金融市場ウィークリー

金融市場ウィークリー
2017 年 1 月 27 日号
[経済・金融市場動向]
◆ 金融市場見通し・内外経済指標
堅調な米国経済を背景に米株は高値圏を維持。日本
株も円安を受けて底堅く推移。但し、米保護主義に
対する懸念から、リスクオフへの巻き戻しには留意
[トピックス]
◆ トランプ大統領就任後の為替相場を考える
当面は思惑でもみ合う展開に。拡張的財政政策が公
約通り実現すればドル高地合いを予想。但し米景況
感に悪化の兆しがあれば急激なドル安進展のリスク
◆ 中国の外貨準備減少をどうみるか
中国の外貨準備高の適正水準を約1.7兆~2.8兆ドル
と推計。当局は介入規模抑制の一方、外貨管理を強
化しつつ大幅な元安を回避する可能性大
✣[目次]✣
今週の注目チャート ···················································· 1
Ⅰ.経済・金融市場動向 ················································ 3
金融市場見通し·································································· 3
金融市場レビュー ································································ 4
内外経済指標の解説と予測 ························································ 5
Ⅱ.トピックス ························································ 8
トランプ大統領就任後の為替相場を考える ·········································· 8
中国の外貨準備減少をどうみるか ················································· 10
Ⅲ.参考資料 ························································· 12
今週・来週の主要経済指標 ······················································· 12
月次・四半期のスケジュール ····················································· 14
今週の金融市場の動き ··························································· 17
最新リポート一覧 ······························································· 18
〰〰 マーケット時流潮流 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
忍び寄る米インフレ懸念
調査本部本部長代理 長谷川克之
米国では今月 19 もの州で最低賃金が引き上げられた。引き上げは単年度に留まらない。カリフォ
ルニア州やニューヨーク州は現状の 10 ドル前後の時給を数年かけて 15 ドル(約 1700 円)にまで引
き上げることを計画している。勿論、背景には賃金格差是正の動きや労働市場の逼迫がある。
トランプ新政権の労働長官にはファーストフード経営者であり、最低賃金の引き上げ反対論者のア
ンドルー・パズダー氏が就任した。硬直的な賃金引き上げは回避される可能性もあるが、足元の労働
市場の状況に鑑みれば当面は賃上げの動きが続こう。今月初の雇用統計では時間当たり賃金に上昇圧
力がかかりつつあることが確認されており、来月初の統計でも賃金動向が注目点の一つである。
新大統領は就任演説で米国第一主義と同時に、雇用第一主義を掲げた。労働市場が完全雇用に近い
中での財政拡張策は、保護主義的な通商政策とともにインフレ率の上昇要因となる。時間当たり賃金
の上昇に見合った形で労働生産性が高まらなければ、単位労働コストが上昇、インフレ率の上昇は避
けられない。新政権にとっては規制緩和により生産性を高めることができるかが鍵となる。
米債市場が織り込む期待インフレ率はじわじわと上昇しており、ブレークイーブンインフレ率(5
年)は今週、FRBの目標インフレ率である 2%を突破した。長期金利の均衡水準は実質経済成長率、
期待インフレ率、リスクプレミアムの和である筈だ。大統領が掲げた実質成長率目標の 4%は非現実
的であるとしても、米国の潜在成長率を控えめに 2%と仮定し、財政リスクも加味すれば、現状の長
期金利水準は低過ぎると考えることもできる。金利水準を人為的に押し下げてきた金融政策(金融抑
圧)は正常化に向かいつつあり、これまでの常識が通用しない大統領が誕生した。債券市場における
非連続的な価格変化には留意が必要だ。
〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
~今週の注目チャート~
【 日銀の国債買入れオファー額と応札倍率(3~5 年ゾーン) 】
応札倍率は上下に振れつつも低下傾向
(億円)
(倍)
7.0
6,000
国債買入れオファー額
5,000
6.0
4,000
5.0
3,000
4.0
2,000
3.0
1,000
2.0
応札倍率(右軸)
0
2014/06
1.0
2014/12
2015/06
2015/12
2016/06
2016/12
(年/月)
(資料)日本銀行より、みずほ総合研究所作成
【解説】今週の日本国債利回りは、海外金利上昇に加え、日銀の国債買入れオペへの不透明感から上昇した。
25 日の金融調節では、市場の予想に反し中期ゾーンの国債買入れオペが見送られ、オペ減額に対する警戒感
が高まった。日銀がオペを見送ったのは短中期ゾーンの利回り低下に加え、国債買入れの応札倍率が低下し
たことが要因と考えられる。日銀の国債買入れ動向に国債市場が神経質に反応する展開が当面続きそうだ。
【 TOPIX の今期リビジョン・インデックス 】
米大統領選挙後の円安進行を受け、リビジョン・インデックスが改善
(%)
60
40
リビジョンインデックス(6カ月移動平均)
20
0
▲20
▲40
▲60
▲80
05
06
07
08
09
10
11
12
(注)リビジョン・インデックス=(上方修正銘柄数-下方修正銘柄数)/修正銘柄数。
(資料)IBESより、みずほ総合研究所作成
13
14
15
16
(年)
【解説】足元で発表が始まっている日本企業の決算発表が来週に本格化する。米大統領選挙後の円安進行を
受けて業績改善への期待が高まっているが、TOPIX 採用企業の今期のリビジョン・インデックスは昨年 12 月
にプラスに浮上する等、急速に改善しつつある。決算により業績の上方修正傾向が一段と強まれば来期以降
の業績への期待も高まり、日本株の押し上げ材料となるだろう。
1
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
【 ドルの名目実効為替レート 】
対新興国通貨ではドル高水準を維持
(2016/1/1=100)
110
ドル名目実効レート
ドル名目実効レート(Major、主として先進国通貨)
ドル名目実効レート(OITP、主として新興国通貨)
105
100
95
90
16/1
16/2
16/3
16/4
16/5
16/6
16/7
16/8
16/9
16/10
16/11 16/12
17/1
(年/月)
(注)2017/1/23 以降はみずほ総合研究所推計。
