とみおか議会だより 第189号

とみおか
議会だより
Vo l .
189
20
1 7.1.20
12月の
定例会
2 帰還を間近に真剣議論!
●
町民との意見交換会開催
13 紆余曲折
●
避難指示解除の政府方針
18 先進地に学ぶ
7 ズバリ!! 町政を問う ●
●
5議員が質問
TOMIOKA GIKAI DAYORI
石巻市・女川町 行政視察
輝かしい未来へ 笑顔でピース!/富岡町成人式
発行:福島県富岡町議会 住所:〒963-0201 郡山市大槻町字西ノ宮 48-5
TEL.0120-33-6466 FAX.024-961-3441
町民との
意見交換会開催
平成28年9月29日 午前
三春交流館 まほら
20人
平成28年10月4日 午前・午後
ビッグパレットふくしま
50人
平成28年10月6日 午前・午後
いわき支所多目的集会所
50人
【いただいた主な意見】
●徹底した除染による線量の低減
●町内の防犯対策の強化
●インフラ復旧・住環境の整備
避難したてのころとは
う話になってくると思
ときに、町村合併とい
インフラ整備などに
ある程度めどがついた
だと思う。
大切なのは、人づくり
私は、将来的なまち
づくりを考えたときに
【高野泰議員】
だいぶ変わってきた。
うが、ただ、被害状況
富岡町にかかわる人
が来てよかったと思え
【渡辺英博副議長】
議員として、これか
らの富岡町の将来像を
や財政状況がそれぞれ
るような誇りが持てる
問 震 災 か ら 6 年 目
に入り、町民の意識も
どう考えるか。
の町村ですごく違うの
まちをつくり、次世代
考えると、町として成
【渡辺三男議員】
はいかないとは思う。
で、 合 併 と い う 話 に
答
【塚野芳美議長】
議員の中でも、今後
合併をしなければやっ
ていけないという話が
何年先になるかわか
らないが、将来的には
り立っていけるかとい
帰還する方の多くが
高齢者だということを
が、将来的な合併より
双葉郡が1つにならな
うのは疑問がある。
取り組んでいる。合併
すということに全力で
ふるさと富岡を取り戻
ちづくりをしていく必
そのために、今、しっ
かりと先を見据えたま
思っている。
と少し視野を広げて考
視点から双葉郡全体へ
今後は、医療や教育
等、富岡町だけという
議論は次のステップに
えるべきだと思う。
要がある。
るような状況をつくり、 いとやっていけないと
も、今はとにかく帰れ
出ていることも事実だ
【安藤正純議員】
につないでいきたい。
●特養を含めた高齢者福祉対策
なったとしても簡単に
●町の基幹産業としての農業のあり方
進んでからになる。
●夜ノ森駅のツツジの保全
●企業誘致・雇用の場の確保
郡山会場(ビッグパレットふくしま)
隣の町村のことも自分
その先は、自分の町
のことだけでなく、近
ければならない。
今後当面の間は富岡
町単体でやっていかな
と思えるような復興を
岡町ってすばらしいな
興期に移った時に、富
る。今の復旧期から復
きたいという思いがあ
自分の子どもや孫に
ふるさとをつないでい
【堀本典明議員】
の町のことのように考
成し遂げられるかが重
そうしなければやって
いけないと思う。
今後、家族もどうす
るのか不透明で複雑な
ラ復旧で本当に精いっ
今は人手不足という
こともあって、インフ
まちづくりに取り組ん
人でも多くなるような
いと思う町民の方が一
気持ちの中で、戻りた
ぱいの状況。
でいきたい。
帰還した町民に、生
活の中でどのような生
【高野匠美議員】
みたいと思うようなま
きがいを作ってあげら
の方が富岡町に住んで
ち づく り も 必 要 だ と
れるか、元気に暮らせ
と思っている。
れるかが大切なことだ
る環境を作ってあげら
思っている。
りでなく、町外、県外
今後は震災前に富岡
町に住んでいた方ばか
【早川恒久議員】
【渡辺高一議員】
なっていけると思うし、 要だと思う。
えていければ、1つに
【遠藤一善議員】
三春会場(三春交流館まほら)
いわき会場(いわき支所多目的会議室)
参加人数(およその数)
日 時
場 所
◇意見交換会実績◇
とみおか議会だより 189号 2
3 とみおか議会だより 189号
富岡町議会は、平成28年9月から10月にかけて、県内に避難されている町民の皆さまと
意見交換会を開催しました。
町が避難指示解除の目標に掲げる平成29年4月まで半年を切った現在、長引く避難生活を
送る心境や不安に思っていること、ふるさとへの熱い思いなど、様々なご意見、ご質問をい
ただきました。
議会として、皆さまからいただいたご意見を町政に反映させるため、しっかりと町に提言
していきます。
これからの富岡町を
どう考えるか
帰還を間近に真剣 議論!
