プラスチック製品の表面特性評価(SPM)

高分子
表面物性
MITSUI CHEMICAL ANALYSIS & CONSULTING SERVICE, INC.
プラスチック製品の表面特性評価(SPM)
プラスチック製品の表面特性の評価に SPM(Scanning Probe Microscopy) が有効である。
これは先鋭な探針(プローブ)の先端で試料表面を走査しながら、試料表面と探針の先端の間に働
く相互作用を利用したもので、試料表面の凹凸形状をはじめ、表面分子との絡み合い、親水疎水性、
粘弾性、熱変形、電気抵抗などの様々な表面の物理情報を3次元の画像情報として得ることができる。
測定例
粘着テープ性能比較
5.00
物理情報
Torsion signal / V
4.00
テープB
接着力
テープA > テープB
2.00
表面TG
テープA
テープA
1.00
30
0.00
-100.0
ナノ IR イメージング
軟化
3.00
-90.0
-80.0
-60.0
-70.0
-50.0
探針の化学修飾
-40.0
15.01
(μm)
30.01
1000
PMMA
500
-100
2000
PP
1800
1600
1400
Wavenumber(cm-1)
1200
IR
)
組成
(ナ
ノ
IR-Peak(V)
海相:PMMA 島相:PP
絡み合
い性(
LF
M
)
プローブ
1000 900
硬さ柔
PP/ ゴムアロイ
らか
試 料
さ
SPM
(Scanning Probe Microscopy)
深
(ナ さ方
ノイ 向の
粘
ンデ
ンテ 弾 性
ーシ ョ
ン)
軟化温度
プローブ
0.2
0.15
tanδ
OH
CH3 CH3 CH3
摩擦力:小
TA
HO
OH
OH
OH
OH OH OH
摩擦力:大
測定例
0.3
スルフォン化
フッ素樹脂
ポリイミド
部位2
部位3
0.2
0.1
0.0
部位1
測定部位を変えて測定
(n=3)
電気抵抗 LiB 正極
)
表面電位 ポリマー帯電状態
レンズ中の異物
8
Tanδが急激に変化している
100nm 程度まで
劣化していると推定
異物
4
2
80℃
0.1
お問合わせ
表面劣化後
120℃
0
40℃
0.05
0
表面劣化前
tanδ
正常部
6
Deflection
試料
http://www.mcanac.co.jp
ノ
(ナ
Si3N4
OH HO
OH
9
紫外線照射 PP
株式会社 三井化学分析センター
HO
CFM)
性(
疎水
水性
親
PP/PMMA アロイ
ナノ IR スペクトル
1600
Si3N4
HO
電
気
表 抵抗
面
電 (SS
位(
RM )
KFM
)
0
M))
M
(AAFF
(
状
面形
表
親水性プローブ
Torsion signal / V
(μm)
15
Temperature/ degree C
10
-1
40
100
表層からの深さ(nm)
100
150
200
Temp.
250
300
330
1000
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名古屋支店☎052-587-3617 大阪支店☎06-6446-2960
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