金融市場ウィークリー 2017 年 2 月 3 日号 [経済・金融市場動向] ◆ 金融市場見通し・内外経済指標 米経済指標は総じて良好な結果を予想。ただし、米 大統領の政策運営に対する警戒感が続き、米国株は 軟調な推移、ドル高・円安の進行は限定的に [トピックス] ◆ トランプ砲が鳴り響く中、様子見しかないFOMC 声明文では消費者と企業経営者のセンチメント改善 が唯一の新たな材料。大統領令という名のトランプ 砲だけが騒がしく響く中、FOMCには様子見しかない ◆ 日銀の国債買入れに神経質に反応する国債市場 国債買入れ減額への警戒やトランプ発言を受け、10 年国債利回りは今週0.1%を上抜けた。日銀の動向に 国債市場が神経質に反応する展開が続きそうだ ✣[目次]✣ 今週の注目チャート ···················································· 1 Ⅰ.経済・金融市場動向 ················································ 3 金融市場見通し·································································· 3 金融市場レビュー ································································ 4 内外経済指標の解説と予測 ························································ 5 Ⅱ.トピックス ························································ 8 トランプ砲が鳴り響く中、様子見しかないFOMC ······································ 8 日銀の国債買入れに神経質に反応する国債市場 ······································ 9 Ⅲ.参考資料 ························································· 10 今週・来週の主要経済指標 ······················································· 10 月次・四半期のスケジュール ····················································· 12 今週の金融市場の動き ··························································· 15 最新リポート一覧 ······························································· 16 〰〰 マーケット時流潮流 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 シムズ理論はインフレの切り札になるか 調査本部本部長代理 長谷川克之 FTPL、正確には「物価水準の財政理論(Fiscal Theory of Price Level)」への関心が高まってい る。最近では、ノーベル経済学賞も受賞している米プリンストン大学のシムズ教授が提唱、安倍首相 のブレーンともされる浜田宏一内閣官房参与も支持していることが話題となっている。そのシムズ教 授が国立大学の招聘、すなわち、国費で来日。今週、都内で開催されたシンポジウムは盛況だった。 FTPL によれば、ゼロ金利制約下で金融政策が効かない場合には、インフレでファイナンスされる 財政拡張が有効とされる。財政赤字を将来的な増税や歳出削減ではなく、インフレによって賄う、言 わば「無責任な」財政政策のすすめである。教授は、2%の物価目標達成までは日本は消費増税を凍 結するべきであり、目標達成後に利上げなりを実施すれば良いと説く。 日本は 1990 年代末以降ほぼ一貫してゼロ金利制約下にあり、近年ではマネタイゼーションの疑い すら指摘される金融政策を採用する一方で、断続的に財政支出を拡大させてきた。にもかかわらず、 少しもインフレがじゃっ起されなかったこの国で、国民が無責任な政策を鵜呑みにして、消費や投資 に走るとは考えづらい。政策のコストとベネフィットを比較した場合、FTPL が現実的な政策オプシ ョンとは言えないだろう。日本銀行の生活意識アンケートによれば、8 割以上の国民が「物価上昇は どちらかと言えば、困ったものだ」と考えている中で、民主的な政策かどうかも疑わしい。 それでも悩ましいのは、今後、海外発の経済・金融不安、円高不安が高まった場合の対応だ。更な る金融緩和策の発動余地は狭まっている。金融政策と財政政策の事実上の一体化が既に進んでいる中 で、財政政策の重要性が高まっていることは確かである。2019 年の消費増税に向けては、FTPL にか こつけた再延期論が強まることも大いにあり得るだろう。 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) ~今週の注目チャート~ 【 2017 年内の米利上げ予想回数 】 FOMC 声明文には今後の利上げに関するヒントはなく、市場参加者は様子見 60% FOMC (12/13・14) 50% FOMC (1/31・2/1) 3回以上 40% 30% 2回 20% 10% 0% 16/12 17/1 17/2 (年/月) (資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成 【解説】市場参加者の先行きの利上げ予想は、FOMC(1/31・2/1)後もあまり変化していない。声明文の中で は、足元で消費者や企業の景況感が改善しているとの指摘があった。他方、先行きの利上げ時期に関するヒ ントはなく、市場参加者は引き続き 2017 年中に 3 回程度の利上げを織り込んでいる。財政政策等による米経 済押し上げ効果を金融政策に加味するのは、予算教書などである程度の内容が見えた後となりそうだ。 【 S&P500 採用企業の 2016 年 10~12 月期の業種別EPS(1 株当たり利益)増益率予想 】 金融や情報技術がけん引し、予想を上回る改善 全体 金融 公益事業 情報技術 素材 生活必需品 ヘルスケア 不動産 一般消費財・サービス 資本財・サービス 2/1時点 通信 1/1時点 エネルギー ▲ 10 ▲5 0 5 10 15 20 (前年比、%) (注)GICS11業種別分類。 (資料)Thomson Reutersより、みずほ総合研究所作成 【解説】S&P500 採用企業の半数以上が決算発表を終えた。トムソン・ロイターの調査によれば、決算発表前 の 1 月月初には全体で 6.1%の増益率が予想されていたが、予想以上に高い増益率となった金融や情報技術 がけん引し、現時点では 7.5%と 7~9 月期の 4%程度から改善基調を強める見込みだ。一方、事前に 9 四半 期ぶりの黒字転換が予想されたエネルギーは、減益幅は縮小したが増益には至らなかったようだ。 1 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) 【 対米貿易収支 】 輸送用機械、一般機械が黒字の主因である構造は変わらず ((億ドル) 1,200 その他 一般機械 貿易収支 1,000 食品 輸送用機器 800 600 400 200 0 ▲ 200 10/1 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 ((年/月) (注)年換算額。季節調整値。季節調整はみずほ総合研究所による。 (資料)財務省「貿易統計」より、みずほ総合研究所作成 【解説】2016 年 12 月の対米貿易黒字は年率換算値で約 619 億ドルとなった。黒字幅は 2012 年頃から拡大し ていないが、米為替報告書で評価基準とされる 200 億ドルを超える水準が続いている。輸送用機械と一般機 械が黒字の主因である構造は変わらず、自動車に加え一般機械の対米輸出が米国から問題視されるリスクも ある。