こんなことが
人事案件
まりました
動産の取得
人権擁護委員の任期
満了に伴い、新たに高
いて、可決しました。
役 場 庁 舎及び商 業
施設の備品の購入につ
施設の備品を
購入
岡英一さん、坂本栄司
( 月臨時会
人権擁護委員として
適任である
さんの両名を人権擁護
全会一致・原案可決)
て位置付けた曲田・岡
ており、復興拠点とし
また、夏に国より示さ
めとする民間活力によ
ションプラン」
の策定等、 駅前のホテル建設を始
町 と のつ な が り ア ク
る動きも活発になって
本格復興・古里再生に全力で取り組む 町政報告要旨
内地区の整備も、計画
れた帰還困難区域の再
我が町の復興が着実に
こうした状況を踏ま
え、来年4月の帰還開
アの再開・新設、富岡
月1日の町立とみ
お か 診 療 所の開 設 や、
どおり進捗していると
生の方向性等も踏まえ、 きました。
【住環境の整備】
月 日のさくらモー
ころです。
進んでいることを改め
始 目 標 を 見 据 えつつ、
ルとみおかの先行オー
プン等、主要施設が相
て実感しています。こ
来 年3 月 末 までには、
開催する運びとなって
者を決定する抽選会を
始され、近く入居予定
循環のバス運行に係る
富岡間及び復興拠点内
年4月からのいわき〜
区への設置決定や、来
や考え方をしっかりと
国等に対し、町の実情
いたご意見等を踏まえ、 【古里再生に向けて】
民の皆さまからいただ
施した町政懇談会で町
富岡町にとって、本
格復興の正念場は、こ
内にて再開します。
役場の全ての機能を町
【今後の整備計画】
県立の二次救急医療
次いで形になったほか、
機関
「 ふた ば 医 療 セン
のような中、 月に実
災害公営住宅第1期分
ター
(仮称)
」の 王 塚 地
います。また、第2期
新常磐交通株式会社と
の入居申込の受付も開
分についても、100
れからも続きます。私
富岡町総合体育館
災害復旧工事の請負契
約について、可決しま
全会一致・原案可決)
ず、ガソリンスタンド
合型商業施設のみなら
なり、町立診療所や複
既に準備宿泊も開始と
る 見 通 し で す。 ま た、
2月中には概ね完了す
お願いいたします。
なるご理解とご協力を
いく覚悟ですので、更
続き全力で取り組んで
も 各 種 事 業 等に引 き
ものとすべく、今後と
これまで以上に確かな
( 月定例会
全会一致・原案可決)
廃止を行います。
め、栄町駐車場の用途
用地として使用するた
の整備にあたり、住宅
富岡町災害公営住
宅
(第2期第3工区分)
栄町駐車場を廃止
( 月定例会
全会一致・原案可決)
した。
なれるように緩和しま
外に住む方も保証人に
岡町民だけでなく、町
証人の資格要件を、富
入居する際に必要な保
( 町 内の災
町営住宅
害 公 営 住 宅 を 含 む)
に
町営住宅入居者の
負担を軽減
条例改正
やコンビニエンススト
再生への願いを大切に
昨年度より進めてい
る役場機能回復工事は、 しながら、その歩みを
は、町民の皆様の古里
伝えていきます。
総合福祉センター
復旧工事契約
した。
( 月臨時会
【役場機能の再開】
の 協 定 の 締 結、
「人と
災害公営住宅を
取得
富岡町総合福祉セン
ター 復 旧 工 事
【地震 経
( 月臨時会
全会一致・原案可決)
総合体育館
災害復旧工事契約
戸程度の設置が決定し
災害公営住宅
事業用地を取得
富岡町災害公営住
宅整備 事 業
( 第1 期 分
工事契約
富岡町災害公営住
宅整備 事 業
( 第2 期 分
10 4 戸 )
にお け る 事
( 月定例会
全会一致・原案可決)
しました。
業用地の取得について、 の取得について、可決
可決しました。
全会一致・原案可決)
【工事請負契約内容】
○名称 富岡町総合福祉センター復旧工事【地震経年劣化】
○工期 平成29年3月21日まで
○契約金額 86,778,000円
○契約相手方 ㈱倉伸
( 月臨時会
ついて、可決しました。
年劣化】
の請 負 契 約に
不動産の取得
10
戸)
にお け る 住 宅 等
【複合商業施設備品】
※商品陳列棚、カウンター等
契 約 金 額 : 43,612,560円
契約相手方 : ㈱双葉事務器
11
10
【富岡町役場備品】
※机、椅子、ラック等
契 約 金 額 : 73,224,000円
契約相手方 : サトウ事務器機
委員として適任である
と決議しました。
任期は平成 年4月
1日からの3年間です。
( 月定例会 原案可決)
高岡 英一さん
(本町行政区)
とみおか議会だより 189号 4
5 とみおか議会だより 189号
12
12
(夜の森駅前北行政区)
坂本 栄司さん
25
10
町政報告をする宮本町長
29
11
決
50
12
【取得する不動産】
○敷地 大字小浜字中央地内(曲田土地区画整理事業地内)
○戸数 住宅:木造平屋建て40戸、2階建て10戸
集会所:木造平屋建て1棟
○取得予定価格 1,428,755,976円
○取得相手方 大和ハウス工業㈱福島支社
10
【工事請負契約内容】
○名称 富岡町総合体育館災害復旧工事
○工期 平成29年3月21日まで
○契約金額 196,560,000円
○契約相手方 桂建設㈱
12
10
【取得する不動産】
○敷地 大字小浜字反町地内 (曲田土地区画
大字仏浜字釜田地内 整理事業地内)
○面積 7,088.23㎡
○取得予定価格 134,273,055円
○取得相手方 11名の地権者
災害公営住宅
(第2期分)
整備用地
総合福祉センターの現況
総合体育館の現況
10月〜12月 定例会・臨時会 人事案件・動産の取得
不動産の取得・工事契約・条例改正
一般質問
一般質問は、議員が町の行財政全般にわたって執行機関に問題点をただし、
所信の表明を求めて政治姿勢を明らかにするものです。
条例改正・補正予算
12月定例会の一般質問に5議員が登壇し、町の対応や考えなどを問いました。
この紙面では、質問した順に質疑応答の要点をお知らせします。
○安全対策課を生活環境課に変更する。復
興推進課で行っていた環境衛生・一般廃
棄物等の事務を生活環境課
「環境衛生係」
(新設)
で行う。
※その他、既存の係の別の課への移動や統
合がある。
条例改正
5議員が
質 問
う
役場組織の改編
を
○三春出張所・大玉出張所は廃止し、出張
相談窓口の開設等により、町民の利便性
の確保に努める。
目標とする平成 年
4月1日の町民の帰還
○両支所に
「住宅支援係」を新設することに
伴い、生活支援課は廃止する。
環境を整える一環とし
バ
て、役場本庁機能を町
ズ リ
○郡山事務所を
「支所」とし、いわき支所と
同程度の機能を配置する。両支所とも
「総
務係」
「 業務係」
「 健康管理係」
「 住宅支援
係」
の4係体制となる。
内で再開させるための
【平成29年4月1日の組織改編の主な内容】
組織改編を行います。
(12月定例会 全会一致・原案可決)
主な改編の内容は左
表のとおりです。
富岡町課設置条例の一部改正
富岡町役場事務所及び支所並びに出張所の
設置に関する条例の一部改正
29
( 予定)
【富岡町役場 庁舎再開の概要】
◇3月議会は、役場議場で開催
◇役場業務再開時期
≪3/ 6 業務再開≫
・総務課 ・企画課 ・安全対策課
・産業振興課 ・出納室 ・議会事務局
(復旧課・拠点整備課・復興推進課)
≪3/27 業務再開≫
・税務課 ・住民課 ・健康福祉課
・教育総務課
(窓口業務は、
継続して郡山事務所で行う)
1 堀本 典明 議員 ……………………………………………………… 8
■
◯帰還開始は5月以降にすべき
◯防犯カメラの設置補助を
2 渡辺 高一
■
議員
………………………………………… 9
◯仮設住宅の集約が必要では
◯管理型処分場への対応は
◯仮設焼却施設の運営計画は
3 遠藤 一善
■
一般会計
《32億485万円を増額補正》
議員 …………………………… 10
一般会計予算を32億485万円増額し、予算総額261億5242万円としました。
災害公営住宅
(第2期分)
整備のための基金積立や町内の施設整備費などの増額補正です。
◯消防団組織の再編方針は
◯空き家リフォームに補助金を
4 早川 恒久 議員 ………………… 11
■
◯役場職員の住まいの確保は
◯現在配布しているタブレットは
【福島再生加速化交付金基金積立金(国交省)】 27億8746万円の増額補正
災害公営住宅
(第2期分)
を整備するための費用として、基金を積立
【県立医療施設整備事業費】 5986万円の増額補正
5 高野 匠美 議員 ……… 12
■
◯町内の街灯の整備方針は
◯有事の際の安全対策は
2次救急医療施設
「ふたば医療センター
(仮称)
」
の土地購入と造成工事にかかる費用
【富岡駅設備整備事業費】 1億7000万円の増額補正
富岡駅に設置するエレベーター等の工事費用
【体育施設管理費】 1億9180万円の増額補正
総合体育館や多目的広場等を復旧させるための工事費用
【その他】 中小企業等支援事業費 1500万円の減額補正
動画配信中!
