篠山市景観計画の変更について(PDF:182KB)

篠山市景観計画の変更について
1.変更の趣旨
篠山の有する素晴らしい景観を未来に引き継ぐため、平成23年に景観法に基づく景観
行政団体となり、景観行政を進める上での基本的な計画である「篠山市景観計画」を策定
しました。また、同年4月1日から「篠山市景観条例」を施行し、開発や建築行為等に対
する助言・指導を通して適正な景観誘導を図っています。
特に歴史的な町並みが色濃く残る城下町地区と上立杭地区については、景観計画の歴史
地区に指定し、歴史的な町並みと調和した景観形成を図っています。
平成24年には歴史的な町の区域である福住地区が重要伝統的建造物群保全地区(以下
重伝建地区)に選定されました。篠山市では、福住地区の一層の歴史的な町並みを活かし
た景観形成を図るため、篠山城下町地区と同様に重伝建地区を中心に今後建物立地が予想
される周辺区域も含めて歴史地区に指定し、福住地区独自の景観形成の基本方針及び基準
を定め、より一層歴史的な町並みと調和した景観形成を進めていきます。
このため、景観計画の歴史地区に「福住地区」を加えるよう「篠山市景観計画」の変更
を行うものです。
また、近年太陽光パネルを設置するため、片勾配屋根の計画が増加しています。篠山城
下町地区では、歴史的な町並み景観を保全するため、切妻や寄棟などの二方向以上の勾配
屋根にするよう指導していますが、大手公共的景観創出ゾーン、中央商店街景観創出ゾー
ン及び一般市街地景観修景ゾーンでは、景観形成基準が「勾配屋根」としか記述がないた
め、片勾配屋根で計画されるケースもあります。このことから、景観形成基準を明確にす
るため、
「二方向以上の勾配屋根」に変更します。
2.変更の概要
(1)
「福住地区」を新たに歴史地区に指定し、地区別計画を規定
第4章 景観計画 3.地区別計画
■歴史地区
「福住地区を追加する」
■指定区域図
「福住地区を追加する」
第6章 地区別計画 3.歴史地区 3)福住地区
「新たに規定する」
【変更理由】
重伝建地区に選定された福住地区の歴史的な町並みと調和した景観形成を積極的に推
進するため、地区別計画の歴史地区に福住地区を新たに加えます。
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(2)歴史的な町の区域から福住地区を削除
第4章 景観計画 2.景観計画区域 ○良好な景観形成を図るための区域区分
■歴史的な町の区域 「写真を八上上の写真に変更」
第5章 市全域計画 1.歴史的な町の区域 ■景観 【区域の指定状況】
「区域の指定状況から福住、安口、川原を削除」
【変更理由】
福住地区が歴史地区に位置づくため、歴史的なまちの区域の写真を八上上の写真に変更
し、また、区域の指定状況から福住地区の福住、安口、川原を削除します。
(3)屋外広告物等の表示等に関する制限の変更
第7章
屋外広告物の表示及び屋外広告物を掲出する物件の設置に関する行為の制限に
関する事項
2.屋外広告物等の表示等に関する制限の変更 (1)禁止地域
■禁止地域の区分及び方針 「第3種禁止地域の対象地区に福住地区を追加」
【変更理由】
新たに福住地区を歴史地区に加えるため、福住地区を第3種禁止地域に位置付けます。
(4)第6章
地区別計画の
3.歴史地区
(1)篠山城下町地区の項(ウ)大手公共
的景観創出ゾーン、
(エ)中央商店街景観創出ゾーン及び(オ)一般市街地景観修景ゾーン
の景観形成基準を変更
第6章 地区別計画 3.歴史地区(1)篠山城下町地区
(ウ)大手公共的景観創出ゾーン、(エ)中央商店街景観創出ゾーン及び
(オ)一般市街地景観修景ゾーン
「景観形成基準を以下のように変更」
■景観形成基準
【変更理由】
歴史的な町並み景観を保全するため、篠山城下町地区の大手公共的景観創出ゾーン、
中央商店街景観創出ゾーン及び一般市街地景観修景ゾーンの景観形成基準を変更します。
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