貿易摩擦への懸念が今後更に高まれば、リスク回避的な円高が進む恐れもあり注視が必要だ。 【 新興国の経常収支と外貨準備・短期対外債務比率 】 資金流出懸念を抱える新興国 (経常収支/GDP、%) 20 シンガポール 15 台湾 10 タイ 韓国 5 香港 ハンガリー マレーシアチェコ 経常赤字 ブルガリア 0 ポーランド アルゼンチン ▲ 5 ベネズエラ トルコ 南アフリカ インドネシア 中国 ブラジル インド チリ メキシコ ロシア フィリピン コロンビア サウジアラビア エジプト ▲ 10 0 1 2 3 4 5 6 外貨準備が手薄 7 8 9 13 10 14 11 15 (外貨準備/短期対外債務、倍) (注)経常収支(対GDP比)は 2016 年の見込み値。短期対外債務は主に 2016Q2~Q3 の実績、外貨準備は入手可能な直近値を使用。 (資料)IMF、世界銀行、Bloomberg より、みずほ総合研究所作成 【解説】今週はドル高圧力の緩和によって対ドルレートの減価が一服した新興国通貨だが、通貨安に対する 懸念は払しょくされていない。今後予想される米国の利上げがドル買い・新興国通貨売りの要因になるため だ。特に経常赤字国では対外負債の増加(対外資産の減少)が通貨安圧力となり、さらに為替介入によって 外貨準備が減少すれば、外貨繰りに対する懸念から資金流出が加速して通貨危機を引き起こすリスクもある。 2 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) Ⅰ.経済・金融市場動向 ~金融市場見通し~ 入国制限に関する大統領 今週の金融市場は、米景気の底堅さを確認する一方、トランプ大統領の 令への署名や為替を巡る 政権運営に対する警戒感が高まり、リスク回避的な動きがみられた。警戒 発言などから、金融市場で 感が高まった要因としては、難民やテロ懸念国(中東・アフリカ)市民の は警戒感が高まる 入国制限に関する大統領令への署名(1/27)や他国が通貨安誘導をしてい るとの米大統領の発言(1/31)が挙げられる。入国制限に関して米国内外 から懸念や批判の声が上がる一方、トランプ大統領は正当性を主張してお り、来週も混乱は収まりそうにない。 最大の注目点である米雇 今晩発表の米雇用統計は、労働市場の改善を確認する内容となるだろう。 用統計は良好な結果を見 また、1月非製造業ISM指数(同)や2月ミシガン大消費者信頼感指数 込む。ただし、警戒感が続 (2/10)も良好な結果を予想しており、来週末にかけて発表される米経済 き、米国株は軟調な推移、 指標からは、米国経済の緩やかな拡大を確認することとなるだろう。経済 米長期金利は小幅な上昇 指標の良好な内容は米株高、米金利上昇、ドル高要因となる。ただし、ト にとどまると予想 ランプ大統領の政策運営に対する警戒感は当面続くとみられ、楽観的なム ードにはなりづらいだろう。米株は底堅いものの軟調な推移となり、米国 の長期金利は小幅な上昇にとどまるとみている。 日本の長期金利は 0.1%超 の水準が続く可能性も 為替については、ドル高地合いを見込むが、日本の長期金利の動向も影 響を与えそうだ。日本の長期金利は今週後半に0.1%超とマイナス金利導入 以来の水準まで上昇した。指値オペ(2/3)の実施により一旦金利は低下し たものの、来週も0.1%近傍で上下に振れる展開となりそうだ。日本の長期 金利の動向が落ち着くまでは円を売りづらい状況が続くとみられ、ドル 高・円安が大幅には進まないと予想する。日本株はドル円相場の推移を見 ながら神経質な動きとなりそうだ。 為替に関する発言には引 2月10日には日米首脳会談が行われる。トランプ大統領は通貨安誘導をし ているとして中国と日本を名指しで批判しており(1/31)、金融市場では日 き続き注意 銀の金融政策にまでトランプ大統領の批判が広がるのではないかとの懸念 もある。トランプ大統領の発言には引き続き注意が必要だ。 (坂中弥生) 【 来週の予想 】 項目 内外金利 内外株式 為 替 予想レンジ USD LIBOR 3カ月(%) 米10年国債(%) 円 TIBOR 3カ月(%) 10年国債(%) ダウ平均(ドル) NASDAQ総合指数(ポイント) 日経平均(円) TOPIX(ポイント) 円/ドル ドル/ユーロ 円/ユーロ 3 1.020 2.35 0.03 0.00 19,600 5,540 18,550 1,470 111.0 1.090 118.5 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 1.060 2.60 0.07 0.15 20,000 5,690 19,450 1,550 115.5 1.055 124.5 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) ~金融市場レビュー~ <内外金利動向> 先週末以降の米 10 年国債利回りは 2.4%台まで小幅に低下した。入国制 日本の 10 年国債利回りは 限に関する大統領令への署名(1/27)や他国が通貨安誘導をしているとの 一時 0.15%まで上昇、日 トランプ米大統領の発言(1/31)などから金融市場では警戒感が高まった。 銀は指値オペを実施 FOMC(1/31・2/1)では事前予想通り金融政策の据え置きが決定された。日 本の 10 年国債利回りは一時 0.15%まで上昇した。日銀の国債買い入れのオ ペレーションに対する不透明感の高まりや、トランプ大統領の円安誘導批 判などから、日本の 10 年国債利回りは週末にかけて 0.1%超の水準まで上 昇した。日銀は 2 度目となる指値オペ(2/3)を実施し、利回りは 0.1%近 傍まで低下している。 <内外株式動向> (坂中弥生) 先週末以降の米株式相場は下落した。経済指標や企業決算は強弱入り混 米株はトランプ大統領の じり、方向感を定めるには至らなかった。しかし、トランプ大統領の移民 保護主義色の強い政策へ 政策を巡る大統領令を受けた混乱が相場の下押し要因となった。また、FOMC の警戒感から下落、日本 では政策金利は据え置きとなり、次回金利引き上げ時期への示唆もなく、 株は円高進行が下押し材 相場への影響は限定的だった。週後半は雇用統計発表を控え、投資家の様 料に 子見姿勢が強まり、こう着感の強い相場展開となった。日本株は下落した。 総じて改善基調が確認された企業決算は好材料であったものの、米国の政 権運営への先行き不透明感や、トランプ大統領の日本への通貨安批判を受 けた円高が株価を下押しし、下落基調を強めた。 <為替動向> (小池睦子) 先週末以降のドル円相場は円高ドル安が進んだ。先週末にトランプ米大 トランプ大統領発言など 統領が 7 カ国からの入国禁止の大統領令に署名したことを受け、政治的な からドル安が進む流れ 混乱への警戒からリスク回避の円買い圧力が高まった。また米大統領の日 本は自国通貨の過小評価を利用しているという発言を材料に、更に円高が 進んだ。今週の FOMC で今後の米利上げ判断に関する新たな材料が出なかっ たことも、ドル安圧力として働いた。また週半ばから進んだ円金利上昇も、 円買い材料になった。ユーロドル相場はドル安ユーロ高地合い。米ナバロ 国家通商会議委員長によるユーロは過小評価されているとの発言や、米金 利の低下がドル安ユーロ高材料として働いた。 (有田賢太郎) <新興・資源国動向> 新興国市場では、NIEs、中南米など多くの国で対ドルレートが増価して 通貨が反発する一方で、 いる。米国の保護主義に対する懸念やトランプ大統領のドル高けん制発言 新興国株は総じて下落 を材料にしたドル売りが原因とみられる。また、10~12 月期の米国の実質 GDP成長率が前期から減速したことも、米金利の上昇を抑えてドル高圧 力(新興国通貨の下落圧力)が一服する要因となった。しかし、株式市場 では新興国通貨の上昇要因となった米国の動向が下押し要因となり、多く の新興国株が下落している。そうした中でトルコ株とベトナム株は 12 月以 降上昇基調が続いており堅調だ。トルコでは足元の通貨安一服もプラス材 料となっているが、リラ反発の持続性については留意が必要だ。 (井上淳) 4 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) ~内外経済指標の解説と予測~ <国 内> 消費が天候要因で下押し 今週発表の指標は、消費関連指標が天候要因で下押しされたものの、雇 された一方で、雇用・生産 用・生産は堅調な結果となった。12 月の小売業販売額(1/30)は、暖冬に は堅調な結果に よる衣料品の不振などから前月比▲1.7%(11 月同+0.2%)と 4 カ月ぶり のマイナスとなった。10~12 月期平均では前期比+1.9%(7~9 月期同+ 1.0%)と 3 四半期連続のプラスとなっており、小売販売は持ち直している といえるが、依然天候要因には脆弱な状況だ。今後は、円安に伴う日用品 の値上がりの影響に留意する必要がある。 有効求人倍率は引き続き 高水準 12月の完全失業率(1/31)は3.1%と前月(3.1%)から横ばいとなった が、就業者数は前月から31万人増加しており、改善を示す結果となった。 12月の有効求人倍率(1/31)も1.43倍と前月から0.02ポイント上昇し、1991 年7月以来の高水準となった。先行指標となる新規求人数は、前月比+5.4% と大幅に増加しており、今後も雇用は緩やかな改善が続く見込みである。 12 月の鉱工業生産指数(1/31)は前月比+0.5%(11 月同+1.5%)と 2 鉱工業生産は 2 カ月連続 カ月連続で上昇した。世界的なITサイクルの改善による電子部品・デバ の増加 イス工業や内需の好調を受けた輸送機械工業の増産がプラスに寄与した。 先行きは、生産計画では 1・2 月にかけて増産が続く見通しであるが、計画 の実現率が下振れしやすい業種の押し上げが大きい点には注意が必要だ。 来週は、国際収支や機械受注などが発表される。 経常収支は前年から黒字 幅拡大 12月の国際収支(2/8)では、9,906億円の経常黒字を見込む。油価の持 ち直しに伴い貿易黒字は縮小するが、第一次所得収支は大幅な黒字を維持 し、経常収支は前年同月(9,401億円)から増加する見込みである。 機械受注はプラス 12月の機械受注(船舶・電力を除く民需)(2/9)は、前月比+5.7%(11 月同▲5.1%)と予測する。自動車や半導体関係の受注が堅調だったほか、 11月開催の国際見本市の効果もあり、底堅い推移を予想する。 (佐藤高) 【 経常収支の推移 】 【 機械受注(船舶・電力を除く民需)の推移 】 (2010年=100) (兆円) 4 150 予測値 第一次所得収支 経常収支 3 140 予測値 月次 2 130 1 120 0 ▲1 110 貿易収支 ▲2 3カ月後方 移動平均 第二次所得収支 100 サービス収支 ▲3 14/01 14/07 15/01 15/07 16/01 (注)2016年12月の値は、みずほ総合研究所による予測値。 (資料)財務省「国際収支統計」より、みずほ総合研究所作成 16/07 90 (年/月) 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 16/01 16/07 (年/月) (注)2016年12月の値は、みずほ総合研究所による予測値。 (資料)内閣府「機械受注統計調査報告」より、みずほ総合研究所作成 5 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) <海 外(米国)> 10~12 月期の成長率は減 10~12 月期の実質GDP成長率は前期比年率+1.9%と、7~9 月期(同 速したが、内需は堅調さ +3.5%)から減速した。成長率押し下げの主因は外需(成長率に対する寄 を維持 与度▲1.7%)である。7~9 月期に南米での悪天候を背景に急増していた大 豆輸出の反動減が、輸出全体を押し下げた。一方で、輸入は幅広い品目で 増加した。国内最終需要(GDP-外需-在庫)は前期比年率+2.5%とな り、7~9 月期(同+2.1%)から加速した。 製造業の業況は一段と改 1 月の製造業ISM指数(2/1、56.0)は 5 カ月連続で上昇し、2014 年 11 善 月以来の高さとなった。重要指標である生産指数、新規受注指数はともに 上昇した。業種別にみると、18 業種中 12 業種が業況改善を報告した(前月: 11 業種)。輸送機械とプラスチック・ゴム製品が業況改善業種に転換した。 一方、非金属鉱物製品、木製品、家具、電気機器、印刷の 5 業種が業況悪 化を報告した(前月:6 業種)。なお、1 月調査においても、ドル高による 悪影響を指摘する企業の声を確認することはできなかった。 1~2 月の FOMC は金融政策 1 月 31 日・2 月 1 日の FOMC は、金融政策の据え置きを決定した。声明文 の据え置きを決定。今後 は、前回 12 月の内容からほぼ変わらなかったが、消費者と企業センチメン の注目点はイエレン議長 トの改善を指摘する文言が追加されたほか、過去のエネルギー及び輸入物 の議会証言、1 月 FOMC 議 価の下落に伴うインフレ押し下げ効果についての言及部分が削除された。 事録 金融政策における今後の注目イベントは、2 月 14・15 日に予定されるイエ レン議長の議会証言、2 月 22 日の 1 月 FOMC 議事録の公表となろう。 今晩以降発表される経済 今晩発表される 1 月の雇用統計(2/3)では、非農業部門雇用者数が前月 指標は、総じて良好な内 差+20 万人になると予想する。最低賃金引き上げの影響が反映される時間 容になると予想 当たり賃金上昇率は前月比高めの伸びとなる可能性がある。また、1 月の非 製造業ISM指数(2/3)は上昇する見通しである。来週発表される指標で は、2 月のミシガン大消費者信頼感指数(2/11、速報値)が 2004 年 1 月以 来の高さとなった前月並みの水準を維持すると予想する。 【 実質GDP成長率 】 (前期比年率、%) 8 【 非農業部門雇用者数 】 政府支出 純輸出 在庫投資 設備投資 住宅投資 個人消費 (前月差、千人) 500 GDP 6 400 5.0 4.0 2.3 2.0 4 3.5 2.6 1.4 2.0 0.9 2 1.9 建設業 鉱業 製造業 民間サービス業 政府部門 非農業部門合計 300 0.8 200 0 100 ▲2 ▲4 (風間春香) 0 ▲1.2 1 2 3 2014 4 1 2 3 2015 4 1 2 3 ▲100 4 16/1 2016 (年/四半期) 16/4 16/7 16/10 17/1 (年/月) (注)1 月はみずほ総合研究所予測値。 (資料)米国労働省より、みずほ総合研究所作成 (資料)米国商務省より、みずほ総合研究所作成 6 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) <海 外(欧州)> 10~12 月期のユーロ圏成 10~12 月期のユーロ圏GDP成長率(1/31)は前期比+0.5%と、7~9 長率は小幅に上昇 月期(同+0.4%)から小幅に高まった。昨年末にかけてユーロ圏景気が堅 調な回復を続けたことを示す結果と言える。需要項目の内訳は未詳だが (3/7 発表予定)、消費や輸出の増加が成長率を押し上げたと推察される。 一部の国では 10~12 月期の成長率が判明しており、ドイツ(同+0.5%、 発表済みの暦年成長率から逆算)やフランス(同+0.4%)の伸び率が高ま ったほか、スペイン(同+0.7%)は高成長を続けた。 1 月のユーロ圏インフレ率(1/31)は前年比+1.8%と、12 月(同+1.1%) 1 月のユーロ圏インフレ 率は急上昇。目先のイン から急上昇した。内訳をみると、エネルギー物価(12 月:同+2.6%→1 月: フレ率は高止まる公算大 同+8.1%)や食品物価(同+1.2%→同+1.7%)の上昇率が高まった。後 者に関しては、年初からの寒波が影響した可能性がある。エネルギー・食 品物価を中心に、目先のインフレ率は高水準にとどまると予想される。 コア・インフレ率は小幅 基調的な物価動向を表すコア・インフレ率(エネルギー・食品等を除く 上昇。先行きの上昇ペー 総合)は同+0.9%と、12 月の水準を維持した。もっとも今後のコア・イン スは緩慢な見込み フレ率の上昇ペースは緩慢だろう。