(資料)Bloomberg、FRBより、みずほ総合研究所作成
【解説】米大統領選後に進んだドル高が昨年末にかけ一服したのち、対先進国通貨ではドル安に戻す動きが
みられたが、対新興国通貨ではドル高の水準を維持している。トランプ大統領の NAFTA 再交渉などの通商政
策のスタンスが、対米での貿易依存度の高いメキシコなどの経済への先行き不安の残存に繋がっているよう
だ。新興国通貨安はトランプ大統領の保護主義的姿勢をさらに硬化させる恐れもあり、注視する必要がある。
【 IMF世界経済見通し 】
トランプ政権が誕生した米国の経済予測を上方修正
(単位:%、%pt)
世界
先進国
米国
ユーロ圏
日本
英国
カナダ
新興国
ロシア
中国
インド
ASEAN-5
ブラジル
メキシコ
サウジアラビア
南アフリカ
実績
見込み
予測
予測
2015年
2016年
2017年
2018年
3.2
2.1
2.6
2.0
1.2
2.2
0.9
4.1
▲ 3.7
6.9
7.6
4.8
▲ 3.8
2.6
4.1
1.3
3.1
1.6
1.6
1.7
0.9
2.0
1.3
4.1
▲ 0.6
6.7
6.6
4.8
▲ 3.5
2.2
1.4
0.3
3.4
1.9
2.3
1.6
0.8
1.5
1.9
4.5
1.1
6.5
7.2
4.9
0.2
1.7
0.4
0.8
10月見通しからの変化
2017年
3.6
2.0
2.5
1.6
0.5
1.4
2.0
4.8
1.2
6.0
7.7
5.2
1.5
2.0
2.3
1.6
0.0
0.1
0.1
0.1
0.2
0.4
0.0
▲ 0.1
0.0
0.3
▲ 0.4
▲ 0.2
▲ 0.3
▲ 0.6
▲ 1.6
0.0
2018年
0.0
0.2
0.4
0.0
0.0
▲ 0.3
0.1
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
▲ 0.6
▲ 0.3
0.0
(資料) IMFより、みずほ総合研究所作成
【解説】IMFは最新の世界経済見通し(1/16)で米国の経済予測を上方修正した。今後予想される利上げ
が経済成長の抑制要因となる一方、トランプノミクスが成長率を押し上げると分析している。その他にも円
安の恩恵を受ける日本や財政拡大が見込まれる中国も予測を引き上げている。その一方で予測を引き下げた
国も多く、英国のEU離脱やメキシコなどが被る米国の保護主義化の影響などを懸念材料として挙げている。
2
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
Ⅰ.経済・金融市場動向
~金融市場見通し~
米国株は来週も高値圏で
の推移を予想
今週はダウ平均株価が初めて2万ドルをつけた影響から、世界的な株高地
合いとなった。もちろん良好な企業業績が株高の一因であることは間違い
ないが、トランプ米国大統領が公約の実現に向けて就任直後から本気の姿
勢を見せていることが、トランプノミクスへの期待を一段と高め、株価を
押し上げる要因となっているのも間違いないだろう。米国経済については、
日本時間の今晩に発表される10~12月期のGDP成長率こそ減速が予想さ
れるものの、堅調な内需を背景にした輸入の増加や特殊要因を考慮すれば
マイナス材料とはならず、週半ばの製造業ISM(2/1)ならびに週末の雇
用統計(2/3)はいずれも好調な米景気の証左として受け取られるだろう。
米国の株式相場は来週も引き続き株高トレンドを維持すると予想する。
日本株についても、為替の
円安ドル高が支援材料に
トランプ大統領は、ドル高のけん制発言によって為替相場にも影響を及
ぼしており、米国の保護主義に対する警戒感とともに今週初めのドル安に
つながった。しかし、来週のFOMC(1/31・2/1)では利上げが見送られる可
能性が高いとはいえ、市場には2017年中に3回程度の利上げを予想する見方
もあるなど、ドル高圧力が高まりやすい状況が続いている。上述した経済
指標は米株の支援材料となるだけでなく、為替の円安ドル高要因となり、
日本株に対しても株価を押し上げる要因になると見ている。
トランプ効果とトランプ
リスクはコインの裏表
ただし、トランプノミクスへの期待感や米国経済が好調な結果でもある
ドル高は、他方でリスクとしても意識されやすい。ドル高やその原因とな
っている米金利の上昇は、進み過ぎれば米景気の抑制要因とみなされるた
め、基本的にはドル高地合いの来週もドルの上値は重いと見ている。むし
ろ、場合によってはドル安に振れる可能性がある点に留意しなければなら
ない。トランプ大統領がその意気込みを見せた矢継ぎ早の大統領令が、懸
念や失望に変わるリスクも無視できないためだ。また来週は日銀金融政策
決定会合(1/30・31)にも注目している。展望レポートの中で日銀がどの
ような景気判断を示すのか、円金利への影響にも留意が必要だ。
(井上淳)
【 来週の予想 】
項目
内外金利
内外株式
為 替
予想レンジ
USD LIBOR 3カ月(%)
米10年国債(%)
円 TIBOR 3カ月(%)
10年国債(%)
ダウ平均(ドル)
NASDAQ総合指数(ポイント)
日経平均(円)
TOPIX(ポイント)
円/ドル
ドル/ユーロ
円/ユーロ
3
1.020
2.30
0.03
0.00
19,800
5,580
19,000
1,510
112.5
1.040
119.5
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
1.060
2.60
0.07
0.15
20,300
5,730
19,900
1,580
117.5
1.090
125.5
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
~金融市場レビュー~
<内外金利動向>
米 10 年国債利回りは週初に低下した後、2.5%台まで上昇した。トラン
日本の 10 年国債利回りは
プ米大統領の就任演説(1/20)後、TPPを離脱する大統領令への署名や、
0.1%近傍まで上昇
NAFTA 再交渉の意向表明などを受け、週初は 2.4%割れまで利回りが低下し
た。その後、企業の好決算などを背景とした米株上昇を受けて、利回りは
2.5%台まで上昇した。日本の 10 年国債利回りは 0.1%目前まで上昇してい
る。市場参加者が予想していた中期債(残存年限 1 年超 3 年以下、3 年超 5
年以下)の買い入れが見送られた(1/25)ことを受け、日銀が国債買い入
れを減額するのではないかとの見方が広がった。日本国債の利回りは全体
的に上昇し、特に超長期国債の上昇幅が大きくなっている。 (坂中弥生)
<内外株式動向>
先週末以降の米株式相場は上昇した。注目された 20 日の大統領就任演説
米株は迅速な大統領令に
では具体的な景気刺激策への言及はなく、また保護主義的な姿勢も示され
よる政策期待から初の 2
たため上値は重かった。その後は相次ぐ大統領令への署名を受け、今後の
万ドル突破、日本株は円
規制緩和や歳出拡大への期待が広がったほか、主要企業決算が好感され上
安を好材料に上昇
昇基調に転じ、ダウ平均は初めて 2 万ドルの大台で引けた。日本株は上昇
した。週前半は米国の保護主義傾斜から円高が進行し、日銀のETF買入
が下値を支えたものの下落して始まった。週後半は欧米株高の流れと、原
油価格が底堅く推移したことなどによる円安進行も押し上げ材料となり、
(小池睦子)
下げ幅を取り戻し上昇に転じた。
<為替動向>
先週末以降のドル円相場はもみあう展開。トランプ氏が大統領就任後に
トランプ大統領就任後に
TPP離脱に関する大統領令に署名したことや、NAFTA 見直しの発言をした
ドル安が進むも米株上昇