7 とみおか議会だより 189号
河川整備事業費 4900万円の減額補正 等
とみおか議会だより 189号 6
渡辺 高一 議員
問 4月 の 帰 還 開 始
は、 年 度 の 切 り か え
時期であり、行政サー
よ う 万 全 を 期 し てい
きたいと考えます。
問 目 標 とする 帰 還
時 期 ま で 何 ヵ月 も な
これ まで 全 町 で
避 難 指 示 解 除 を 行っ
感じる。4月1日の業
とい う の は 厳 しい と
い 状 況 の 中 で、 ま だ
安 が あ る。 新 年 度 十
た 各 町 村 か ら、 行 政
務 再 開 を目 標 としな
持ってやってきました。
よ い か とい う 目 標 を
答 副町長 答 総務課長 2年前から4月の帰
3月引っ越しに備え、 還に向けて、どのよう
避難指示を解除してい
な行程で準備をすれば
ラについて、設置を希
問 帰 還 後 に、 防 犯
効 果の 高い 防 犯 カメ
ら検討を進めます。
保 などを 確 認 しなが
については、財源の確
計 画 がで きてい ない
分な移行期間を持ち、
サ ー ビス で の 問 題 点
くてもいいのでは。
問
5月 以 降 に 帰 還 を 開
な ど 情 報の 提 供 はあ
ビスが滞ることへの不
始すべきでは。
務 が 重 複 す る 期 間で
る 自 治 体にも 情 報 提
役 場 機 能の 回 復 は
避 難 指 示 解 除の 有 無
望する町民へ設置補助
るのか。
あ り、 役 場 庁 舎への
供を求めていきたいと
にかかわらず、目標ど
などの考えはあるか。
答 町 長 年 度 末 か
ら新年度にかけては、
引っ 越 し 作 業 な ど が
考えます。
お り 行 う とい う の が
おそれ も 考 え られ ま
皆 さ んに 混 乱 を 招 く
様 々 な 相 談、 窓 口 業
重 な る こ とで 町 民 の
問 役 場 の 3月 の 移
行 に 向 け て、 十 分 な
我々の現時点での考え
防犯カメラの設置補助
問 防犯カメラの設置補助を
答 財源の確保などを確認しながら検討
す。このため、町内で
計画はできているか。
念を持っているわけで
に戻ることに大きな懸
いるところですが、帰
も 各 種 対 策 を 講 じて
町 長 防 犯 対 策
については、これまで
答 町長 解除後に帰
還される方にとっては、
問 来年度の予算に盛
り込んでもらいたいが。
始の目 標 時 期 を 十 分
答 総務課長
はありません。役場の
答
見 据 え た 上 で、 各 部
今 後 各 課 と十 分に
協 議 を し、 計 画 を 策
防犯対策は大変重要な
備については、帰還開
署 に お いて 可 能 な 事
還 開 始 後 もさ らなる
な角度から検討してい
機能に不安がない以上
と考えます。
きたいと考えます。
定して進めていきたい
標 を 今 変 え る という
個 人 宅に 設 置 す る
項から早期に着手し、
考えはありません。
課題ですので、いろいろ
所は、郡山支所でそれ
対策を講じていくべき
な どで 町 民 の 皆 さ ん
あると考えます。対象
らの業 務 を 担いつつ、
は 避 難 指 示 解 除の目
の ご 迷 惑 と な ら ない
となる仮設住宅の入居
両 地 区に居 住 する町
と考えます。
問 災 害 復 興 住 宅の
建 設 が 進 む 中、 仮 設
者には移動に伴う負担
民の皆さんの利便性を
成 年3月末まで延長
し、それ以降は避難指
頻 度 として は 週
回 程 度、 場 所 は 復 興
への対応は
責任を持って
仮設焼却施設
の運営計画は
国の責任のもと
確実に実施する
町内で再開することを
中、 役 場 本 庁 機 能 は
利用状況によっては
開 設 期 間の 前 倒 しや
考えです。
確認を行っていくこと
めの協定を締結し、県
し6月に安全確保のた
る防 災 林や 県 道 広 野
の安全性について監視、 設周辺で進められてい
と両町が国による事業
小 高 線の 県 事 業 を 遅
の観 点からも現 在 施
ころであり、多重防御
する計画が示されたと
厳しく監視する
年 度 まで 延 長
しかし、住宅再建に
よる退去者が増加する
考えており、現在の郡
延 長 な ど を 自 治 会の
としており、現在準備
示解除の見通しや解除
管理型処分場
住宅の集約は。
をできる限り抑えられ
問
答
問
答
確保するために、出張
問 仮 設 焼 却 施 設の
期限は。
るよう丁寧な説明を行
問 管 理 型 処 分 場の
現在の進捗状況は。
答 町 長 仮 設 焼 却
施 設 は、 環 境 省 よ り
窓口の開設を考えてい
答 町 長 環 境 省 と
富 岡 町、 楢 葉 町 及 び
平成
答 町 長 県 では 仮
設住宅の供与期間を平
住宅、または仮設住宅
福島県の4者間でこと
ます。
後の住居確保の状況な
の集会所をお借りして
ことにより入居者が少
山 事 務 所 は郡 山 支 所
皆さんと相談、協議し
1 年 程 度 は開 設 す る
数となった仮設住宅で
として、いわき支所は
延させることなく、完
は、浄化槽などの共用
工事として既存の廃棄
郡 山 支 所 同 様、健 康
ながら判断していきた
設備の維持管理や増加
いと考えています。
了目標までに解体、撤
管 理 係、 住 宅 支 援 係
物の上流から下流への
した空き家の防犯、防
を新設し、これまで以
去するとの内容です。
火対策の面などで運営
上に町民の避難生活の
埋め立て直し、管理事
に支障が出ることが予
任を持って厳しく監視
引き続き当該 事 業
の安全性について、責
も 重 要であると考 え
全、 安 心 の 観 点 か ら
める上でも、町民の安
ています。
していきます。
後 復興 拠 点 整備を進
などが行われています。 どの 早 期 完 了 が、 今
質のモニタリング調査
務 所 の 新 築 工 事、 水
問 町 役 場 機 能を今
後どう移行するのか。
答 町 長 来 年 4 月
どを見据えながら今後
判断するとしています。 の 帰 還 開 始 を 目 指 す
い、対応します。
行 政 サ ー ビスの 低 下
ですので、役場が4月
の再 開に 係 る 各 種 準
4月に町内役場での業務を本格再開
町 と し て も 防 災、
減災 施設整備 事 業な
サポートに努めます。
答 総務課長 問 三春・大玉両出張
所は今後どうするのか。
想されます。
