第 101 回九州の経営動向調査 1. 調査要領 2. 要約 3. 景況動向 4. 設備投資動向 5. 雇用動向(採用状況) 6. 経営上の問題点 7. 経営に関する調査結果 (参考資料 1):九州の主要経済指標(消費関係) (参考資料 2):当行調査と他機関との比較推移表 ※ 当調査は情報提供を目的として作成されたものであり、その正確性・確実性を保証するものではありません。 平成 29 年 1 月 18 日 西日本シティ銀行 NCBリサーチ&コンサルティング 九州の経営動向調査 1.調査要領 (1) 調査対象 当行の主要取引先 685 社(今回の回答社数 340 社 回答率 49.6%) ① 地域別回答企業(単位:社) 福 岡 県 福岡市及び近郊 北九州市及び近郊 筑後地区 筑豊地区 福 岡 県 外 九 州 各 県 熊本県 大分県 宮崎県 佐賀県 長崎県 鹿児島県 合 計 ② 業種別回答企業(単位:社) 288 157 83 36 12 52 5 19 15 6 6 1 340 84.7% 46.2% 24.4% 10.6% 3.5% 15.3% 1.5% 5.6% 4.4% 1.8% 1.8% 0.2% 100.0% 製造業 食料品 家具 窯業・土石 金属・機械器具 その他製造 非製造業 建設 卸小売 食料飲料 機械器具 建材 総合スーパー その他 不動産 運輸通信 サービス 全産業 92 24 4 8 39 17 248 52 98 23 6 20 6 43 18 19 61 340 27.1% 7.1% 1.2% 2.3% 11.5% 5.0% 72.9% 15.3% 28.8% 6.8% 1.8% 5.8% 1.8% 12.6% 5.3% 5.6% 17.9% 100.0% ③ 規模別(資本金別)回答企業(単位:社) 大企業(10億円以上) 中堅企業(1億円以上10億円未満) 中小企業(1億円未満) 合 計 14 51 275 340 (2) 調査方法 アンケート方式 (3) 調査時期 平成 28 年 12 月 1 日 (4) 調査事項 4.1% 15.0% 80.9% 100.0% ① 景況動向 Ⅰ 企業の景況感(業績総合判断) Ⅱ Ⅳ 資金繰り 売上高 Ⅲ 収益(経常利益ベース) Ⅴ 商品在庫 ② 設備投資動向 ③雇用動向(採用状況)④経営上の問題点 ⑤ 経営に関する調査結果 Ⅰ 個人消費 ※景況動向は、BSI方式で表示 BSIとは、「好転・増加・上昇」(前年同期比)の企業割合から「悪化・減少・下落」の 企業割合を差し引いた指標。 1 2.要約 (1) 景況動向 ① 景況感の 28 年 10~12 月期実績は、全産業で 5.3 と、前回調査に比べ 4.7 ポイント改善してい る。製造業では 4.4 と、前回調査に比べ 6.6 ポイント改善し、非製造業では 5.6 と、前回調査に 比べ 4.0 ポイント改善している。 ② 売上高の 28 年 10~12 月期実績は、全産業で 8.9 と、前回調査に比べ 8.9 ポイント改善している。 製造業では 7.7 と、前回調査に比べ 13.0 ポイント改善し、非製造業では 9.3 と、前回調査に比 べ 7.2 ポイント改善している。 ③ 収益の 28 年 10~12 月期実績は、全産業で 5.0 と、前回調査に比べ 10.3 ポイント改善している。 製造業では 8.8 と、前回調査に比べ 11.0 ポイント改善し、非製造業では 3.6 と、前回調査に比 べ 10.1 ポイント改善している。 ④ 資金繰りの 28 年 10~12 月期実績は、全産業で 4.5 と、前回調査に比べ 0.5 ポイント悪化してい る。製造業では 7.7 と、前回調査に比べ 1.7 ポイント悪化し、非製造業では 3.2 と、前回調査に 比べ 0.1 ポイント悪化している。 ⑤ 商品在庫の 28 年 10~12 月期実績は、全産業で▲4.8 と、前回調査に比べ「過大」超幅が 2.7 ポ イント拡大している。製造業では▲5.4 と、前回調査に比べ「過大」超幅が拡大し、非製造業で は▲4.4 と、前回調査に比べ「過大」超幅が拡大している。 (2) 設備投資動向 平成 28 年度の設備投資見通しは、全産業で前年度比 6.6%減少している。