ことを受け、米国の通商政策への警戒感が高まり、リスクオフの円買いの
からドル高に戻す展開
動きがみられた。また米財務長官のドル高への警戒を示唆する発言もドル
安材料として働いた。しかしその後は原油価格が底堅く推移したことや、
米株上昇などを受け投資家心理の改善したことから、週末にかけて円安ド
ル高に戻した。ユーロドル相場はもみあい。トランプ大統領就任後の米長
期金利の低下などを受け、週明けにかけてドル安が進展したが、ダウ平均
が 2 万ドルを上回ったことなどを材料にドル高に戻した。 (有田賢太郎)
<新興・資源国動向>
新興国市場では、株価が軒並み上昇している。ダウ平均が 2 万ドルの大
再開したトランプ相場の
台に乗るなど米株式相場が上昇基調で推移していることが、新興国株にも
流れに乗って株は全面高
好影響をもたらしている。背景にはトランプ政権が公約に掲げる経済政策
への期待や好調な米国の企業業績があり、為替相場に対してはトランプ大
統領のドル高けん制発言が影響を与えている。多くの新興国通貨は下落基
調が一服しており、トランプ大統領が強硬な姿勢を見せているメキシコで
すら、株、通貨ともに反発している。さらに原油相場の上昇が追い風とな
り資源国の株・通貨も上昇している。その一方でトルコリラは、今週(1/24)
利上げを実施したにも関わらず再び下落している。
4
(井上淳)
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
~内外経済指標の解説と予測~
<国 内>
生産・投資活動は持ち直し
今週発表の指標は、生産・投資活動の持ち直しや輸出の回復を確認する
内容となった。11月の全産業活動指数(1/23)は、前月比+0.3%と3カ月
ぶりに上昇した。建設業活動指数がマイナスとなる一方、鉱工業生産指数、
第3次産業活動指数がプラスに寄与した。
輸出は増加基調を維持
12月の貿易統計(1/25)をみると、輸出数量指数(みずほ総研による季
節調整値)は前月比▲0.2%(11月同+3.1%)と低下したものの、10~12
月期でみると前期比+3.1%(7~9月期同+1.6%)と大幅なプラスであっ
た。米国向け輸出の伸びが一服している一方、アジア向けの増加が続いて
いる。海外経済の緩やかな回復や、世界的なITサイクルの改善を背景に、
輸出は当面緩やかな回復が続く見込みである。
全国コアCPIは前年比
12月の全国コアCPI(1/27)は前年比▲0.2%、1月の都区部コア
CPIは同▲0.3%と、いずれもマイナス幅が縮小した。エネルギー価格の
マイナス幅が縮小
持ち直しが押し上げに寄与した。また、1月の都区部コアCPIについては、
被服及び履物の寄与度がプラスに転じたことも押し上げ要因となった。今
後の全国コアCPIは、エネルギー価格の緩やかな持ち直しや円安を背景
にプラスに転じる見通しである。
来週は、消費関連指標や鉱工業生産指数などが発表される。
実質消費支出は前年比マ
イナスが続く
12月の消費関連指標は、小売業販売額(1/30)が前年比+0.3%、実質消
費支出(二人以上の世帯、1/31)が同▲0.9%と予想する。株高を背景に富
裕層向けの高額品販売が好調だったものの、全体としては家計の節約志向
が根強いため、実質消費支出はマイナスが続く見通しである。
鉱工業生産指数は小幅な
プラス
12月の鉱工業生産指数(1/31)は、前月比+0.6%と予測する。輸出の伸
びが一服したものの、国内販売の持ち直しを背景に輸送機械業の生産が堅
調に推移することなどから、前月比小幅なプラスを予想する。(大野晴香)
【 消費関連指標の推移 】
【 鉱工業生産指数の推移 】
(前年比、%)
(前月比、%)
6
5
小売業販売額
4
予測値
4
予測値
3
2
2
1
0
0
▲1
▲ 2
▲2
▲ 4
▲3
実質消費支出
▲4
▲ 6
15/04
15/10
16/04
16/10
▲5
▲6
(年/月)
(注)2016年12月の値は、みずほ総合研究所による予測値。
(資料)総務省「家計調査」、経済産業省「商業動態統計」より、
みずほ総合研究所作成
15/01 15/04 15/07 15/10 16/01 16/04 16/07 16/10
(年/月)
(注)2016年12月の値はみずほ総合研究所による予測値。
(資料)経済産業省「鉱工業指数」より、みずほ総合研究所作成
5
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
<海 外(米国)>
12 月の住宅販売は減少
12 月の中古住宅販売件数(1/24)、新築住宅販売件数(1/26)は揃って
減少した。在庫不足と住宅価格の上昇が抑制要因となったことに加え、12
月は住宅ローン金利の急上昇が住宅購入意欲を減退させた模様である。
今晩以降発表される経済
今晩発表予定の 12 月のコア資本財受注(1/27)は 3 カ月連続で増加し、
指標は、総じて堅調な結
機械関連投資の緩やかな持ち直し傾向を示すだろう。10~12 月期のGDP
果になると予想
成長率(1/27)については、前期比年率+2.2%と、7~9 月期から減速する
見通しである。成長率押し下げの主因は、外需寄与度のマイナスである。7
~9 月期に急増した大豆輸出の正常化等を背景に輸出の落ち込みが予想さ
れるほか、堅調な内需を映じ、輸入が増加するとみられる。
また、1 月のISM調査では、製造業(2/1)、非製造業(2/3)ともに上
昇すると予想する。大統領選挙以降、政策期待等を背景に幅広い企業の業
況が上向いてきた。1 月もこうした動きが持続しているのか注目される。1
月の雇用統計(2/3)では、非農業部門雇用者数が底堅い伸びとなるだろう。
一方で、時間当たり賃金上昇率は前月比高めの伸びとなる可能性がある。1
月 か ら 19 の 州 で 最 低 賃 金 が 引 き 上 げ ら れ て お り 、 Economic Policy
Institute は 430 万人(非農業部門雇用者数の 3%程度)に恩恵が及ぶと試
算している。
来週の FOMC は金融政策の
来週 1 月 31 日・2 月 1 日の FOMC では、金融政策が据え置かれるとみてい
据え置きを決定する見込
る。前回 12 月 13・14 日の会合以降に発表された主な経済指標を振り返る
み
と、12 月の代替的失業率(U6)は一段と低下し、労働市場のスラックが着
実に縮小していることが示された。物価面では、仕入コストの上昇が幅広
い分野に広がり始めていることに加え、一部の賃金指標の伸びが高まるな
かで、一部ではインフレ期待の高まりもみられる。他方、FRBが重視す
るPCEデフレーター上昇率は物価目標である 2%を下回った状態で、コア
PCEデフレーター上昇率は 2016 年以降、安定的な伸びが続いている。
(風間春香)
【 住宅販売件数 】
(年率、千件)
700
660
【 製造業・非製造業ISM指数 】
62
製造業ISM指数
5,800
60
非製造業ISM指数
5,600
58
(年率、千件)
中古住宅
販売件数(右目盛)
620
5,400
580
5,200
540
5,000
500
4,800
新築住宅販売件数
460
57.2
56
55.0
54
52
50
4,600
48
420
380
14/12
4,400
15/6
15/12
16/6
46
4,200
16/12
15/1
15/7
16/1
16/7
17/1
(年/月)
(年/月)
(注)1 月はみずほ総合研究所予測値。
(資料)米国商務省より、みずほ総合研究所作成
(資料)米国商務省、全米不動産協会より、みずほ総合研究所作成
6
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