したがって、このよ
うな仮設住宅の入居者
には供与期間中であっ
多い他の仮設住宅へ移
三 春、 大 玉の 出 張
ても、入居者が比較的
動していただく必要が
4月以降相談窓口を開設
(場所は未定)
とみおか議会だより 189号 8
9 とみおか議会だより 189号
32
2
30
堀本 典明 議員
答 4月帰還開始を目指し万全を期す
答 状況を見て今後判断する
帰還開始は5月以降にすべき
問
仮設住宅の集約が必要では
問
早川 恒久 議員
が予想される中、消防
問 今 後 町 内 で 活 動
できる消防団員の減少
業 との 連 携 を 強 化 す
問 団員確保に向け、
団 員 派 遣 な ど町 内 企
答 安全対策課長 今 後、機 能 別 消 防
団員制度 について検
空き家リフォーム
に補助金を
今後のニーズを
べきでは。
被害者等を救出するた
行うべきでは。
助 金の 上 乗 せ 事 業 を
福島県空き家・ふるさと
復興 支援 事 業とは、県
が、東日本 大 震 災や原
子 力 災 害で被 災、避難
されている方や県外から
県 内に移住される方が
購入、または貸借した県
内の空き家を清掃、また
はリフォームする費用の
一部を補助する事業。
答 町 長 町 民 は も
とより新たな住民も含
耐震 改修 補助事業を
問 県 木 造 住 宅 耐震
診断事業を再開し、県
導を行う情報収集団員
開始すべきでは。
上で、総合的な取り組
ズを十分に見きわめた
ついても、今後のニー
すので、上乗せ補助に
すとともに、次年度か
た 事 業の再 開 を 目 指
しており、休止してい
要な課題であると認識
答 町 長 町 内 住 宅
の耐震対策は極めて重
展のためには不可欠で
みの一つの選択肢とし
らは耐震改修への補助
するものについてもで
化 事 業 を 推 進 してい
全のため、住宅の耐震
答 総務課長 集会所に設置し、ご利
町の 財 政 的 状 況 や
税 負 担の 公 平 性 な ど
問 端 末 機 器 を 持っ
てい ない 高 齢 者 もい
用していただくなど、
情報量の増大などによ
答 町 長 事 業 期 間
の満了や町が配信する
となることから、町と
る 情 報の 取 得 が 困 難
町からの電子媒体によ
を開発しているが、現
り 情 報の 取 得 に 時 間
して財源の確保を含め、 答 総務課長 帰 還 困 難 区 域の 除 染
町 民の 健 康 状 態 な ど
がかかるなどの配付し
配 付の可 否 や 対 象 を
答 町 長 3 月 中 は
現 在の 所 属のま ま 町
との連携強化、避難先
ているタブレットの性
検討していきます。
様 々な 角 度 か ら 検 討
町民の生活支援のため
能の問題、個人が所有
在 配 布 してい る タ ブ
を 大 き な 変 更 点 とし
す る 携 帯 端 末 機の 普
を見 据 えた放 射 線 対
4月以降に新しい所属
ています。
及 状 況 な どの 観 点 か
内での執務を再開し、
での執務となります。
今後も引き続き国、
県及び関係機関との連
ら、3月での事業終了
し、早急に判断してい
4月の人事異動につ
いては、まずは年内に
携を密にするための支
どの勤務地内示を行い、 の 郡 山 支 所の 設 置 等
富岡、いわき、郡山な
所 機 能の 強 化 及 び 各
を考えています。
り、 相 当 数 確 保 す る
有している町民であれ
し、 携 帯 端 末 機 を 所
る計画を進めています。
来 年 度に 使 用 方 法
等の 説 明 会 を 実 施 す
問 機 器の 操 作 説 明
会を実施する考えは。
きたいと考えます。
3 月に所 属 内 示 を別
種アクションプランの
必要があると考えてい
ば、希望される方は全
ていない方については、
途行う考えです。
策定などの周知を重視
4月以降については、
町 独 自で 情 報 提 供 用
ま す。 不 動 産 仲 介 業
員 情 報 を 取 得 す るこ
を踏 ま えた健 康 保 険
答 町 長 職 員の 住
まいの確保は、災害対
した広報機能の強化な
のアプリを開発、配信
者等と協議を行い、確
とが可能となります。
(※開発中)
問
応の面からも非常に重
どを図っていきます。
保に努めます。
配信予定の
アプリ画面
職 員 の 住 まいの
確保は。
要であると認識してお
策 の 体 制 強 化、 避 難
を 考 慮 し な が ら、 各
ると思うが。
問 機構改革の概要は。 問 現在配布しているタブレットは
答 3月で終了 4月以降はアプリを配信
きたいと考えています。 きます。
きるだけ支援をしてい
事業も新たに追加し、
さらに、リフォーム、
今後も住民の安心、安
我 が 家 の 改 築、 新 築
て研究していきます。
進めることが富岡町発
め、居住環境の整備を
団に指示伝達、住民の誘
※2
を登録する制度。
員や災害情報等を消防
めの大規模災害対応団
大規模災害時において企
見極め支援する
団組織の再編方針は。
問
答
機能別消防団員制度とは、 問 町 内 居 住 者 確 保
に 向 け、 福 島 県 空 き
きる消防団員は限定的
事 業 所 表 示 制 度 を推
答 町 長 事 業 所の
消防団活動への協力を
であると考えています。
進し、より多くの方に
答 町長 現状におい
て町内ですぐに活動で
これまで消防団と協議
参 加いただくために、
家・ ふ る さ と 復 興 支
を進めてきましたが、
機 能別分団 制度を導
業の協力を得て、重機及
当面の対応として現在
入するなど企業からの
表 示 する消 防団 協 力
の避難先及び帰町する
協 力 を 得 ること を 検
援事業 に町独自の補
消防団員による仮の班
討します。
び特殊車両の活用により
討していきます。
※1
答 町 長 住 民 基 本
台 帳 と 避 難 者 情 報の
問 町 は、 町 民 に 情
整合による支援の強化、 報 を 提 供 す るア プ リ
を編成、災害規模に応
じた出動態勢を整える
こととし、帰還した町
民の安全、安心の確保
に努めていく考えです。
答 安全対策課長 仮の班としては、町
内に 帰 還 す る 消 防 団
員、いわき方部、さら
に 県 中 方 部の 避 難 先
から駆けつける消防団
ということで現在検討
しています。
問 役 場 機 能の 移 転
に 伴 い、 職 員 の 配 置
※1
レットはどうなるのか。 答 町 長 個 人 で 携
帯 端 末 機 器を所 有し
