平成27年度の旭川市役所の事務事業による温室効果ガス排出量

平成27年度の旭川市役所の事務事業による温室効果ガス排出量について
旭川市環境部
1
旭川市の事務事業により発生した温室効果ガス排出量
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平成27年度の温室効果ガス排出量は,108,162.6 t-CO2 でした。
なお,平成28年3月に旭川市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)
「エっコらしょ」の改訂に
伴い,排出量の算定対象施設として,新たに指定管理施設を追加し,公用車の利用に係る排出量
も算定対象としたため,総排出量は前年度比 112.2%に増加しました。
なお,前年度と同じ算定対象で比較した場合でも,前年度比 101.6%の増加となりました。
表1 旭川市役所の温室効果ガス排出量
(単位:t-CO2)
平成27年度
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前年度対象分
(参考)
平成26年度
揮発油・灯油
4,570.7
3,872.5
3,973.7
軽油・A 重油
16,112.3
14,203.9
14,248.5
LP ガス
93.5
39.1
39.4
都市ガス・天然ガス
7,777.8
6,810.1
5,912.8
電気
42,130.4
36,898.5
39,159.4
廃棄物の焼却
12,807.0
12,807.0
10,541.5
廃棄物の埋立
4,456.3
4,456.3
4,237.5
麻酔ガス
0.0
0.0
0.0
下水処理(汚水処理)
3,444.5
3,444.5
3,708.9
下水処理(汚泥焼却)
14,966.6
14,966.6
14,211.1
家畜(市営牧場)
404.9
404.9
361.4
公用車
1,398.6
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合計
108,162.6
97,903.4
96,394.3
前年度比
122.2%
101.6%
主な増減要素と分析
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市立病院の重油ボイラーを都市ガス用に切り替えたことに伴い,都市ガスの消費量が増えたため,
都市ガス由来の温室効果ガス排出量が大きく増加しています。なお,切り替えに伴い重油の消費
量が削減されたため,全体の温室効果ガス排出量にはほとんど影響していません。
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また,一部の学校施設の電気暖房設備も都市ガス用に切り替えたことに伴い,都市ガスの消費に
よる温室効果ガス排出量が増えましたが,その代わりに電気利用に係る温室効果ガス排出量が大
きく減少したことで,一定程度の温室効果ガス排出量の抑制効果が得られました。
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近文清掃工場で焼却処理している廃棄物に含まれるプラスチック類の割合が増えたことに伴い,
廃棄物の焼却に係る温室効果ガス排出量が増加しました。
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近文清掃工場の基幹的設備改良工事により,発電機等の更新工事期間中に自家発電不能となった
分,買電量が大幅に増加したことも,温室効果ガス排出量全体が増加した一因になっています。