<海 外(欧州)>
10~12 月期の英成長率は
10~12 月期の英GDP成長率(1 次速報値、1/26)は前期比+0.6%と、
前期と同水準
7~9 月期と同水準であった。国民投票後も景気が底堅さを維持していたこ
とを示す結果だが、GDP成長率に対する商業(卸・小売業や運輸業など)
の寄与度の低下は、10~12 月期の内需減速を示唆している。
英最高裁は、離脱通告に
英最高裁は、政府が欧州連合(EU)に離脱通告を行う際には議会承認
は議会承認が必要と判決
が必要との判決を下した(1/24)。この判決を受け、政府は、「欧州連合
(離脱通告)法案」を提出した。議員の多くは国民投票の結果を尊重する
としており、3 月末までに離脱通告という政府の予定が大幅に遅延する可能
性は低い。
1 月のユーロ圏PMIは
1 月のユーロ圏合成PMI(速報値、1/24)は 54.3 と景気判断の節目で
高めの水準を維持
ある 50 を上回り、12 月(54.4)並みの高めの水準を維持した。PMIは、
年明け後もユーロ圏景気の回復が途切れていないことを示唆している。業
種別にみると、製造業PMIが一段と上昇した。輸出向けを中心とした生
産・受注の改善が背景と思われる。
専門家の間でもユーロ圏
専門家の間でも、ユーロ圏景気に対する見方はやや改善している。欧州
景気に対する見方は改善
中央銀行(ECB)の専門家調査(1/20、エコノミストなどを対象とした
景気・物価調査)では、2017 年のユーロ圏GDP成長率の見通しが+1.5%
と前回調査(+1.4%)から小幅に上方修正された。インフレ率に関しても、
油価の持ち直しを主因に、2017 年は+1.4%と前回調査(+1.2%)から引
き上げられた。もっとも、賃金に対する慎重な見方などから、コア・イン
フレ率(+1.1%)については前回調査からほぼ据え置きとなった。
来週は、ユーロ圏成長率
来週は、10~12 月期のユーロ圏GDP(1 次速報値、1/31)や 1 月のユ
やインフレ率などが発表
ーロ圏インフレ率(速報値、1/31)、1 月の欧州委員会景気調査などが発表
される予定
される。インフレ率は、エネルギー物価を中心に一段と上昇するだろう。
一方、コア・インフレ率は横這い圏にとどまるとみられる。
【 英GDP成長率 】
1.0
(松本惇)
【 ユーロ圏PMI 】
(前期比、%)
56
0.8
(Pt)
55
0.6
54
0.4
拡 53
張
←
0.2
52
0.0
景
気
▲ 0.2
2014
15
51
→
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
縮
小 50
16
(年/四半期)
その他
商業
金融ビジネス
建設業
鉱工業
実質GDP
(資料) 英統計局より、みずほ総合研究所作成
合成PMI
製造業
サービス業
49
2015/1
16/1
17/1
(年/月)
(資料)Markit より、みずほ総合研究所作成
7
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
Ⅱ.トピックス
~トランプ大統領就任後の為替相場を考える~
トランプ大統領の政策が
抱えるジレンマ
ドナルド・トランプ氏が正式に第 45 代米国大統領に就任した。就任演説
では、同氏が掲げてきた米国第一主義を改めて誇示するかのように、20 分
弱の演説中に実に 34 回も米国(America、American)という言葉が並んだ。
同氏の掲げる政策、つまり減税やインフラ投資、規制緩和、保護主義、ド
ル高是正も、すべて米国国内第一の視点、特に労働者階級に向けたメッセ
ージという意味では一貫している。問題はそれぞれの政策がややジレンマ
を抱えている(政策効果が相反する方向に働く)ということである。
通貨政策はその典型的なものだ。トランプ大統領はドル高是正(他通貨
安の是正)を主張しているが、彼が掲げる減税などの拡張的財政政策は米
国への資金流入を呼び込むもので、本来的にドル高政策である(図表 1)。
さらにこうした政策が米国の景気拡大や物価上昇に繋がれば、米国の政策
金利の引上げペースが速まり、日米金利差の拡大とともに更にドル高が進
むことになる。米大統領選後に進んだドル高はこうした政策効果への市場
の期待が背景にある。
市場の参加者は当面はトランプ政権が政策を具体化する過程でジレンマ
にどう向き合っていくのか、また政策の優先順位や規模がどの程度になる
のかを見極めていくと考えられる。その観点では財政政策に関し、まずは 2
~3 月に発表予定の予算教書が注目される。減税策については春から夏ごろ
にかけて議会で審議されると予想され、審議を経て大筋の内容が固まるま
では、思惑で相場が上下する展開が続くだろう。通貨政策に関しては、4 月
に予定される為替報告書において、他国へのけん制がどの程度なされるの
か、また中国などに対し為替操作国の認定がなされるかに注目が集まろう。
【 図表 1 トランプ政権の政策の方向感とドル円相場への影響 】
財政政策
通貨政策
通商政策
トランプ大統領
の政策方向性
拡張的
財政政策
ドル高是正
保護主義
公約実現時
の為替への影響
ドル高
ドル安
リスクオフ時
は円高
公約実現の
判断材料となる
主なイベント
予算教書
(2~3月予定)
議会審議
(春~夏頃)
為替報告書
(4月予定)
通商交渉
(随時)
(資料)各種報道より、みずほ総合研究所作成
8
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
公約通りに拡張的財政政
では実際にトランプ政権の政策が具体化した後には、為替相場はどのよ
策が実現されれば再びド
うな動きが予想されるだろうか。彼の掲げる公約がどの程度実現されるか
ル高地合いに
によるため予想は難しいが、拡張的な財政政策が当初公約から小幅な修正
に留まるのであれば、議会承認の目途がたつタイミングで、再びドル高が
進展すると想定している。その後も米景気指標で政策の効果を確認しなが
ら、為替相場は当面ややドル高地合いで推移していくと現時点ではみてい
る。
一方でトランプ政権のドル高是正のスタンスは、ドルの上値を抑える材
料になるだろう。今後もトランプ大統領自身による口先介入や、為替報告
書を通じた他通貨安へのけん制が予想される。ただドル高がトランプ政権
の財政・規制緩和政策の帰結である以上、通貨政策のジレンマの解消は難
しく、足元堅調な米国の景況感が悪化しない限り(図表 2)、結果としては
緩やかなドル高で推移していくことになるのではないか。
米景況感に悪化の兆しが
ただ見方を変えれば、今後米国の景況感に悪化の兆しがみられればドル
みられれば、急激なドル安
安に転じる可能性が高いということだ。その場合、米国の金融政策の期待
進展のリスク
のはく落がドル安材料になるほか、トランプ大統領の通貨政策への姿勢が
今まで以上に硬化することも充分に予想され、急激にドル安が進む可能性
が高い。
またトランプ大統領の保護主義政策の影響として、投資家のリスクセン
チメント悪化による円買いの動きが強まるリスクも考慮しておく必要があ
る。今後米国が貿易交渉などを通じ他国、特に中国との緊張関係を高める
恐れがあり、その場合足元改善傾向にある投資家のリスクセンチメントが
再び悪化し(図表 3)、円がドル以上に買われる動きに繋がる可能性がある。
今後の為替相場を占う上では、米国の政治・経済動向に加え、貿易相手国
となる主要国の動きにも目配りする必要があろう。
【 図表 2 米国の景況感指数 】
(有田賢太郎)
【 図表 3 リスクセンチメント指数とドル円相場 】
(指数)
60
(円/ドル)
(指数)
▲3
125