はどうなるか。
※2
とみおか議会だより 189号 10
11 とみおか議会だより 189号
消防団検閲式
(平成28年10月)
遠藤 一善 議員
答 町内、いわき、県中の仮班を編成
答 町内の住居確保に努める
消防団組織の再編方針は
問
役場職員の住まいの確保は
問
問 準 備 宿 泊を実 施
している中で、気をつ
問 今 後、 町 内 の 街 問 準 備 宿 泊 してい
灯はどうしていくのか。 る 方 に 個 別 訪 問 は し
問 保 健 師の 個 人 宅
訪問はどのように
ザードマップの年度内
ル並びに町民向けのハ
向け災害対応マニュア
行っているか。
努めるために、町や内
ている方の不安解消に
答 町 長 準 備 宿 泊
の開始後には宿泊され
認が目的です。
対 象 は 主に 高 齢 者
であり、健康状態の確
化、戸 別 受 信 機 の 貸
ているか。
維 持 修 繕 は も とよ
り、老朽化している商
閣 府 な どの 関 係 者 が
訪問時、不在だった
ことも 多 かったので、
し出し、消防団の再構
けている点は。
店 街の 街 灯 を 中 心に
自宅を訪問して、生活
今後は事前にアポイン
築への取 り 組みなど、
作成を手がけており、
LED照明に更新を図
していく上での課題や
トを取りながら、訪問
の際に 個 人 線 量 計 を
お渡しするとともに、
「除染による空間線量率の低減について相当程度の効果が確認されている」
「早期の町内帰
還を望む町民にとっての環境回復は概ね整っている」等の理由から、町政懇談会の町民の意
見を踏まえ、町とも協議しながら、最終的な判断をする。
問 今 後の 有 事の際
の安 全対 策をどう 考
入れるべきでは。
の 意 見 を もっ と 取 り
な い と 感 じ た。 女 性
女 性 は 安 心 して 住 め
問 準 備 宿 泊 をした
時 に、 今 の 状 況 で は
に努めていく考えです。
や防災無線のデジタル
さ らに は 防 災 計 画
に従い、備蓄品の充実
を図っています。
有事の際への対応強化
いて、今年度中には完
ご意見を伺いました。
したいと考えています。 町 全 体の 防 災 力 向 上
答 復旧課長
答 町長 一番に考え
なくてはならないのは、
了する見込みです。
月8 日 か らは 保
健 師 に よる 戸 別 訪 問
答 健康福祉課長
町民の皆さんに準備宿
今後も計画的に
LED照明への更新を
行っていただくことです。 るべく工事を発注して
泊 を 安 全に 安 心 して
進 め てい き たい と 考
を始めており、健康相
集まり、健康や福祉、
準 備 宿 泊 を さ れて
いる女性の視点を大事
答 副町長 答 町長 本年9月に
地域防災計画の改定及
【議員の意見】 ●一方的な提案や撤回は町民に混乱を与える。熟慮に熟慮を重ねたうえで
提示してほしい。
ティーづく り を行い、
孤立せずに安心して宿
●特急の開通や高速道路の4車線化、宅配便や新聞などの生活環境のさら
なる充実を関係機関、業種に対して国から働きかけをしてほしい。
にしながら、課題の抽
【議員の意見】
●町が目標として掲げる平成29年4月1日避難指示解除の提案を評価する。
引き続き、丁寧な除染をするよう求める。
び原子力広域避難計画
◦空間放射線量の詳細なモニタリングデータをホームページに掲載
◦国の機関も早期の帰還、業務再開を目指す
泊できるように努めて
《国の説明》 ◦警察(平成29年3月末)及び消防(平成30年4月)の本格再開を予定
出を図っていきたいと
【避難指示解除の時期】 平成29年4月1日
を策定したところです。
《避難指示解除に対する政府方針》 ※平成29年1月10日提案
きました。
●避難指示解除にあたっては、空間線量に対するしっかりとした目標値を
定めるべきだ。
考えます。
宿泊者同士のコミュニ
えているか。
25
介 護の 相 談 会 や 準 備
11
加 えて、現 在 職 員
●労働基準監督署や法務局など、国の機関も早急に業務を再開するべきだ。
そのために、町保健
センターでは受け付け
滞在中にぐあいが悪く
えます。
談 な ど を 通 じて 準 備
《国の説明》
問 有事の際の
安全対策は
答 町全体の防災力
向上に努める
なったり、困り事がで
きたりした場合などに
宿 泊 者の 健 康 管 理に
【避難指示解除の時期】 平成29年1月
《平成29年1月の避難指示解除を撤回》 ※平成28年11月24日提案
国は、議会での議員の意見及び町政懇談会での町民の意見を踏まえ、平成29年1月の避
難指示解除は困難であると判断。平成29年1月の避難指示解除の提案を撤回した。
とみおか議会だより 189号 12
13 とみおか議会だより 189号
12
備えて、緊急通報シス
LED照明への切り替えを実施
も取り組んでいます。
●毛萱の仮設焼却施設の運用も不透明であり、国の説明に不信感がある。
テムの貸し出しを行っ
●空間放射線量のモニタリングデータの公表が不十分である。自分が暮ら
す地域の空間線量を把握できないまま、生活することはできない。
ています。
【議員の意見】
●平成29年1月避難指示解除という話はあまりに唐突すぎる。警察や消防、
役場等の機能も回復していない状況の中での避難指示解除は無理だ。
ま た、 月 日 に
は町内の交流サロンに
《避難指示解除に対する政府方針》 ※平成28年10月25日提案
高野 匠美 議員
協議会を開催し、国より避難指示解除についての説明を受けました。
答 LED照明に随時更新
平成28年10月25日、11月24日及び平成29年1月10日、富岡町役場 桑野分室で全員
町内の街灯の整備方針は
問
避難指示解除の政府方針
全員協議会
①
紆余曲折
①町内循環 1日 6循環
②いわき駅⇒富岡駅 1日2本
(朝、昼)
富岡駅⇒いわき駅 1日2本
(昼、夕方)
運行本数
①富岡町内復興拠点循環
②いわき駅-ふたば未来学園-道の駅ならは
-楢葉町役場前-富岡駅
運行エリア
【町内循環バスのバス停】
(予定)
●除染工事を優先するため、駅構内のつつじは全部撤去する。
●駅舎北側につつじの一部を移植する。
●管理作業時の危険性や列車の運行調整などを考えると、法面部分への植栽は認められない。
路線バスで利便性の向上を
夜ノ森駅のつつじを守れ
問 既存のバス路線は。
質 疑疑 応 答答
運 賃 に つ い て、
町 民への 優 遇 措 置 は
答 産業振興課長
問
あるか。
料 金 設 定 は これ か
