北マリアナ諸島海外安全対策情報 1 平成28年度第1四半期(4月~6月) 社会・治安情勢 政治・経済的に安定しており対日感情も良好で、治安情勢には特段の変化はみられ ない。 2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向 当事務所が新聞報道等により、把握している管轄地域内の当四半期における犯罪種 類別の発生状況(件数)は、殺人(0 件)、強盗(2 件)、暴行・傷害(24 件)、性犯 罪(5 件) 、詐欺(2 件) 、麻薬(2 件)、侵入窃盗(4 件)、窃盗【ひったくり・置き 引き・車上狙い等】 (9 件)であり、窃盗、家庭内暴力を含む傷害事件の増加がみら れる。なお、当地政府は観光客の安全のため、主要な観光スポットに日中警備員を 配置している。 最近の犯罪事例は以下のとおり。 4 月 11 日、サイパン島中部サンホセ地区の店の駐車場で、アジア人が店で買い 物中、車中に置いていた現金、サングラスを盗まれた。防犯カメラの映像によ り、犯人は逮捕された。 4 月 13 日、サイパン島南部サンアントニオ地区のロシア人宅で、何者かが侵入 し、玄関ドアを外し、大型冷蔵庫が盗まれた。犯人はまだ逮捕されていない。 6 月 15 日、サイパン島中部ガラパン地区の北マリアナ博物館敷地内で、邦人女 性が散策中、背後から男性に首を絞められ、壁・地面に顔を叩きつけられ軽傷 を負った。被害直後に意識を失ったが、その後意識を取り戻した際、所持品が 付近に散乱しており、財布は盗まれていた。 6 月 17 日、サイパン島中部ガロライ地区のアパート駐車場で、当地在住日本人 女性が背後から近づいてきた男に携帯電話・クレジットカード・財布・旅券等 が入ったバッグを奪い取られた。男がバッグを掴んだ際、カバンにしがみつい た被害者は地面に倒れ、軽傷を負った。犯人はまだ逮捕されていない。 3 テロ・爆弾事件発生状況 情報には接していない。 4 誘拐・脅迫事件発生情報 情報には接していない。 5 日本企業の安全にかかわる諸問題 特になし。
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