1 月の欧州委員会景気調査(1/30)では、 消費関連業種の値上げ見通しDIが小幅な改善にとどまっている。 イングランド銀行(BOE)は、金融政策の現状維持を発表した(2/2)。 BOEは金融政策の据え 置きを決定。景気見通し 四半期ごとのインフレ報告書では、拡張的な財政政策や世界景気のモメン は上方修正 タムの強まり、足元にかけての個人消費の強さなどを反映し、GDP成長 率が 2017 年+2.0%(11 月報告書:+1.4%)、2018 年+1.6%(同:+1.5%) と各々引き上げられた。 来週は、独仏の企業関連 来週は、ドイツやフランスの 12 月の企業関連統計や、1 月のBOE景気 統計などが発表に 調査などが発表される。企業関連統計では、輸出回復や受注改善の持続性 が注目される。BOE調査では、雇用や設備投資に対する企業の慎重姿勢 (松本惇) が継続するかがポイントである。 【 ユーロ圏・主要国GDP成長率 】 【 ユーロ圏インフレ率 】 (前期比、%) (前年比、%) (前年比、%) 1.0 5.0 1.8 0.8 4.0 1.5 0.6 3.0 1.2 2.0 0.4 0.9 1.0 0.2 0.6 0.0 0.0 0.3 ▲ 1.0 0.0 ▲ 2.0 ▲ 0.3 ▲ 3.0 ▲ 0.2 ▲ 0.4 ▲ 0.6 2015/12 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 2014 2015 ユーロ圏 ドイツ イタリア スペイン 16 フランス ▲ 4.0 16/3 16/6 16/9 ユーロ圏インフレ率 (年/四半期) 16/12 (年/月) コア・インフレ率 エネルギー・食品・アルコール・煙草(右目盛) (資料)Eurostat より、みずほ総合研究所作成 (注)2016Q4 のドイツは、暦年成長率より逆算したもの。 (資料) Eurostat、各国統計局より、みずほ総合研究所作成 7 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) Ⅱ.トピックス ~トランプ砲が鳴り響く中、様子見しかない FOMC~ 様子見決めた 2 月 FOMC 2 月 1 日、米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場予想通り金融政策を据え 置いた。「このところ消費者と企業経営者のセンチメントが改善している」 との指摘を除けば、声明文に新たな情報はなかった。 大統領令という名のトラ ンプ砲はまだまだ続く FOMC は、足元の経済指標の動向に加えて、トランプ政権の政策が米国経 済に及ぼす影響を考慮に入れる必要がある。昨年 12 月の時点で、多くの FOMC 参加者は経済見通しに政策効果を織り込んでいるとされるが、主要政 策の行方は流動的である。 今のところ実施されているのは、選挙中からトランプ大統領が「大統領 就任初日に実施する」としてきた措置が中心であり、通商を含め、経済的 インプリケーションを定量的に得ることが難しいものばかりである(図)。 19 の措置のうち実施されているのは 11 で、大統領令という名のトランプ 砲はまだまだ続きそうだ。残る措置の中でマーケット・インパクトが大き いのは、中国の為替操作国認定や、貿易相手国の不正行為に関する調査で ある。なお、為替発言で注目されているピーター・ナヴァロ国家通商会議 (NTC)委員長は、国家安全保障会議(NSC)への参加が認められて いない。NSCや国家経済会議(NEC)の調整役とされるNTCだが、 このままでは看板倒れに終わるおそれがある。果たしてトランプ大統領は、 NTCに対し、いつ、どのような形で正当性を与えるのだろうか。 税制改革の骨格が揺らい 税制改革(減税)は議会共和党案が土台となって進められているようだ でおり、主要政策の行方 が、国境調整に対して有力議員から疑義が唱えられるなど、特に法人税改 は未だ流動的 革については骨格自体が揺らいでいる状況である。インフラ投資も霧の中 であり、2 月 28 日に予定されているトランプ大統領の両院議会演説や、そ の前後と見込まれる予算教書を待つほかない状況である。 利上げに対するトランプ大統領の口先介入への警戒も燻り、FOMC には、 しばらく様子見という選択肢しかないように思われる。 (小野亮) 【 図表 選挙公約で就任初日に実施するとした 19 の措置とその実施状況】 Ⅰ.政治腐敗の根絶 Ⅱ.雇用不安の解消 Ⅲ.安全・法秩序の回復 ①連邦議会議員の任期制限に向けた憲法修 正提案 ①北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉、もしくは協定第 2205条に基づき脱退するという意思の表明 ①オバマ大統領が発した、憲法違反の大統領令及びメ モランダムの撤回 ②自然減による職員数削減のため、軍隊、公 共の安全、及び公衆衛生を除くすべての連 邦職員の雇用凍結 ②環太平洋パートナーシップ協定(TPP)からの撤退発表 【替わりに、二国間交渉を開始】 ②20名の候補者リストに基づき、合衆国憲法を支持し、 守る、スカリア判事の後任選出手続きの開始 ③規制削減(新連邦規制を1つ導入するごとに 既存規制を2つ削減) ③財務長官に対し、中国を為替操作国として認定するよう 指示 ③(移民に優しい政策を取る)「聖域都市」に対する連 邦資金の停止 ④政府及び議会関係者が公職を離れてから5 年間のロビー活動禁止 ④商務長官及び通商代表部(USTR)に対し、米国の労働 者に不公平な影響を与えている外国の通商濫用行為を 特定し、米国法及び国際法に基づくあらゆる手段を用い て即座にそうした行為を止めさせることを指示 ④200万人以上の犯罪歴を持つ不法移民の国外退去 の開始、及び彼らを引き受けない外国政府へのビザ 停止 ⑤政府関係者による外国政府のためのロビー 活動を生涯禁止 ⑤50兆ドルの価値を有し、雇用を生み出す米国のエネル ギー資源(シェール、原油、天然ガス、精炭を含む)の産 出規制を撤廃 ⑤審査が安全に行われないテロ地域からの移民受け 入れの留保 ⑥外国のロビイストによる米国の選挙資金集 めの完全禁止 ⑥オバマ=クリントンによる邪魔を取り除き、キーストーン・ パイプラインのような、死活的なエネルギー・インフラ・プ ロジェクトを前進 【⑥国防省とアメリカ統合参謀本部に対し、死活的なイ ンフラ施設をサイバー攻撃及びその他のあらゆる攻 撃から守るための包括的計画を策定するよう指示】 ⑦国連気候変動プログラムに対する資金拠出を撤回し、 その資金を米国の水道及び環境インフラの修復に充当 (注)塗り潰された措置(白抜き文字)が、部分的なものを含めて実施済みのもの。 (資料)みずほ One シンクタンクレポート(1 月 23 日発行)をもとに、みずほ総合研究所作成 8 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) ~日銀の国債買入れに神経質に反応する国債市場~ 展望レポートで成長率見 日銀は金融政策決定会合(1/30・31)で金融政策を据え置く一方、成長 通しを引き上げる一方、物 率見通しを上方修正した(図表 1)。海外経済の上振れや円安の動きに加え、 価見通しは据え置き GDPの基準改定も成長率引き上げの要因としている。一方、2017・18 年 度の物価見通しは据え置いた。物価上昇率がマイナス圏で推移する中、「適 合的な期待形成」の要素が強く影響し中長期的な予想物価上昇率が弱含む 局面が続いているとしている。みずほ総合研究所では、原油価格の上昇や 円安を背景に物価上昇率は今後プラス転化すると予想しているが、日銀が 重視する生鮮食品、エネルギーを除く基調的な物価上昇率はゼロ%近傍に 低下している。日銀は物価目標達成時期を 2018 年度頃としているが、年後 半の展望レポートで再度先送りされる可能性が高い。 日銀の国債買入れに神経 質に反応する国債市場 国債市場では、日銀の国債買入れ減額への警戒感から、10 年国債利回り が今週 0.1%を上抜けた。先月の金融調節で市場の予想に反し中期ゾーンの 国債買入れオペが見送られたことや、トランプ大統領が日本の金融政策を 円安誘導策と示唆する発言を行ったことなどが要因と考えられる。