らですが、なるべく利
について協議する県の
地域のバス運行の再開
例えば川内村とつな
ぐような広域的なバス
用 者の 負 担 を 少 な く
会議で、議論をしてい
答 産業振興課長
策は。
循 環 する 地 域 以
外の町民に対 する対
問
路線については、被災
す る よ う に、 例 え ば
きたいと考えます。
答 産業振興課長
町 民 パスの 発 行 な ど
も視野に入れながら、
検討していきたいと考
えます。
問
今 後、 路 線 の 見
直しはできるのか。
路線バスと並行して、
デマンドタクシーにつ
ルー トの 変 更 や 新 た
これ か らの 町 内 の
復興状況に合わせて、
のか検討し、帰還開始
どういった形態が良い
進めています。今 後、
いても事業者と協議を
なバス停の設置等、柔
までにはお示ししたい
答 産業振興課長
軟に対応していきたい
と考えます。
じ る。 夜 の 森 が 新 た
伐 採 はやむなしと 感
法 面 の 段 部 分 につ
いては、J Rに負担い
答 総務課長
問 イ メ ー ジ 図 の 法
面段部分の費用負担は。
質 疑疑 応 答答
と考えます。
問 つつ じ 自 体 の 放
射 線 量 が 高 い とい う
な つつ じ の 名 所 と な
た だ け ること を 確 認
こ と で、 伐 根 し な い
るような 対 策 を 講じ
しています。その後の
問 つつ じ の 伐 採 を
含 めた 夜ノ 森 駅の 除
お知らせします。
詳 細 が 決 ま り 次 第、
在 協 議 中 で す の で、
維持管理については現
てほしいが。
答 総務課長
駅 舎 だ け で な く、
遊 歩 道 や 駅 舎 南 側の
で、 細 か く 濃 度 等 を
染、改修工事は、いつ
町 有 地 に もつつ じ が
測定し、町のシンボル
ごろ完了する予定か。
植 栽 さ れ てい ま す の
としての新たなつつじ
を 講 じ てい き たい と
答 総務課長
とみおか議会だより 189号 14
15 とみおか議会だより 189号
の 再 生に 向 け た 対 策
考えます。
年 3 月 ま でに
J R で は、 富 岡 浪
江 間 が 開 通 す る 前の
平成
ことです。
たいと考えているとの
は、 工 事 を 完 了 さ せ
32
【路線バス運行エリア及び運行本数】
(予定)
【JRの提案】 ※平成28年10月3日時点
全員協議会
②
全員協議会
③
平成28年10月3日及び11月24日、富岡町役場郡山事務所 桑野分室で全員協議会を
平成28年10月25日、富岡町役場郡山事務所 桑野分室で全員協議会を開催し、産業
開催し、総務課より夜ノ森駅のつつじに対する考え方について、説明を受けました。
振興課より平成29年4月以降の町内路線バスの運行計画について、説明を受けました。
議員からは、夜ノ森駅のつつじは桜と並ぶ富岡町のシンボルであり、何とか良い形
議員からは、現時点では利用者のニーズが読めない部分があるので、今後の状況
で残す方法を検討してほしいとの意見が多く聞かれました。
に合わせて、運行形態を柔軟に見直せるよう求める声が聞かれました。
【再提案(町とJRとの協議後)】 ※平成28年11月24日時点
●土壌・つつじともに高い放射能濃度が確認されたことから、つつじを伐採し、徹底した
除染を行う必要がある。
●町の花つつじを、町の復興・再生のシンボルとして、新たに駅構内での再生を図る。
①伐採した根から出た枝による再生
②ホームに面する部分に段を設け、新たなつつじの植樹による再生
《再生イメージ図》
産業復興常任委員会
総務常任委員会
Q いわき市の仮設住宅は今後
どうしていくのか。
A 将来的には、いわき市内で一か所
Q 今年度、町内で実証栽培
した米の全量全袋検査の
結果は。
A 実証栽培でできた米、589袋を
検査した結果、全て1kg当たり
検出限界値未満でした。
【産業振興課】
Q 町内 の 災害公営
住 宅 の 入 居 申し
込みが少なかったと聞いた。
整備計画を縮小する考えは。
Q とみおか診療所や複合商業施
設がオープンし、曲田地区は
これまで以上に交通量が増加
することが予想される。解体工事等の
車両とぶつからないようなルート設定
は可能か。
に集約したいと考えています。生
活支援課と連携をとり、各仮設住
宅入居者の意向を丁寧に聞き取り
ます。
【いわき支所】
Q おだがいさまセンターは
今後も活動を継続していくのか。
A 避難指示が解除となっても、郡山に残る
A 環境省や県と協議し、診療所や
商業施設の前の道路が混みあ
わないようなルート設定を検討
します。
【拠点整備課】
A 申し込みが少なかった理由として、避難指示が解除
されない現段階においては、町民の皆さまもなかな
か判断がつかない状況なのだと考えています。今後、
にぎわいが戻れば応募も増えるものと想定しています。
また、2期分の集合住宅については、単身世
帯向けなので今回の物件とは需要が異な
ると考えています。
2期整備分以降は、今回の申し込み状
Q 帰還困難区域もしっかり
況を踏まえて、再度検討していきたいと考
除草してほしいが。
えます。
A 町道は町が責任を持って管理し、
【生活支援課】
除草しています。県道でまだ未
除草の部分があれば、早急に
県に除草させます。
町民の方はかなりの数になると予想され
ますので、規 模を見 直しながら、
平成29年度も活動は継続していく
予定です。
【健康福祉課】
Q 来年度(平成30年1月)の
成人式はどのような形で行うのか。
A 来年度の成人式の対象者は、震災時中学1年
生だった子どもたちで、富岡町の中学校で卒
業を迎えていません。そのことも考慮しなが
ら、対象者にアンケート調査を実施し、
開催場所や時期などが決まり次第、
早めにお知らせしたと考えます。
【教育総務課】
【復旧課】
Q 富岡駅前のにぎわいづく
りについて、町の考えは。
A 富岡駅前について、具体的なビジョンはま
だ決まっていません。今後、交流人口を
含めて、にぎわいをつくるためにはどう
いったものがあるのかを調査し、
よりよい駅前空間づくりの可能性
を見極めていきたいと考えます。
【企画課】
17 とみおか議会だより 189号
とみっぴー
常任委員会とは、本会議前に 議案などを事前に審査したり、
各課の事務の執行状況 などを調査する場です。
それぞれの常任委員会が調査し た主な事業について報告します。
とみおか議会だより 189号 16
