資料4 看護学教育モデル・コア・カリキュラム 骨格(検討用素案)

資料4
看護学教育モデル・コア・カリキュラム 骨格(検討用素案)
【考え方】
1.基本的には、「大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会報告」(H22年度)を基にして、必要な事項を取捨選択して、「モデル・コア・カリキュラム」として再構築するものとする。
2.この間の看護学や医療、社会の進展を踏まえ、新たに盛り込むべき事項を加える。
3.各大学での実行可能性を考慮して、「コア」としてすべての学生が共通して到達可能(評価可能)なものを精査する。
※モデル・コア・カリキュラムの大学教育における位置づけ:各大学は、モデル・コア・カリキュラムを参考としつつ、授業科目等の設定、教育手法や履修順序等は自主的に編成するものとする。
※履修すべき学修時間数に占める割合:今後の本検討会及びワーキンググループで決定するモデル・コア・カリキュラムの分量に応じ、定める。(参考:医学教育(6年)約2/3、歯学教育(6年)約6割、薬学教育(6年)約7割)
※モデル・コア・カリキュラムの性格:単なる修得すべき知識のリストではなく、修得した知識や技能を組み立てられることを目指すもので、学修成果基盤型教育を骨組みとし、学生が卒業時までに修得しておくべき実践能力を明確にして、
客観的に評価できることを目指すもの。
大項目(案1)
大項目(案2)
大項目(案3)
大項目(案4)
医学教育モデル・コア・カリキュラム 歯学教育モデル・コア・カリキュラム
中項目 小項目 主担当 副担当 (H28年度改訂パブリックコメント案) (H28年度改訂パブリックコメント案)
大項目
大項目
医師として求められる基本的な
資質・能力
看護系人材として求められる基本的な資質・能力
A
看護系人材として求められる基本
基本事項
的な資質・能力
看護系人材として求められる基本
プロフェッショナリズム
的な資質・能力
A
医師として求められる基本的な
資質・能力
※現行(H22年度)では「基本事
項」
薬学教育モデル・コアカリキュラム
(H25年度改訂版)
大項目
歯科医師として求められる基本
的な資質・能力
A
歯科医師として求められる基本
的な資質・能力
※現行(H22年度)では「基本事
項」
薬剤師として求められる基本的
な資質
A 基本的な事項
社会と看護学
(医療、福祉、社会学等看護学の
B
基盤たる隣接諸科学をできる限り
広く学習)
社会と看護学
(医療、福祉、社会学等看護学の
基盤たる隣接諸科学をできる限り
広く学習)
社会と看護学
(医療、福祉、社会学等看護学の 看護系人材としての知識・看護実
基盤たる隣接諸科学をできる限り 践能力
広く学習)
B 社会と医学・医療
B 社会と歯学
B 薬学と社会
看護学一般(もしくは看護学基
C 礎)
(看護学概論、看護の目的論)
看護学一般(もしくは看護学基
礎)
(看護学概論、看護の目的論)
全人的に対象を捉える基本能力 問題解決能力
C 医学一般
C 生命科学
C 薬学基礎
D
対象理解に必要な専門基礎知識 対象理解に必要な専門基礎知識 ヒューマンケアの基本に関する実
コミュニケーション能力
(看護の対象論)
(看護の対象論)
践能力
D
人体各器官の正常構造と機能、
歯科用医療機器(歯科生体材
D
病態、診断、治療
料、歯科材料・器械)
D 衛生薬学
E
看護実践に必要な専門知識
(看護の方法論)
全身におよぶ生理的変化、病
態、診断、治療
E 医療薬学
看護実践に必要な専門知識
(看護の方法論)
根拠に基づき看護を計画的に実
チーム医療における協働
践する能力
E
F 臨地実習
臨地実習
特定の健康課題に対応する実践
ケアの質と安全の管理
能力
F 診療の基本
G 看護学研究
看護学研究
ケア環境とチーム体制整備に関
する実践能力
臨床実習
G ※「診療参加型臨床実施実習ガ G 臨床実習
イドライン」(参考例)を含む
H
専門職者として研鑚し続ける基本
能力
社会から求められる看護の役割
の発揮
科学的探究
机上資料2より抜粋
I
臨地実習
生涯にわたって研鑚し続ける姿
勢
E 臨床歯学
F
シミュレーション実習(相互演習
(実習)・模型実習)
※現行(H22年度)の「F臨床実
習」より分離
F
薬学臨床
※コアカリキュラムとは別に「薬
学実務実習に関するガイドライ
ン」を平成26年度に策定
G 薬学研究