今村復興大臣記者会見録

今村復興大臣岩手県訪問ぶら下がり会見録
( 平 成 29年 1 月 18日 ( 水 ) 16:45-16:50
於)岩手県野田村)
1.質疑応答
(問)今日は震災と台風の被害のあったこちらの (下安家漁業協同組
合さけ・ます)孵化場を御覧になられまして、感想からお願いします。
(答)話には聞いていましたけども、これだけ津波と、それからまた
台風ということで大変だったなということを改めて感じました。
(問)今後、大臣として、どのように復旧に関して施策とかをやって
いこうと思っていらっしゃいますか。
(答)できるだけのことは応援したい。 せっかく今まで、さっき聞い
たら戦後間もなくからここでやってこ られたということで、その伝統
を守って、この地域の大事な産業だと思いますから。今、なりわいの
再生というところに大きく今ウエイトを移していますから、しっかり
応援していきたいと思います。
(問)今日は岩手県内をほかにも御覧になられ たと思いますが、印象
に残ったところを教えて下さい。
(答)最初行ったのは洋野町で、ウニの栽培施設というのは初めて見
まして、ウニというのはああ いう栽培ができるというのは初めて分か
ったし、しかしまたそれを 手作業でやらなきゃいけないと いうのも大
変だなと思いました。しかし、大変おいしいし、そういった御苦労を
しのびながら、これからウニをしっかり味わっていきたいというふう
に思いますし、また、いろんな方に宣伝もしていきたいというふうに
思います。
(問)今年震災から6年にな りますが、改めて今年1年、復興大臣の
かける思いみたいなのを お話し下さい。
(答)さっき普代村にも行ってきましたが、あそこは「 二度あること
は三度あってはならない 」という元村長さんの言葉が石碑に書いてあ
りますけれども、そのとおりであって、やはりこうやって我々は災害
列島に住んでいるわけですから、そこに知恵を働かせて、どうやって
防災をやっていくかということが、これはもう三 陸地方だけじゃなく
て日本全国の課題だなということを改めて感じました。 ああいうふう
にしてしっかり守っていけば被害も少なく済む。そしてまた、復旧・
復興にかかる大きな金よりも、むしろ予防措置的なことをやった方が
経済的にも安上がりだということを改めて感じました。 ですから、大
変この地域に限らず日本列島、大変でありますけど、この三陸の復興
を念頭に置きながら、これからも全国の防災の参考にしていきたいと
いうふうにつくづく感じております。
(問)2点お願いします。今日視察してみて、実際、 今、復興に必要
な課題はどのような点にあると思いますか。
-1-
(答)さっきも言いましたけど、インフラの関係は少しずつでも立ち
上がって姿が見えてきています。是非このなりわいの再生、産業の再
生ということをしっかりやっていかなきゃいけないなということを改
めて感じました。
(問)あと、今日、サケ・マス孵化場を御覧になられて、岩手の基幹
産業が水産業ということで、震災と台風で漁業者の収入が減っている
という中で、このままだと復興庁の目指す復興のあるべき姿というの
にもたどり着けないなと思うんですけれども、漁業者の支援というの
はどういうふうに考えていらっしゃ いますか。支援というか、どうい
うふうに支えていくか。
(答)これはやはり皆さんの意見を、こうしてくれという話をまず聞
くのが一番かなというところです。そして、さっきもちょっと話し ま
したが、漁業補償みたいな保険制度、そういったものもあることはあ
るんです。ただ、聞いたら孵化場の関係にはやっていなかったという
ので、そういったものを今後、対象にして、そういったものをやらな
きゃいけない。そして、 やはり大事なことは、三陸沖というのは正に
世界三大漁場というところで、すばらしい漁場 ですから、そういうも
のを我々は持っているということをしっかり念頭に 置きながら、ここ
でまたいろんな漁業を振興するということ、これはこの地域だけじゃ
なくて、日本人そのもの、全国にとっても大事なことだと思います。
こんな恵まれた水産物 、漁業資源を是非しっかり味わえるというこの
幸せを体感できるためにも、全国にアピールをして、しっかり応援を
していきたいというふうに思います。
(以
-2-
上)