分倍河原駅周辺地区整備計画策定委託仕様書 1 件 名 分倍河原駅周辺地区整備計画策定委託 2 期 間 契約締結日の翌日から平成30年3月23日まで 3 履行場所 府中市役所7階 都市整備部計画課 4 目 的 本市における公共交通の状況や都市計画道路網を把握したうえで、交通結節点と して、早急に交通戦略の検討に取り組む必要のある分倍河原駅周辺地区について、 公共交通とまちづくりの現状や課題を整理する。そのうえで、本地区の交通事業と まちづくりが連携した総合的な交通施策の推進を図るため、都市・地域総合交通戦 略を策定することを目的とする。 5 業務対象 府中市全域(別紙、分倍河原駅周辺地区区域図のとおり) 6 業務内容 ⑴ 業務概要 駅改良と駅周辺のまちづくりに取り組んでいる分倍河原駅周辺地区について、 都市・地域総合交通戦略を策定したうえで、社会資本総合整備計画を作成し、そ の後、事業に着手することを予定している。 平成29年度については、都市・地域総合交通戦略を策定することとしており、 「都市・地域総合交通戦略のすすめ~総合交通戦略策定の手引き~(国土交通省 都市局・平成26年8月)」を参考に、以下の業務に取り組む。 なお、業務の取組にあたり、並行して作業を進めている分倍河原駅改良計画検 討調査との調整を図る。 ⑵ 計画準備 本業務の目的・趣旨を把握した上で、業務内容、工程、組織計画の検討を行い、 業務の実施計画書を作成、提出する。 ⑶ 都市・地域総合交通戦略(案)の検討 ア 資料収集・データ整理 都市圏パーソントリップデータや国勢調査、道路交通センサス、既存の交通 量調査結果、公共交通利用状況など、本業務に必要な関連資料を収集し、必要 に応じて交通実態調査やアンケート調査等を行い、データを整理する。 イ 地区の現状及び課題の整理 収集、整理した資料から、市全体の公共交通の現状や課題と、分倍河原駅周 辺地区の公共交通やまちづくりにおける位置付け、現状及び課題を整理する。 - 1 - ウ 計画の方向性の整理 まちづくりの検討状況や都市計画マスタープラン、東京における都市計画道 路の整備方針(第四次事業化計画)などの関連計画の内容を踏まえつつ、分倍 河原駅周辺地区の目指すべき姿を見据えたうえで、計画の方向性を整理する。 なお、地区内を東西に横断する都市計画道路3・4・6号についは、第四次 事業化計画において計画内容再検討路線になっており、将来都市計画道路ネッ トワークの検証結果を踏まえた調査分析を行い、その方向性についての検討も 行う。 エ 計画目標の検討 計画の方向性を具体的なイメージとして示すための計画目標を検討する。 オ 目標を定量化するためのアウトカム指標の検討 目標達成に向けた施策の実施成果を定量的に把握するための指標を、必要な 現況調査等を行ったうえで検討する。 カ 施策案の検討 目標を達成するための具体的な施策案を検討する。 キ 概算事業費の算出及び事業スケジュールの検討 関係機関との調整や各施策の関連性を考慮したうえで、概算事業費を算出し、 事業スケジュールを検討する。 ク 事業効果の把握及び評価 施策案を実施することによりもたらされる効果を整理し、その意義等を評価 した基礎資料を作成する。 ケ 事業推進手法の検討 検討した施策案、事業スケジュールを踏まえ、想定される都市計画等の手続 きや補助スキームなど、具体的な推進手法を検討する。 ⑷ 都市・地域総合交通戦略(案)の作成 以上の検討結果を基に、分倍河原駅周辺地区の都市・地域総合交通戦略(案) をとりまとめる。 ⑸ パブリックコメントの実施補助 パブリックコメント用の資料を作成するとともに、実施結果のとりまとめ、対 応方針の検討を行う。 ⑹ 関係機関との協議等の補助 検討過程における関係機関との協議及び都市・地域総合交通戦略検討協議会 (仮称)の運営に関し、資料作成、資料説明及び議事要旨の作成などの補助を行 う。 なお、同協議会の開催は、4回程度を予定している。 ⑺ 報告書の作成 本業務における検討経緯、検討条件及び検討結果を整理し、報告書を作成する。 ⑻ 打合せ協議 本業務における打合せは、業務着手時、中間打合せ時、成果品納入時の計3回 行うほか、業務の進捗状況等により、適宜打合せを行うものとする。 - 2 - 7 直接経費 印刷費(都市・地域総合交通戦略(概要版含む)、委託業務報告書、打合せ資料 等) 8 成果品 提出すべき成果品は次のとおりとし、本契約に基づき府中市が別に定める監督員 (以下「甲」という。)が指定した期日までに、甲の求めに応じて必要部数を提出 する。なお、本業務の成果品の著作権及び所有権は、すべて府中市に帰属するもの とする。 ⑴ 都市・地域総合交通戦略(冊子) 100部 ⑵ 都市・地域総合交通戦略(概要版) 200部 ⑶ 委託業務報告書 3部 ⑷ 業務内容の各項目に係る資料 1式 ⑸ 成果品の電子データ 1式 ⑹ その他甲が必要と認めた資料 1式 9 その他 ⑴ 監督及び協議 本業務の受託者(以下「乙」という。)は業務を実施するにあたり、甲と常に 連絡をとり協議を行う。 ⑵ 疑義の解釈 本仕様書に疑義が生じた場合、乙は、疑義の解釈及び疑義に係る業務の細目に ついて甲と十分調整し、甲の指示を受ける。 ⑶ 関係書類の整備 乙は、業務に関する関係書類を備え、甲との協議ができるよう整備する。 ⑷ 完了 乙は、業務の完了後速やかに書類を点検整備し、所定の手続きをとる。業務が 完了し、成果品の引渡し後瑕疵が発見された場合は、乙の負担と責任において直 ちに補正を行う。 ⑸ 秘密の保持 乙は、業務の処理上知り得た秘密を他人に漏らしてはならない。また、業務の 処理によって得られた成果を甲の承諾なしに他人に閲覧させ、又は譲渡してはな らない。 ⑹ 法令の遵守 労働基準法をはじめ、関係法令を遵守し、業務を履行しなければならない。 - 3 - <別紙>分倍河原駅周辺地区区域図 分倍河原駅周辺地区 - 4 -
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