第3次三田市地球温暖化対策実行計画 (さんだエコプラン 21(Ⅲ))の

【市長記者会見資料】
平成 29 年 2 月 13 日
市民生活部環境共生室
環 境衛 生課 (担 当: 塩谷 )
直通:559-5064 内線:2740
第3次三田市地球温暖化対策実行計画
(さんだエコプラン 21(Ⅲ))の策定について
1
計画策定の背景
三田市地球温暖化対策実行計画は、「地球温暖化対策の推進に関する法律」(以下「温
対法」)に基づき地方公共団体が策定する庁内行動計画であり、行政事務事業から排出さ
れる温室効果ガスの排出量を抑制するため、平成 13 年度に当初計画を策定し地球温暖化
対策の取り組みを進めてきました。
今回、現計画である第 2 次計画の期間終了を受け、新たに第 3 次地球温暖化対策実行
計画(さんだエコプラン 21(Ⅲ))を策定し、平成 29 年度より運用を開始します。
13
計画期間
2
(5年間)
17
27 28
第 3 次計画期間
第 2 次計画期間
20
(8年間)
第3次策定
第 1 次計画期間
基準年
18 19
第2次策定
基準年
第1次策定
基準年
11 12
27
29 (5年間) 33
第2次計画の概要と結果
基準年
平成 18 年度
計画期間
平成 20∼27 年度(3 年間延長)
対象ガス
4 種類(CO₂(二酸化炭素),CH₄(メタン),N₂O(一酸化二窒素),
HFCs(ハイドロフルオロカーボン類))
削減目標
6%
削減実績
10.2%
3
第3次計画の基本的事項
基準年
平成 27 年度
*本庁舎完成後温室効果ガス排出量算定が可能な直近年度
計画期間
平成 29∼33 年度
対象ガス
4 種類(CO₂,CH₄,N₂O,HFCs)
削減目標
9.5% *国の目標に準拠
*第 2 次計画と同様
4
第3次計画の削減目標について
(1)国の施策との整合
国は、国連気候変動枠組条約第 21 回締約国会議(COP21)で採択されたパリ協定
に基づき、平成 28 年 5 月に地球温暖化対策計画を閣議決定し、2013 年度(平成
25 年度)と比べて、2030 年度(平成 42 年度)までに温室効果ガスの排出量を 26%
削減するという目標を掲げています。
【市の事務事業該当分】
国の目標値には産業部門や民生家庭部門での削減目標も含まれているため、部
門別の削減目標を市の事務事業部門に限定した場合、平成 42 年度で 24.8%の削減
が必要となります。
(2)県の施策との整合
県は、平成 28 年 7 月に地方公共団体実行計画(事務事業編)として、環境率先
行動計画(ひょうごエコアクションプログラム・ステップ 5)を策定しており、目
標設定にあたっては上記の国の目標をベースに 2030 年度の県の目標値を設定して
います。
(3)市の削減目標
国および県の計画との整合をとりつつ市の設定する計画期間(平成 33 年度)に到
達すべき値として、基準年度に対して 9.5%の削減を本計画の目標とします。
(t-CO2)
地球温暖化対策計画の期間
第3次計画の期間
▲9.5%(平成 27 年度比)
(▲10.7%:平成 25 年度比)
36,275
35,824
32,409
▲24.8%
(平成 25 年度比)
27,287
平成25
年度
第3次計画
の基準年
第3次計画
の最終年
平成27
年度
平成33
年度
平成42
年度
5
目標達成のための取り組み
(1)基本方針
(ア)従前の取り組みの徹底
施設や設備・機器、公用車の運用改善などのソフト的取り組み、省エネ・高効
率機器への更新などのハード的取り組み、グリーン購入の推進など、第 1 次及び
第 2 次計画に設定した温室効果ガス削減措置は、第 3 次計画においても継続的に
実施します。
(イ)カーボン・マネジメントの強化
施設ごとに、温室効果ガスの排出状況の把握、増減要因の分析、分析に基づく
施策の実施や効果の検証など、企画・実行・評価・改善の一連のプロセス(カー
ボン・マネジメント)による取り組みの組織的・継続的な実施をします。
(ウ)市民・事業者の取り組みへの発展
市の温室効果ガス排出上位施設には、ごみ処理、上下水道など市民サービス事
業に関わる施設が占めています。加えて、同種の施設では、ごみ処理量、配水量、
汚水処理量など施設の主要事業に関わる稼働状況がエネルギー使用量や温室効果
ガス排出量の増減に支配的に影響するため、市民・事業者に対するごみ減量・リ
サイクル、節水など意識啓発を促すことで、省エネルギー化や温室効果ガスの排
出抑制を図ります。
(エ)「COOL CHOICE」の促進
温室効果ガスの目標達成に向けて政府・国民・事業者などが一丸となって取り組
む上での旗印として、政府が掲げた国民運動のコンセプトであり、この運動は、私
たちが日常的に省エネ・低炭素型の「製品」
「サービス」
「行動」などを優先する「賢
い選択」を促すものです。
市は、職員個々が「COOL CHOICE」の精神を行動原則として環境負荷の低減に配
慮した製品の購入や節電・節約などを行うことで地球温暖化対策の推進を目指すと
共に、この活動を支援することで、市民・事業者に対してもこの国民運動の波及を
目指します。
(2)具体的な取り組み
(ア)省エネ法の管理標準による運用
「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」(通称「省エネ法」)により三田
市では平成 23 年度より、エネルギーの消費が大きい施設(20 施設)について、施
設ごとに管理標準(エネルギー消費機器の管理マニュアル)を策定・運用していま
す。今回、従来の施設 20 施設の管理標準内容を見直すとともに、新たに 6 施設策
定し、管理標準による取り組みを実施します。
管理標準策定施設
従来 20 施設
所管部署
地域支援課
文化スポーツ課
環境衛生課
クリーンセンター
浄水施設課
健康増進課
こども支援課
公園みどり課
消防本部
管理標準策定施設(従来 20 施設)
有馬富士共生センター、高平ふるさと交流センター、
広野市民センター、藍市民センター、
フラワータウン市民センター、ウッディタウン市民センター、
さんだ市民センター
三田市立図書館、有馬富士自然学習センター、
三田市総合文化センター、
ガラス工芸館
聖苑
クリーンセンター、環境センター
古城浄水場
総合福祉保健センター
三田保育所
駒ヶ谷運動公園
消防本部、消防西分署
新規 6 施設
所管部署
公園みどり課
地域支援課
管財営繕課
消防本部
学校給食課
管理標準策定施設(新規 6 施設)
城山公園
ふれあいと創造の里
三田市庁舎
消防東分署
ゆりのき台給食センター、清水山給食センター
(イ)行動マニュアルの運用
日頃の取り組み項目をまとめた行動マニュアルに基づき、職員一人ひとり及びエ
ネルギー消費量の小さい施設は、温室効果ガス削減等について取り組みを進めます。