ブタのゲノム解読に成功~品種改良を加速化

農林水産技術会議事務局
ブタのゲノム解読に成功~品種改良を加速化~
研究成果情報
・ 国際共同研究により、ブタゲノムのおよそ90%について塩基配列の解読を行いました。
・ さらに、わが国によるおよそ15,000個の遺伝子解読等により、約25,000個と見られるブタ遺伝子の構造についても明らかになりました。
・ これらのブタゲノム解析の成果は、ブタの品種改良や高品質・安全な豚肉の生産、実験動物としてのブタの利用の促進につながります。
肉豚生産で重要な
デュロック種ブタを
対象に
国際コンソーシアム
によるゲノム解読
発現している
(実際に使われている)
遺伝子配列の解読
およそ2.8Gbのブタゲノム塩基配列の
90%(25.2億塩基対)を精密解読
1400
?
選抜の効率化
ゲノム情報を用いたブタ品種改良の加速化
高品質・安全な豚肉の生産に貢献
1200
遺伝子数
1000
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
800
遺伝子改変
クローンブタの作出
600
400
200
0
11
12
13
14
15
16
17
18
X
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 X Y
染色体
約25,000個の
ブタ遺伝子構造が明らかに
☎ 詳しい情報を知りたい、という方はお気軽にご連絡ください。
(国研)農研機構 生物機能利用研究部門 企画連携室
TEL:028-838-7426 FAX:028-838-7106
Email: [email protected]
ブタの実験モデル動物としての利用
医療用途等でも活用が視野に