混合性結合組織病に胃癌と子宮頸癌の重複を認めた1例

リウマチ 35(T )
臨
: 85 一89,
85
1995
床
混合性結合組織 病に 胃癌と子宮頸癌の 重複を認めた
1
例
東京都立大塚病院リウマチ膠原病科
片
刃ロ
山 真由美
/
丘
¥
イ
ヘ
一一一一ロ
後 藤
日
田
中 郁 子
賓 迫
m
田
稲
陸
田
久
進
一
ロ具
'94.3.11安村,,
94.12.27 受理)
じ
め
に
混合性結合組織 病 (以下 MCTD) は, 1972年に G
C.Sharp により提唱された 疾患概念で全身性エリ テ
マト一デス (以下 SLE), 強皮症 (以下 PSS) および
多発性筋炎・ 皮膚筋炎 (以下 PM/DM) の病態が混在
する疾患であ る。今回,われわれは , MCTD として
経過観察中に 胃癌と子宮頸癌の重複を認めた 1 例を経
験した。 われわれの検索し 得た範囲では ,これまで
MCTD に重複癌を認めた 報告はなく,きわめてまれ
な症例と考え,報告する。
桂
例
医にて抗核抗体 (以下 ANA) 陽性のため,当院を紹介
され,精査目的にて第 1 回目の入院となった。
入院時現症
頸部両側に,直径Ⅰ
一71f
、m の表面平滑で弾性硬 , 可
・
は
動性よく,圧痛を認めるリンパ節を数個触知 する他は
とくに異常を認めなかった。
入院時検査所見
検尿は異常なし。炎症反応は ESR45mm/hr, CRP
5.5@ng/dz と上昇を認めた。生化学では, y グロブリ
ン が 25.5% と上昇している他は異常なかった。 血清
学的には,lgG が 21hg 皿K/di と上昇し,
ド
因子陽性
2560 倍
(RF 50IU/mi,
RAHA
リウマ トイ
40 倍 ), ANA
(specⅢed), 抗 DNA 抗体 11.41U/ⅢZ, 抗
馬、 者
43 歳,女性,主婦
主
訴
が , 抗 Sm 抗体, 抗 SS-A 抗体, 抗 SS-B 抗体, LE
c㎝は陰性であ った。腫瘍マーカー
発熱,頸部リンパ 節腫脹
既往歴 ・家族歴
特記すべきことなし。
19- g, CA l2 引も, negat@e
ム
,胸部CT では,肺の拘束性障害 (%VC59.2), 拡
散能 低下 (DLC058.5),
図,腹
部エコ コ CT
現病歴
1990 年 8 月頃 より脱毛しやすくなった。 1990 年 12
(CEA, AFP,CA
であ った。スパイロバラ
肺線維症を認めたが , 心電
には, とくに異常を認めなかっ
た。
月 ,頸部リンパ節腫脹,38 度以上の微熱のため近医受
臨床経過
診 。 抗生剤にて 37 度 合 に低下しリンパ 節腫脹も軽減
入院後,抗生剤を 開始するとともに 全身検索を行
ったところ, リンパ節生検は nonspecihhCly@npha.
