GANBA TRAINER`S TIMES 2017 Vol.2

GANBA TRAINER’S TIMES VOL.2
2017.2.1
produced by PHYSIO FUKUOKA
筋肉痛
筋肉痛がその日ではなく、翌日になってから起こるのは何故でしょうか?
筋力トレーニングによって起こる筋肉の微細な損傷は、軽度の怪我といえます。
怪我は治さなければならないので、その損傷した部位を修復するために、炎症反応という修復
反応が起こります。炎症反応とは、白血球による修復作業で、損傷部位を一度徹底的に破壊して
から再び作り直すという荒療治を行います。
そしてこの炎症反応の進行に時間がかかってしまうため、筋肉痛が翌日になってから起こるの
です。怪我をした部分が後になってから疼くのも、同じように炎症反応が遅れて起こるためです。
筋肉痛は炎症の程度を表しているので、この筋肉痛の引き具合は回復の一つの目安となります。
筋肉痛がおさまってから次のトレーニングをするというのは、回復に合わせた理にかなった方法といえます。
筋トレの程度にもよりますが、筋トレ後の炎症反応が起こってから終了するまでの時間は一般的に48∼72時間とされています。筋トレの頻度として、同一部位の筋トレは中2日程
度の休息を入れて、週に2回くらい行うのが良いといわれるのはこのためです。
ちなみに、乳酸はトレーニングによって発生しますが、運動後30分ほどで代謝されてなくなるので、翌日に起こる筋肉痛とは関係ありません。
ダンベルと鉄アレー
筋トレでよく使う
「ダンベル」と「鉄アレー」ですが、何が違うのでしょうか?
一般的にダンベルはプレートがついたもので、鉄アレーは丸い鉄球がついたものというイメージがあり、実際に
そのように使い分けられていることが多いようですが、正しくはダンベルの和訳が鉄アレーになります。
ダンベルとは、Dumb(黙る)とBell(ベル・鈴)で音がしない鈴という意味です。
ダンベルの始まりは、古代ギリシャの時代に重たい鈴を重りにしてトレーニングをしていたことにさかのぼります。
このときに、鈴が鳴るとうるさいので鈴の舌(鈴の中にぶら下がっている部分)を取って音が鳴らないようにした
ことから、このように名付けられたといわれています。
バーベルは、このダンベルのバーの部分を長くして作られたものだとされています。
日本にダンベルが入ってきた明治時代に、このダンベルを日本語訳で「亜鈴(アレー、アレイ)」と呼んだのが鉄アレーの語源となります。カタカナで書かれることが多いアレーです
が、実は日本語だったのです。英語だと思って外国人に言っても通じないので、注意してください。
過負荷の原理
身体に変化を与えるためには、トレーニングによってある一定レベル以上の刺激を与える必要がありますが、これを「過負荷(オーバーロード)の原理」といいます。
筋肉を発達させることを目的とした筋力トレーニングの場合、普段何もトレーニングをしていない人なら、日常生活でかかる負荷よりも明らかに高い負荷をトレーニ
ングで筋肉にかけることで、それが過負荷となり、筋肉は適応してレベルアップしてくれます。
普段から筋力トレーニングを行っている人の場合は、同じ負荷重量、反復回数の同じメニューを
繰り返し行っても、そのメニューに身体が慣れてしまえば過負荷にはならず、筋力の維持はでき
ても、さらなるレベルアップにはつながりません。
さらに筋肉を強く大きくさせるためには、慣れている強度以上の負荷を与えなければいけないの
です。
したがって、トレーニングによって筋力が増強し、そのトレーニングに身体が慣れてきたら、
筋力のアップに応じて使用する重量や反復回数を増やしていく必要があるのです。
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