学習メモ - NHK

社会と情報
テレビ学習メモ
第 19 回
望ましい情報社会に向かう
[社会における情報システム]
情報テクノロジーの未来
社会と情報監修・講師
望月俊男
バーチャルリアリティやユビキタスシステムなど新しい情報テクノロジーが登
場し、さまざまな情報システムが私たちの生活を支えてくれるようになっていま
す。また、未来には新しい情報システムを活用したサービスも登場してくるでしょ
う。今回は、情報システムはどのように機能しているのか、トラブル対策はどの
ようにするのか、について学びましょう。
学習前に
調べておこう
情報システム、バーチャルリアリティ、
情報テクノロジー(IT)、信頼性、問題解決
実感!テクノロジーの進化
⃝情報テクノロジーが進歩し、これまで考えられてこなかった分野に新しい技術が活用される
機会が増えてくる。たとえばバーチャルリアリティは有望な技術として、さまざまな場面で
の活用が考えられている。
▼
⃝社会をより豊かにしていく上で、どのように新しい情報テクノロジーを活用していくべきか
を考えていく必要がある。
情報システム
⃝私たちの生活の中には、鉄道や航空機の運行管理システムや、銀行のATMシステムなど、
さまざまな情報を収集・受信・発信・管理・制御しながら、互いに連携して機能する情報シ
ステムがある。
⃝情報システムの中には、私たちの日常生活の中で不可欠なものがあり、トラブルが生じたと
きには私たちの生活に大きく影響することがある。
⃝情報システムの利用に関する問題を解決するためには、問題解決の考え方を使うのがよい。
問題を発見し、問題を分析して原因を特定し、原因に対する解決策を考案し、解決策を実行
していく。それがうまくいったかを確認し、改善につとめるという考え方である。
信頼性を担保する ⃝情報システムは、故障やトラブルだけでなく、人の操作のミスなどによるトラブルもできる
限り想定して、信頼性を高める必要がある。
⃝信頼性を担保するには、データのバックアップ、多重化、フールプルーフ、フェイルセーフ、
などといった基本的な対策や考え方がある。
⃝一方で、想定外のトラブルが起こってしまったときには、情報システムの基本的な目的に立
ち戻って人間が主体的に判断して対応し、問題解決していく必要がある。
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