業種別にみると、製造 業では、前年度比 14.1%減少し、非製造業では、前年度比 5.3%減少している。 設備投資見通しの内容については、製造業では機械装置の占める割合が高く、非製造業では建物の 占める割合が高くなっている。 設備投資見通しの目的については、製造業では機械更新の占める割合が高く、非製造業では能力拡 大の占める割合が高くなっている。 (3) 雇用動向(採用状況) 平成 28 年度の採用見通しは、全産業で前年度比 20.3%増加している。業種別にみると、製造業で は、前年度比 14.2%減少し、非製造業では、前年度比 28.0%増加している。 平成 29 年度の採用計画は、全産業で前年度比 16.8%減少している。業種別にみると、製造業では、 前年度比 29.4%減少し、非製造業では、前年度比 14.9%減少している。 平成 28 年度の採用見通しの内訳を見ると、新卒者・中途採用・パートともに前年度比増加してい る。 (4) 経営上の問題点 「従業員対策」を挙げる企業が最も多く、次いで「他企業との競争激化」となっている。 2 (5) 個人消費の動向 『現在の個人消費』について、今回調査では、全産業で「良い」と回答した企業が 10%であるのに対 し、「悪い」と回答した企業は 35%となっている。これを前回調査との比較でみると、「良い」が 9% から 1 ポイント増加し、 「悪い」が 36%から 1 ポイント減少しており、『現在の個人消費』は前回調査 時点より改善している。 『先行き 3 か月後の個人消費』について、今回調査では、全産業で「好転」すると回答した企業が 24% であるのに対し、「悪化」すると回答した企業は 21%となっている。これを前回調査との比較でみると、 「好転」するが 13%から 11 ポイント増加し、「悪化」するが 18%から 3 ポイント増加しており、 『先 行き 3 か月後の個人消費』は前回調査時点より改善している。 3 3.景況動向 (1) 企業の景況感(業績総合判断)BSI(「好転」-「悪化」) (単位:%ポイント) 期 業種 全 28/7~9 実績 28/10~12 実績 前回予測 29/1~3 見通し 前回予測 29/4~6 見通し 製 造 業 ▲ 2.2 4.4 8.5 17.6 9.6 12.1 非製造業 1.6 5.6 11.1 1.3 7.0 2.4 0.6 5.3 10.3 5.6 7.7 5.0 産 業 企業の景況感 実績と見通し 40 全産業 製造業 非製造業 20 0 ▲ 20 予測 H2 4年 0 6月 H2 4年 09 月 H2 4年 12 月 H2 5年 03 月 H2 5年 06 月 H2 5年 09 月 H2 5年 1 2月 H2 6年 0 3月 H2 6年 0 6月 H2 6年 09 月 H2 6年 12 月 H2 7年 03 月 H2 7年 06 月 H2 7年 0 9月 H2 7年 1 2月 H2 8年 0 3月 H2 8年 0 6月 H2 8年 09 月 H2 8年 12 月 H2 9年 03 月 H2 9年 06 月 ▲ 40 ① 景況感の全産業の実績と見通し 景況感の 28 年 10~12 月期実績は、全産業で 5.3 と、前回調査に比べ 4.7 ポイント改善 している。 先行き 29 年 1~3 月期については、 「好転」超幅が拡大し、29 年 4~6 月期については、 「好転」超幅が縮小する見通しである。 前回予測と比較すると、全産業の 28 年 10~12 月期実績は、5.0 ポイント悪化し、先行 き 29 年 1~3 月期については、2.1 ポイント悪化している。 ② 28 年 10~12 月期の業種別実績 製造業では、 「食料品」 、 「金属・機械器具」 、「その他製造」で改善、 「窯業・土石」が悪 化し、全体では 4.4 と、前回調査に比べ 6.6 ポイント改善している。 非製造業では、「建設」、「卸小売」、「運輸通信」で改善、「サービス」で横這い、「不動 産」で悪化し、全体では 5.6 と、前回調査に比べ 4.0 ポイント改善している。 