契約はよく考えて慎重に!

まちかど情報特派員
リポート
今回は、まちかど情報特派員 石黒圭吾さんが取材しました。
地域でつなぐ伝統行事
中区で鳥追いまつり
鳥追いまつりは、農作物を害する鳥類を追い払っ
て豊作を願う行事で、主に東日本の農村地域で行わ
れており、市内の中区でも明治末期から昭和の初期
にかけて行われていました。その後途切れてしまい
ましたが、平成14年に当時の区長がこの伝統行事を
継承しようと復活させ、以後中区の行事として定着
し、本年で14回目を迎えました。
まつり当日の1月14日、寒風が吹く中、中農村集
落センターに小学生49人が集まりました。子どもた
ちは、太鼓をたたきながら、家内安全や商売繁盛、
初孫誕生祝いなどを盛り込んだ「鳥追いはやし」を歌
い、中地区内の各家庭を回りました。訪問された家
では、あたたかく家主が
出迎え、子どもたちにお
菓 子 や お 祝 い を 渡 し て、
一緒に新年を祝い、労を
ねぎらいました。
各家庭を回り終えた子
どもたちは、集落センター
▲各家庭では家主がお出迎え
でお菓子や豚汁を
食べ、ひと休みした
後、今度は、鹿嶋斎
苑下の大排水路付
近に作られた、鳥追 ▲豊作を願い鳥追い小屋に点火
い小屋へ移動しました。
小屋は高さ約5m、横2.5m四方で、燃えやすい松
もうそうちく
や孟宗竹、わらをたくさん詰めて作られています。
夕方5時、地区の大人や子どもが見守る中、代表
の子どもたちと区長が小屋に点火をしました。小屋
は、たちまち真っ赤な炎に包まれて燃え上がり、鳥
も驚いて逃げ出すような、孟宗竹から“バチバチ”と
いう大きな音が響き渡りました。
区長の高橋健次郎さんは「子どもの数が年々少なく
なっているが、この伝統行事を後世まで残したい」と
炎の明かりで真っ赤に染まった顔で話してくれまし
た。
取材を終え、区長の言葉が心に残る中、北浦湖畔
から吹く風が心地よく帰路に着きました。
契約はよく考えて慎重に!
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2017年2月15日号
№539
【発行】鹿嶋市 〒314-8655 茨城県鹿嶋市大字平井1187-1
【編集】政策企画部 秘書広報課 0299-82-2911(代表) 0299-82-0789
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