資料5 総合事業の事前準備 53 資料5 1 総合事業の事前準備(事務手続き等) 指定申請書類の作成 (1)サービスの基準(人員、設備、運営の基準) 【介護予防ケアマネジメント事業】 指定事業から委託事業になりますが、介護予防支援に準じた新たな基準を設ける予定です。 詳しくは、資料4-①をご確認ください。 【介護予防訪問介護相当事業、介護予防通所介護相当事業】 現行の介護予防訪問介護、介護予防通所介護と同様の基準となります。 【元気わくわくサポート事業、元気アップサポート事業】 新たな指定基準を設ける予定です。詳しくは、資料4-③、資料4-④をご確認ください。 (2)指定申請 【介護予防ケアマネジメント事業】 市と地域包括支援センターの委託契約となるため、指定の手続きは不要です。 【介護予防訪問介護相当事業、介護予防通所介護相当事業】 介護予防訪問介護、介護予防通所介護事業者の内、みなし指定を受けていない事業者 は、新規指定の手続きが必要です。 【元気わくわくサポート事業、元気アップサポート事業】 通所介護事業者・地域密着型通所介護事業者・通所リハビリテーション事業者の内、本事 業を実施する場合は、新規指定の手続きが必要です。 H29.3 月中旬以降に指定申請の受け付けを行う予定です。 (みなし指定の事業者は、指定申請を行う必要はありませんが、H30.4.1 以降も事業を継続 する場合は、事前に指定更新申請が必要です。 ) ・申請書(添付書類)は、現行の介護予防訪問介護・介護予防通所介護とほぼ同様のものと なる予定です。 ・詳細が決まり次第、市ホームページ等でお知らせいたします。 54 2 運営規程、重要事項説明書、契約書の作成 介護予防ケアマネジメント事業、介護予防訪問介護相当事業、介護予防通所介護相当事業、元気わ くわくサポート事業、元気アップサポート事業を開始する場合は、 「運営規程」 「重要事項説明書」 「契 約書」の作成が必要です。 ≪文言変更の一例≫ ・ 要支援者 ・ 介護予防支援 ・ 介護予防訪問介護 ・ 介護予防通所介護 → → → → 要支援者及び事業対象者 介護予防ケアマネジメント事業 介護予防訪問介護相当事業 介護予防通所介護相当事業 ※後日、契約書・重要事項説明書の雛形を市ホームページに掲載します ≪運営規程・重要事項説明書・契約書について利用者への説明・同意(契約)≫ 総合事業へ移行することで、運営規程・重要事項説明書・契約書等が変更となるため、新たに 総合事業についての説明を行い、新たに契約を交わしてください。 ※介護予防訪問介護、介護予防通所介護、介護予防支援を利用していた方が、同一事業所での介 護予防訪問介護相当事業、介護予防通所介護相当事業、介護予防ケアマネジメント事業へ移行す る場合は、総合事業に移行することにより変更となる部分を説明し、変更契約を交わす方法でも 構いません。 3 定款(目的)変更 定款の記載内容によっては、定款変更が必要となる場合がありますので、法人の定款内容を 確認のうえ、定款変更が必要な場合は手続きを行ってください。 定款変更が必要となる場合の定款記載例 ※下記を参考に記載してください。 「介護保険法に基づく第一号事業」 (介護予防ケアマネジメント事業、介護予防訪問介護相当事業、介護予防通所介護相当 事業、元気わくわくサポート事業、元気アップサポート事業の全てを含みます。 ) 「介護保険法に基づく第一号介護予防支援事業」 (介護予防ケアマネジメント事業のこと) 「介護保険法に基づく第一号訪問事業」 (介護予防訪問介護相当事業、元気わくわくサポート事業(訪問型)のこと) 「介護保険法に基づく第一号通所事業」 (介護予防通所介護相当事業、元気わくわくサポート事業(通所型)、元気アップサポー ト事業のこと) なお、H29.4.1~H30.3.31 までの間は、 「介護予防支援」 「介護予防訪問介護」 「介護予防通所 介護」と総合事業の各事業が平行して実施されるので、両方の記載が必要となります。 55 定款変更の必要がない場合 ※社会福祉法人等の場合 「社会福祉法に基づく老人居宅介護等事業」とある場合は、 「第一号訪問事業」が含まれ ているので、定款変更の必要はありません。 「社会福祉法に基づく老人デイサービス事業(老人デイサービスセンター)」とある場合 は、「第一号通所事業」が含まれているので、定款変更の必要はありません。 4 請求事務 ・介護報酬の請求業務において、報酬請求ソフトやシステムをご利用の場合は、ソフト等が総合事 業に対応しているかどうか、管理会社へご確認ください。 ・後日、市ホームページへサービスコードを掲載しますので、請求時に誤りのないよう必ずご確認 ください。 5 総合事業の適正な運用に向けて (1)行政が行うべきこと ① 総合事業の趣旨を理解する ② 地域包括・各事業所への周知・連携 ③ 要支援1・2や事業対象者の傾向分析 ④ 必要な事業量の算定及び事業の創出 ⑤ 地域支援事業全体の整理 ⑥ 地域の支え合いの体制(自助・互助の仕組み)づくり ⑦ 各種サービスや支援の担い手の確保(ボランティア・団体・事業所等) ⑧ 総合事業の開始に向けた市民周知・啓発・担い手への研修等 ⑨ その他 (2)地域包括支援センター及び居宅介護支援事業所が行うべきこと ① 総合事業の趣旨を理解する ② 担当圏域の社会資源(人・物)の把握 ③ 対象となる高齢者のニーズ把握 ④ 総合事業でどのような事業・取組が必要かを提案 ⑤ 各種サービスや支援の担い手となる者の把握 ⑥ 総合事業への移行者の人数・割合算定 ⑦ ケアマネジメントの質の向上 ⑧ サービスの利用者からサービスの担い手へとつなぐ視点 ⑨ 地域住民と共に行う取組の視点→共同作業も重要 ⑩ その他 56 (3)介護予防通所介護・介護予防訪問介護・介護予防通所リハビリ事業所が考えておくこと ① 総合事業の趣旨を理解する ② 現行サービスの提供について再検討 ③ 現行相当サービス以外のサービスが提供できるかを検討 ④ 市の方向性を勘案しながら、できること・できそうなことを模索 ⑤ 事業所の強みをどこにおくかを再整理 ⑥ 地域住民と共同で行える取組も視野に入れる ⑦ その他 57
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