平成 28 年4月 28 日 日立マクセル株式会社 取締役会の実効性に関する評価結果の概要について 当社は、平成 27 年 10 月 26 日に公表した「コーポレートガバナンス・ガイドライン」に 基づき、取締役会の実効性を高め、企業価値の向上を図ることを目的として取締役会の実効性 に関する分析及び評価を実施しましたので、その結果の概要をお知らせします。 1.取締役会の実効性に関する分析・評価の方法 当社では取締役及び監査役に対して、以下の項目を内容とする無記名方式でのアンケート を実施しました。アンケート結果の集計及び分析については匿名性及び客観性を確保するた め、外部コンサルタントに依頼しました。その結果及び外部コンサルタントの意見を踏まえ、 取締役会において取締役会の実効性に関する分析及び評価を行い、今後の対応について検討 しました。 [アンケートの内容(大項目)] Ⅰ.取締役会の構成 Ⅱ.取締役会の実効性 Ⅲ.取締役・経営陣幹部の指名・報酬制度の実効性 Ⅳ.取締役会の運営 Ⅴ.個人評価 Ⅵ.社外役員の支援・連携に関わる体制 Ⅶ.監査役の役割・監査役に対する期待 Ⅷ.株主その他のステークホルダーとの関係 2.取締役会の実効性に関する分析・評価の結果の概要 当社取締役会は、適切な議事運営の下、自由闊達で建設的な議論及び意見交換に基づき、 適切な意思決定プロセスが確保されていることを確認しました。また、当社グループ全体と してのコンプライアンス、内部統制及びリスク管理体制等に関する報告及び議論が適切に行 われていることを確認しました。 一方で、取締役会において中長期的な経営課題についての議論をより充実させるべきであ ること、取締役の指名及び報酬に係る取締役会の機能の独立性及び客観性を強化するべきで あることを認識しました。また、取締役及び監査役に対する研鑚機会の充実を図ること、 後継者の育成計画についての監督についても重点をおくべきであることを認識しました。 1 3.取締役会の実効性に関する分析・評価を踏まえた今後の対応 上記の分析及び結果に基づき、当社は特に以下の点について更なる改善を実施することで 取締役会の実効性を高めてまいります。 (1) 中長期的な経営課題についての議論を行う時間を十分に確保し、企業価値の向上に つながる議論の充実を図ります。 (2) 独立社外取締役が過半数を占める任意の指名・報酬委員会を設置し、指名及び報酬の 決定のプロセスの明確化を図ります。また、取締役会において後継者の育成計画を 定期的に確認及び議論します。 (3) 取締役がその役割及び責務を適切に遂行するために必要な知識を習得する機会の 更なる充実を図ります。 以 2 上
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