海外安全対策情報（平成28年第4四半期） 1 社会・治安情勢（1

海外安全対策情報（平成２８年第４四半期）
１社会・治安情勢
（１）モンゴル国内の全体的な治安は安定的に推移し、治安に特段の影響を与えるような
大規模事件・事故の発生もなかった。そのような中で経済の落ち込みなどを反映し、
窃盗や詐欺といった財産犯罪が増加傾向にあり、外国人が被害に遭う例も見られた。
（２）経済の先行きに関する不安や、貧富の差の拡大や大気汚染に不満を抱く人々による
政府への抗議活動が見られたが、いずれも小規模で平穏に行われ、拡大化することは
なかった。
２一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
（１）モンゴル国警察庁が公表した２０１６年中の犯罪統計によると，総犯罪認知件数は
２７，１６７件と前年に比べて２．１％の減少となっている。犯罪種別の内訳は以下
のとおり。
殺人
１７４件（前年比
－１４．７％）
強盗
４７４件（
同
－１１．７％）
強姦
２９０件（
同
＋３．９％）
暴行・傷害
８，２４８件（
同
＋２．３％）
窃盗
９，０６５件（
同
－１．１％）
ひったくり
１７６件（
同
－１８．５％）
詐欺
２，１６５件（
同
＋４．７％）
薬物犯罪
４１６件（
同
＋２２．０％）
総数はほぼ前年並みであったが、暴行・傷害、詐欺、強姦、薬物犯罪の増加には歯
止めがかかっておらず、特に薬物犯罪はこの数年増加が著しい。
（２）邦人被害事案
把握なし
３
テロ・爆弾事件発生状況
なし
４
誘拐・脅迫事件発生状況
なし
５
日本企業の安全に関わる諸問題
特になし

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