先進地に学ぶ
民間主導・公民連携の
まちづくり
【女川町の復興まちづくりコンセプト】
民間主導・公民連携
⇒行政だけでは、これからの公共は担えない
(いかに稼ぎ、域内経済を循環させるか)
復興連絡協議会※により民間が一体となり、
民間主導で復興ビジョンを早期に策定
問 新 た な コ ミ ュ ニ
ティをつくるために必
た子どもたちの受けた
もがいます。そういっ
プールに入れない子ど
要なことは。
トラウマはそれぞれで
支援を想定した住宅づ
ことだと感じています。
ると思う反面、難しい
あり、ひとりひとりに
答 石巻市健康部
きめ細やかに対応する
明らかに支援が必要
な高齢者が多い場合は、 ことがとても重要であ
くりをする必要があり
ます。
ミュニティを成り立た
か ど う か が、 地 域 コ
事、職場を確立できる
で女性を中心とした仕
要です。産業構造の中
することは、とても重
である。
したまちづくりが必要
な多角的な連携を意識
今後当町でもこのよう
進的な取り組みであり、
ミュニティの形成は先
石巻市の目指す多職
種 連 携 に よる 地 域コ
所見
せる上で非常に大切に
また、看護や介護を
行う人材を地元で確保
なると考えます。
を含めた周りの大人た
児童の心のケアにつ
いては、専門的な知識
問 児 童 の 心 の ケ ア
対策で難しいと感じる
ちが、児童ひとりひと
を持ったカウンセラー
ことは。
問 復 興へのまちづく
いまだにサイレンで
動けなくなる子どもや
答 石巻市教育委員会
つくらないと事業は進
任から逃げない方々を
あると考える。
め細かな対応が必要で
りの心に寄り添ったき
りに 向 けて、町 内 の 若
手が一つになれた理由は。 まないと考えます。
そういった中で、女
川町で新たなビジネス
動をしていきたいとい
を生み、経済が回る活
女 川 町 の 歴 史 をつ
くってきた先輩たちが
う強い理念を持つ方が
答 女川町産業振興課
代、
一致 団 結 し て、
町に活気を与えている
女川にはいっぱいいて、
りの中心を担ってもら
のだと考えます。
さらには、中心を担
う 方の
「 子 ど も た ちに
チームとしてそれぞれ
同じビジョンに向けて、
所見
自分たちの町を伝えた
が果たすべき、得意な
成 が 図 れ たの は 大 き
い」という 強い信 念 が
役割を担う女川町のま
かったと考えます。
今のまちづくりを支え
ち づく りの 進 め 方 は、
当町でも、公と民が
連携してまちづくりを
けるよう議会として尽
答 女川町産業振興課
女川町では、民間の
事業者にもリスクを背
力したいと考える。
進めていける体制を築
負ってもらいます。責
問 ま ち づ く り に 勢
全体に大きな勢いを生
いを生んでいる要因は。 んでいると感じた。
まさに理想であり、町
ていると感じます。
民と公、どちらが主
役ということではなく、
支えようという合意形
い、それを自分たちが
代の若手にまちづく
30
《地域コミュニティ》
老人クラブ・自治会・ボランティア等
町並みは黒とレンガ色で統一されている
40
いつまでも元気に暮らすために
生活支援提供・介護予防推進
③心の支援体制の確立
毎月関係機関が集まり、ケース会議を実施
※復興連絡協議会
「女川の町は俺たちが守る」
の旗印のもと、震災後
わずか1ヶ月後に、町の産業団体が中心となり発足
通院・入院
①児童精神科医による巡回相談の実施
問題を抱えた児童・保護者・教員に対する相談活動
《家庭》
住まい
地域包括センター
ケアマネージャー
②園児・児童・生徒に対する健康実態調査の実施
調査結果を各学校にフィードバック
《介護》
老人ホーム等
《医療》
病院等
同じビジョンに向けて、公と民がチームとして、
それぞれが果たすべき得意な役割を担う
【地域包括ケアシステムの姿】
【児童の心のケア対策】
総務
常任委員会
多職種連携による
地域コミュニティの形成
駅舎から伸びる道の先に元日の朝日が昇る
総 務 常 任 委 員 会・産 業 復 興 常 任 委 員 会 は、平 成28年11月15日 か ら16日 に か け て、
宮城県石巻市及び女川町の行政視察を行いました。
石巻市も女川町も放射能の影響は少なかったとはいえ、東日本大震災では甚大な被害を
受け、今なお懸命に古里の復興に取り組んでいます。
今春の帰還を目指す当町にとって重要な課題となる「医療・介護・行政等の包括的な体制
づくり」や「被災した児童の心のケア対策」
「富岡駅前から曲田地区にかけた空間づくり」に
ついて、先行して取り組んでいる石巻市と女川町の政策を学んできました。
産業復興
常任委員会
とみおか議会だより 189号 18
19 とみおか議会だより 189号
石巻市
女川町
質 疑疑 応 答答
プ が 停 止 し た とい う
で 原 子 炉 冷 却 用 ポン
スイッチが切れたこと
いないことについては、
連 携 が う ま く 取 れて
会 社 と し て、 全 体 の
をしています。しかし、
問 作 業 員 の ひじ が
現 場で働 く 作 業 員 は
カバーに当たって外れ、 本 当 に一生 懸 命 仕 事
説 明 だ が、 カ バ ー は
責任を感じています。
かったのはなぜか。
するまで 1時 間 も か
問 冷 却 用 ポン プ が
停 止 して か ら 再 稼 働
どのよ う な 形 で 設 置
されていたのか。
答 東京電力㈱
磁 石 に よ り、 壁 と
カバーを接着させてい
ました。
想 で き る。 原 発 廃 炉
磁 石では 簡 単に
外 れること は 十 分 予
い た め、 再 稼 働 に 時
作 動 さ せる 権 限 が な
スイッチを切ってし
まっ た 者 に は 機 器 を
答 東京電力㈱
作 業 とい う 重 要 な 任
間がかかってしまいま
東京電力ホールディングス㈱に抗議文を手交
≪手交者≫ 原子力発電所等特別委員会
委 員 長 宇佐神 幸一
副委員長 堀本 典明
富岡町議会 議 長 塚野 芳美
副議長 渡辺 英博
所見
平成28年12月12日、富岡町役場郡山事務所に
おいて、原子力発電所等に関する特別委員会は、
最近の東京電力ホールディングス㈱の度重なる
不祥事に対して、再発防止のための改善策を求め
る抗議文を手交しました。
につながるのはもちろ
導入により、町民の意
7地区の地区回り制
です。当番地区から選
ん、町民が議会に関心
出の議員と相談して、
いなければその地区選
がっている。
人選を行います。
