よみ人 こうし

消費生活センター
はまると怖い!催眠商法にご注意
〜いつの間にか老後の貯蓄が〜
相談事例
健 康 講 座に参 加 する と砂 糖やしょ
うゆなどの食品や日用品をもらえる、
という広告が自宅のポストに入ってい
た。会場は近くの空き店舗であったた
め、友達を誘って出掛けた。販売業者
は話が面白く、親切にしてくれた。講
座終了後の展示会で、身体にいいとい
う商品を購入した。
会場に行くことが楽しみになって何
度か通い、勧められるままに商品を買
っていると、合 計 約170万 円になっ
た。家族に話すとやめるよう言われた
( 歳代 女性)
が、今からでも商品を返すことはでき
るか。 解説
閉めきった会場で、日用品をタダ同
然で配って人を集め、盛り上げた後に
高額な商品を販売するという手法を
「催眠商法」、別名「SF商法」といい
ます。来場者が催眠状態になったとき
に販売員が商品を勧め、気が付くと購
です
「会場に通い続けるためには勧められ
た商品を買わなければならない」とい
う雰囲気にしていることから催眠商法
といいます。
対策
クーリング・オフ期間であれば取り
消すことができる場合があります。ト
ラブルに遭わないためには、無料で商
品がもらえるからといって、安易に会
場に近づかないことが大切です。
勧誘されても、老後の大切な資金を
取り崩してまで購入する必要があるか
よく考えて、不要な商品はきっぱり断
わりましょう。
問い合わせ先
市消費生活センター
(合志庁舎2階 総務課内)
☎(248)5442
相談受付時間
よみ人 こうし
西合志川柳会 安 藤 玄白 整理
まあまあと拍手抑えてご登壇 玄
白
温かい拍手がミスを吹っ飛ばし 優
一
リハビリに孫が拍手の二歩三歩 矩
子
祝福の拍手に誓い合う二人 範
子
腑に落ちぬ誰か煽っている拍手 り
ん子
休刊日朝から何か抜けたよう 長
山
新聞で今日の運勢確かめる 岳
人
新聞は真っ先に見るテレビ欄 ミ
ヨ
新聞が来ない日僕は休肝日 千
里
ゴキブリを見れば丸める新聞紙 呑
気イ
夫婦してあれこれ無いと探し物 民
子
幸せは家の茶の間で探し当て 良
輔
えり子
チサト
キー坊
二日坊
桂 子
和 恵
夢 三
山 行
ひまわり
雪
松
肥後狂句 西寿えのき会 中原 松雪 選
こっそり 願掛けしよる親心
てんてこ舞い 嫁が病気で寝とるけん
いい気持 やっぱお前の膝枕
淑女の集い 内緒の話しばあっかり
けんもほろろ 昔の恩は打ち忘れ
音信不通 お悔やみ欄で見つけだし
運動不足 八頭身もビヤ樽に
あきらめて もう婚活は止めらした
甘さ甘さ 世間知らずも程がある
まあだ十年 狂句界では前頭
合志 短歌・俳句の会
木犀の花こぼれ散り金色の小道に遊ぶ
田上 保子
幼と犬と 秋空の澄みたる青のはてしなく孫の祝
の乾杯あげり 農
博明
小雨降る玄海灘は波静かさざえのつぼ
焼き湯気立ち始む 安藤 育子
羽ばたきて川に下り立つごいさぎのわれ
をおそれる気配も見せず 才藤 葉子
四季とわず何げなく聞く三時半子らの
見まもり帰路の安心 福元 秀子
うれしさは老いて学びし脳トレで知識
得しこと友を得し事 村井 都子
水害の心の傷もいえぬ間に秋台風の又
生まれけり 藤好クニ子
漱石の思い出たどりみかん狩り景色に
魅せられしばしたたずむ 安
藤 育子
百舌鳥鳴くや声はすれども姿見ずお前
博
明
百
合子
葉
子
都
子
秀
子
満
喜子
育 子
ク
ニ子
子 文
保 子
はいつも何処から見てる 石
井満喜子
夕暮れの鵙の髙音や刈終る
健脚も老には勝てず鰯雲
アンテナの高処に百舌の鋭声かな
鵙鳴けり夫の一徹変わりなし
雨戸開け手をとめて待つ百舌の声
百舌鳥が来て難聴我に時を告げ
静まりし阿蘇の山脈すすきゆれ
秋蝶の風に流されもつれ行く
鵙高音父の形見の羽織干す
草繁る君なき庭に百舌の声
冬号
ていました。
私は末っ子だったこともあり、幼
いころから特にかわいがってもらっ
たように思います。父はとても器用
で物作りが大好きでした。今は指
がうまく動かないため、食事のと
きなど茶碗もうまく握れません。
「指が痛いね」とさすりながら見る
父の手はいつもぱんぱんに腫れて、
