社会と情報 テレビ学習メモ 第 18 回 望ましい情報社会に向かう [社会における情報システム] プログラミングに挑戦 社会と情報監修・講師 小林道夫 コンピュータを動作させるには、何をどのように処理するかを指示することが 必要です。その指示書をプログラムといいます。パソコンやスマホだけでなく、 車や掃除機、そしてロボットなどにはコンピュータが搭載されており、すべてプ ログラミングされています。ロボットや掃除機はどのようにプログラミングされ て動いているか、学びましょう。 学習前に 調べておこう プログラミング、アルゴリズム、センサ、 ロボット掃除機、宇宙エレベーター 自動で動くのはなぜ ⃝コンピュータを動作させるには、命令を記述したプログラムが必要。 ⃝ロボットもプログラミングされたコンピュータによって動いている。 ⃝ロボット掃除機には超音波センサや赤外線センサがいくつも搭載されていて、それらのセン ▼ サによってゴミの有無や部屋にある障害物の場所を感知している。 ⃝より性能を高めるために、常にプログラムをアップデートしている。 アルゴリズム ⃝ロボットを思った通りに動かすには、プログラミングでモータの回転数や方向などを細かく 設定する必要がある。 ⃝コンピュータを動作させる命令の手順を「アルゴリズム」という。 ⃝宇宙エレベーターロボットではアルゴリズムが大切。 ⃝ロボットには、周りの状況を感知する入力装置として赤外線センサや接触センサなどを使う。 ⃝プログラミングする際には、センサが正常に動作するようにしきい値を設定する。 (しきい値とは、意味や動作が変わる境目の値のこと。) ⃝ロボットが思ったとおりに動かない場合でも、アルゴリズムを工夫することで問題を解決で きることもある。 − 31 − 高校講座・学習メモ 社会と情報 18 プログラミングに挑戦 簡単プログラミング ⃝プログラムソフトにはさまざまなものがあり、ブロックを並べるようにして簡単にプログラ ミングすることができるものもある。 ⃝宇宙エレベーターロボットは簡単にプログラミングできるが、ピンポン球を運ぶには、ロ ボットのメカニズムと、ロボットを動かすアルゴリズムを考えることが大切。 ⃝できるだけ多くのピンポン球を運ぶには、一度に運ぶ数やロボットが上昇するときのスピー ド、下降するときのスピードなど、考えることがたくさんある。 ⃝思いどおりにロボットを動かすには、何度も実験を繰り返しながら、ロボットのメカニズム とプログラムの両方を修正していかなければならない。 さぁ、プログラミングにチャレンジしてみよう! ▼ − 32 − 高校講座・学習メモ
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