本日日 銀は国債買入れを増額するとともに、指値オペを通知した。来週にかけて も今晩の雇用統計しだいで金利上昇圧力が高まる可能性があり、日銀の対 応に注目が集まる。本日発表された 12 月会合の議事要旨では、国債買入れ の運営について「金利の水準だけでなく、金利変化のスピードやモメンタ ム、その背後にある要因なども勘案する」、 「長期金利操作目標の上限・下 限をそれぞれ+0.1%、▲0.1%とするような画一的な基準を設けることは 適当ではない」との議論が見られる。 日銀は国債買入れの持続性に問題はないとしているが、国債買入れの応 札倍率は 2016 年以降下振れる局面が増えている(図表 2) 。4 月以降は国債 発行額の減額が見込まれており、国債買入れは更に難しさが増すだろう。 「約 80 兆円」とされる国債買入れ年間増加額について、市場動向を踏まえ つつ今後見直される可能性が高い。日銀の動向に国債市場が神経質に反応 (野口雄裕) する展開が当面続きそうだ。 【 図表 1 展望レポート(2017 年 1 月) 】 【 図表 2 国債買入れオペ応札倍率 】 実質GDP 2016年度 10月時点の見通し 2017年度 10月時点の見通し 2018年度 10月時点の見通し +1.2~+1.5 (+1.4) +0.8~+1.0 (+1.0) +1.3~+1.6 (+1.5) +1.0~+1.5 (+1.3) +1.0~+1.2 (+1.1) +0.8~+1.0 (+0.9) ( 国債買入れ:3年超5年以下 ) (億円) (対前年度比:%) 6,000 消費者物価指数 (除く生鮮食品) -0.2~-0.1 (-0.2) -0.3~-0.1 (-0.1) +0.8~+1.6 (+1.5) +0.6~+1.6 (+1.5) +0.9~+1.9 (+1.7) +0.9~+1.9 (+1.7) 5,000 6.0 4,000 5.0 3,000 4.0 応札倍率(右軸) 2,000 3.0 1,000 2.0 0 2014/06 (億円) 6,000 1.0 2014/12 2015/06 2015/12 ( 国債買入れ:5年超10年以下 ) 2016/06 2016/12 (年/月) 国債買入れオファー額 5,000 4,000 (倍) 7.0 6.0 5.0 応札倍率(右軸) 3,000 4.0 2,000 3.0 1,000 2.0 0 2014/06 (注)政策委員の大勢見通し。( )内は政策委員見通しの中央値 (資料)日本銀行 (倍) 7.0 国債買入れオファー額 1.0 2014/12 2015/06 2015/12 2016/06 2016/12 (暦年) (資料)日本銀行よりみずほ総合研究所作成 9 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) Ⅲ.参考資料 今週の主要経済指標 経 済 指 標 等 日 付 1/27(金) 米 今回実績 GDP(10~12月期速報) 前期比年率 ミシガン大消費者信頼感指数(1月確報) 1/30(月) 日 前回実績 予想 +1.9% +2.2% 7~9月期 +3.5% 98.5 98.1 12月確報 98.2 耐久財受注(12月) 前月比 ▲0.4% +2.5% R ▲4.8% 百貨店・スーパー販売額[既存店](12月速報) 小売業販売額(12月速報) 前年比 前年比 ▲1.3% +0.6% ▲1.0% +1.7% ▲0.3% +1.7% 2年利付国債入札:最高利回り ▲0.171%、 平均利回り ▲0.173%、 入札倍率 5.19倍 米 個人所得(12月) 消費支出(12月) コアPCEデフレータ(12月) 前月比 前月比 前年比 +0.3% +0.5% +1.7% +0.4% R +0.5% +1.7% R +0.1% +0.2% +1.7% 中古住宅販売仮契約指数(12月) 前月比 +1.6% +1.0% ▲2.5% 前月比 +0.5% +0.3% +1.5% 季調済年率 92.3万戸 93.8万戸 R 95.4万戸 1/31(火) 日 鉱工業生産(12月速報) 新設住宅着工戸数(12月) 日銀金融政策決定会合(30・31日) 日銀総裁定例記者会見 日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解) 有効求人倍率(12月) 1.43倍 1.42倍 1.41倍 3.1% 3.1% 3.1% 前年比 ▲0.3% ▲0.9% ▲1.5% 前年比 +5.3% +5.0% +5.1% 111.8 112.8 113.3 前期比 +0.5% +0.6% 7~9月期 +0.6% 前期比 +0.5% +0.5% 7~9月期 +0.4% 前年比 +1.8% +1.5% +1.1% 51.3 51.2 51.4 54.6 N.A. 54.5 56.0 55.0 54.5 43.2 43.4 43.1 完全失業率(12月) 実質消費支出[二人以上の全世帯](12月) 米 S&P/コアロジックCS住宅価格指数[20都市](11月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(1月) 雇用コスト指数(10~12月期) 欧 ユーロ圏GDP(10~12月期速報) ユーロ圏消費者物価(1月速報) 2/1(水) 中 製造業PMI(1月) 非製造業PMI(1月) 米 FOMC(31・1日) 製造業ISM指数(1月) 2/2(木) 日 消費動向調査(1月) 消費者態度指数 10年利付国債入札:最高利回り 0.092%、 平均利回り 0.087%、 入札倍率 3.62倍 米 失業保険新規申請件数(~1/28) 英 英中銀金融政策委員会(1・2日) 246千人 2/3(金) 日 日銀金融政策決定会合議事要旨(12/19・20分) 中 財新製造業PMI(1月) 51.0 250千人 R 51.8 260千人 51.9 予想:情報ベンダー(Bloomberg、Reuters 等)の取りまとめた予想コンセンサス。 米国の経済指標は特に断りのない限り季調値。 R は改定値。 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、 泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア 10 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) 来週の主要経済指標 日 付 2/3(金) 経 済 指 標 等 米 予 想 雇用統計(1月) 失業率 非農業部門雇用者数 時間当たり賃金(全従業員ベース) 2/7(火) 日 毎月勤労統計(12月速報) 日 4.7% +156千人 +0.4% 4.6% +204千人 ▲0.1% [57.2] 56.6 56.2 前年比 +0.4% +0.5% +0.1% 先行DI 一致DI 先行CI 一致CI [77.8%] [100.0%] [105.4] [115.2] 70.0% 100.0% 102.8 115.0 80.0% 94.4% 100.8 113.5 N.A. 53.4 53.1 ▲450億㌦ ▲452億㌦ ▲424億㌦ 名目賃金 景気動向指数(12月速報) 10年物価連動国債入札 中 財新サービスPMI(1月) 米 貿易収支(12月) 前々回 [4.7%] [+200千人] [+0.4%] 前月差 前月比 非製造業ISM指数(1月) 2/6(月) 前 回 財・サ収支 3年国債入札 2/8(水) 日 経常収支 [+9,906億円] +1兆4,155億円 +1兆7,199億円 (前年比) [+5.4%] +28.0% +22.7% 貿易収支 [+2,500億円] +3,134億円 +5,876億円 (前年比) [+28.7%] +186.5% 国際収支(12月速報) 景気ウォッチャー調査(1月) 現状判断DI 51.8 51.4 51.4 前月比 前年比 [+5.7%] [+8.4%] ▲5.1% +10.4% +4.1% ▲5.6% 前年比 前年比 前年比 N.A. N.A. N.A. +4.0% +3.4% +2.1% +3.9% +3.4% +1.9% [260千人] 246千人 260千人 前月比 [▲0.1%] +0.2% 0.0% 前月比 前年比 [+0.1%] [▲0.1%] +0.6% ▲1.2% +0.4% ▲2.2% 中 貿易収支(1月) 米ドル +500億㌦ +407億㌦ +432億㌦ 輸出総額(1月) 前年比 +1.8% ▲6.2% ▲1.5% 前年比 +9.8% +3.1% +5.5% [98.3] 98.5 98.2 日銀金融政策決定会合における主な意見(1/30・31分) 米 10年国債入札 印 金融政策決定会合(7・8日) 2/9(木) 泰 金融政策決定会合 日 機械受注(12月) [船舶・電力を除く民需] マネーストック(1月速報) M2 M3 広義流動性 30年利付国債入札 中曽日銀副総裁挨拶(高知県金融経済懇談会) 米 失業保険新規申請件数(~2/4) 30年国債入札 比 金融政策決定会合 2/10(金) 日 第3次産業活動指数(12月) 国内企業物価指数(1月) 輸入総額(1月) 米 ミシガン大消費者信頼感指数(2月速報) 予想:[ ]はみずほ総合研究所予想、それ以外はコンセンサス(Bloomberg 等)。