4 (2) 売上高BSI(「増加」-「減少」) (単位:%ポイント) 期 業種 全 28/7~9 実績 28/10~12 実績 前回予測 29/1~3 見通し 前回予測 29/4~6 見通し 製 造 業 ▲ 5.3 7.7 10.5 18.7 11.6 7.7 非製造業 2.1 9.3 10.3 2.8 7.8 2.4 0.0 8.9 10.4 7.1 8.9 3.9 産 業 売上高 実績と見通し 40 全産業 製造業 非製造業 20 0 ▲ 20 予測 H2 4年 0 6月 H2 4年 0 9月 H2 4年 1 2月 H2 5年 03 月 H2 5年 0 6月 H2 5年 0 9月 H2 5年 12 月 H2 6年 03 月 H2 6年 06 月 H2 6年 09 月 H2 6年 12 月 H2 7年 03 月 H2 7年 06 月 H2 7年 09 月 H2 7年 12 月 H2 8年 03 月 H2 8年 06 月 H2 8年 09 月 H2 8年 12 月 H2 9年 03 月 H2 9年 06 月 ▲ 40 ① 売上高の全産業の実績と見通し 売上高の 28 年 10~12 月期実績は、全産業で 8.9 と、前回調査に比べ 8.9 ポイント改善 している。 先行き 29 年 1~3 月期については、 「増加」超幅が縮小し、29 年 4~6 月期については、 さらに「増加」超幅が縮小する見通しである。 前回予測と比較すると、全産業の 28 年 10~12 月期実績は、1.5 ポイント悪化し、先行 き 29 年 1~3 月期については、1.8 ポイント悪化している。 ② 28 年 10~12 月期の業種別実績 製造業では、 「食料品」 、 「金属・機械器具」で改善、 「窯業・土石」、 「その他製造」で悪 化し、全体では 7.7 と、前回調査に比べ 13.0 ポイント改善している。 非製造業では、 「建設」、 「卸小売」 、 「サービス」で改善、 「不動産」 、 「運輸通信」で悪化 し、全体では 9.3 と、前回調査に比べ 7.2 ポイント改善している。 5 (3) 収益(経常利益ベース) BSI (「増加」-「減少」) (単位:%ポイント) 期 業種 全 28/7~9 実績 28/10~12 実績 前回予測 29/1~3 見通し 前回予測 29/4~6 見通し 製 造 業 ▲ 2.2 8.8 6.3 11.0 7.4 6.6 非製造業 ▲ 6.5 3.6 0.8 2.0 2.0 1.3 ▲ 5.3 5.0 2.4 4.4 3.6 2.6 産 業 収益 実績と見通し 40 全産業 製造業 非製造業 20 0 ▲ 20 予測 H2 4年 06 月 H2 4年 09 月 H2 4年 1 2月 H2 5年 03 月 H2 5年 06 月 H2 5年 09 月 H2 5年 12 月 H2 6年 03 月 H2 6年 06 月 H2 6年 09 月 H2 6年 12 月 H2 7年 03 月 H2 7年 06 月 H2 7年 09 月 H2 7年 12 月 H2 8年 03 月 H2 8年 06 月 H2 8年 09 月 H2 8年 12 月 H2 9年 03 月 H2 9年 06 月 ▲ 40 ① 収益の全産業の実績と見通し 収益の 28 年 10~12 月期実績は、全産業で 5.0 と、前回調査に比べ 10.3 ポイント改善 している。 先行き 29 年 1~3 月期については、 「増加」超幅が縮小し、29 年 4~6 月期については、 さらに「増加」超幅が縮小する見通しである。 前回予測と比較すると、全産業の 28 年 10~12 月期実績は、2.6 ポイント改善し、先行 き 29 年 1~3 月期については、0.8 ポイント改善している。 ② 28 年 10~12 月期の業種別実績 製造業では、「食料品」、 「金属・機械器具」 、 「その他製造」で改善、 「窯業・土石」で悪 化し、全体では 8.8 と、前回調査に比べ 11.0 ポイント改善している。 非製造業では、 「建設」、 「卸小売」、 「サービス」で改善、 「不動産」 、 「運輸通信」で悪化 し、全体では 3.6 と、前回調査に比べ 10.1 ポイント改善している。 