資料5総合事業の事前準備

資料5
総合事業の事前準備
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資料5
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総合事業の事前準備(事務手続き等)
指定申請書類の作成
(1)サービスの基準(人員、設備、運営の基準)
【介護予防ケアマネジメント事業】
指定事業から委託事業になりますが、介護予防支援に準じた新たな基準を設ける予定です。
詳しくは、資料4-①をご確認ください。
【介護予防訪問介護相当事業、介護予防通所介護相当事業】
現行の介護予防訪問介護、介護予防通所介護と同様の基準となります。
【元気わくわくサポート事業、元気アップサポート事業】
新たな指定基準を設ける予定です。詳しくは、資料4-③、資料4-④をご確認ください。
(2)指定申請
【介護予防ケアマネジメント事業】
市と地域包括支援センターの委託契約となるため、指定の手続きは不要です。
【介護予防訪問介護相当事業、介護予防通所介護相当事業】
介護予防訪問介護、介護予防通所介護事業者の内、みなし指定を受けていない事業者
は、新規指定の手続きが必要です。
【元気わくわくサポート事業、元気アップサポート事業】
通所介護事業者・地域密着型通所介護事業者・通所リハビリテーション事業者の内、本事
業を実施する場合は、新規指定の手続きが必要です。
H29.3 月中旬以降に指定申請の受け付けを行う予定です。
(みなし指定の事業者は、指定申請を行う必要はありませんが、H30.4.1 以降も事業を継続
する場合は、事前に指定更新申請が必要です。
)
・申請書(添付書類)は、現行の介護予防訪問介護・介護予防通所介護とほぼ同様のものと
なる予定です。
・詳細が決まり次第、市ホームページ等でお知らせいたします。
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運営規程、重要事項説明書、契約書の作成
介護予防ケアマネジメント事業、介護予防訪問介護相当事業、介護予防通所介護相当事業、元気わ
くわくサポート事業、元気アップサポート事業を開始する場合は、
「運営規程」
「重要事項説明書」
「契
約書」の作成が必要です。
≪文言変更の一例≫
・ 要支援者
・ 介護予防支援
・ 介護予防訪問介護
・ 介護予防通所介護
→
→
→
→
要支援者及び事業対象者
介護予防ケアマネジメント事業
介護予防訪問介護相当事業
介護予防通所介護相当事業
※後日、契約書・重要事項説明書の雛形を市ホームページに掲載します
≪運営規程・重要事項説明書・契約書について利用者への説明・同意(契約)≫
総合事業へ移行することで、運営規程・重要事項説明書・契約書等が変更となるため、新たに
総合事業についての説明を行い、新たに契約を交わしてください。
※介護予防訪問介護、介護予防通所介護、介護予防支援を利用していた方が、同一事業所での介
護予防訪問介護相当事業、介護予防通所介護相当事業、介護予防ケアマネジメント事業へ移行す
る場合は、総合事業に移行することにより変更となる部分を説明し、変更契約を交わす方法でも
構いません。
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定款(目的)変更
定款の記載内容によっては、定款変更が必要となる場合がありますので、法人の定款内容を
確認のうえ、定款変更が必要な場合は手続きを行ってください。
定款変更が必要となる場合の定款記載例
※下記を参考に記載してください。
「介護保険法に基づく第一号事業」
(介護予防ケアマネジメント事業、介護予防訪問介護相当事業、介護予防通所介護相当
事業、元気わくわくサポート事業、元気アップサポート事業の全てを含みます。
)
「介護保険法に基づく第一号介護予防支援事業」
(介護予防ケアマネジメント事業のこと)
「介護保険法に基づく第一号訪問事業」
(介護予防訪問介護相当事業、元気わくわくサポート事業(訪問型)のこと)
「介護保険法に基づく第一号通所事業」
(介護予防通所介護相当事業、元気わくわくサポート事業(通所型)、元気アップサポー
ト事業のこと)
なお、H29.4.1~H30.3.31 までの間は、
「介護予防支援」
「介護予防訪問介護」
「介護予防通所
介護」と総合事業の各事業が平行して実施されるので、両方の記載が必要となります。
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定款変更の必要がない場合
※社会福祉法人等の場合
「社会福祉法に基づく老人居宅介護等事業」とある場合は、
「第一号訪問事業」が含まれ
ているので、定款変更の必要はありません。
「社会福祉法に基づく老人デイサービス事業(老人デイサービスセンター)」とある場合
は、「第一号通所事業」が含まれているので、定款変更の必要はありません。
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請求事務
・介護報酬の請求業務において、報酬請求ソフトやシステムをご利用の場合は、ソフト等が総合事
業に対応しているかどうか、管理会社へご確認ください。
・後日、市ホームページへサービスコードを掲載しますので、請求時に誤りのないよう必ずご確認
ください。
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総合事業の適正な運用に向けて
(1)行政が行うべきこと
① 総合事業の趣旨を理解する
② 地域包括・各事業所への周知・連携
③ 要支援1・2や事業対象者の傾向分析
④ 必要な事業量の算定及び事業の創出
⑤ 地域支援事業全体の整理
⑥ 地域の支え合いの体制(自助・互助の仕組み)づくり
⑦ 各種サービスや支援の担い手の確保(ボランティア・団体・事業所等)
⑧ 総合事業の開始に向けた市民周知・啓発・担い手への研修等
⑨ その他
(2)地域包括支援センター及び居宅介護支援事業所が行うべきこと
① 総合事業の趣旨を理解する
② 担当圏域の社会資源(人・物)の把握
③ 対象となる高齢者のニーズ把握
④ 総合事業でどのような事業・取組が必要かを提案
⑤ 各種サービスや支援の担い手となる者の把握
⑥ 総合事業への移行者の人数・割合算定
⑦ ケアマネジメントの質の向上
⑧ サービスの利用者からサービスの担い手へとつなぐ視点
⑨ 地域住民と共に行う取組の視点→共同作業も重要
⑩ その他
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(3)介護予防通所介護・介護予防訪問介護・介護予防通所リハビリ事業所が考えておくこと
① 総合事業の趣旨を理解する
② 現行サービスの提供について再検討
③ 現行相当サービス以外のサービスが提供できるかを検討
④ 市の方向性を勘案しながら、できること・できそうなことを模索
⑤ 事業所の強みをどこにおくかを再整理
⑥ 地域住民と共同で行える取組も視野に入れる
⑦ その他
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