予定は変更になる可能性があります。 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、 泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア 11 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) 2 月のスケジュール 国 内 米 1 新車販売台数(1 月) 1 2 消費動向調査(1 月) 10 年利付国債入札 日銀金融政策決定会合議事要旨(12/19・20 分) 2 3 3 4 4 5 5 6 毎月勤労統計(12 月速報) 7 国 他 米 FOMC(31・1 日) 製造業ISM指数(1 月) 英 英中銀金融政策委員会(1・2 日) 米 労働生産性(10~12 月期暫定) 米 非製造業ISM指数(1 月) 雇用統計(1 月) 製造業新規受注(12 月) 6 景気動向指数(12 月速報) 10 年物価連動国債入札 8 日銀金融政策決定会合における主な意見(1/30・31 分) 国際収支(12 月速報) 景気ウォッチャー調査(1 月) 9 中曽日銀副総裁挨拶(高知県金融経済懇談会) 機械受注統計(12 月),マネーストック(1 月速報) 30 年利付国債入札 10 第 3 次産業活動指数(12 月) 企業物価指数(1 月) 11 建国記念の日(日本休場) 8 米 貿易収支(12 月) 3 年国債入札 米 10 年国債入札 9 米 30 年国債入札 12 12 13 GDP(10~12 月期 1 次速報) 13 14 設備稼働率(12 月) 5 年利付国債入札 15 17 14 米 イエレンFRB議長講演(上院銀行委員会) PPI(1 月) 15 米 イエレンFRB議長講演(下院金融サービス委員会) 鉱工業生産・設備稼働率(1 月) 小売売上高(1 月) CPI(1 月) ネット対米証券投資(12 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(2 月) 16 米 住宅着工・許可件数(1 月) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(2 月) 17 米 景気先行指数(1 月) 18 18 19 19 20 貿易統計(1 月) 20 米 ワシントン誕生日(米国休場) 21 全産業活動指数(12 月) 21 米 2 年国債入札 22 22 米 FOMC 議事録(1/31・2/1) 中古住宅販売件数(1 月) 5 年国債入札 独 ifo景況感指数(2 月) 23 米 7 年国債入札 16 23 20 年利付国債入札 24 7 10 米 連邦財政収支(1 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(2 月速報) 11 25 24 米 新築住宅販売件数(1 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(2 月確報) 25 26 26 27 27 米 耐久財受注(1 月) 28 鉱工業生産(1 月速報) 商業動態統計(1 月速報) 住宅着工統計(1 月) 2 年利付国債入札 28 米 GDP(10~12 月期暫定) シカゴPMI指数(2 月) S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市・12 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(2 月) *印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ 12 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) 3 月のスケジュール 国 1 2 3 内 米 法人企業統計調査(10~12 月期) 新車販売台数(2 月) 10 年利付国債入札 1 消費者物価(1 月全国・2 月都区部) 消費動向調査(2 月),家計調査(1 月) 労働力調査(1 月) 3 4 5 5 6 6 30 年利付国債入札 米 製造業ISM指数(2 月),個人所得・消費支出(1 月) ベージュブック(地区連銀経済報告) 2 4 7 国 他 米 非製造業ISM指数(2 月) 米 製造業新規受注(1 月) 7 米 貿易収支(1 月),3 年国債入札 GDP(10~12 月期 2 次速報) 景気ウォッチャー調査(2 月),国際収支(1 月速報) 景気動向指数(1 月速報) 9 マネーストック(2 月速報),毎月勤労統計(1 月速報) 5 年利付国債入札 10 法人企業景気予測調査(1~3 月期) 企業物価指数(2 月) 11 8 米 労働生産性(10~12 月期改訂) 10 年国債入札 12 12 13 機械受注統計(1 月),第 3 次産業活動指数(1 月) 13 14 20 年利付国債入札 14 米 PPI(2 月) 15 設備稼働率(1 月) 18 15 米 FOMC(14・15 日),小売売上高(2 月),CPI(2 月) ネット対米証券投資(1 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(3 月) 16 英 英中銀金融政策委員会(15・16 日) 米 住宅着工・許可件数(2 月) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(3 月) 17 米 鉱工業生産・設備稼働率(2 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(3 月速報) 景気先行指数(2 月) 18 19 19 20 春分の日(日本休場) 20 21 21 米 経常収支(10~12 月期) 22 日銀金融政策決定会合議事要旨(1/30・31 分) 全産業活動指数(1 月),貿易統計(2 月) 40 年利付国債入札 23 22 米 中古住宅販売件数(2 月) 8 16 日銀金融政策決定会合(15・16 日) 日銀総裁定例記者会見 17 資金循環統計(10~12 月期速報) 欧 ECB政策理事会 米 30 年国債入札 10 米 雇用統計(2 月) 連邦財政収支(2 月) 11 9 24 23 米 イエレンFRB議長講演(ワシントン D.C.) 