6 (4) 資金繰りBSI(「好転」-「悪化」) (単位:%ポイント) 期 業種 全 28/7~9 実績 28/10~12 実績 前回予測 29/1~3 見通し 前回予測 29/4~6 見通し 製 造 業 9.4 7.7 6.3 12.0 7.4 8.7 非製造業 3.3 3.2 3.7 3.6 7.4 6.0 5.0 4.5 4.4 5.9 7.4 6.8 産 業 資金繰り 実績と見通し 40 20 全産業 製造業 非製造業 0 ▲ 20 予測 H2 4年 06 月 H2 4年 09 月 H2 4年 12 月 H2 5年 03 月 H2 5年 06 月 H2 5年 09 月 H2 5年 12 月 H2 6年 03 月 H2 6年 06 月 H2 6年 09 月 H2 6年 12 月 H2 7年 03 月 H2 7年 06 月 H2 7年 09 月 H2 7年 12 月 H2 8年 03 月 H2 8年 06 月 H2 8年 09 月 H2 8年 12 月 H2 9年 03 月 H2 9年 06 月 ▲ 40 ① 資金繰りの全産業の実績と見通し 資金繰りの 28 年 10~12 月期実績は、全産業で 4.5 と、前回調査に比べ 0.5 ポイント悪 化している。 先行き 29 年 1~3 月期については、 「好転」超幅が拡大し、29 年 4~6 月期については、 さらに「好転」超幅が拡大する見通しである。 前回予測と比較すると、全産業の 28 年 10~12 月期実績は、0.1 ポイント改善し、先行 き 29 年 1~3 月期については、1.5 ポイント悪化している。 ② 28 年 10~12 月期の業種別実績 製造業では、「食料品」で改善、 「金属・機械器具」で横這い、 「窯業・土石」、 「その他製 造」で悪化し、全体では 7.7 と、前回調査に比べ 1.7 ポイント悪化している。 非製造業では、「建設」、「卸小売」で改善、「運輸通信」が横這い、「不動産」、「サービ ス」で悪化し、全体では 3.2 と、前回調査に比べ 0.1 ポイント悪化している。 7 (5) 商品在庫BSI(「不足」-「過大」) (単位:%ポイント) 期 業種 28/7~9 実績 28/10~12 実績 前回予測 29/1~3 見通し 前回予測 29/4~6 見通し 製 造 業 ▲ 4.2 ▲ 5.4 1.0 ▲ 4.3 ▲ 2.1 ▲ 5.4 非製造業 ▲ 1.3 ▲ 4.4 1.3 ▲ 2.4 1.3 ▲ 2.4 ▲ 2.1 ▲ 4.8 1.2 ▲ 3.0 0.3 ▲ 3.3 全 産 業 商品在庫 実績と見通し 40 全産業 製造業 20 非製造業 0 ▲ 20 予測 0 9月 H2 4年 1 2月 H2 5年 0 3月 H2 5年 0 6月 H2 5年 0 9月 H2 5年 1 2月 H2 6年 03 月 H2 6年 0 6月 H2 6年 0 9月 H2 6年 1 2月 H2 7年 0 3月 H2 7年 0 6月 H2 7年 0 9月 H2 7年 1 2月 H2 8年 0 3月 H2 8年 0 6月 H2 8年 0 9月 H2 8年 1 2月 H2 9年 0 3月 H2 9年 0 6月 H2 4年 H2 4年 0 6月 ▲ 40 ① 商品在庫の全産業の実績と見通し 商品在庫の 28 年 10~12 月期実績は、全産業で▲4.8 と、前回調査に比べ「過大」超幅 が 2.7 ポイント拡大している。 先行き 29 年 1~3 月期については、 「過大」超幅が縮小し、29 年 4~6 月期については、 「過大」超幅が拡大する見通しである。 前回予測と比較すると、全産業の 28 年 10~12 月期実績は、1.2 の「不足」超から▲4.8 の「過大」超に転じ、先行き 29 年 1~3 月期については、0.3 の「不足」超から▲3.0 の 「過大」超に転じている。 ② 28 年 10~12 月期の業種別実績 製造業では、「食料品」で「過大」超から「均衡」となり、「窯業・土石」で「不足」超 から「均衡」となり、 「金属・機械器具」で「均衡」から「過大」超となり、 「その他製造」 で「過大」超幅が拡大し、全体では▲5.4 と、前回調査に比べ「過大」超幅が拡大してい る。 