都市建設部の方針

平成28年度「都市建設部の方針」
■まちの骨格となる都市基盤の整備促進及び適正な維持管理
▽東京都における都市計画道路の整備方針(第4次事業化計画)で優先整備路線となった調布都
市計画道路3・4・2号線(水道道路)の早期整備促進を図るため、東京都等関係機関と協議を
するとともに、関連道路で優先整備路線となった調布都市計画道路3・4・16号線(電中研
前)の整備のための用地取得等を行うとともに、同路線の小田急線高架下~水道道路間整備のた
め将来の沿道まちづくりの検討も含めた基本計画を作成します。
▽道路修繕計画に基づく道路維持工事・道路新設改良工事、橋梁長寿命化修繕計画に基づく橋梁
補修工事を着実に行うとともに、八幡通りの安全対策を具体化するため、先に策定した基本構想
を基に市道32号線(八幡通り)整備基本計画を策定します。
▽狛江駅北口駐車場の改修を見据えて、交通事情・周辺環境の変化等に対応するために駐車場施
設整備調査を行い、今後の活用の方策等を検討します。
▽こまバスの乗降量調査等により、利用しやすい方策を検討するとともに、周知を図りながら利
用率の向上を目指します。
■多様な機能をもつ緑の確保の推進
▽和泉多摩川緑地都立公園誘致推進構想に基づき、東京都が整備すべき意義を明確にして、日常
時だけでなく災害時も広域的な防災機能を持った都立公園を誘致するため、東京都や関係機関と
協議を進めます。
▽新たに都市計画決定した3つの歴史公園(白井塚・亀塚・猪方小川塚公園)の特色を活かした
整備をするため、事業認可取得のための手続きを進めます。
■適切な規制・誘導による良好なまちなみの創出
▽電力中央研究所の敷地売却による周辺地域への影響緩和、適正な地区施設の配置の誘導や前面
道路である調布都市計画道路3・4・16号線の完成後を見据えた岩戸北周辺地区計画の策定に
向けた検討を周辺住民の理解を求めながら進め、調和の取れたまちづくりを目指します。
▽建て替えに向けた検討を進めている多摩川住宅は、周辺地域に大きな影響を与えることなく、
多摩川と調和の取れた住宅地に再生するよう誘導し、地区計画の策定に繋げます。
▽新たに策定した景観まちづくりビジョンが有効に機能するように周知に努めるとともに、まち
づくり条例適用物件については適切に誘導していきます。
■市民の安心安全を守る住環境の確保
▽空家等対策特別措置法に基づく空家実態調査を行い、市内の空家の状況を把握し、周辺環境を
悪化させる特定空家については、除却等の適正な措置を講じるとともに、活用が可能な空家につ
いては所有者の意向等について調査するなどして、庁内連携会議での議論を踏まえて検討してい
きます。
▽耐震改修促進計画を見直すとともに、住宅耐震化の必要性を広報・アドバイザー派遣の周知等
で啓発し、耐震診断・補強工事に繋げることで、大規模地震でも安心安全な住宅の増加に努めま
す。