ddf
㎡tis,明らかなレイノー現象,ソーセージ様の指は
確認できず,厚生省の診断基準をこの時点では完全に
したが,全身倦怠感, 37 度双後の発熱は 持続してい
た。1991年 2 月より再び ?.8,
度以上となり,手足のこ
わばりと頸部リンパ節の腫脹の増大と圧痛を認め,迫
満たさなかったが , MCTD
く
Keyw0rds)
sue@
disease
double cancer: 而 Xed connective tis-
が強く疑われた。 スクリ
一ニンバとして 施行した胃カメラの 生検にて class5
のため, 1991 年 3 月,冒頭全摘術を 施行し, poorly
: MCTD
片山真由美他
に重複癌を認めた
1例
第 2 回目入院
第 l 日日人 院
胃癌
第 3回目
子宮 頭癌
Ⅰ
30mg
pl
@0mg
- ----
PSL
8000
lome
5@l 良
80-
4039-
6000'
40-
384000-
10-
3736-
8
月的
1
11
1
月
2 g9l
Wm
日
C
(
巾@
/)
図1
月2 891
2500-
臨床経過
図 2 切除胃の組織像
幽門輪から 5.6cln の体 下部大 轡 上に 0 . 5X1.0
cⅢ大の境界不明瞭な 粘膜 ひだの集中儀があ り,
その中心にめ 4 皿Ⅲ大の㎡ -TT が存在。それを中心
に II c adva ⅡnCed type の図のごとき環状腺癌が
図 3 子宮頸部の組織懐
子宮膣部から頸管の円錐切除した部分を,11 個の
連続切片で検索したところ,その一部に図のごと
く扁平上皮性粘膜を置換する異型で大小不同の扁
平上皮癌が認められた。 (H.E
400 倍)
粘膜下から固有筋層 内に及んでいた。
LN
田eta (Ⅱ
切除 断端の浸潤 (Ⅰ (H.E
400
倍
口 )
㎡ ぱ erentiated
ade@]ocarc
Ⅰ0ma,
II cadva@]cedtype
しかし,同年 8 月頃 より,再び発熱,全身倦怠感に
加えて頼部紅斑が出現し,第2 回目の入院となった。
頸部にリンパ節を数個触如 し,口内炎および炎症反応
と診断された (図 2) 。 術後より,発熱,胸痛,
低酸素
の元進を認めた。感染,胃癌の転移も疑われたが,諸
血症,白血球減少が 出現し,X-P にて胸膜炎を認め,
検査にて否定されたため , MCTD
MCTD
昇と考え,PSL
PSL)
に よ るものと考え ,
プレドニ ゾ ロン (以下
20 皿9 より開始したところ,解熱し,炎症反応
および CT
上の改善を認め , PSL5
月退院となった。
Ⅲ9
にて 1991 年 5
の疾患活動性の 上
を 30 Ⅲ9 に増量したところ,炎症反応
の改善,紅斑とリンパ節腫脹の消失を認め,同年12 月
退院となった。
その後は経過良好であ ったが,1992 年 10 月頃 より
片山真由美他 : MCTD
87
に重複癌を認めた
表 I MCTD
不正出血を認め,婦人科にて 子宮頸部上皮内癌が疑わ
れたため,第 3 回目入院。 胃 切除後, 1 年 9 カ月目に
子宮全摘術を 施行した。 胃癌の組織型とは 異なる
sQuamouscellcarcinoma
であ り,重複癌と診断され
の癌合併報告例
た (図 3) 。
術後経過は良好であ り, 1993 年 1 月 退院後も著変な
かったが,5 月頃 より二相性のレイノ ー現象が認めら
れ, この時点で厚生省の診断基準を満たす MCTD
と
確定診断された。 現在のところ , 胃 切除術後より継続
投与されていた 5-FU
(l50
Ⅲ9) は
1993 年 2 月より投
与中止されているが ,胃癌,子宮頸癌の
再発徴候はみ
られず,PSL5
Ⅲ9 にて炎症反応も落ち着いており ,
経過観察中であ る。
考
MCTD
は,
察
SLE, PSS, PM/DM
るという,G.C.Sharp
の病態が混在す
。 の提唱した疾患概念であ る。
本症例は,レ イノー現象と, リンパ節腫脹,顔面紅
斑,胸膜炎,白血球減少などの
SLE 様 所見,肺線維
症, 肺 拘束性障害, 肺 拡散 能 低下などの PSS 様 所見
と, 抗 RNP 抗体陽性を認め ,厚生省の診断基準を満