非製造業では、 「建設」で「均衡」から「過大」超となり、 「卸小売」で「過大」超幅が 拡大し、 「不動産」 ・「運輸通信」が「均衡」で横這い、 「サービス」で「不足」超幅が縮小 し、全体では▲4.4 と、前回調査に比べ「過大」超幅が拡大している。 8 4.設備投資動向 (1) 設備投資額 (単位:百万円) 回答数 製造業 食料品 (家具) 窯業・土石 金属・機械器具 その他製造 非製造業 建設 卸小売 食料飲料 機械器具 建材 (総合スーパー) その他 不動産 運輸通信 サービス 全産業 設備投資 28年度 見通し 27年度 実 績 92 24 4 8 39 17 248 52 98 23 6 20 6 43 18 19 61 340 11,154 2,820 40 772 5,083 2,439 62,003 5,415 12,852 2,493 26 1,076 6,630 2,627 5,279 6,657 31,800 73,157 27年度比 ▲14.1% +23.7% +650.0% ▲72.0% ▲51.6% +28.0% ▲5.3% ▲20.0% +35.4% +67.1% +250.0% +0.7% +33.8% +21.4% ▲45.6% ▲9.6% ▲11.6% ▲6.6% 9,585 3,489 300 216 2,459 3,121 58,733 4,334 17,398 4,165 91 1,084 8,868 3,190 2,872 6,020 28,109 68,318 ① 平成 28 年度の設備投資見通しは、全産業で前年度比 6.6%減少している。業種別にみる と、製造業では、前年度比 14.1%減少し、非製造業では、前年度比 5.3%減少している。 (2) 平成 28 年度の設備投資の内容、目的 (単位:%) 設備投資の内容 製 造 業 食料品 (家具) 窯業・土石 非 土地 建物 6.5 16.6 66.5 3.1 7.3 合計 能力 機械 省力化 拡大 更新 100.0 30.0 10.6 50.9 新規 事業 0.7 研究 その他 開発 1.9 5.9 合計 100.0 8.6 11.2 67.8 0.8 11.7 100.0 32.4 10.7 54.3 0.7 0.2 1.7 100.0 20.0 80.0 0.0 0.0 0.0 100.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 100.0 1.9 24.2 49.3 24.2 0.5 100.0 14.8 0.0 71.3 13.9 0.0 0.0 100.0 金属・機械器具 4.0 18.7 67.4 6.8 3.2 100.0 19.8 6.4 65.3 0.3 5.7 2.6 100.0 その他製造業 5.2 14.3 71.9 1.6 7.0 100.0 29.8 15.5 39.4 0.0 1.1 14.2 100.0 8.0 49.9 18.0 9.5 14.6 100.0 43.5 5.7 33.6 4.9 0.0 12.3 100.0 31.7 41.9 19.0 4.5 2.9 100.0 5.5 2.2 32.3 1.4 0.0 58.5 100.0 5.4 63.8 22.4 1.7 6.6 100.0 54.4 9.2 18.9 11.0 0.0 6.4 100.0 食料飲料卸 1.9 78.2 14.2 2.5 3.2 100.0 46.9 0.9 35.1 3.3 0.0 13.8 100.0 機械器具卸 0.0 59.9 40.0 0.1 0.0 100.0 39.9 30.0 0.2 29.9 0.0 0.0 100.0 建材卸 20.9 3.4 45.7 17.3 12.6 100.0 0.3 2.9 84.4 0.9 0.0 11.5 100.0 (総合スーパー) 11.6 68.0 10.0 0.2 10.3 100.0 77.4 0.2 13.9 1.8 0.0 6.8 100.0 0.0 62.8 19.7 3.2 14.3 100.0 52.1 0.0 32.4 7.0 0.0 8.4 100.0 不動産業 25.6 70.5 1.7 0.2 1.9 100.0 67.2 