平成28年11月25日(金) 愛知県県民生活部統計課 統 計 分 析 グ ル ー プ 担当 高瀬・田村 内線2358・2262 ダイヤルイン 052-954-6477 この資料の内容はインターネットでご覧になれます。 アドレス http://www.pref.aichi.jp/toukei/ 「平成26年度 あいちの県民経済計算」の概要 平成 26 年度の本県経済は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動減により、個人消費が低迷するなど 回復の動きが弱まった。年度後半には、円安の進行もあり輸出や設備投資の増加がみられたものの、1年を 通じて景気は足踏み状態で推移した。その結果、経済成長率は名目で4年連続のプラスとなったが、実質で は5年ぶりにマイナスとなった。 主要指標 ○ 愛知県の経済規模を示す県内総生産(名目) 35兆9903億円(前年度35兆3915億円、前年度比1.7%増) ・国内総生産(GDP)に対する全国シェア7.4%(前年度7.3%) ○ 物価変動分を除いた実質経済成長率 △0.0%(注)(前年度+1.1%) ・国の実質経済成長率(△0.9%)を上回ったものの、5年ぶりにマイナスとなった。 (注)実質成長率△0.0%とは、△0.02%を小数点第二位で四捨五入したものである。 ○ 所得水準を示す一人当たり県民所得(企業所得を含む) 352万3千円(前年度354万9千円、前年度比0.7%減) ・県民所得を総人口で割った指標で、賃金に相当する雇用者報酬のほかに、企業所得、財産所得を含む。 ・5年ぶりの減少となったが、一人当たり国民所得(286万8千円)と比べると22.8%上回っている。 1 県内総生産(生産側、実質) 〔p.3-5〕 (1)製造業は、主力の輸送用機械が減少したことなどもあり、前年度比0.9%減と5年ぶりに減少した。 (2)非製造業も、卸売・小売業が同2.9%減となるなど、全般に低迷した。 2 県民所得(分配、名目) 〔p.6-7〕 (1) 県民雇用者報酬は、前年度比2.1%増と2年連続で増加した。 (2) 企業所得は、民間法人企業所得が減少し、全体でも同8.0%減と4年ぶりに減少した。 3 県内総生産(支出側、実質) 〔p.8-10〕 (1) 民間最終消費支出は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動により「家具・家庭用機器・家事サ ービス」などが大幅に減少したこともあり、全体で前年度比2.5%減となった。 (2)民間住宅投資も駆け込み需要の反動により同15.3%減と大幅に減少したが、民間企業設備投資は同 0.5%増と増加を維持した。 4 国際比較〔p.11〕 愛知県の総生産規模は、マレーシアとシンガポールの間の35位(前年度は33位) 。 なお、都道府県順位は、未公表の都道府県があるため未確定。ただし、平成25年度まで58年連続で全国3位。
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