序章.

序章
上里町都市計画マスタープラン
について
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1.都市計画マスタープランの概要
都市計画マスタープランとは、
都市計画法第 18 条の 2 に定める
「市町村の都市計画に関する基
本的な方針」として、上里町の目
指すべき都市像を明らかにした
上で、実現に向けた都市づくりの
方向を定めるものです。
本町が定める個別の都市計画
は、都市計画マスタープランに即
して定められます。
図 都市計画マスタープランの位置づけ
<都市計画マスタープランの主な役割>
〇
上里町の実現すべき将来像を具体的に示す
〇
将来の都市づくりや各種都市計画に対し、地域住民の理解を深める
〇
都市計画事業の相互調整を図る
〇
土地利用の規制・誘導の方策や各種都市施設整備事業など、都市計画に関する方策や
事業を決定、変更する際の指針とする
<市町村の都市計画に関する基本的な方針-都市計画法第十八条の二>
第十八条の二 市町村は、議会の議決を経て定められた当該市町村の建設に関する基本構想並びに都市
計画区域の整備、開発及び保全の方針に即し、当該市町村の都市計画に関する基本的な方針(以下
この条において「基本方針」という。
)を定めるものとする。
2 市町村は、基本方針を定めようとするときは、あらかじめ、公聴会の開催等住民の意見を反映させ
るために必要な措置を講ずるものとする。
3 市町村は、基本方針を定めたときは、遅滞なくこれを公表するとともに、都道府県知事に通知しな
ければならない。
4 市町村が定める都市計画は、基本方針に即したものでなければならない。
2
2.都市計画マスタープラン改定の背景と体制
(1)改定の背景
本町では、平成9年6月に、住民アンケート調査等により住民の皆さんの意向を把握するととも
に、有識者を含む会議で検討を重ね、
『上里町都市計画マスタープラン』を策定し、本町のまちづく
りを進めてきました。
計画策定から約 20 年が経過し、その間、人口減少社会への移行や少子高齢化の急速な進行、東日
本大震災を契機とした自然災害に対する安全・安心に関するニーズの高まり、地球環境・エネルギ
ー問題の顕在化、都市機能が集積したコンパクトな都市へのまちづくりの考え方の転換など、社会
情勢が大きく変化しており、これらの様々な課題への対応が求められています。また、本町では、
これまでに神保原駅南土地区画整理事業の整備完了や、関越自動車道・上里サービスエリアへのス
マートインターチェンジの設置など、まちづくりが進んでいます。
これらの社会情勢の変化や、まちづくりの動向を踏まえて、今後の 20 年を見据えた新たな計画と
して改定をしました。
(2)検討体制
本計画の策定にあたっては,住民アンケート調査やポスターセッションの実施等により住民の意
見を把握し、その意見をふまえて、庁内の関係課で構成される『上里町都市計画マスタープラン庁
内検討委員会』
、学識経験者や関係団体代表、公募による住民で構成される『上里町都市計画マスタ
ープラン策定委員会』で検討を行いました。
上里町都市計画審議会
住
答申
説明
民
住民アンケート調査
諮問
事務局
ポスターセッション
意見
意見
意見
説明
説明
上里町都市計画マスタープラン
策定委員会
庁内検討組織
(検討委員会)
図
見直しの体制
3
パブリックコメント
3.都市計画マスタープランの目標年次
まちづくりは、その実現に至るまでに多くの時間を要することから、本計画の計画期間は概ね 20
年間とし、平成 47 年を目標年次として設定します。
なお、本計画は、社会情勢の変化や都市を取り巻く環境の変化等に対応して、適宜、必要な見直
しを行うものとします。
計画期間(計画の目標年次):平成47年
4.都市計画マスタープランの構成
本計画は、町全体のまちづくりの理念や基本目標を定める『まちづくりの目標』、その実現に向け
て分野別に町全体の方針を定める『全体構想』
、町民に身近な地域毎にまちづくりの方針を定める『地
域別構想』
、これらを実現するための考え方や方策を示した『実現化方策』で構成しています。
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