0.0 32.0 0.0 0.0 0.8 100.0 運輸通信業 13.0 35.2 11.4 36.1 4.3 100.0 65.6 1.5 30.6 0.5 0.0 1.9 100.0 サービス業 3.9 39.9 17.0 12.3 27.0 100.0 32.6 4.7 47.5 1.4 0.0 13.8 100.0 7.9 45.6 24.1 8.7 13.7 100.0 41.8 6.4 35.8 4.3 0.2 11.5 100.0 製 造 業 建設業 卸小売業 その他 全 設備投資の目的 機械 車両等 その他 装置 産 業 ① 設備投資見通しの内容については、製造業では機械装置の占める割合が高く、非製造業 では建物の占める割合が高くなっている。 ② 設備投資見通しの目的については、製造業では機械更新の占める割合が高く、非製造業 では能力拡大の占める割合が高くなっている。 9 5.雇用動向 (採用状況) (1) 採用状況 【参考】 (単位:人) 製 造 業 食 料 品 ( 家 具 ) 窯 業 ・ 土 石 金属・機械器具 そ の 他 製 造 非 製 造 業 建 設 卸 小 売 食料・飲料 機械器具 建材 (総合スーパー) その他 不 動 産 運 輸 通 信 サ ー ビ ス 全 産 業 27年度 実 績 850 442 27 13 284 84 3,795 196 946 244 22 85 287 308 94 667 1,892 4,645 28年度 見通し 729 373 29 8 243 76 4,859 251 1,675 709 16 58 528 364 85 547 2,301 5,588 27年度比 ▲14.2% ▲15.6% +7.4% ▲38.5% ▲14.4% ▲9.5% +28.0% +28.1% +77.1% +190.6% ▲27.3% ▲31.8% +84.0% +18.2% ▲9.6% ▲18.0% +21.6% +20.3% 29年度 計 画 515 250 33 11 182 39 4,136 211 1,125 161 11 63 582 308 45 531 2,224 4,651 28年度比 ▲29.4% ▲33.0% +13.8% +37.5% ▲25.1% ▲48.7% ▲14.9% ▲15.9% ▲32.8% ▲77.3% ▲31.3% +8.6% +10.2% ▲15.4% ▲47.1% ▲2.9% ▲3.3% ▲16.8% (前年同時期) 28年度計画 (27年度比) ▲42.3% ▲17.8% ▲21.9% ▲88.1% ▲45.4% ▲56.7% ▲12.0% +0.4% ▲34.7% ▲63.5% ▲56.0% ▲26.0% ▲2.0% ▲12.8% ▲29.1% +3.1% ▲8.2% ▲18.3% ① 平成 28 年度の採用見通しは、全産業で前年度比 20.3%増加している。業種別にみる と、製造業では、前年度比 14.2%減少し、非製造業では、前年度比 28.0%増加している。 ② 平成 29 年度の採用計画は、全産業で前年度比 16.8%減少している。業種別にみると、 製造業では、前年度比 29.4%減少し、非製造業では、前年度比 14.9%減少している。 (2) 採用の内訳 【参考】 (前年同時期) 27年度実績 (26年度比) 全 体 新 中 パ 卒 途 採 ー 28年度見通し (27年度比) 29年度計画 (28年度比) 28年度計画 (27年度比) +9.8 % +20.3 % ▲16.8 % ▲18.3 % 者 +2.3 % +4.2 % +9.5 % ▲17.0 % 用 +9.3 % +0.2 % ▲27.3 % ▲21.8 % ト +14.0 % +38.3 % ▲21.1 % ▲16.5 % ① 平成 28 年度の採用見通しの内訳を見ると、新卒者・中途採用・パートともに前年度比増 加している。 10 6.