新築住宅販売件数(2 月) 24 米 耐久財受注(2 月) 25 25 26 26 27 日銀金融政策決定会合における主な意見(3/15・16 分) 27 米 2 年国債入札 独 ifo景況感指数(3 月) 28 28 米 5 年国債入札 S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市・1 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(3 月) 29 商業動態統計(2 月速報) 29 7 年国債入札 30 2 年利付国債入札 30 米 GDP(10~12 月期確定),企業収益(10~12 月期) 31 消費者物価(2 月全国・3 月都区部) 鉱工業生産(2 月速報),住宅着工統計(2 月) 労働力調査(2 月),家計調査(2 月) 31 米 個人所得・消費支出(2 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(3 月確報) シカゴPMI指数(3 月) *印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ 13 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) 四半期スケジュール 4月 日 本 3 4 6 7 10 11 12 13 18 20 21 26 27 28 米 国 3 4 5 7 10 11 12 13 14 17 18 19 20 21 25 26 27 28 5月 日銀短観(3 月調査) 新車販売台数(3 月) 10 年利付国債入札 消費動向調査(3 月) 毎月勤労統計(2 月速報) 景気動向指数(2 月速報) 景気ウォッチャー調査(3 月) 国際収支(2 月速報) 10 年物価連動国債入札 機械受注統計(2 月) マネーストック(3 月速報) 企業物価指数(3 月) 30 年利付国債入札 5 年利付国債入札 貿易統計(3 月) 20 年利付国債入札 第 3 次産業活動指数(2 月) 全産業活動指数(2 月) 日銀金融政策決定会合(26・27 日) 日銀総裁定例記者会見 日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的 見解) 商業動態統計(3 月速報) 鉱工業生産(3 月速報) 2 年利付国債入札 1 新車販売台数(4 月) 8 消費動向調査(4 月) 11 景気ウォッチャー調査(4 月) 国際収支(3 月速報) 12 マネーストック(4 月速報) 15 企業物価指数(4 月) 16 第 3 次産業活動指数(3 月) 23 全産業活動指数(3 月) 30 商業動態統計(4 月速報) 31 鉱工業生産(4 月速報) 製造業ISM指数(3 月) 貿易収支(2 月) 非製造業ISM指数(3 月) FOMC 議事録(3/14・15) 雇用統計(3 月) 3 年国債入札 10 年国債入札 連邦財政収支(3 月) 30 年国債入札 PPI(3 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(4 月速報) 小売売上高(3 月) CPI(3 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(4 月) 鉱工業生産・設備稼働率(3 月) 住宅着工・許可件数(3 月) ベージュブック(地区連銀経済報告) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(4 月) 景気先行指数(3 月) 中古住宅販売件数(3 月) 新築住宅販売件数(3 月) 2 年国債入札 S&P/コアロジック CS 住宅価格指数(20 都市 ・2 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(4 月) 5 年国債入札 7 年国債入札 耐久財受注(3 月) GDP(1~3 月期速報) シカゴPMI指数(4 月) 雇用コスト指数(1~3 月期) 1 1 2 8 9 12 13 16 21 27 29 30 3 4 5 9 10 11 12 15 16 18 23 24 25 26 30 31 欧 州 27 ECB政策理事会 6月 製造業ISM指数(4 月) 個人所得・消費支出(3 月) FOMC(2・3 日) 非製造業ISM指数(4 月) 貿易収支(3 月) 労働生産性(1~3 月期暫定) 雇用統計(4 月) 3 年国債入札 連邦財政収支(4 月) 10 年国債入札 PPI(4 月) 30 年国債入札 ミシガン大学消費者信頼感指数(5 月速報) 小売売上高(4 月) CPI(4 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(5 月) 鉱工業生産・設備稼働率(4 月) 住宅着工・許可件数(4 月) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(5 月) 景気先行指数(4 月) 新築住宅販売件数(4 月) 2 年国債入札 FOMC 議事録(5/2・3) 中古住宅販売件数(4 月) 5 年国債入札 7 年国債入札 GDP(1~3 月期暫定) 企業収益(1~3 月期暫定) 耐久財受注(4 月) 個人所得・消費支出(4 月) S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市 ・3 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(5 月) ベージュブック(地区連銀経済報告) シカゴPMI指数(5 月) 11 英中銀金融政策委員会(10・11 日) 1 2 5 12 13 14 15 16 20 21 22 23 26 27 28 29 30 法人企業統計調査(1~3 月期) 新車販売台数(5 月) 消費動向調査(5 月) 景気ウォッチャー調査(5 月) 国際収支(4 月速報) マネーストック(5 月速報) 第 3 次産業活動指数(4 月) 企業物価指数(5 月) 法人企業景気予測調査(4~6 月期) 日銀総裁定例記者会見 日銀金融政策決定会合(15・16 日) 全産業活動指数(4 月) 資金循環統計(1~3 月期速報) 商業動態統計(5 月速報) 鉱工業生産(5 月速報) 製造業ISM指数(5 月) 労働生産性(1~3 月期改訂) 貿易収支(4 月) 雇用統計(5 月) 非製造業ISM指数(5 月) 連邦財政収支(5 月) 3 年国債入札 10 年国債入札 PPI(5 月) 30 年国債入札 FOMC(13・14 日) 小売売上高(5 月) CPI(5 月) 鉱工業生産・設備稼働率(5 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(6 月) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(6 月) 住宅着工・許可件数(5 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(6 月速報) 経常収支(1~3 月期) 中古住宅販売件数(5 月) 景気先行指数(5 月) 新築住宅販売件数(5 月) 耐久財受注(5 月) 2 年国債入札 S&P/コアロジック CS 住宅価格指数(20 都市 ・4 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(6 月) 5 年国債入札 7 年国債入札 GDP(1~3 月期確定) 企業収益(1~3 月期改訂) 個人所得・消費支出(5 月) シカゴPMI指数(6 月) 8 ECB政策理事会 15 英中銀金融政策委員会(14・15 日) *印は期日未定を示す〔予定は変更の可能性があります〕 14 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) 今週の金融市場の動き [海外金利] 1/26 ドルLIBOR 3M(%) ユーロドル金先(Mar17) 1/27 1/30 1/31 2/1 2/2 2/3 前週末比 1.03900 1.03900 1.03400 1.03456 1.03456 1.03372 ▲ 0.00528 98.905 98.910 98.920 98.925 98.925 98.930 0.020 米国債(10年、%) 2.504 2.484 2.488 2.453 2.470 2.474 ▲ 0.011 スワップ金利(10年、%) 2.414 2.397 2.397 2.365 2.383 2.387 ▲ 0.010 独国債(10年、%) 0.484 0.462 0.449 0.436 0.468 0.427 ▲ 0.035 英国債(10年、%) 