ドル円相場
リスクセンチメント
改善
リスクセンチメント指数(右目盛)
120
▲6
55
115
110
50
新興国
資金流出
懸念
▲9
105
▲ 12
米国製造業ISM
100
米国非製造業ISM
95
16/1
45
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
16/7 (年/月)
(注)指数が 50 以上で景況感の回復、50 未満で悪化を示唆。
(資料)米サプライマネジメント協会より、みずほ総合研究所作成
BREXIT
ショック
▲ 15
16/4
16/7
16/10
17/1
リスクセンチメント
悪化
(年/月)
(注)リスクセンチメント指数は株・金利など 16 指標から国際金融市
場の相関性の度合いを示したもの。2005 年末を基準とした累積変
化値。みずほ総合研究所推計。
(資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成
9
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
~中国の外貨準備減少をどうみるか~
中国の外貨準備高は為替
中国の外貨準備高は 2016 年末時点で 3 兆 105 億ドルと、2014 年 6 月につ
介入を主因に減少を続け、
けたピークの 3 兆 9,932 億ドルから約 1 兆ドル減少し、心理的節目と言わ
3 兆ドルに近づく
れる 3 兆ドルに近づいた(図表 1)。とりわけ、2015 年夏場以降に進行し
た対ドル人民元レートの減価ペースを緩やかなものにするため、当局が為
替介入を実施したことが外貨準備高の大幅な減少の主因だと考えられる。
人民元安加速の背景には、
資本流出の拡大
人民元安が加速した要因としては、根強い元安期待を背景とした資本流
出の拡大がある。2016 年 7~9 月期までの資本流出の状況を確認すると、
「そ
の他投資」を中心に金融収支の赤字幅が拡大している(図表 2)。「その他
投資」の赤字の主因は、2014 年後半から 2016 年 4~6 月期までは中国国内
居住者の海外での現預金の増加や中国非居住者の中国での現預金減少、中
国企業の対外債務返済などだった。いずれも、人民元安・米ドル高を見込
んだ企業や個人の行動に起因するものと考えられる。一方、2016 年 7~9 月
期の赤字は貿易信用や対外貸付によるところが大きかった。本来の目的に
沿った取引であれば問題ないが、投資を偽装した資本流出を阻止するため
の政策も昨年末以来導入されているため、統計上報告されている用途とは
異なる形で資金が流出している可能性がある。また、用途が不明な資金の
流れを表す「誤差脱漏」の赤字幅も拡大している。中国当局が最近外貨購
入の申告管理を強化していることからも、政府が統計上把握しきれていな
いような資本流出が増加している可能性がある。
今後、米国の利上げが予定されていることなどから、対ドル人民元安の
進行、ならびに中国からのさらなる資本流出が続くと考えられるため、外
貨準備が 3 兆ドルを割り込む公算は大きい。これまでと同様のペースで外
貨準備が減少を続ければ、いずれ枯渇しかねないとの懸念も聞かれる。
維持すべき外貨準備高の
適正水準の推計
そこで、IMFの基準に基づき中国が維持すべき適正な外貨準備高水準
を推計する。IMFは新興国にとって十分な外貨準備高を算出するために
考慮すべき要素として、①輸出、②マネーサプライ、③短期対外債務、
【 図表 1 外貨準備高と対ドル人民元レート 】
(兆ドル)
4.5
4.0
3.5
3.0
外貨準備高(左目盛)
対ドル人民元レート(右目盛)
【 図表 2 金融収支と誤差脱漏 】
(人民元/米ドル)
5.0
1,500
5.5
1,000
元高
6.0
500
2.5
6.5
0
2.0
7.0
▲ 500
1.5
1.0
0.5
0.0
7.5
誤差脱漏
その他投資
証券投資・デリバティブ
直接投資
金融収支(外貨準備除く)+誤差脱漏
(億ドル)
2,000
▲ 1,000
元安
▲ 1,500
8.0
▲ 2,000
8.5
▲ 2,500
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 (年)
(資料)中国人民銀行、Bloomberg より、みずほ総合研究所
作成
12
13
14
15
16
(年)
(資料)国家外貨管理局より、みずほ総合研究所作成
10
金融市場ウィークリー
(2017 年 1 月 27 日号)
④その他負債(債券、株式)を挙げている。①は外需減少や貿易ショック
による外貨獲得力の低下リスク、②は国内居住者が現預金など流動性の高
い資産を取り崩し外貨建て資産に転換することによる資本流出リスク、③
は対外債務の借り換えリスク、④は債券・株式など証券投資資金の流出リ
スクに対応している。それぞれの要素にウエイトを掛け合わせて合計した
ものが、上述のリスクを防ぐために最低限必要な外貨準備高となる。
中国の適正外貨準備高は
上述の方法に基づいて中国の外貨準備高の適正水準を推計すると、2016
「資本規制あり」の場合で
年 7~9 月期で資本取引規制ありの場合は約 1.7 兆ドル、資本取引規制なし
約 1.7 兆ドルと推計
の場合は約 2.8 兆ドルとなる(図表 3)。実際の外貨準備高とのかい離から
算出される為替介入の余地は 2016 年 9 月末の 0.4~1.5 兆ドルとなる(図
表 4)。なお、中国では資本取引が完全には自由化されていないため、維持
すべき外貨準備高は「資本取引規制あり」の場合の 1.7 兆ドルに近いと考
えられる。したがって、現在の外貨準備高は、外貨準備を用いた為替介入
の余地を有しているとはいえ、毎月 0.1 兆ドル程度の大規模な介入が続け
ば 1 年ほどで適正水準を割り込む可能性もあると評価できよう。
中国当局は今後も為替介
では今後、中国当局はどのような為替政策をとり、人民元レートはどの
入を継続しながら大幅な
ように推移するのだろうか。中国政府の人民元に関する中長期方針は「人
元安を回避する方針。介入
民元国際化の推進」である。そのために必要な資本取引の自由化や為替・
規模抑制のため外貨管理
金利の自由化を推進する姿勢も示している。ただし、元安期待が強い状況
の強化も併用する見込み
下で変動相場制に移行すれば人民元の急落は避けられず、中国および世界
の金融市場の不安定化を招きかねない。そうした事態を避けるために、中
国当局は為替自由化に対して慎重な姿勢をとる必要があり、為替介入を継
続しながら大幅な元安を回避するスタンスを当面とり続けると考えられ
る。もっとも、外貨準備の適正水準を考慮すると為替介入には限界がある
ため、介入規模は抑制気味となるだろう。そのため、外貨管理の強化も併
用され、資本流出を抑制することで大幅な元安の進行を回避するとみられ
る。
(玉井芳野)
※詳細は 1 月 18 日発刊の「中国の外貨準備減少をどうみるか~適正外貨準備高の推
計と今後の為替政策の見通し」『みずほインサイト』をご覧ください。
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/as170118.pdf
【 図表 3 外貨準備高の適正水準の推計 】
(a)金額
(兆ドル)
【 図表 4 外貨準備高の適正水準の推移 】
実際の外貨準備高
(兆ドル)
(a)×(b)
(兆ドル)
(b)ウエイト(%)
適正な外貨準備高水準①(資本取引規制なし)
4.5
適正な外貨準備高水準②(資本取引規制あり)
4.0
①輸出額
2.17
10
0.22
②マネーサプライ
(M2)
22.73
資本取引規制あり:5
資本取引規制なし:10