経営上の問題点 当面の経営上の問題点(複数回答) (単位:%) 27/09 27/12 28/03 28/06 28/09 28/12 従業員対策 46 ② 55 ① 51 ① 51 ① 51 ① 52 ① 他企業との競争激化 47 ① 46 ② 43 ② 45 ② 45 ② 43 ② 売上不振 36 ③ 30 ③ 30 ③ 29 ③ 30 ③ 28 ③ 人件費上昇 23 ⑤ 27 ④ 24 ④ 26 ④ 25 ④ 23 ④ 原材料値上り 30 ④ 25 ⑤ 23 ⑤ 20 ⑤ 18 ⑤ 18 ⑤ 製品価格低下 8 ⑥ 8 ⑦ 10 ⑥ 11 ⑥ 11 ⑥ 8 ⑥ 設備能力不足 8 ⑥ 9 ⑥ 7 ⑦ 8 ⑧ 7 ⑦ 7 ⑦ 為替相場 8 ⑥ 6 ⑧ 6 ⑧ 7 ⑨ 6 ⑧ 6 ⑧ その他 4 ⑩ 3 ⑪ 4 ⑩ 9 ⑦ 4 ⑩ 5 ⑨ 資金繰り悪化 5 ⑨ 5 ⑨ 5 ⑨ 6 ⑩ 5 ⑨ 4 ⑩ 技術水準おくれ 2 ⑫ 2 ⑫ 2 ⑫ 4 ⑪ 3 ⑪ 3 ⑪ 金利負担増 2 ⑫ 1 ⑬ 1 ⑬ 2 ⑬ 2 ⑫ 2 ⑫ 商品在庫過剰 海外企業との競争激化 4 ⑩ 4 ⑩ 3 ⑪ 3 ⑫ 1 ⑬ 2 ⑫ 1 ⑭ 1 ⑬ 1 ⑬ 1 ⑭ 1 ⑬ 1 ⑭ 注:丸付き数字は順位を示す ① 経営上の問題点 ・ 「従業員対策」を挙げる企業が最も多く、次いで「他企業との競争激化」となっ ている。 ② 問題点ごとの傾向 ・ 5 期連続「従業員対策」が 1 位となった。 ③ 問題点ごとの比率が高い業種 ・ 「従業員対策」では、 「運輸通信」、 「建設」で比率が高くなっている。 ・ 「他企業との競争激化」では、 「その他製造」、 「窯業土石」で比率が高くなってい る。 ・ 「売上不振」では、 「窯業・土石」で比率が高くなっている。 ・ 「人件費上昇」では、 「サービス」で比率が高くなっている。 ・ 「原材料値上り」では、 「食料品製造」で比率が高くなっている。 ・ 「製品価格低下」では、 「窯業・土石」で比率が高くなっている。 ・ 「設備能力不足」では、 「金属機械器具」で比率が高くなっている。 ・ 「為替相場」では、 「その他製造」で比率が高くなっている。 ・ 「資金繰り悪化」では、 「窯業・土石」で比率が高くなっている。 ・ 「技術水準おくれ」では、 「窯業・土石」で比率が高くなっている。 ・ 「金利負担増」では、 「不動産」で比率が高くなっている。 ・ 「商品在庫過剰」では、 「卸小売」で比率が高くなっている。 ・ 「海外企業との競争激化」では、 「その他製造」で比率が高くなっている。 11 7.経営に関する調査結果 (1) 個人消費 ① 現在の個人消費 現在の個人消費はどうか 前回(28年9月) 「良い」 今回(28年12月) 「どちらとも 「悪い」 言えない」 「良い」 前回比(ポイント) 「どちらとも 「悪い」 言えない」 「良い」 「どちらとも 「悪い」 言えない」 製 造 業 11% 50% 39% 10% 55% 35% ▲1 +5 ▲4 非製造業 8% 57% 35% 10% 55% 35% +2 ▲2 0 9% 55% 36% 10% 55% 35% +1 0 ▲1 全 産 業 ・ 『現在の個人消費』について、今回調査では、全産業で「良い」と回答した企業が 10%であるの に対し、「悪い」と回答した企業は 35%となっている。これを前回調査との比較でみると、「良 い」が 9%から 1 ポイント増加し、「悪い」が 36%から 1 ポイント減少しており、 『現在の個人 消費』は前回調査時点より改善している。 ② 先行き 3 か月後の個人消費 先行き3か月後は 現在と比べてどうなるか 前回(28年9月) 今回(28年12月) 前回比(ポイント) 「好転」 「変わらず」 「悪化」 「好転」 「変わらず」 「悪化」 「好転」 「変わらず」 「悪化」 製 造 業 12% 74% 14% 24% 61% 15% +12 ▲13 +1 非製造業 13% 68% 19% 24% 53% 23% +11 ▲15 +4 13% 69% 18% 24% 55% 21% +11 ▲14 +3 全 産 業 ・ 『先行き 3 か月後の個人消費』について、今回調査では、全産業で「好転」すると回答した企業 が 24%であるのに対し、「悪化」すると回答した企業は 21%となっている。これを前回調査と の比較でみると、「好転」するが 13%から 11 ポイント増加し、「悪化」するが 18%から 3 ポイ ント増加しており、『先行き 3 か月後の個人消費』は前回調査時点より改善している。 