南丹市まちづくりデザインセンター(0771-68-3555)まで お気軽にどうぞ 協働のキャンバス き ▽「集落の教科書」とは ます。 今回の協働のキャンバスでは、 「集落の教科書」についてご紹介 します。 ▽人口などの現状と課題 南丹市には、人口が増加傾向の 市街化区域と過疎化が進む農山村 が存在しており、過疎化、少子 高齢化が顕著で市域の約7割が限 界・準限界の集落となっていま す。地域活動の基本単位として機 能している集落も小規模集落が大 部分を占め、農地の管理や共有林 ▼世木地域版 せ 集落には、長い年月を経てつく られてきたそれぞれの伝統や慣 習、ルールがあります。それらは 住民同士の「暗黙の了解」によっ て成り立っている集落が大半で す。これまで移住をしてきた方 は、移住するまでそのルールを知 らず、移住してから戸惑いの連続 となり、転出してしまうこともあ りました。そこで、移住希望者に あらかじめ集落の「良いことも、 そうでないこともちゃんと伝えた い」「ルールを知った上で住んで いただきたい」という思いで、こ れら「暗黙の了解」を取りまとめ てお伝えするためのツール「集落 の教科書」が生まれました。 近年、協働に携わる人々から注 目され、高い評価を受けてきてい 世木地域版から 移住・定住の有効なツール 「集落の教科書」 みんなで 描こう の育成、消防活動などが非常に困 難になっており、地域コミュニ ティの維持が危惧されています。 広大な市域の均衡ある発展や地 域格差の是正のために、交通事情 や情報通信基盤を含めた住環境、 生活環境の整備、住民の価値観や ニーズの多様化に対応したさまざ まな施策の展開など、移住者の増 加につながる条件整備を進めてい るところです。特に、増加してい る空き家の活用や住宅改修助成の ほか、定住促進に向けた情報発 信、定住促進サポートセンター ド ア 「なんたんdoor」による移住 支援を行っています。 近年は豊かな自然や農村景観を 求めてU・J・Iターンする新規 定住者も増えつつあり、定住促進 のための受け入れ態勢の整備も重 要な課題となっています。 37 20 広報なんたん12・1月号
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