資本取引規制あり:1.14
資本取引規制なし:2.27
③短期対外債務
0.54
30
0.16
④その他負債
0.79
20
0.16
3.5
3.2
3.0
2.5
2.8
2.0
1.7
1.5
外貨準備を使った
為替介入の余地は
約0.4兆~1.5兆ドル
1.0
0.5
合計(①~④)
資本取引規制あり:1.7
資本取引規制なし:2.8
(資料)IMF、中国海関総署、中国人民銀行、国家外貨管
理局より、みずほ総合研究所作成
0.0
2011
12
13
14
15
16
(年)
(資料)IMFより、みずほ総合研究所作成
11
金融市場ウィークリー
(2017 年 1 月 27 日号)
Ⅲ.参考資料
今週の主要経済指標
経 済 指 標 等
日 付
1/20(金) 米 新大統領就任式
1/23(月) 日 全産業活動指数(11月)
今回実績
前月比
+0.3%
内閣府月例経済報告(1月)
1/24(火) 日 40年利付国債入札:最高利回り 0.865%、 入札倍率 2.99倍
米 2年国債入札:最高利回り 1.210%、 平均利回り 1.150%、
中古住宅販売件数(12月)
年率
欧 ユーロ圏合成PMI(1月速報)
1/25(水) 日
通関収支 原数値
前年比
貿易統計(12月)
輸出 前年比
輸入 前年比
549万件
54.3
+6,414億円
+361.6%
+5.4%
▲2.6%
米 5年国債入札:最高利回り 1.988%、
独 ifo景況感指数(1月)
平均利回り 1.924%、
1/26(木) 米 7年国債入札:最高利回り 2.335%、
平均利回り 2.289%、
新築住宅販売件数(12月)
109.8
年率
失業保険新規申請件数(~1/21)
前回実績
予想
+0.4% R
0.0%
入札倍率 2.68倍
552万件 R
54.5
565万件
54.4
+2,811億円 R +1,508億円
+102.4%
+1.1%
▲0.4%
▲0.8%
▲8.8%
入札倍率 2.38倍
111.3
111.0
入札倍率 2.45倍
53.6万件
58.8万件 R
59.8万件
259千人
247千人 R
237千人
+0.3%
▲0.2%
+0.1%
▲0.3%
+0.2%
▲0.3%
0.0%
▲0.4%
+0.5%
▲0.4%
0.0%
▲0.6%
1/27(金) 日
消費者物価(12月全国)
[除・生鮮食品]
消費者物価(1月東京都区部)
[除・生鮮食品]
前年比
前年比
前年比
前年比
予想:情報ベンダー(Bloomberg、Reuters 等)の取りまとめた予想コンセンサス。
米国の経済指標は特に断りのない限り季調値。
R は改定値。
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、
泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア
12
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
来週の主要経済指標
経 済 指 標 等
日 付
1/27(金) 米 耐久財受注(12月)
予
前月比
想
前
回
前々回
[+1.5%]
▲4.5%
+5.0%
[98.3]
1月速報
98.1
12月確報
98.2
前期比年率
[+2.2%]
7~9月期
+3.5%
4~6月期
+1.4%
前年比
前年比
[▲1.2%]
[+0.3%]
▲0.3%
+1.7%
▲1.0%
▲0.2%
個人所得(12月)
消費支出(12月)
コアPCEデフレータ(12月)
前月比
前月比
前年比
[+0.4%]
[+0.5%]
[+1.7%]
0.0%
+0.2%
+1.6%
+0.5%
+0.4%
+1.8%
中古住宅販売仮契約指数(12月)
前月比
+1.3%
▲2.5%
+0.1%
前月比
[+0.6%]
+1.5%
0.0%
[3.0%]
3.1%
3.0%
[1.42倍]
1.41倍
1.40倍
前年比
[▲0.9%]
▲1.5%
▲0.4%
季調済年率
[93.5万戸]
93.7万戸
97.8万戸
[113.0]
113.7
109.4
前期比
+0.6%
7~9月期
+0.6%
4~6月期
+0.6%
前年比
+5.0%
+5.1%
+5.0%
前期比
+0.4%
7~9月期
+0.3%
4~6月期
+0.3%
前年比
+1.5%
+1.1%
+0.6%
51.2
51.4
51.7
N.A.
54.5
54.7
[55.0]
54.5
53.5
N.A.
43.1
40.9
[250千人]
259千人
237千人
51.8
51.9
50.9
[4.7%]
[+160千人]
[+0.4%]
4.7%
+156千人
+0.4%
4.6%
+204千人
▲0.1%
[57.2]
56.6
56.2
ミシガン大消費者信頼感指数(1月確報)
GDP(10~12月期速報)
1/30(月) 日 百貨店・スーパー販売額[既存店](12月速報)
小売業販売額(12月速報)
2年利付国債入札
米
1/31(火) 日 鉱工業生産(12月速報)
完全失業率(12月)
有効求人倍率(12月)
実質消費支出[二人以上の全世帯](12月)
新設住宅着工戸数(12月)
日銀金融政策決定会合(30・31日)
日銀総裁定例記者会見
日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解)
米 カンファレンスボード消費者信頼感指数(1月)
雇用コスト指数(10~12月期)
S&P/コアロジックCS住宅価格指数[20都市](11月)
欧
ユーロ圏GDP(10~12月期速報)
ユーロ圏消費者物価(1月速報)
2/1(水)
中 製造業PMI(1月)
非製造業PMI(1月)
米 製造業ISM指数(1月)
FOMC(31・1日)
2/2(木)
日 消費動向調査(1月)
消費者態度指数
10年利付国債入札
米 失業保険新規申請件数(~1/28)
英 英中銀金融政策委員会(1・2日)
2/3(金)
日 日銀金融政策決定会合議事要旨(12/19・20分)
中 財新製造業PMI(1月)
米
雇用統計(1月)
失業率
非農業部門雇用者数
時間当たり賃金(全従業員ベース)
前月差
前月比
非製造業ISM指数(1月)
予想:[ ]はみずほ総合研究所予想、それ以外はコンセンサス(Bloomberg 等)。予定は変更になる可能性があります。
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、
泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア
13
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
1 月のスケジュール
国
1
2
内
元日(日本休場)
国民の休日(日本休場)
3
米
国 他
1
2
米 ニューイヤーズデー(米国休場)
3
米 製造業ISM指数(12 月)
4
2017 年大発会
4
米 FOMC 議事録(12/13・14)
5
新車販売台数(12 月),10 年利付国債入札
5
米 非製造業ISM指数(12 月)
6
毎月勤労統計(11 月速報)
6
米 雇用統計(12 月)
貿易収支(11 月)
製造業新規受注(11 月)
7
8
9
7
成人の日(日本休場)
8
9
10 消費動向調査(12 月)
10 米 3 年国債入札
11 景気動向指数(11 月速報),30 年利付国債入札
11 米 10 年国債入札
12 国際収支(11 月速報)
景気ウォッチャー調査(12 月)
13 マネーストック(12 月速報)
14
12 米 イエレンFRB議長講演(ワシントン D.C.)