12 【参考資料 1】 ■九州の主要経済指標(消費関係) ※ 出所:九州経済産業局、計数はいずれも対前年同月比 ① 大型小売店販売額 大型小売店計 百 貨 店 全 店 スーパー 大型小売店計 百 貨 店 既存店 スーパー (単位:%) 28 年 7 月 2.3 3.4 1.6 4.5 4.2 4.7 28 年 8 月 ▲2.9 ▲4.0 ▲2.4 ▲0.9 ▲2.9 0.0 28 年 9 月 ▲2.6 ▲7.6 ▲0.1 ▲2.3 ▲6.8 ▲0.1 28 年 10 月 ▲0.8 ▲4.5 1.2 ▲0.4 ▲3.7 1.3 10 月の大型小売店販売額は、前年同月比▲0.8%の減少(3 か月連続)となった。百貨店は同▲4.5% の減少(3 か月連続)、スーパーは同+1.2%の増加(3 か月ぶり)となった。 これを既存店でみると、大型小売店計では、前年同月比▲0.4%の減少(3 か月連続)となった。 百貨店は同▲3.7%の減少(3 か月連続)、スーパーは同+1.3%の増加(2 か月ぶり)となった。 ② 新車登録台数 (単位:%) 28 年 7 月 乗用車計 普通・小型車計 軽自動車 28 年 8 月 1.4 5.6 ▲5.4 5.7 7.6 2.8 28 年 9 月 ▲2.1 2.4 ▲8.3 28 年 10 月 3.3 3.4 3.0 10 月の乗用車新規登録・届出台数は、普通車、軽自動車が前年を上回り、乗用車全体では前年同 月比+3.3%と 2 か月ぶりの増加となった。 ③ 家電販売額 販売額 (単位:%) 28 年 7 月 9.7 28 年 8 月 ▲3.1 28 年 9 月 2.4 28 年 10 月 6.4 10 月の家電販売額は、前年同月比+6.4%と 2 ヶ月連続の増加となった。生活家電等に動きがみら れた。 ④ 勤労者世帯家計調査 消費支出(実質) 可処分所得(実質) 平均消費性向(季調値、全国) (単位:%) 28 年 7 月 ▲5.7 17.8 ▲2.6 28 年 8 月 ▲2.9 10.3 ▲3.7 28 年 9 月 7.9 7.2 ▲2.3 28 年 10 月 4.1 7.4 ▲2.3 10 月の消費支出(二人以上の世帯)は、25 万 6,899 円で、前年同月比+4.1%と 2 か月連続の増加 となった。 13 H1 7/ H1 12 8/ H1 03 8/ H1 06 8/ H1 09 8/ H1 12 9/ H1 03 9/ H1 06 9/ H1 09 9/ H2 12 0/ H2 03 0/ H2 06 0/ H2 09 0/ H21 12 / H2 03 1/ H2 06 1/ H2 09 1/ H2 12 2/ H2 03 2/ H2 06 2/ H2 09 2/ H2 12 3/ H2 03 3/ H2 06 3/ H2 09 3/ H2 12 4/ H2 03 4/ H2 06 4/ H2 09 4/ H2 12 5/ H2 03 5/ H2 06 5/ H2 09 5/ H26 12 / H2 03 6/0 H2 6 6/ H2 09 6/ H2 12 7/ H2 03 7/ H2 06 7/ H2 09 7/ H2 12 8/ H28 03 / H2 06 8/0 H28 9 / H2 12 9/ H2 03 9/ 06 【参考資料 2】 ■当行調査と他機関との比較推移表 景 況 感 比 較 推 移 表 30 ▲ 20 ▲ 30 ▲ 50 ▲ 60 当行 0 リーマンショック (H20/9) 小泉内閣 安倍内閣 福田内閣 麻生内閣 鳩山内閣 日銀短観 菅内閣 野田内閣 14 財務支局 見通し 20 景気の山 (H20/2) 10 東日本大震災 (H23/3) ▲ 10 量的緩和 政策解除 (H18/3) 日銀政策金利0.25% 引上げ(H19/2) ▲ 40 日銀政策金利0.2%引下げ(H20/10) 日銀政策金利0.2%引下げ(H20/12) 景気の谷 (H21/3) 安倍内閣
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