たし,MCTD
と診断された。
また,胃癌と子宮頸癌については , Warren&Gates
胃癌
子宮頸癌
の重複癌の基準初によ り, 1)各腫瘍が明らかに悪性像
を 呈すること, 2)各腫瘍が離れた 部位に存在するこ
と, 3)一方が他方の転移でないことを 満たし,重複癌
Blac たの報告では , MCTD
と 診断した。
MCTD
と癌の台併 ,および重複 癌は ついて考察を
加えてみたい。
膠原病と癌の 合併は,PM/DM ではよく知られてい
るが3),一般人における 癌の発生率に 比べいずれの 臓
自験例
(1993)
の 病発生率も, 10% と易
発癌性を指摘しており ,他の報告でも ,膠原病の中
で, PM/DM, PSS に次いで約 10% という高率を示し
ている4-%
。
幅 が増加するのに 比べ,膠原病では 50 歳が発癌の一
つのピークと,比較的若年者に 危険率が高いといわれ
報告例の内訳は,悪性リンパ腫 4 例,肺癌 4 例,子
宮癌 3 例 (頭痛 2 例,体癌 1 例 ), 卵巣癌 1 例,胃癌 1
例,大腸癌Ⅰ例,白血病 1 例であ る。
MCTD では,その 39-68% の症例にリンパ節腫脹
ている り 。 その要因として , 原病に起因する 免疫異常
がみられるといわれ。
,。 。, 同 ,悪性リンパ 腫が合併しや
の存在や,免疫抑制剤をはじめとする,治療薬剤の影
響などが考えられているが ,本症例においては,胃癌
発症前には抗生剤しか 投与されておらず ,薬剤の影響
すい可能性を示唆されており,われわれの検索し得た
範囲でも,不例を含めた lh 例中,4 例と,肺癌に並び
最も多かった。
また,癌合併の MCTn 症例は, とくに筋炎症状の
器においても 高く,また,一般人ではf60一70 歳から発
については考えにくい。
Sharp"の報告以来,MCTD
る
は,ステロイドに対す
反応性がよく ,予後の良好な 疾患とされてきたが,
その後の数々の報告により,必ずしも 予後良好とはい
われなくなってきた。 われわれの検索し 得た MCTD
の 癌 合併報告例を 表に示したが
(表 1),
Benett や
目立つ症例ではない,
という報告があるのが,本症例
でも筋炎症状はほとんど認められなかった。 その他,
抗 Scl-70抗体陽性の sclerodermaW-lnalignancy
の
合併が多いという報告がみられた固。 本症例では,抗
Scl-70抗体は第Ⅰ 回 自大院時に陽性であ り,現在陰
88
片山真由美 他
: MCTD
性 となっているが,経過中,
scleroderⅢa は認められ
ていない。今後更なる検討を 要すると思われる。
に重複癌を認めた
1例
MCTD
と
でも易発癌性を念頭に 置いた経過観察が 必要
は、 われる。
つぎに,重複癌は ついてであ るが,近年,診断・治
療の進歩と老齢人口の 増加に伴い,重複癌症例の報告
が増加している。重複癌の発生要因として考えられて
また,本論文の要旨は,第 418 回日本内科学会関東
地方会 において発表した。
因の関与,ウイルス感染による癌遺伝子の 活性化,初
稿を終えるに 当たり,貴重な御助言,御協力を頂い
た都立大塚病院覚科岡村孝先生,袴田安彦先生,産婦
人科篠崎百合子先生,病理首輪六期先生に深謝致しま
発 の癌罹患、 による宿主免疫能の低下など
す。
いるのは,初発の癌と共通した 環境の影響や ,宿主の
持つ本来的要因 一 たとえば,家族歴といった遺伝的素
によるもの
や"", 。 ), 原疾患、 に対する免疫抑制剤等の使用や初発の
るものな ビ であ る 2。, 2,1。
1)@ Sharp@ GC,@ Irvin@ WS,@ Tan@ EM@ et@ al@:@Mixed
本症例は,原疾患の治療開始双に,胃癌手術を施行
し , 5-FU の投与開始後 1 年 9 カ月目に子宮頸癌の 手
術を施行している。 しかし, 医原性は ついては新本
ら,2) は,胃癌手術例中 2.3% に二次癌を認め,
これは
一般人口の癌発生率に 比し,むしろ 低値であ り,
ま
た,抗癌剤 (MMC, 5-FU) 投与の有無による 二次癌