連邦財政収支(12 月),30 年国債入札
13 米 小売売上高(12 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(1 月速報)
PPI(12 月)
14
15
15
16 機械受注統計(11 月), 第 3 次産業活動指数(11 月)
企業物価指数(12 月)
17 設備稼働率(11 月),20 年利付国債入札
16 米 キング牧師誕生日(米国休場)
18
20 中曽日銀副総裁講演(国際銀行協会)
18 米 鉱工業生産・設備稼働率(12 月),CPI(12 月)
ネット対米証券投資(11 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
イエレンFRB議長講演(サンフランシスコ)
19 欧 ECB政策理事会
米 住宅着工・許可件数(12 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(1 月)
イエレンFRB議長講演(サンフランシスコ)
20 米 新大統領就任式
21
21
22
22
23 内閣府月例経済報告(1 月),全産業活動指数(11 月)
23
24 40 年利付国債入札
24 米 中古住宅販売件数(12 月),2 年国債入札
25 貿易統計(12 月)
25 独 ifo景況感指数(1 月)
米 5 年国債入札
26 米 新築住宅販売件数(12 月),7 年国債入札
19 5 年利付国債入札
26
27 消費者物価(12 月全国・1 月都区部)
17 米 ニューヨーク連銀製造業業況指数(1 月)
28
27 米 GDP(10~12 月期速報)
耐久財受注(12 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(1 月確報)
28
29
29
30 商業動態統計(12 月速報),2 年利付国債入札
30 米 個人所得・消費支出(12 月)
31 日銀金融政策決定会合(30・31 日)
日銀総裁定例記者会見
日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解)
鉱工業生産(12 月速報),住宅着工統計(12 月)
労働力調査(12 月),家計調査(12 月)
31 米 シカゴPMI指数(1 月)
S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市・11 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(1 月)
雇用コスト指数(10~12 月期)
*印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ
14
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
2 月のスケジュール
国
内
1
2
3
米
1
消費動向調査(1 月)
10 年利付国債入札
日銀金融政策決定会合議事要旨(12/19・20 分)
2
3
4
4
5
5
6
毎月勤労統計(12 月速報)
7
国 他
米 FOMC(31・1 日)
製造業ISM指数(1 月)
英 英中銀金融政策委員会(1・2 日)
米 労働生産性(10~12 月期暫定)
米 非製造業ISM指数(1 月)
雇用統計(1 月)
製造業新規受注(12 月)
6
景気動向指数(12 月速報)
10 年物価連動国債入札
8 日銀金融政策決定会合における主な意見(1/30・31 分)
国際収支(12 月速報)
景気ウォッチャー調査(1 月)
9 中曽日銀副総裁挨拶(高知県金融経済懇談会)
機械受注統計(12 月),マネーストック(1 月速報)
30 年利付国債入札
10 第 3 次産業活動指数(12 月)
企業物価指数(1 月)
11 建国記念の日(日本休場)
7
8
米 貿易収支(12 月)
3 年国債入札
米 10 年国債入札
9
米 30 年国債入札
12
12
13 GDP(10~12 月期 1 次速報)
13
14 設備稼働率(12 月)
5 年利付国債入札
15
14 米 PPI(1 月)
10 米 連邦財政収支(1 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(2 月速報)
11
17
15 米 鉱工業生産・設備稼働率(1 月)
小売売上高(1 月)
CPI(1 月)
ネット対米証券投資(12 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(2 月)
16 米 住宅着工・許可件数(1 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(2 月)
17 米 景気先行指数(1 月)
18
18
19
19
20 貿易統計(1 月)
20 米 ワシントン誕生日(米国休場)
21 全産業活動指数(12 月)
21 米 2 年国債入札
22
22 米 FOMC 議事録(1/31・2/1)
中古住宅販売件数(1 月)
5 年国債入札
独 ifo景況感指数(2 月)
23 米 7 年国債入札
16
23 20 年利付国債入札
24
25
24 米 新築住宅販売件数(1 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(2 月確報)
25
26
26
27
27 米 耐久財受注(1 月)
28 鉱工業生産(1 月速報)
商業動態統計(1 月速報)
住宅着工統計(1 月)
2 年利付国債入札
28 米 GDP(10~12 月期暫定)
シカゴPMI指数(2 月)
S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市・12 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(2 月)
*印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ
15
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
四半期スケジュール
3月
日 本 1
2
3
7
8
9
10
13
14
15
16
17
22
29
30
31
米 国 1
3
7
8
9
10
14
15
16
17
21
22
23
24
27
28
29
30
31
欧 州 9
4月
法人企業統計調査(10~12 月期)
10 年利付国債入札
消費者物価(1 月全国・2 月都区部)
消費動向調査(2 月)
家計調査(1 月)
労働力調査(1 月)
30 年利付国債入札
GDP(10~12 月期 2 次速報)
景気ウォッチャー調査(2 月)
国際収支(1 月速報)
景気動向指数(1 月速報)
マネーストック(2 月速報)
毎月勤労統計(1 月速報)
5 年利付国債入札
法人企業景気予測調査(1~3 月期)
企業物価指数(2 月)
第 3 次産業活動指数(1 月)
機械受注統計(1 月)
20 年利付国債入札
設備稼働率(1 月)
日銀金融政策決定会合(15・16 日)
日銀総裁定例記者会見
資金循環統計(10~12 月期速報)
全産業活動指数(1 月)
貿易統計(2 月)
40 年利付国債入札
商業動態統計(2 月速報)
2 年利付国債入札
消費者物価(2 月全国・3 月都区部)
鉱工業生産(2 月速報)
労働力調査(2 月)
家計調査(2 月)
3
4
6
7
製造業ISM指数(2 月)
個人所得・消費支出(1 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
非製造業ISM指数(2 月)
貿易収支(1 月)
3 年国債入札
10 年国債入札
労働生産性(10~12 月期改訂)
30 年国債入札
連邦財政収支(2 月)
雇用統計(2 月)
PPI(2 月)
FOMC(14・15 日)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(3 月)
小売売上高(2 月)
CPI(2 月)
住宅着工・許可件数(2 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(3 月)
鉱工業生産・設備稼働率(2 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(3 月速報)
景気先行指数(2 月)
経常収支(10~12 月期)
中古住宅販売件数(2 月)
新築住宅販売件数(2 月)
耐久財受注(2 月)
2 年国債入札
5 年国債入札
S&P/コアロジック CS 住宅価格指数(20 都市
・1 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(3 月)
7 年国債入札
GDP(10~12 月期確定)
企業収益(10~12 月期)
個人所得・消費支出(2 月)
シカゴPMI指数(3 月)
3
4
5
ECB政策理事会
16 英中銀金融政策委員会(15・16 日)
10
11
12
13
18
20
27
28
7
10
11
12
13
14
17
18
19
20
21
25
26
27
28
5月
日銀短観(3 月調査)
10 年利付国債入札
消費動向調査(3 月)
毎月勤労統計(2 月速報)
景気動向指数(2 月速報)
景気ウォッチャー調査(3 月)
国際収支(2 月速報)
10 年物価連動国債入札
機械受注統計(2 月)
マネーストック(3 月速報)
企業物価指数(3 月)
30 年利付国債入札
5 年利付国債入札
貿易統計(3 月)
20 年利付国債入札
日銀金融政策決定会合(26・27 日)
日銀総裁定例記者会見
日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解)
商業動態統計(3 月速報)
鉱工業生産(3 月速報)
2 年利付国債入札
8 消費動向調査(4 月)
11 景気ウォッチャー調査(4 月)
国際収支(3 月速報)
12 マネーストック(4 月速報)
15 企業物価指数(4 月)
30 商業動態統計(4 月速報)
31 鉱工業生産(4 月速報)
製造業ISM指数(3 月)
貿易収支(2 月)
非製造業ISM指数(3 月)
FOMC 議事録(3/14・15)
雇用統計(3 月)
3 年国債入札
10 年国債入札
連邦財政収支(3 月)
30 年国債入札
PPI(3 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(4 月速報)
小売売上高(3 月)
CPI(3 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(4 月)
鉱工業生産・設備稼働率(3 月)
