。なお、これまでシステムと総勘定元 帳や財産目録との突合は行われておらず、過去から不一致が続いて いた。 供給公社にあっては、原因を追究した上で、必要な処理手続によ り財産目録とシステムの金額を一致されたい。また、システムと総 勘定元帳との定期的な照合を行われたい。 29 - 2 - 監査種別 出資団体 監査 監査対象 主 な 指 摘 事 項 及 び 意 見 等 報告書 ページ 所管局への意見 供給公社への指導について 今回の監査では、財産目録に不備があったほか、土地及び建物に 係る貸借対照表価額の計上誤りなど、会計処理に関する不適正な事 例が多く見受けられた。 供給公社の所管局である住宅都市局にあっては、団体の円滑な運 営のため、適正な会計処理が確保されるよう指導に努められたい。 33 名古屋市住 宅供給公社 （工事） 指摘事項２(1) 給水管の耐圧試験について 供給公社では、市営住宅の給水管改修工事にあたり、施工した管 に水漏れがないかなどを耐圧試験により確認している。直結方式に よる給水管の場合は、管の内部に圧力をかける値を1.75メガパスカ ルとしなければならなかったが、この圧力値で試験を行っていない 事例が見受けられた。 給水装置に該当する給水管の耐圧試験については、適正な圧力値 が確実に採用されるよう特記仕様書を見直すなどにより、適正な耐 圧試験を実施されたい。 36 名古屋高速 道路公社 指摘事項１ 原因者負担金に係る手数料について 道路公社では、高速道路を損傷する行為等により復旧工事等の必 要が生じた場合には、当該原因者にその費用及び事務費（以下「原 因者負担金」という。）について費用負担命令を行っている。所定 の期限までに納付されない場合には、督促状を郵送して納入を督促 しているが、この場合においては、督促状 1通につき52円の手数料 を徴収することとされている。 原因者負担金に係る事務について確認したところ、道路公社では 手数料を徴収していなかった。 道路公社にあっては、手数料を適正に徴収されたい。 47 若宮大通駐 車場株式会 社 指摘事項 情報保護について 情報保護について確認したところ、情報保護規程に基づく緊急事 態対応計画が策定されていなかった。また、業務用パソコンを起動 する際に入力するパスワードの更新時期､頻度について定められて おらず、各職員の判断に委ねられていた。 若宮駐車場にあっては、情報保護規程に従って緊急事態対応計画 を策定されたい。また、不正アクセス行為を防止するため、適切な パスワードの管理について検討されたい。 54 公益財団法 人名古屋観 光コンベンシ ョンビューロ ー 指摘事項１ 貯蔵品の有効利用について 貯蔵品として計上されているテレホンカード（平成 27 年度末残 高 1,361,500 円）が長期間使用されず保管されていた。 ビューローにあっては、有効に利用することを検討されたい。 64 - 3 - （質問等連絡先について） 【定期監査・行政監査】 住宅都市局・財政局（工事） 消防局・財政局（工事） 【出資団体監査】 公益財団法人なごや建設事業サービス 財団 名古屋市住宅供給公社 名古屋市住宅供給公社（工事） 名古屋高速道路公社 若宮大通駐車場株式会社 公益財団法人名古屋観光コンベンション ビューロー 【公の施設の指定管理者監査】 コングレ・名古屋観光コンベンション ビューローコンソーシアム 工事監査室長 工事監査室長 大 大 石(℡972-3329) 石(℡972-3329) 特別監査室長 特別監査室長 工事監査室長 特別監査室長 特別監査室長 加 加 大 加 加 藤(℡972-3318) 藤(℡972-3318) 石(℡972-3329) 藤(℡972-3318) 藤(℡972-3318) 特別監査室長 加 藤(℡972-3318) 特別監査室長 加 藤(℡972-3318) - 4 -
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