の発生率に差はみられなかった,
と報告しており,今
後更なる検討を 要するところであ る。
膠原病と重複癌の 合併報告例も 同様に増加してお
り,本邦では,われわれの検索した範囲で本症例を含
め 17 例であ った。原疾患は, DM
などで,MCTD
が 7 例と,半数近
SLE
は本症例のみであった。Cu ⅢⅢ面Rs2 り
くで最も多く, 他 ,
シェーグレン症候群, RA,
や加納卸の唱えるように ,膠原病 MCTD
一と ,胃
癌,子宮頸癌の合併を,偶然のものと 考えるよりは,
免疫異常という共通の原因を 基盤にした発現型の違い
としてとらえ,更なる検討を行っていく必要性があ る
と思われる。
また本症例では,手術で癌を 除去するごとに,隠れ
ていた MCTD
が MCTD
献
文
癌に対する化学療法,放射線療法といった 医原性 によ
の症状が出現している 印象があ り,癌
の症状発現を抑えていた可能性が 考えられ
るが,別の見方をすれば ,手術によるストレスによ
り,隠されていた症状が出現してきたとも 考えられ,
この点についても今後の類似症例における比較検討・が
待たれるところであ る。
connecLve@
tssue@ di ease@:@apparently@
di nct
rheumatic@
di ease@ syndrome@
associated@ wih@ a
specific@ antibody@to@ an@extractable@
nuclear@ anti
gen@ (ENA)
. Am@J@Med@52@:@
148-159 , 1972
2)@ Warren@S
, Gates@0@:@Multip@@
p mary@m3ig
nant@ tumors@ :@a@ study@ of@ the@ litrature@ and@ a
statistical@study Am@ J@ Cancer@ 16@:@1358-1414 ,
1932
3)@ Barnes@ BE@:@Dermatomyositis@
and@ m8i
nan
cy. Ann lntern Med
84 : 68 イ6, 1976
4) 伊藤 歩,小川勝己,松本美富士
: 膠原病におけ
る悪性腫瘍の合併について. 東海リウマチ 15: 6973, 1984
5@ BenllettR, O,c0@]nellD : MiXed col]nectivetissue
disease : a cl 血 c0path0l0gic
Study 0f 20
cases.
Sem Arth ㎡ tisRheum
l0 : 25 円1, 1980
6) Blacl( 1ぇ , Zilc0 F, Daw は 血s RL et al : Callcer
in connective tissue disease. Arth@. Ⅲs Rheum
25 : 1130-1133, 1982
7@ McLeish
KR, Smith MR, Golara
AF :Case
ly@npho Ⅲa and membrarep0rt : non H0dgkin,s
n0us
nephr0pathy
血血 Xed c0 Ⅲ ]ective tiss ロ e
disease.A@n J Med Sci 290 : 152 Ⅰ54, 1985
8@ 善本知広,森脇復日,中西貴司他 : シェーグレン
症候群の経過中に MiXed
c0 れ nec 血 ve
tissue disease (MCTD@
を伴い,のちに
悪性リンパ腫を合併し
た 1 例・内科61 : 559- 562, 1988
9) 大崎純三,山本宏司,渡辺尚古池 : 肥大型心筋症
様症状を伴う混合性結合組織病の経過中に肺癌を合
併した 1 例.日脚47 :874 円79, 1988
10@ 日比野宣幸,上村晶代,松本美富士
: 急性白血病
を合併した混合性結合組織病め 例.リウマチ28 :
546 円47, 1988
l1@ 中塚幹也 ,江尻章平 : 自己免疫疾患、
と発癌.臨婦
産 46 : 497-499, 1992
12@ C0mer M, Andrew RH : Re ㎡ ssion 0f sclero.