住宅着工・許可件数(3 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(4 月)
景気先行指数(3 月)
中古住宅販売件数(3 月)
新築住宅販売件数(3 月)
2 年国債入札
S&P/コアロジック CS 住宅価格指数(20 都市
・2 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(4 月)
5 年国債入札
7 年国債入札
耐久財受注(3 月)
GDP(1~3 月期速報)
シカゴPMI指数(4 月)
雇用コスト指数(1~3 月期)
1
27 ECB政策理事会
3
4
5
10
11
12
15
16
18
23
24
26
30
31
製造業ISM指数(4 月)
個人所得・消費支出(3 月)
FOMC(2・3 日)
非製造業ISM指数(4 月)
貿易収支(3 月)
労働生産性(1~3 月期暫定)
雇用統計(4 月)
連邦財政収支(4 月)
PPI(4 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(5 月速報)
小売売上高(4 月)
CPI(4 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(5 月)
鉱工業生産・設備稼働率(4 月)
住宅着工・許可件数(4 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(5 月)
景気先行指数(4 月)
新築住宅販売件数(4 月)
FOMC 議事録(5/2・3)
中古住宅販売件数(4 月)
GDP(1~3 月期暫定)
企業収益(1~3 月期暫定)
耐久財受注(4 月)
個人所得・消費支出(4 月)
S&P/コアロジック CS 住宅価格指数(20 都市
・3 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(5 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
シカゴPMI指数(5 月)
11 英中銀金融政策委員会(10・11 日)
*印は期日未定を示す〔予定は変更の可能性があります〕
16
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
今週の金融市場の動き
[海外金利]
1/19
ドルLIBOR 3M(%)
ユーロドル金先(Mar17)
1/20
1/23
1/24
1/25
1/26
1/27
前週末比
1.04122
1.04344
1.03789
1.03178
1.03733
1.03900
▲ 0.00444
98.895
98.895
98.915
98.905
98.900
98.905
0.010
米国債(10年、%)
2.474
2.467
2.397
2.465
2.512
2.504
0.037
スワップ金利(10年、%)
2.371
2.364
2.302
2.361
2.412
2.414
0.051
独国債(10年、%)
0.379
0.421
0.363
0.408
0.464
0.484
0.063
英国債(10年、%)
1.408
1.431
1.367
1.402
1.471
1.515
0.084
[内外株式]
1/19
ダウ平均(㌦)
S&P500指数
NASDAQ総合指数
日経平均(円)
TOPIX(Pt.)
1/20
1/23
1/24
1/25
1/26
1/27
前週末比
19,732.40
19,827.25
19,799.85
19,912.71
20,068.51
20,100.91
273.66
2,263.69
2,271.31
2,265.20
2,280.07
2,298.37
2,296.68
25.37
5,540.08
5,555.33
5,552.94
5,600.96
5,656.34
5,655.18
19,072.25
19,137.91
18,891.03
18,787.99
19,057.50
19,402.39
19,467.40
329.49
99.84
1,528.15
1,533.46
1,514.63
1,506.33
1,521.58
1,545.01
1,549.25
15.79
出来高(百万株)
2,254.45
1,791.41
1,777.71
1,866.88
1,934.34
2,300.01
1,947.16
155.75
売買代金(億円)
22,666.71
20,649.69
22,005.18
22,757.05
22,344.87
27,423.57
24,304.18
3,654.49
2,787.80
2,791.34
2,806.36
2,816.46
2,845.93
2,861.55
2,859.69
68.35
1/19
1/20
1/23
1/24
1/25
1/26
1/27
日経JASDAQ平均(円)
[円金利]
TIBOR 3カ月(%)
0.05600
0.05600
0.05600
0.05600
0.05600
0.05600
0.05600
前週末比
0.00000
ユーロ円金先(Mar17)
99.945
99.945
99.940
99.945
99.940
99.940
99.945
0.000
新発国債(10年、%)
0.070
0.060
0.055
0.050
0.075
0.085
0.075
0.015
長国先物(Mar17)
150.09
150.18
150.25
150.39
150.08
149.84
150.00
▲ 0.180
スワップ金利(5年、%)
0.088
0.080
0.078
0.068
0.093
0.105
0.098
0.018
[為替]
1/19
1/20
1/23
1/24
1/25
1/26
1/27
前週末比
円/$
114.86
114.62
112.71
113.79
113.28
114.53
115.04
0.42
$/EUR
1.0664
1.0703
1.0765
1.0731
1.0748
1.0682
1.0671
▲ 0.0032
円/EUR
122.49
122.69
121.33
122.11
121.75
122.35
122.76
0.07
(注)前週末比は、海外などについては現時点での直近値と前週末値との比較。
東京市場の発行日表示値は終値もしくは 15:00 時点値。
米国 10 年債、米金利スワップ 10 年物は Bloomberg の終値。
日本株出来高・売買代金はそれぞれ東京証券取引所第一部出来高・売買代金。
TIBOR は全銀協発表のユーロ円 TIBOR 平均値。
新発 10 年国債は日本相互証券発表の気配値。
金利先物は東京金融取引所(TFX)のユーロ円 3 ヵ月金利先物。
独・英 10 年国債は Bloomberg の提示する終値。
為替は NY 時間終値(発行日のみ東京時間 15:00 時点、出所:Bloomberg)
。
17
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)
最新リポート一覧
<みずほインサイト>
2017 年 1 月 27 日
GDP 基準改定により潜在成長率は 1%近くまで上昇
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp170127.pdf
2017 年 1 月 26 日
円安局面での輸出低迷の背景と足元の回復の持続性に関する考察
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp170126.pdf
2017 年 1 月 24 日 雇用第一主義の目標に現実味なし~トランプ大統領就任演説を読み解く~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us170124a.pdf
2017 年 1 月 24 日 変化する FinTech ビジネス~「破壊」、「協業」、そして新たな「競争」へ~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us170124.pdf
<内外経済見通し>
2016 年 12 月 8 日
2016・17 年度 内外経済見通し(2016 年 7~9 月期 GDP2 次速報後改訂)
~トランプ次期政権の政策を織り込み、米国中心に見通しを上方修正~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_161208.pdf
2016 年 11 月 15 日
2016・17 年度 内外経済見通し
~世界経済は緩やかに持ち直し、トランプは世界を変えるか~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_161115.pdf
2016 年 5 月 10 日
MIZUHO Research & Analysis no.1
特集 グローバル経済の中長期展望と日本産業の将来像~パラダイムシフトと日本の針路~
http://www.mizuho-fg.co.jp/company/activity/onethinktank/vol001/pdf/all.pdf
執筆担当者
・市場調査部
武内浩二
野口雄裕
井上 淳
大塚理恵子
坂中弥生
03-3591-1244
03-3591-1249
03-3591-1197
03-3591-1420
03-3591-1242
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
・欧米調査部
小野 亮
吉田健一郎
松本 惇
風間春香
03-3591-1219
03-3591-1265
03-3591-1199
03-3591-1418
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
・経済調査部
有田賢太郎
大野晴香
上里 啓
高瀬美帆
03-3591-1419
03-3591-1243
03-3591-1284
03-3591-1416
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり、商品の勧誘を目的としたものではありません。
本資料は、当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが、その正確性、確実性を保証
するものではありません。また、本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります。
発行・編集/みずほ総合研究所 調査本部
〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-2-1 TEL.03-3591-1296
18
金融市場ウィークリー(2017 年 1 月 27 日号)