北マリアナ諸島海外安全対策情報 平成28年度第2四半期(7月~9月) 1 社会・治安情勢 内政上特に大きな問題もなく政情は安定しており、治安情勢に特段の変化は 見られない。一般的に対日感情は良好である。 2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向 当事務所が新聞報道等により、把握している管轄地域内の当四半期における 犯罪種類別の発生状況(件数)は、殺人(1 件)、強盗(3 件)、暴行・傷害 (14 件)、性犯罪(7 件)、詐欺(0 件)、麻薬(3 件)、侵入窃盗(7 件)、窃 盗【ひったくり・置き引き・車上狙い等】(1 件)であり、家宅侵入や窃盗 の他、家庭内暴力を含む傷害事件や性犯罪、麻薬所持事件の増加がみられる。 なお、当地政府は観光客の安全確保のため、主要な観光スポットに日中警備 員を配置している。 最近の犯罪事例は以下のとおり。 ●7月3日、サイパン島中西部プエルトリコの弁護士宅に男が侵入し、カー ド・現金等を窃盗。犯人は防犯カメラの映像により後日逮捕された。 ●7月5日、サイパン島南部チャランカノアの店の近くで、男が現金など入 ったバッグをひったくりしたが、被害者が犯人の顔を覚えていたため、後 日逮捕された。 ●8月27日、サイパン島南部サンアントニオで、タクシーの乗客が運転手 に鋭利な刃物で切り付け、現金300ドルと500ドル相当の携帯電話を 奪ったが、犯人は防犯カメラの映像により後日逮捕された。 ●9月6日、サイパン島北部アスマトゥイスの在留邦人宅で、キッチンの窓 から何者かが侵入し、日本国旅券、現金10万円、iPad、パソコン4台、 スマートフォン等が盗まれた。犯人は未逮捕。 ●9月7日、サイパン島西部ガラパンで、ポーカー前に止まった車に男が助 手席から乗り込み、銃を突きつけ運転させ、200ドルの現金を奪い逃走 した。犯人は防犯カメラと被害者の証言により後日逮捕された。 3 テロ・爆弾事件発生状況 当該情報には接していない。 4 誘拐・脅迫事件発生情報 当該情報には接していない。 5 日本企業の安全にかかわる諸問題 特になし。
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