Ⅰ
Ⅱ
・
Ⅰ
ま
MCTD
と
め
に胃癌と子宮頸癌の 重複を認め,われわれ
の調べ得たかぎり ,
これまでに同様な 報告はみられ
ず,きわめてまれな 1 例を経験した。 今後さらに重複
癌合併例の増加が 予測され,DM
なビほかの膠原病で
は,癌の合併, とくに消化器癌の合併が知られるが,
derma
Rheum
during che@notherapy f0rlylnpho 田a.Al]ll
Dis51
13@ WeineL ES
tromere
: 998- 1000 , 1992
: Chnica@
antibodies
and
associati0n
antibodies
of anti-cento
topoiso
片
lL@ 由美化 : MCTD
に重複癌を認めた 枚 @
ェ
merase@
1.@Arthritis@Rheum@31@
:@378-385 , 1988
14)@ Sharp@ GC , Irv@@ WS , May@ CM@ et@ 3@ :@Asso
ciaLon@ of@ antbodies@ to@ ribonucleoprotCn@ and
Sm@ anti ens@ with@ mixed@ connecti e@ ti sue@ dse
ase , system@@
lupus@ erythematosus@
and@ other
rheumatic@ disease, N@ Engi@ J@ Med@ 295@ :@1149-@
19) 高品 尚哉 : 膠原病と悪性腫瘍.最新医学4h : 313317, 1990
MoertC CG , Dockerty MB , Baggenstones AH
: MuItlple
prmmary
neoplas 田s. Cancer
I4 : 221248, 1961
21)@ Arseneau@ JC@ :@Nonlymphomatous@
malgnant
tum ors com]plicating Hodekin,s
dise ひ 5Se. N E@]el
J`ed・
1119-1122 , 1972
1154 , 1976
ュ
15)@ Singsen@ BH , Bernste@@ BH , Kornreich@
HK@ et
al@ :@Mixed@
connective@ Lssue@ disease@ in@ chid
hood@ :@a@ c nical@ and@ serologic@ su @vey . J@ Pediatr
90 : 893- 900, 1977
16)@ Boice@ JD@:@ Introduction@
to@ the@ study@ of
tiple@primary@cancers . Nati@Cancer@ Inst@Monogr
68 : 3-9, 1985
17) 阿南敏郎,宮部雅次, 辻 秀男 : 当科における重
複癌 31 例の検討.外科診療22 : 697-701,
18) 加納 宣康 ,松原長樹,雑賀俊夫 他 : 最近の重複癌
症例の検討.固塩井48 : 1591- 1596, 1987
Ⅰ
23@ Cumm
NA : Sioe eⅡ,s [email protected]
reseach, diagnoSs and therapy Ann
lnt Med 75 : 937-950 , 1971
24) 加納 正 : 全身性エリ テ マト一デス,甲状腺癌の
合併を見た㎏ A 単独欠損症の 21 歳 男性例 . 口内合
誌 76 : 533-536, 1987
㎞es
aspects
「
of
・
Ⅰ
:
稔 , 弘醇正司,服部孝雄 他 : がん治療にお
ける二次発がん : 胃がん術後補助ィヒ学 療法.癌と化
学療法 13 : 1475- 1483, 1986
Abstract
A@ Case@ of@ Mixed@ Connective@Tissue@
Disease@ Associated@ with@ Gastric@ Cancer@ and@ Cancer@ of@ the
Uterine@ Cervix
Mayumi@
KATAYAMA
, Ikuko@ TANAKA
Shi icH@ INADA@
and@ Makoto@
GOTO
Di isi n@of@Rheumatic@Dseases
, Yutaka@
I-IOSAKO
, Tokyo@Metropoitan@otsuka@HosPt3
A@ 43-year-old@woman@
Wth@ suspected@ MCTD@
. The@ laboratory@findi
but@ant-Sm
, SS , A@and@
i 4cated@
, Takashi@
YAMADA
was@
admitted@ because@ of@ hi h@ fever@ and@ lympha-
. Chest@CT@
and@Spi
ANA
, anti-RNP:@
ogram@reveal
DNA@
and@ Scl-70 ,
d@ l ng@fibrosi , rest Ⅱ cLve
and@ decreased@ diffusion@ capacity Biopsy@ specimen@ by@ gastric@ fiberscope@
・
II@ c@ advanced@
type@
,
, Tokyo
dicated@ hi h@ titers@ of@ specKed@
SS , B@was@not@detected
ventilatory@impairment,@
scree@ng@
gs@ i
HAMA
g@double@cancer
We@report@here@a@very@rare@case@of@MCTD@complicati
denopathy
, Nobuaki@
of@ poor@@ dfferentiated@
adenocarci
oma
・
as
After@ subtot@@ gast-
a , butterfly@ erythema@
and@ hypoxemi
, wHch@
were
improved@ by@ 30@mg/day@ of@ oral@ predni olone . One@ year@ after@ from@ the@ last@operaton , she@ had@ contact
rectomy
,
she@ had@ hi h@ fever , pleuritis, leukope
bleeding,@ and@
squamous@
ce
Ⅰ
phenomenon@6@months@after@from@hysterectomy
carcinoma@
Ⅰ
of@ the@ ute
Ⅱ
ne@
cervix@
was@
diagnosed
・
She@ had@ Raynaud's