のように反映されてい
るか、町民にわかりや
作成した議会報は
すという 考 えのもと、
査基準を100%満た
させ、コンクールの審
を 忠 実に 紙 面に反 映
クで 指 摘 さ れ た 事 項
始めました。クリニッ
ともに、今後の本町議
会報であると感じると
込まれた素晴らしい議
アが紙面の随所に盛り
様々な工夫とアイディ
いう明確な理念のもと、
「政策提言の具現化」
と
川 西 町の 議 会 報 は
「 町 民 参 加の 拡 大 」と
すく伝えている。
年々良くなっていると
会 報 作 成に取 り 入れ
れるようになりました。 ていきたい。
自 分 た ちで も 感 じ ら
今 か ら8 年 前 に 紙
面 刷 新の 取 り 組 み を
答 議会広報広聴委員
問 最 優 秀 賞 を 受 賞
する企画は、議員が提
するまでの取り組みは。 言した政策が町政にど
調査し、5段階で評価
また、議員が提言し
た政策を1年後に追跡
員がいればその委員が、 を も つこ と に も つ な
見 が 紙 面 構 成の 改 善
出された広 報 広 聴 委
答 議会広報広聴委員
問 住 民 参 加 企 画 が
充実しているが人選は。
議会広報モニター及
びアドバイザー制度の
≪相手方≫ 東京電力ホールディングス㈱
福島復興本社代表 石崎 芳行
抗議文を手交
問
務に対 する緊 張 感 が
した。
き る 限 りの 対 策 を 講
再 発 防 止 に 向 け てで
今 回の 事 故 を 会 社
全体で重く受け止め、
かけているのでは。
答 東京電力㈱
度 重 なる不 手 際に
ついて 大 変 申 し 訳 な
多くの候補写真の中から表紙を選定
ダリアは町の花にもなっている
く思っています。ただ、 じます。
訴求力のある企画を読みやすくレイアウト
とみおか議会だより 189号 20
21 とみおか議会だより 189号
ついて、東京電力㈱より説明を受けました。
議員からは、作業員の不注意が事故の原因となっていることから、廃炉作業に
携わる職員すべてがしっかりと危機管理意識をもつことと、万が一の事故が起こった
際の二重三重の安全対策を講じるようにとの強い要望が出されました。
【川西町データ】
人口 15,835人(平成28年11月末現在)
面積 166.60㎢(富岡町の約2.5倍)
特色 山形県置賜地方、米沢盆地のほぼ中央に位置
し、豊かな自然を利用した農業が盛んで、米
どころとして知られている。
川西ダリア園では、650種10万本のダリアが
咲き、8月上旬から11月上旬、降霜の時期
まで開園。
危機管理意識をもち、
二重・三重の安全対策を
これからも議会情報を
よりわかりやすくお伝えします
平成28年12月7日に開催した原子力等特別委員会で、福島第一原子力発電所
第1号機から4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップの進捗状況と、3号
機原子炉注水停止及び使用済燃料プール循環冷却二次系設備停止の2件の事故に
平成28年10月24日、議会報のさらなる充実を求め、平成27年度第30回広報コンクールで
最優秀賞を受賞された、山形県川西町議会広報広聴常任委員会のご協力を頂き、編集方法や
紙面レイアウトの決め方、企画構成など、幅広くお話をお聞きしました。
原発等
特別委員会
議会報編集
特別委員会
《皆さまに愛読される議会だよりを目指して》
189
議会だより
とみおか
ち とひとこと
よつ
Q 20歳を迎えた感想は?
A 震災時は中学生で、ちょうど反抗期だったこともあり、家族には
■発行/富岡町議会 ■編集/富岡町議会報編集特別委員会 ■富岡町公式ホームページ
だいぶ迷惑をかけてしまいました。
20歳になり、これから社会にも出るので、自分の行動に責任を
持てるような立派な大人になることが、これまで育ててくれた家族
への恩返しだと思っています。
Q 20歳を迎え、まずやってみたいことは?
A 友人たちとお酒を飲んで、これまでの思い出やこれからの夢を熱く
語り合いたいです。
Q ふるさと富岡での思い出で、心に残っていることは?
A 毎日のようにつつみ公園で釣りをしていたことです。
成人式実行委員長 遠藤 裕也 さん
(仲町行政区)
また、毎年楽しみにしていた夜の森の桜祭りや麓山の火祭りは今でも強く心に残っています。
Q ふるさと富岡の復興のために、何が必要だと思いますか?
A 町内に企業を誘致し、若い人が関心を持つような就職先を提供することや、観光客を町内に招き、
富岡町は安全だということを全国に発信することが重要だと思います。
そのためにも、麓山の火祭りなど、伝統ある町内のお祭りを早期に開催し、復興を目指してほしい
と思います。
Q 将来の夢は?
A 消防士になりたいです。
中学生の時、双葉広域圏消防に職場体験に行った時に、そこで働く皆さんの仕事に取り組む真剣な姿
勢を目の当たりにし、自分も同じ職業に就きたいと思いました。できることならば、富岡町に帰り、
双葉広域圏消防に入って、地域防災の役に立てればと思っています。
糸魚川市大規模火災により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます
富岡町公式
ホームページ
富岡町
で
編 集 後 記
(遠藤 一善)
新年明けましておめでとう
ございます。
本年は富岡町にとって重要
な判断の年であり、復興に向
けた一歩を踏み出す年になり
ます。
町内では生活環境整備に向
けた工事も急ピッチで進めら
れ て お り、「 さ く ら モ ー ル と
み お か 」は 新 た な 交 流 の 場 に
なっています。
表紙は成人式で同級生と久
しぶりに再会し、満面の笑み
を浮かべる写真です。
このような笑みを絶やさな
いように、編集員一同心を新
たに一年間頑張ります。
発行責任者
用して印刷しています。
塚野芳美
た森からの木材を含んだ用紙を使
長
従って認証され、適切に管理され
議
堀本典明
この印刷物は、FSC® の基準に
議会報編集特別委員会
委員長
高野匠美
遠藤一善
山本育男
渡辺英博
渡辺高一
員
員
員
員
副委員長
委
委
委
委
■印刷/㈱日進堂印刷所
http://www.tomioka-town.jp/ 富岡町議会は糸魚川市大規模火災の被災地に義援金をお送りしました。
被害に遭われた糸魚川市民の皆様にお役立ていただくことを望むとともに、1日も早い復旧・復興を心より
お祈り申し上げます。
富岡町議会議員一同