1.515 1.471 1.444 1.417 1.449 1.383 ▲ 0.088 [内外株式] 1/26 ダウ平均(㌦) S&P500指数 NASDAQ総合指数 日経平均(円) TOPIX(Pt.) 1/27 1/30 1/31 2/1 2/2 2/3 前週末比 20,100.91 20,093.78 19,971.13 19,864.09 19,890.94 19,884.91 ▲ 208.87 2,296.68 2,294.69 2,280.90 2,278.87 2,279.55 2,280.85 ▲ 13.84 5,655.18 5,660.78 5,613.71 5,614.79 5,642.65 5,636.20 19,402.39 19,467.40 19,368.85 19,041.34 19,148.08 18,914.58 18,918.20 ▲ 549.20 ▲ 24.59 1,545.01 1,549.25 1,543.77 1,521.67 1,527.77 1,510.41 1,514.99 ▲ 34.26 出来高(百万株) 2,300.01 1,947.17 1,532.74 1,997.47 2,032.17 2,128.18 2,116.97 169.80 売買代金(億円) 27,423.57 24,304.18 19,240.62 24,867.29 25,281.35 25,703.31 26,288.16 1,983.98 2,861.55 2,859.69 2,877.28 2,868.86 2,871.06 2,863.40 2,860.22 0.53 1/26 1/27 1/30 1/31 2/1 2/2 2/3 日経JASDAQ平均(円) [円金利] TIBOR 3カ月(%) 前週末比 0.05600 0.05600 0.05600 0.05600 0.05600 0.05600 0.05600 0.00000 ユーロ円金先(Mar17) 99.940 99.945 99.945 99.945 99.945 99.945 99.940 ▲ 0.005 新発国債(10年、%) 0.085 0.075 0.080 0.085 0.090 0.110 0.095 0.020 長国先物(Mar17) 149.84 150.00 149.93 149.88 149.77 149.68 149.76 ▲ 0.240 スワップ金利(5年、%) 0.105 0.099 0.103 0.106 0.110 0.115 0.115 0.016 [為替] 1/26 1/27 1/30 1/31 2/1 2/2 2/3 前週末比 円/$ 114.53 115.10 113.77 112.80 113.25 112.80 113.03 ▲ 2.07 $/EUR 1.0682 1.0699 1.0695 1.0798 1.0769 1.0759 1.0757 0.0058 円/EUR 122.35 123.13 121.68 121.80 121.95 121.35 121.59 ▲ 1.54 (注)前週末比は、海外などについては現時点での直近値と前週末値との比較。 東京市場の発行日表示値は終値もしくは 15:00 時点値。 米国 10 年債、米金利スワップ 10 年物は Bloomberg の終値。 日本株出来高・売買代金はそれぞれ東京証券取引所第一部出来高・売買代金。 TIBOR は全銀協発表のユーロ円 TIBOR 平均値。 新発 10 年国債は日本相互証券発表の気配値。 金利先物は東京金融取引所(TFX)のユーロ円 3 ヵ月金利先物。 独・英 10 年国債は Bloomberg の提示する終値。 為替は NY 時間終値(発行日のみ東京時間 15:00 時点、出所:Bloomberg) 。 15 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号) 最新リポート一覧 <みずほインサイト> 2017 年 2 月 3 日 財政政策でインフレは実現するか~誤解されがちな「FTPL(物価水準の財政理論)」~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp170203.pdf 2017 年 2 月 1 日 2017 年度の年金改定率は▲0.1%~物価下落により 3 年ぶりのマイナス改定~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/pl170201.pdf 2017 年 2 月 1 日 フランス大統領選は「三つ巴」に~社会党予備選で高まる無所属・マクロン氏の存在感~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/eu170201.pdf 2017 年 1 月 27 日 GDP 基準改定により潜在成長率は 1%近くまで上昇 http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp170127.pdf <内外経済見通し> 2016 年 12 月 8 日 2016・17 年度 内外経済見通し(2016 年 7~9 月期 GDP2 次速報後改訂) ~トランプ次期政権の政策を織り込み、米国中心に見通しを上方修正~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_161208.pdf 2016 年 11 月 15 日 2016・17 年度 内外経済見通し ~世界経済は緩やかに持ち直し、トランプは世界を変えるか~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_161115.pdf 2016 年 5 月 10 日 MIZUHO Research & Analysis no.1 特集 グローバル経済の中長期展望と日本産業の将来像~パラダイムシフトと日本の針路~ http://www.mizuho-fg.co.jp/company/activity/onethinktank/vol001/pdf/all.pdf 執筆担当者 ・市場調査部 武内浩二 野口雄裕 井上 淳 大塚理恵子 坂中弥生 03-3591-1244 03-3591-1249 03-3591-1197 03-3591-1420 03-3591-1242 [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] ・欧米調査部 小野 亮 吉田健一郎 松本 惇 風間春香 03-3591-1219 03-3591-1265 03-3591-1199 03-3591-1418 [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] ・経済調査部 有田賢太郎 大野晴香 佐藤 高 上里 啓 高瀬美帆 03-3591-1419 03-3591-1243 03-3591-1294 03-3591-1284 03-3591-1416 [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] 当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり、商品の勧誘を目的としたものではありません。 本資料は、当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが、その正確性、確実性を保証 するものではありません。また、本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります。 発行・編集/みずほ総合研究所 調査本部 〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-2-1 TEL.03-3591-1296 16 金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 3 日号)
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