その皮膚は長い苦労の年月を感じ
ます。その父の手でいえば、父が親
指で私が小指です。親指は他の指
と少し離れていますが、親指なしで
は物を簡単に持ったり、書いたりす
ることはできません。親指は短く、
スタイルも 悪 く、不 自 由で す。で
も、小指にとっては親指があるから
何でもでき、耐えられます。
私も最近孫が3人になりました
が、やはり今でも、最後にはどん
なことがあっても「守ってくれる親
指」である偉大な父がいてくれる
のが支えです。今後も人権擁護委
員として、優しく温かい社会をつ
くるための活動を一歩一歩行なって
いこうと思います。
ち な みに 父の 名 前 は「ま もる」
です。
人権よもやま話
歳になりました。熊
私の父は
本地震で被災し、実家は 月に解
体されました。前震後すぐに私の
家に連れて来て、3カ月間一緒に生
活していました。畑で採った野菜料
理を「おいしい、おいしい」と食べ
てくれて、少しだけ親孝行ができ
ました。
7月下旬、父はやっと仮設住宅
に入れることにな り、避 難 所にい
た兄夫婦と生活するために戻って
いきまし た。ところが、 月 中 旬
に仮設住宅で倒れ、今は入院生活
を送っています。弱く涙もろくなっ
ている父に、「あと2年くらいした
ら新しい家が出来るから元気でい
てね」と言うと、「あなたの2年と
俺の2年は 違 う。生 きるのがきつ
い」と言いま す。父には 酷 な 言 葉
かもしれませんが、「私のために頑
張って、長 生 きして」と父の手 を
握り締めると父も握り返してくれ
ます。けれども本当に弱々しくなっ
(栄温泉団地)
平日 午前 時〜午後4時
もありました。当時、運動会の行
進は男女別で、身長の高い人から
整列し、みんな無表情で一つの壁
のように歩いていました。小柄な
私は下級生と並ばされて最後尾。
嫌な上に親が見たら辛いだろうと
悲しくなりました。
ところが、私の子どもの運動会
では、男女混合で名簿順に並び、
クラスの仲間と一緒に行進しま
す。一人一人の顔が見分けられ、
屈託のない笑顔が生き生きと輝い
ていました。人を性や見かけで区
別せず、一人一人の個性を認め合
うことがいかに人を勇気付け元気
にするか、目の当たりにしたうれ
しい瞬間でした。
これから男女共同参画を推進す
る上での課題は、女性の収入・待
遇面での格差解消とともに、結婚
や出産が女性の個人的なマイナス
のキャリアとされない職場環境づ
くりが必要だと考えます。
若者が家庭を持ち、子育てがし
やすいまち。合志市がそうなれる
よう、私も微力ながら努力したい
と考えています。
こ
み
ゆ
入していることになります。
まつもと
たけし
素敵 な人生 素敵 なパートナー
男女共同参画推進懇話会
市が取り組む男女共同参画社会
づくりが、やっとここまで来たか
とうれしくなります。
私が就職した四十数年前の職場
では、女性は簡単な事務とお茶く
み要員と考えられていました。そ
の後平成に入り、職場の話し合い
で、女性職員の仕事時間内のお茶
くみをやめることになりました。
朝夕のお茶の準備は、当時の男
性課長が「私からお茶当番を始め
ます。交代で年齢の高い人からやり
ましょう」と提案しました。また、
来客には各自でお茶を出すと決め、
課長も自らお茶を出しました。
お客は驚き恐縮しながらも、大
いに和み、女性たちも仕事のプロと
して対等に認められたと感謝し、
職場のみんなの笑顔も増えました。
人権擁護委員
こちら
そういった体験は、中学時代に
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この商品ほしい人
手をあげて〜
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広報こうし 2017.1
2017.1 広報こうし
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池 頭 由美子
いけがしら
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委員 松本 武士
んにちは
こ